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2006年11月26日 (日)

「すみだ川」・その2

永井荷風の岩波文庫版「すみだ川」を神田の三省堂で見つけました。購入して読んでみたところ若干の疑問がわいてきました。長吉とお糸の初恋物語なんですが、小説は長吉の視点から書かれていて、お糸はあまり出てきません。ところが歌の「すみだ川」のほうは、お糸が歌う歌になっています。そこでわたしは気がつきました。小説「すみだ川」はそうとう大胆に脚色されて演劇かラジオドラマになっていたのだと。その演劇(またはラジオドラマ)をもとに歌詞が書かれたのだと思います。

永井荷風の小説をもとに多くの脚本を書いていたのは久保田万太郎です。ところが久保田万太郎の情報が少なく、ネットで調べても「すみだ川」の情報は見つけられませんでした。でも、ほぼ間違いない推測として東海林太郎と永井荷風の間に久保田万太郎が入ると思います。

 島倉千代子 → 東海林太郎 → 久保田万太郎 → 永井荷風

映画「すみだ川」というのもありましたがこれは永井荷風とは別物のようです。

文学作品の映画化といえば最近はすっかり忘れられてしまいましたが、トップ女優の証として、「伊豆の踊り子」がありました。映画で「「伊豆の踊り子」のヒロインを演じた女優のリストは次の通りです。

1933年・田中絹代(東海林太郎の「すみだ川」でセリフを担当しています)
1954年・美空ひばり
1960年・鰐淵晴子
1963年・吉永小百合
1967年・内藤洋子
1974年・山口百恵

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コメント

東海林太郎が歌う「すみだ川」は名曲。
『国境の町―東海林太郎とその時代』
に詳しい。著者・菊池清麿。版元北方新社。

投稿: コーヒー党 | 2007年5月11日 (金) 08時11分

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