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2007年1月31日 (水)

春日電機・爆弾投下

30日、春日電機がMSCBの発行を発表しました。

とうとう毒饅頭に手を出したといった感じです。こういう事態を招いても経営者は責任をとらないのでしょうかね。普通ならMSCB発行と引き換えに引責辞任です。だいたい自己株式を担保に入れて信用で株を買うなんて、責任感のあるまともな経営者のやることではないです。資金調達額は20億円ですが、潜在株式数の比率は当初転換価格で51.48%(上限107.08%、下限21.41%)・・・ひどい話です。

一方、バナーズも約55億円の損失発生を発表しました。損失の内訳は、

売買目的有価証券 約18億円
投資有価証券   約15億円
関係会社株式   約22億円(宮入バルブ約14億円+春日電機約8億円)

これで十数年間分の本業の儲けが吹き飛びました。バナーズも何らかの方法で新たな資金調達が必要になるのではないかと思いますが、それでも株価は上がるのか・・・素人目には、春日電機よりもバナーズのほうが圧倒的に厳しいように見えます。わけがわかりません。

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2007年1月30日 (火)

バナーズ関連銘柄・敵は本能寺か?

バナーズの最近の株価と売買高の推移です。

        株価       売買高
1月25日  150   2164400株
1月26日  155   5287500株
1月29日  169   7959600株
1月30日  189  21635600株

発行済み株式数   39746000株

すさまじい売買高です。今のところ春日電機以外に大量保有報告書が提出されていないのが不思議です。1日に何回も同一銘柄の売買を繰り返すデイトレーダーというのは騰落率と売買高しか見ないという話を聞きますが、もうオモチャですね。特定のグループがキャッチボールをして意図的に出来高を伴って株価が上昇しているように見せかけているとしたら、これは明らかに証券取引法違反(相場操縦)だと思います。でも、相場操縦で摘発されたとしう話は聞いたことがありません(証拠がないと無理なのかな?)なにはともあれ、仕掛人がいないと自然発生的にこうはならないと思いますけどね。

今のところ投資家(投機家)の関心はバナーズに集中しているようです。でも、陽動作戦かもしれません。今後の展開に注目したいです。

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2007年1月29日 (月)

「新平家物語」(講談社吉川英治文庫)

去年の今頃、どういうわけか吉川英治の「新平家物語」を読んでいました。

人間関係が複雑で多くの人物が登場してくる小説は、誰が誰なのか、普通に読んでいると混乱してくることがよくあります。なかには、登場人物は田中と鈴木と佐藤と山田の4人だけなのに、名前以外の特徴がはっきりしないため、誰が田中で誰が鈴木なのかわけがわからなくなってしまう小説もあります。小説の展開を理解するために、読みながらノートにメモをとらなくてはならない場合もあったりします。

でも、「新平家物語」にはそれがありません。平のなんとかやら源のなんとかやらが次から次へと登場してくるにもかかわらず、混乱することなく読めます。それから地理的な情景描写がまるで見てきたようにリアルです。いや、実際に見てきたようです。小説に登場する場所は必ず行って取材をしていて、この小説を書くために吉川英治は日本全国を歩きまわったようです。

    諸行無常とはなにか?

この「諸行無常」を頭で理解するのではなく、歴史の流れの中に実感したいと思ったら、この小説を読むのが最短コースだと思います。でも長いです(全16巻)。

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2007年1月28日 (日)

再燃する耐震偽装問題・マンションの安全性

設計図に問題がなければ最終的な建築物にも問題がないかのように議論が矮小化されてしまって、なかなか本質的問題に発展していかないのがもどかしいです。

設計図に問題がなくても設計図通りに施工図が作られるとは限らないし、設計図通りに施工図が作られていたとしても施工図通りに実際の施工が行われるとは限りません。さらに設計図も施工図も実際の施工もすべて問題がなかったとしても、耐震強度は時間とともに劣化していきます。コンクリートがひび割れして、そこから雨水が入り込んで中の鉄骨が錆びてしまっている建物なんてザラにあるのではないでしょうか。

今の基準に照らせば、耐震強度が不足することが明らかな古いマンションは全国いたるところにあります。でも、これといった対策がとられているわけではなく、平気で人が住んでいます。立ち退きを命じられたという話も聞きません。

設計における決められたルール(耐震強度)は守るべきだし、ルール違反は厳罰に処すべきです。でも、誤解を恐れずに言えば、設計上のルール違反と安全性の問題は切り離して考えたほうがいいと思います。

