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2006年8月24日 (木)

「マンガ入門」(しりあがり寿・講談社新書)

13年間二足のわらじを履きながら、あるときはマンガを描いているサラリーマンとして、あるときはサラリーマンをやっているマンガ家として、なにかと得をした話が語られています。それはあまりにもバラ色(?)の世界です。読むと何か勘違いをしてしまう恐れがあります。うーむ、この本はマンガを通して語られたマーケティングの本として読むといいのかもしれません。

サラリーマンにもいろいろな種類があるように、マンガ家にもいろいろな種類があります。だから、

 一番自分に合ったマンガを描いていけばいいじゃないか

というのが、この本に込められた著者の覚悟であり、読者に対するメッセージなのだと思います。これは、より上手により面白くという垂直方向の差別化は競争が熾烈で大変だからやめようという、ある意味では敗北宣言でもあります。しかし、世の中には「負けるが勝ち」という有難い先人の教えがあります。この本のメッセージは、

 ナンバーワンではなくオンリーワンを目指そう

という甘いささやきなのかもしれません。

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表現したい人のためのマンガ入門/しりあがり寿 この本はあくまで「マンガ入門」であって「マンガの描き方入門」ではありません。 [続きを読む]

受信: 2006年9月 4日 (月) 02時40分

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