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2006年11月11日 (土)

明星食品のTOB

即席めんメーカーの明星食品が同業最大手の日清食品と資本提携交渉を進めていることが10日、分かった。米投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドが明星に対し実施している敵対的な株式の公開買い付け(TOB)に対抗するためで、交渉がまとまれば、日清が「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として、友好的TOBの実施に踏み切る。

                   (毎日新聞) - 11月10日13時29分更新

提携交渉がまとまって、700円を上回る価格で日清食品がTOBを実施した場合、スティール・パートナーズはどうするでしょうかね。日清食品が中途半端な買取価格を提示すると、TOB価格の引上げ合戦が始まる恐れがあります。これを極力回避しようとすれば、日清食品はいきなりあっと驚くような高価格を提示して、スティール・パートナーズを戦意喪失に追い込む必要があります。しかし、どんな高価格を提示してもTOB価格の引上げ合戦は阻止できないかもしれません。

過去にスティール・パートナーズに狙われた企業(ユシロ化学、ソトー)は、結局

   配当の引き上げ → 株価高騰 → TOB阻止

という流れで難を逃れたようです。最初からこちらを検討したほうが(明星食品にとっては)安全で確実ではないでしょうかね。

今のところ、日清食品と明星食品の提携交渉がまとまるかどうかはまだ不透明です。共同通信は次のように伝えています。

米国系投資ファンド「スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド」が、即席めん業界4位の明星食品に株式公開買い付け(TOB)を仕掛けた問題で、同業界2位の東洋水産が明星のTOB対抗策に協力する方向での資本提携の検討に入ることが、10日分かった。また台湾の食品大手、統一企業グループが明星に資本提携を打診していることも明らかになった。

[共同通信社:2006年11月10日 20時10分]

どこと提携するにしても、明星食品はまず自力でスティール・パートナーズのTOBを阻止するのが先決ではないでしょうかね。今後の展開に注目したいと思います。

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