あの確認検査機関の確認検査にしても、もともと100%偽装を防止することを目的としていたわけではなかったと思います。おそらくは偽装の抑止効果を狙ったもので、国交省も現実問題としてある程度の偽装が発生するということは予想していたと思います。わたしが国交省の役人なら、サバ読んで(または責任逃れのために)多少の偽装なら大丈夫なように守るべき耐震強度の基準をより厳しくしておきますけどね。

それにしても気の毒だったのは、せっかく買った新築のマンションをマスコミのオモチャにされて立ち退かざるをえなくなってしまった人たちです。安全性(または危険性)というのは程度問題で、どこかに線を引いて、それ以上は安全でそれ以下は危険といったマルかバツかの問題ではないと思います。

耐震強度不足のマンションを買ってしまった人は、

「危険だからというなら、その危険度は1万分の1なのか5千分の1なのか危険の度合いを数値で示せ。この世に絶対安全なものなんてあるものか。交通事故では毎年6000人以上が死んでるんだ。国民に車の使用を禁止するなら立ち退いてやる」

このように屁理屈を並べて住み続けてしまえばよかったのにね(今からでも遅くはないか?)。

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2007年1月26日 (金)

ライブドア裁判・ホリエモンの最終弁論

村上ファンド事件の裁判をウオッチしていると、村上被告と宮内被告にホリエモンがハメられたのではないかという印象を受けます。ホリエモンは、宮内被告が村上被告を嫌っていたと思っていたようですが、証人として出廷した村上ファンド事件の公判で宮内被告は検察側の証人とは思えない弁護側に有利な証言をしていました。このふたりはけっこう仲がよかったのではないでしょうか。

ライブドアはニッポン放送株の買収資金に関して、当初はスイス系の金融機関に融資を要請していたそうですが、もしニッポン放送の買収に失敗すれば融資の返済ができなくなる恐れがあります。買収に失敗した場合の融資資金の返済計画が明確でなければ、金融機関としてはとうてい数百億円もの融資に応じることはできないだろうと思います。だとすれば、ライブドアは、計画を断念するか、そうでなければ返済義務のない資金調達方法を考えなければなりません。

 そこで浮上してきたのがMSCBです。

ただ、MSCBを発行する会社の経営者というのは、自分の会社の株をまったく保有していなかったり、保有していたとしても申し訳程度にしか保有していないケースがほとんどだと思います。MSCBの発行は明らかに既存の株主にとっては迷惑です。経営者が大株主であれば、自分で自分の首を絞めるようなMSCBの発行に積極的に同意することはまずありえないと思います。大量のMSCBの発行によって断行されたニッポン放送株の買い占めは、たまたまそうはならなかったものの、もし買い占めに失敗していれば大損害を蒙ったのは大株主のホリエモンでした。もし、村上被告や宮内被告がホリエモンの立場だったらMSCBの発行に同意したかどうか想像してみるといいです。

要するに何がいいたいかというと、ホリエモンは調子に乗りやすいためにずる賢い連中にうまく利用されていたのではないかということです。ライブドア事件に関しても、検察が決めつけているような「共同謀議の首謀者」などということはありえないと思います。

予想としては実刑判決を予想しますが、内心は嬉しい誤算を期待しています。検察を正面切って批判する大手マスメディアは存在しませんが、それでも最近はだいぶ世間の空気が変わってきたような気がします。西のほうから東の風も吹いてきました。検察と警察の違いはありますが、絶妙のタイミングでこんなニュースもありました。

富山県警が2002年、同県氷見市の男性(39)を婦女暴行容疑などで誤認逮捕した冤罪(えんざい)事件で、男性が読売新聞の取材に、無実の罪を自白するに至った経緯を初めて語った。

 男性によると、取り調べは、任意同行を求められた02年4月8日から始まり、「『身内の者が間違いないと言っている』と何度も告げられ、やっていないと言っても信用されるわけがないと思った。言われるままに認めざるを得ない状況だった」と話した。その上で、「身内までも僕のことを信用していないんだと思った。気が抜けたようになってしまった」と語った。男性は3回目の聴取で自白に追い込まれた。

 さらに、「『うん』か『はい』以外に言うな。『いいえ』という言葉を使うなと言われた」とし、「今からいう言葉を一切覆しません」とする念書も書かされ、署名、指印させられたとも語った。被害者宅に押し入った手口も「酒屋を装って電話をかけたんじゃないかと言われ、同意させられた」とした。

1月26日14時41分配信 読売新聞

ホリエモンにとっては大迷惑だったかもしれませんが、驕った検察の実態を天下に知らしめたという意味では、ライブドア裁判は大変意義深い裁判だったと思います。

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2007年1月25日 (木)

宮入バルブ・富士川の戦いか?

