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2006年12月 6日 (水)

ダイトエレクトロン・音なしの構え

12月1日に公募増資の中止を発表して以来、続報がありません。善意に解釈すれば、今後の業績に自信があるため、もっと株価が上がってから(つまりもっと高い公募価格で)資金調達したいと考えるようになって、どうでもいいような理由で公募を中止したのかもしれません。そうであれば「買い」なんですが、株価に重大な影響を与える事項(公募増資)を安易に発表したり中止したりする会社の態度は、それ自体が株価操作の疑いを持たれかねません。少なくとも、公募を中止して別の手段(例えば借入れ)で必要な資金を調達するのか、それとも事業計画そのものを中止(または延期)するのか、投資家に対する説明は必要だと思います。

こんな例もあります。日本セラテックですが、前々から会社四季報で、2006年央に公募が予想されていました。おそらく会社側の資金需要についてのコメントから会社四季報が独自に予想したものと思われます。日本セラテックはどちらかというと新興系の銘柄のため今年に入ってからの逆風の中で株価は右肩下がりに下げ続けていました。最近の株価には会社としても不満があったのかもしれません。資金調達を借入れで賄うことに決めたようです(今のところ公募増資の発表はない)。

ある会社が公募増資を実施するということは、今が株価のピークで今後さらなる株価の上昇は期待できそうもないと経営陣が判断している証拠であると判断してもそう間違ってはいないと思います。言い換えると、

 「将来の業績・株価に自信のある企業は公募増資などしない」

これが公募増資の第一法則です。

ダイトエレクトロンの場合、公募の中止が、発表したくてもできないような違法行為と関係しているのではないかという疑念が残ります。会社が説明責任を果たしてこうした疑念を払拭できれば株価は暴騰すると思います。しかし、それをなかなかやらないから株価もどこ行けばいいのか迷っているといった感じなんだと思います。今のところ業績だけでは買えないリスクがこの銘柄にはありると言わざるをえません。

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