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2006年11月 9日 (木)

ライブドア裁判・日経新聞はひどい!

11月8日の日経新聞はライブドア事件の第21回公判の模様をかなり大きく報じていました。悪意に満ちたひどい記事です。事実を誤解させるように故意に歪曲して伝えています。あやうく騙されるところでした。さいわい、ライブドア・ニュースの徳永裕介記者が尋問の一問一答を詳細に紹介してくれました。

   http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2688836/detail?rd

日経新聞のどういうところがひどいかというと、堀江被告の証言としていきなり

そもそもM&A(企業の合併・買収)という言葉も知らなかった

と書くのです。これを読めばだれだって「そんなことはないだろう」と思ってしまいます。ところが、ライブドア・ニュースが伝える一問一答の詳細は以下のようでした。

──検察側は、LDの主な事業はインターネットではなく、M&Aだとしているが。

 間違っていると思う。

──LDの主たる事業は。

 インターネットだと思う。そもそも、M&Aという言葉も知らなかった。

これなら十分納得できます。言葉としてのM&Aが流行りだしたのは最近ですから。
さらに、日経新聞は堀江被告の証言としてこんな報道もしています。

プロ野球への関心は当初なかったが、(後に参入を決める)楽天の人から『今だったら買えるよ』と電話があった。銀行頭取か球団オーナーになりたいという宮内さんの夢をかなえてあげたいと思った。

これを読めば誰だって「そんなバカな」と思ってしまいます。一問一答は次の通りです。

──宮内さんの夢が銀行の頭取か、プロ野球球団のオーナーだということは。

 知っていた。近鉄球団買収も、最初の頃は関心がなかった。まあ、手を上げた前後には、多少あった。夢物語と思ったが、楽天の人から「今なら近鉄買えるよ」と電話がかかってきて、宮内さんの夢もかなえられると思ってやった。

日本語は格助詞ひとつでニュアンスが大きく違ってきます。「君が好きだ」と「君も好きだ」ではえらい違いです。故意に誤解させようとという意図がない限り日経新聞のような記事は書けません。ひどい話です。

ライブドア・ニュースの一問一答を読むと、細部までよく考えられていて無罪を主張するのにふさわしい証言になっていると思います。それほど不自然なところはありません。同じ公判なのに昨日と今日で全く感想が違っているのは、昨日のわたしは日経新聞の記事をまともに信じてしまったバカだったからです(反省)。

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