宮入バルブの第3四半期決算は赤字決算(営業利益は黒字)ながら想定の範囲内だったようで、あまりインパクトがなかったですね。

宮入バルブについては、24日に(株)感性デバイシーズから、25日に畑崎広敏氏から、それぞれ大量保有報告書が提出されています。

感性デバイシーズは持株をすべて売却したようです(持株比率5.0% → 0.0%)。

平成19年 1月16日    16900株  0.10% 処分 429円
         1月17日   880100株  5.40% 処分 424円

感性デバイシーズは宮入バルブの取締役が経営している会社です。決算発表の1週間前に宮入バルブ株を全株売却するというのはあまりにも露骨です(インサイダー取引にならないのでしょうかね)。

一方、畑崎広敏氏は処分と取得を繰り返しながら持株比率を落としたようです(持株比率22.96%→20.10%)。

平成18年12月20日    91000株  0.56% 処分
        12月27日    97000株  0.60% 処分
平成19年  1月4日    33000株  0.20% 処分
         1月12日   361000株  2.21% 処分
         1月12日   361000株  2.21% 取得
         1月18日  2745000株 16.84% 処分
         1月18日  1750000株 10.74% 取得

保有割合が1%以上の変動で報告義務が発生するとすれば、去年の12月27日にすでに報告義務が発生していると思うのですがいいんでしょうかね。それに処分と取得の単価が未記入なのも気になります。

バナーズ関連銘柄は、目下のところ

 株価の下落 → 株式評価損の発生 → 株価の下落

という悪循環に入ってしまっている気がしますが、この事態が当事者(?)にとって、想定の範囲内なのか、それとも想定外なのか、今後どうなっていくのかをまだしばらくは注目したいと思います。

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2007年1月24日 (水)

アイ・エックス・アイが民事再生法申請

アイ・エックス・アイがすごいことになっています。増収増益を続けていて配当までしていた銘柄が、突然「実は債務超過でした」というのではほとんど詐欺ですね。

12月29日、1月4日と二日連続ストップ安の後、5日から監理ポスト入り、1月19日はなぜかストップ高で、21日に民事再生法申請という流れですが、この間の株価の動きはなんとも怪しげです。

監理ポスト入りしてから、GS証券はアイ・エックス・アイについて立て続けに3回も「中立」のレーティングを発表しています。上場廃止の可能性のある監理ポスト銘柄のレーティングが「中立」というのはどう考えてもおかしいです。普通ならレーティングの対象外だと思いますけどね。さらにひどかったのは、UBS証券です。すでに監理ポスト入りしていたアイ・エックス・アイを東証1部指定の最有力候補としてあげていました。株式投資が自己責任なのはもちろんですが、だからといって証券会社が無責任なリポートを発表していいということにはならないと思います。

GS証券はなぜアイ・エックス・アイのレーティングを「中立」として繰り返し3回も発表したのか、UBS証券はなぜアイ・エックス・アイを東証1部指定の最有力候補としてリストアップしたのか、そのあたりの事情ををきっちりと説明してもらいたいものです。

今回のアイ・エックス・アイ関連の報道については、株式新聞が一番まともでした。1月4日に監理ポストに割り当たられた3銘柄(東日カーライフ、大気社、アイ・エックス・アイ)について、大気社は上場廃止回避を予想、残りの2銘柄については「上場廃止のリスクはぬぐえず、(中略)様子見が賢明との見方が複数聞かれた」と、実態に近い(と思われる)内容を伝えていました(株式新聞紙上の「様子見が賢明」という言い回しは、日常用語に翻訳すると「絶対手を出すな」という意味です)。

今回、運悪くアイ・エックス・アイを保有していた人は授業料だと思って諦めるしかありませんが、ただ、転んでもタダでは起きないしぶとさも必要です。今後に備えてこの間の情報の流れと株価の動きを徹底的に検証しておくといいと思います。

2年前(2005年2月)、日本システム技術が架空売り上げの計上(有価証券報告書の虚偽記載)で監理ポスト入りしたことがありました。日本システム技術の場合は架空売り上げそのものが大きくなかったことと、発覚してからの対応が迅速だったことからその後監理ポストは解除されましたが、そのときはホルダーだったため地雷を踏んだような嫌な気分を味わいました(損切りした)。

