« アサヒ、サッポロに統合提案? | トップページ | 東京マラソンがなにさ »

2007年2月17日 (土)

サッポロHD・買収防衛策について

サッポロHDの騒動でひとつわかったことは、あらかじめ買収防衛策を導入していても、それが訴訟に耐えうる内容になっていないと発動できない(発動しても差し止められる)のではないかということです。敵対的買収者(株主)が訴訟も辞さない態度で迫ってきたとき、果たして現実的に有効な買収防衛策というのはありうるのでしょうか?

特に取締役会の議決だけで導入されている買収防衛策はほとんど物の用をなさないと思います(訴訟を起こされたら負ける)。だからといって、導入するにも発動するにも株主総会の議決が必要ということになると、もし発動できたとしても発動そのものが無意味になると思います(株主の過半数が買収防衛策に賛成するようなTOBは放っておいても成立しない)。

結局、買収防衛策というのは実弾が込められていない機関銃のようなもので、脅しには有効でも敵対的買収者に無視されると全く無力なのではないかという気がしてきました。株主の多くは、自分の保有株を高く買ってくれれば買い手がだれであろうとかまわないと考えているはずで、決して現経営陣の味方というわけではありません。現経営陣を守るために高く売却できるチャンスを放棄してまで買収防衛策の発動に賛成する一般の株主は少ないと思います。

サッポロHDが買収防衛策を導入しているにもかかわらずスティール・パートナーズに対して毅然とした態度がとれないのは、

  「ものものしい買収防衛策もしょせんは張子の虎である」

ということなのかもしれません。

|

« アサヒ、サッポロに統合提案? | トップページ | 東京マラソンがなにさ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/122218/5378041

この記事へのトラックバック一覧です: サッポロHD・買収防衛策について:

« アサヒ、サッポロに統合提案? | トップページ | 東京マラソンがなにさ »