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2006年9月13日 (水)

ライブドア裁判のゆくえ

「偽計」と「風説の流布」による証券取引法違反ということですが、共謀の有無、違法性の認識については、

1 堀江被告は「違法行為を指示した覚えはない」と否認している。
2 宮内被告は「違法行為という認識はなかった」と否認している。
3 堀江被告は「結果的にも違法行為ではない」と否認している。
4 宮内被告は「結果的には違法行為だった」と認めている。

今のところ被告側が認めているのは4だけです。法廷で対決するはずの両被告が、検察の強引なシナリオはひど過ぎるということで法廷で意気投合してしまったらどうなるんですかね。

限りなく黒に近くても、自供しない限り、共同謀議や違法性の認識を証明する決定的な証拠というのがないような気がします。指示するほうも指示されるほうも違法性の認識がなかったとすると、共同謀議は論外で「結果的な違法行為」しか罪に問えなくなります。そうなるとホリエモンは無罪という可能性もありえなくはないですね。もし、「結果的な違法行為」だけで終わってしまったとしたら、あの仰々しい強制捜査はなんだったんでしょうか。

だいたい偽計による粉飾といっても、キャッシュそのものが存在しなかったわけではなくて、何らかの会計処理は必要だったのだと思います。投資事業組合の収益を資本に組み入れないで売上に計上した会計処理が粉飾の違法行為だったということですが、もし投資事業組合がライブドアと一体でなかったとしたら、逆に収益を売上に計上しないで資本に組み入れる会計処理のほうが違法行為になってしまいます。今度は利益を圧縮した脱税行為だといわれかねません。

ライブドア側にどういう意図があったにせよ、検察は会計処理上の微妙な処理を悪意に満ちた色眼鏡でみて、ことさらに大事件のようにでっち上げようとしているのではないかという印象を受けます。

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