日本システム技術の月足チャートを見るとそのときの傷跡がくっきりと残っています。
保有銘柄が突然の赤字転落という経験は過去に何度かありましたが、監理ポスト入りしたというのはこのときが初めてでした。高い授業料を払って株の怖さを身をもって体験させてもらったという感じです。おかげで少しだけ賢くなりました。

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2007年1月23日 (火)

そのまんま東・宮崎県知事選圧勝

小泉構造改革のことを「冷酷」とか「弱者に優しくない」と評するのは、半分は正しく、半分は誤っていると思います。弱者には2種類あります。

1.既得権のない本当の意味での弱者
2.弱者という名の既得権益者

「既得権のない本当の意味での弱者」というのは、中小企業の若年勤労者やフリーターをイメージするとわかりやすいし、「弱者という名の既得権益者」というのは利益誘導型の政治を支持している有権者や高齢者をイメージするとわかりやすいと思います。

去年、自民党が圧勝した総選挙は、「郵政民営化に賛成か反対かを問う選挙」ということでしたが、これを「既得権の廃止に賛成か反対かを問う選挙」という意味に解釈すれば、無党派層にとってこれほどわかりやすい選挙はありません。そもそも無党派層というのは既得権がないから無党派なんですから。本当の意味での弱者にとっては、既得権の廃止は大歓迎で、廃止されても痛くも痒くもありません。

小泉政権は「弱者という名の既得権益者」を切り捨てることによって、「既得権のない本当の意味での弱者」から圧倒的支持を得ました。これに対して、宮崎県知事選に圧勝したそのまんま東は、「既得権のない本当の意味での弱者」にまっすぐに向き合うことによって、その真面目な姿勢が支持されたのではないかと思います。予想外の快挙ですが、初心は「そのまんま」で頑張って欲しいです。

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2007年1月22日 (月)

バナーズ・見て楽しむ株式相場(参加してはいけない)

このところ(個人的に?)話題のバナーズ関連銘柄の時価総額を調べてみました。

コード   発行済株式数   1/19終値  時価総額   銘 柄
           (千株)       (円)   (億円)
3011     39746千株         151         60     バナーズ   
6495    16300千株         334         54     宮入バルブ 
6650    18676千株         269         50     春日電機
5974    34200千株         207         71    中国工業 
6022    15400千株         242         37     赤阪鉄工所 

2608    16060千株         222         36     ボーソー油 
6982    13164千株         285         38     リード 
4031     21474千株         353         76     片倉チッカリン 
6647    14250千株         188         27     森尾電機 
8226    14254千株         303         43     理経   

参考
5401 6806980千株         650    44245     新日本製鉄 

10社合計の時価総額は約492億円です(新日鉄の時価総額4兆4245億円に対してわずか1.1%)。

1月24日(水)が宮入バルブの第3四半期決算の発表予定日だそうです。今のところ宮入バルブの決算内容がどうなっているかに注目しています。株価の急落と出来高の急増については、憶測だけではっきりした情報がないだけに、たとえ1社でも確定した決算数値が発表されればインパクトは大きいと思います。上にいくにしても下にいくにしても関連銘柄全体に過剰反応が起きるのではないでしょうか。

はっきり言えることは、当事者は実情を把握しているのに対して、一般の参加者(デイトレーダー)は出来高の急増と株価の急落という事実以外は何もわからないままうわさだけを頼りに売買しているということです。スリルがあって面白そうでも眺めているだけが無難だと思います。うっかり参加してしまうと、売ってはいけないときに売らされ、買ってはいけないときに買わされてしまう可能性が大です。

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2007年1月21日 (日)

あれあれ大辞典・捏造問題

先日、近所のスーパーに行くと、納豆コーナーからあらゆる種類の納豆がすべて消えていました。また何か不祥事でもあったのかと思っていたら、テレビ番組「発掘!あるある大事典2」が納豆のダイエット効果を放送した影響だったようです。

どうやら納豆にはダイエット効果があるという(あやしげな?)学説に便乗して、その効果を誇張するような実験データを捏造して放送したようです。

今回はあまりにも影響が大きかったために捏造の事実が発覚しましたが、こうした捏造やヤラセは氷山の一角のような気がします・・・テレビって、怖いですね。

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2007年1月19日 (金)

バナーズ関連銘柄・総崩れ

18日現在における25日移動平均からの乖離率です(データは株式新聞)。

コード  銘 柄     25日乖離率
3011 バナーズ     ▼49.9%
6495 宮入バルブ    ▼50.0
6650 春日電機     ▼45.2
5974 中国工業     ▼26.9
6022 赤阪鉄工所     ▼6.5

