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2006年12月 2日 (土)

村上ファンド事件・宮内被告危うし

村上被告はホリエモンほど人気がないので、公判の注目度もイマイチの感じがします。でも、強く関心を持っていないと、検察&マスメディアに騙されるので注意しないといけません。心構えとしては、

 「新聞の大きな見出しは信じるな」

これです。

さて、村上被告のインサイダー取引容疑ですが、証券取引法施行令31条は、TOBに準じる行為として5%以上の株を買い集める行為をあげています。条文の解釈になりますが、「5%以上の株を買い集める行為」であっても、短期間で買い集めるのでなければ「TOBに準じる行為」にはならないのではないでしょうかね。

長期計画(例えば3年計画)で気長に少しずつ少しずつ5%以上の株を買い集めたとしても「TOBに準じる行為」には該当しないと思います。今回の事件でいえば、明確にTOBに準じる行為と見なせるのは、ライブドアが一気にニッポン放送株の35%を買い集めたあの時間外取引でしょう。

証券取引法施行令31条は、

1.買い集め期間についての言及がない
2.何をもって「知った」と見なすか明確でない
3.おそらく判例もない

村上被告が有罪になるか無罪になるかは事実関係や条文の解釈次第で微妙ですが、宮内被告に対する弁護側の反対尋問が始まると、宮内被告はサンドバック状態にされるのではないかという予感がします。

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