2608 ボーソー油    ▼30.8
6982 リード       ▼50.0
4031 片倉チッカリン  ▼14.7
6647 森尾電機     ▼22.7
8226 理経        ▼14.9

なんともすさまじいです。ライブドア・ショックから1年遅れで、局地的なバナーズ・ショックが起きているといった感じです。いまだに何が原因なのか正確なところは藪の中です。バナーズが大株主になっている銘柄が軒並み売られれていればバナーズが売っているのではないかと考えたくなりますが、報道されているバナーズ総務部のコメントは、

「うわさは色々出ているようだが、こちらが株式を売却しているということはない」(株式新聞ニュース 16日12:25)

「株式に関しては運用担当セクションが手掛けている。運用の内容についてはノーコメント」(ロイター・ジャパン 17日14:17)

16日と17日ではだいぶニュアンスが違っています。16日には「売却しているということはない」だったのが、17日には一転して「ノーコメント」になってしまいました。16日の報道で一度は下げ止まったかに見えた関連銘柄株価が17日の報道で再び売られだしたという印象を受けます。さすがに今日の前場は一斉に反発していますが、この先どうなるんでしょうかね。

バナーズは、(保有銘柄を)売却しているならその理由も含めてはっきり説明すべきだし、売却していないならこれまたはっきり表明すべきだと思います。いずれにしても関連銘柄が軒並み売られているときにノーコメントはまずいのではないでしょうか。

それからうわさのH氏ですが、12月20日提出の大量保有報告書によれば、12月14日にユナイテッドアローズ株120万株を1988円で処分しているようです。約24億円です。うーん、何んだかきな臭いですね。

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2007年1月18日 (木)

哲学とは何か?

昔、哲学の先生が、「哲学というのはどういう原理原則にもとづいて現実をどう解釈するかというのがその仕事だ」とおっしゃっていました。

同じ現実でもそれを解釈する哲学者の原理原則が違えば、当然異なった解釈をすることになります。どちらが正しくてどちらが間違っているかということではなく、どちらの解釈が気が利いていて面白いか、あるいはどちらの解釈が鮮やかで美しいか、つまり美学の問題なんだそうです。

したがって、哲学的見解について、それが真理であるかどうかを実証的に検証しょうとすることほどナンセンスなことはありません。哲学の世界では、

  「美しきものは真理なり」

これがすべてなんだそうです。かのヘーゲル大先生も言いました。

  「理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である」

なんだか意味不明ですがカッコいいですね。丁寧に説明してしまうと、素人から、

  「現実はそんな単純じゃねーよ」

とツッこまれそうなことでも、哲学においてはこの「カッコいい」と思わせるような表現が大事なんだと思います。

「哲学の道はすべてに通ず」です。たとえば、哲学をマンガに、哲学者をマンガ家に置き換えたとしてもこうした主張は十分成り立ちそうです。何十年という長期連載を続けているマンガというのは、カッコいいネタを探すのではなく平凡なネタをいかにカッコよく見せるか、その表現の極意に開眼しているマンガのような気がします。

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2007年1月17日 (水)

平沼赳夫・元経済産業相はなぜ脳梗塞で倒れたのか?

自民党に復党した造反議員の中に、

 「親分(平沼赳夫)の復党が認められなければ自分も復党はしない」

と表明して筋を通す議員がひとりもいなかったのが不思議です。無所属中はお世話になっていたのに、平沼赳夫ひとりをおいてきぼりにして11名全員がいそいそと復党してしまいました。ひどい話です。これではストレスがたまって脳梗塞で倒れたくもなります。

平沼氏は昨年秋以降、郵政造反組の自民党復党問題で党執行部との窓口役を務めた。自分を除く11人の復党が決まった直後、11人と打ち上げをしている最中に不調を訴え、入院したという。

読売新聞[ 2007年1月16日16時10分 ]

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2007年1月16日 (火)

バナーズ・原因不明の急落

東証2部銘柄のバナーズが今年に入ってから原因不明の急落を続けています。

     株価      売買高
1/ 4   303     11600
1/ 5  299     41500
1/ 9  288     57900
1/10   252    102600
1/11  205   1928100
1/12  188   2752000 
1/15  164   5261000
1/16  187  12374800

特に、1月11日からの商いを伴った急落はすさまじく、これで業績悪化や不祥事などの悪材料が後から発表されれば完全なインサイダー取引ということになりそうですが、明らかにインサイダー取引が疑われるような出来高の急増は逆説的にインサイダー取引ではない可能性が大です。

普通これだけの急落が起きれば、11日の時点で何らかのコメントがあるものですが、どこをチェックしても株価急落についてのコメントがありませんでした。

原因不明の株価急落にコメントがされたのは15日になってからです。あくまでも憶測の域をでませんが、

1.バナーズの大株主である仕手筋の投資家が資金ショートした
2.買い増しのため意図的に資金ショート説を流している

株式新聞によればこのふたつの説が有力なようです。いずれにしても株価は底を打った感じで、ここからはリバウンドが期待できそうです。でも、陽動作戦かもしれません。本当の急落原因を知っているのは当事者だけです。まあ、こうした銘柄の株価は眺めて楽しむのが無難でしょうかね。

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2007年1月15日 (月)

「国家の罠」(佐藤優著・新潮社)

鈴木宗男事件は、「国策捜査」という点ではライブドア事件と共通する側面が多いですが、鈴木宗男を守ろうとする佐藤優の頑固さはちょっと半端ではありません。同じ完全否認でも、保釈を自ら拒否する精神的強靭さはホリエモンの比ではないです。

時代の転換点における「国策捜査」の意義を認めて、検察の「国策捜査」に理解を示しつつも、それでも事実は事実として無罪を主張するというかなり屈折した内容の本です。

全体を通して気になったのは、しきりに「国益」ということに言及していることです。元外交官の著者は国益に資するかどうかを自らの行動基準にしていて全くブレることがありません。自明の理であるかのように「国益」を基準として自らの行動を律しています。原理原則を貫いてひとつの理念に殉じようとするこの著者の態度には、この世のものとは思えない恐ろしさが漂っています。素人考えとしては、

 何が「国益」なのかはそう簡単には分からない

と思うのですがね。

たとえば、幕末において江戸幕府を倒すことが国益だったのか、それとも江戸幕府を護ることが国益だったのか、「国益」の内容は立場によってまったく逆になってしまうこともあります。錦の御旗のように「国益」という言葉が登場したとき、眉に唾をつけて警戒するのが素人の護身術です。

それにしても獄中での愛読書が「聖書」と「太平記」とヘーゲルの「精神現象学」だったというのが何とも奇怪です。こーゆー資質の人は、ドロドロした現実社会とかかわるよりも象牙の塔に篭っていたほうがいいのではないでしょうかね。

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2007年1月14日 (日)

第2のメガネトップを探そう

2006年は、タカさん(株式新聞大阪本社代表)推奨のダイトエレクトロンを抑えて、眼鏡チェーンのメガネトップが東証1部銘柄の年間上昇率1位でした。

メガネトップの株価を月足チャートで見ると、2002年の8月から2003年1月にかけて急落し、その後は3年以上にわたって低迷を続けていました。株価が上昇を始めたのは2006年5月からです。安値731円(5/12)から高値2600円(12/27)まで約3.5倍に大化けしています。

かつて好業績だった銘柄が経営環境の悪化や経営戦略の失敗から業績が悪化して株価が奈落の底に沈んでいくというケースはよくあるものです。でも、メガネトップのように、その後経営を立て直して業績が急回復してくるケースも珍しくありません。こうした意外性のある業績急回復銘柄は相場の地合に関係なく株価の上昇が期待できそうです。

そこで、

1.かつて好業績、高株価だった
2.足元の業績は低迷している
3.近い将来、業績が急回復する可能性がある
4.最悪でも倒産リスクは小さい(株主持分比率50%以上)

これらの条件をクリアしている銘柄を探してみることにしました。大雑把ですが、コメ兵、紀文フード、藤久などはどうでしょうか。これらの銘柄に共通しているのは業績の足を引っ張っている原因が比較的はっきりしていることです。

コメ兵   → 新宿店の誤算
紀文フード → 風評被害
藤久    → 新商品開発の苦戦

あすの株価がどうなるというものではないですが、長期低迷を脱して数ヶ月後(または数年後)に、突然株価が上昇を始めるという可能性もなきにしもあらずだと思います(無責任)。

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2007年1月12日 (金)

不二家・消費期限切れの牛乳使用問題

不二家に限らず、洋菓子メーカーはこうした不祥事に遭遇するリスクが常に付きまとっていると思います(従業員全員が正直に内部告発を始めたら果たして無事でいられる洋菓子メーカーがあるでしょうか)。

建前としては「あってはならないこと」であっても、本音では同情している同業者も多いのではないかと思います。発覚後の対応のまずさは問題ですが、スピード違反に気がついたからといって自首するドライバーはいませんよね。

駅前に不二家のお店があります。今日はシャッターが下りていてお詫びの張り紙がしてありました。日ごろ消費期限切れの食品を平気で食べているわたしとしてはなんだか気の毒になってきます。経営者はしっかり責任をとって欲しいですが、ペコちゃんとポコちゃんに罪はありません。

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2007年1月11日 (木)

武士道精神は尊いか?

去年は「国家の品格」(藤原正彦著・新潮新書)という本が大ベストセラーとなりました。個人的にこーゆー本は大嫌いです。

負け組つまりフリーターに象徴されるような下流社会に属する若者(ばか者?)が、なぜ弱肉強食を標榜する「小泉構造改革」を熱狂的に支持したのか、その本質的問題が棚上げされているからです。だいたい国家に品格がないのは太古の昔からで最近始まったことではないと思うのですがね。

武士道がいかに馬鹿げているかは、森鴎外の「安部一族」でも読んでみるといいです。封建道徳に縛られた武士の生き様など今となっては抱腹絶倒の笑い話に過ぎません。

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2007年1月10日 (水)

色っぽくない話

朝、目が醒めると肛門から蛇のしっぽのようなものが出ていました。かあちゃんに聞くと、「回虫かもしれない」ということでした。そこで、トイレではなく廊下に新聞紙を敷いてその上で踏ん張ってみることにしました。すると肛門から15センチぐらいの生きた回虫が出てきました。きもちわるーい。

これは夢ではなく実話です。かつて同じ経験をした人もいるかと思います。昔の小学校は定期的に「検便」というのをやっていました。おそらく回虫の卵を調べていたのだと思います。

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2007年1月 9日 (火)

東証コア30銘柄の入れ替え

新規採用 JT、JFE、任天堂
除外   ヤフー、デンソー、りそな

任天堂がとうとう日本を代表する企業ベスト30に入ってしまいました。かつての黄金期が一段とスケールアップして帰って来た感じがします。

山内溥前社長が岩田聡氏に社長職を譲る際に、「異業種には絶対手を出すな」と言い残したそうですが、

1.ゲーム機はソフトがなければタダの箱
2.ゲーム機がゲーム機以上のものになったためしがない

任天堂はこうした思想を頑固に守り続けて、しかも成功した稀有な会社であったといえます。天の配剤というか、世の中捨てたものではないという気がします。ソニーの攻勢で一時はどうなることかと思いましたが、苦境に立たされた任天堂にとってはポケットモンスターが救世主だったかもしれません。

主な携帯ゲーム機の歴史(?)をまとめてみました。

1989年 ゲームボーイ発売
1996年 ゲームボーイポケット発売・「ポケットモンスター赤・緑」発売
1998年 ゲームボーイカラー発売 ←衝撃の鮮明画像
2001年 ゲームボーイアドバンス発売
2003年 ゲームボーイアドバンスSP発売
2004年 ニンテンドーDS発売
2006年 ニンテンドーDS Lite 発売

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2007年1月 8日 (月)

色っぽい話

去年の暮れころからでしょうか、若い女性のファッションでひざ上まであるソックスをよく見かけるようになりました。色はほとんどが黒で、メイド喫茶の萌えファッションが部分的に巷に流出してきた感じです。

新しいファッションというのは、最初は奇異な感じがして、慣れてくるとカッコよく(セクシーに?)感じられるようになって、飽きてくると野暮ったく感じるようになるものです(人間の感性の不思議)。

 奇異な感じ   → ひざ上ソックス
 カッコいい感じ → ?
 野暮ったい感じ → 茶髪など

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2007年1月 7日 (日)

株式譲渡益の確定申告について

株取引は源泉口座ではなく一般口座を利用しています。従って、毎年損益を計算して確定申告を行っています。

これによってどういう影響があるかというと、まず、売買の回数が減ります。頻繁に売買したとしてもせいぜい週に数銘柄です。ときには数ヶ月間まったく売買しないこともあります。確定申告の煩雑さが心理的なブレーキとなって惰性による売買や衝動的な売買が減るのです。あと、買いは細かく買っても、売りはまとめて売るようになってきます。売りを細かくすると損益計算が面倒になるからです。

申告する所得が株の譲渡益だけの場合、所得税だけを考えれると確定申告したほうが有利です。譲渡所得に対しても基礎控除や保険料などの控除が受けられるからです。ただ、所得を補足されることによって国民健康保険料ががっちりかかってきます。このあたりは個人的な価値観ですが、所得はきちんと申告して、控除できるものは控除して、納めるべきものは納めたほうが気分的にすっきりします。これによって納税者の自覚も生まれるし、選挙に行こうという気にもなります。

正直に所得を申告していると、いざ税金を納めるときにムカッとします。

 「ふざけやがって。何が何でも投票してやる!」

と、硬い決意を固めるようになります。確定申告をしている自営業者と源泉徴収のサラリーマンとでは、選挙における投票率は自営業者のほうがはるかに高いのではないでしょうか。自営業者のくせに選挙に無関心で棄権しているような人は所得をごまかして脱税をしている可能性が濃厚です(冗談)。

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2007年1月 6日 (土)

ニンテンドーDSのパワースイッチについて

ニンテンドーDSは任天堂の携帯ゲーム機にしてはデザインが洗練されています。でも、このゲーム機の電源スイッチには困ってしまいます。ゲーム中にうっかり押してしまいそうな場所にあるのです。十字ボタンのすぐ上にあります。電源スイッチなんてわかりにくい場所にあるぐらいでちょうどいいのではないでしょうかね。

デザイン性を重視したのかそれとも電源スイッチの場所がわかりにくいという苦情に配慮したのか、いずれにしてもこのゲーム機の電源スイッチは玉にキズといった感じです。電源が切れてもデータがセーブされていればいいのですが残念ながら消えてしまいます。2度ほどやってしまいました。まあ、慣れてしまえばそれほど不都合はないのかもしれませんが、やはり任天堂らしくないミスだと思います。論より証拠、ニンテンドーDS Liteの電源スイッチは(写真で見る限り)従来の(わかりにくい?)位置に変更されているようです。

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2007年1月 5日 (金)

廃れてしまった言葉・えんがちょ

子供のころ、いやらしかったり汚らしかったり不愉快なもの見たときに

   えーんがちょ、えんがちょ

といってハヤシ立てたものでした。えんがちょの禍を封印するおまじないもありました。親指と人さし指で輪を作って右手と左手の輪を連結します。そしてその連結した輪をだれかに空手チョップで切ってもらうのです。これがえんがちょの禍を封印するおまじないでした。

当時はわけもわからずに使っていた「えんがちょ」ですが、いろいろ調べてみると、関わりたくない、つまり縁を切りたいという意味だったようです。

「えんがちょ」と語感の似ている言葉に「ドンガバチョ」というのがあります。「ドンガバチョ」は昔のテレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」に出てくるおっさん(大統領)の名前でした。出しゃばりで目立ちたがり屋なのにいざとなると責任を回避して自己保身に走るという、大人のよくない面がぎっしりと詰まったキャラクターでした。でも、どこか憎めないところがあって、とにかく人気だけは抜群でした。ドンガバチョ・・・なーるほど、えんがちょ野郎にふさわしい名前でした。

あと、映画「千と千尋の神隠し」にも「えんがちょ」という言葉が出てくるそうです(どういう場面で出てくるのかは不明)。

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2007年1月 4日 (木)

2006年の年間騰落率です

日経平均      6.92%
TOPIX        1.90%
大型株        6.91%
中型株      ▼2.18%
小型株     ▼12.22%

東証2部    ▼19.34%
ジャスダック  ▼21.04%
マザーズ    ▼56.34%
ヘラクレス   ▼51.92%

2006年の株式相場は、トヨタ、キャノンなどの国際優良株が上場来高値を更新する一方で、新興市場はまさに土砂降り状態でした。2極化相場だった去年の実態を規模別、市場別の騰落率が如実に物語っていると思います。

年間で3割以上も下落するような相場環境で株式投資(投機?)をするなら馬券を買っていたほうがましだという意見もあります。まさにマザーズやヘラクレスなどの新興市場は馬券どころか宝くじ並みでした。

さて、今年の株式相場はどんな展開になるのでしょうか。これを予測するのは難しいですが、とりあえず参考データです。

純資産倍率(倍・前期基準)
      2006年末 2005年末
日経平均    2.12   2.48
東証1部    1.96   2.32
東証2部    1.24   1.94
ジャスダック  1.63   2.68

予想PER(倍)
日経平     20.01  22.91
東証1部   21.28  23.57
東証2部   17.89  25.65
ジャスダック 23.81  47.06

予想配当利回り(%)
日経平均.   1.02   0.89
東証1部    1.19   0.94
東証2部    1.41   1.07
ジャスダック  1.55   1.10

引き続き去年の流れが続くのか、それともそろそろ潮目が変わるのか、なんとも微妙な感じです。株式投資の格言に「もうはまだなり、まだはもうなり」というのがあります。うまいことを言ったものです。要するに

  よくわからん

ということですね。

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