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2007年3月30日 (金)

選抜高校野球・ベスト8

明日からいよいよ準々決勝です。一応勝敗の予想をしてみました。当たるも八卦です。

3月31日(準々決勝)
 大阪桐蔭(大阪) -  常葉菊川(静岡)
 熊本工(熊本)   -  室 戸(高知)

4月1日(準々決勝)
 帝 京(東京)   -  広 陵(広島)
 関 西(岡山)   -  大垣日大(岐阜)

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2007年3月29日 (木)

「虚構」(宮内亮治・講談社)

大変読みやすい本です。宮内被告の立場からはこう見えるといった内容で、別の立場からは同じ事実について、あるいは事実の評価について見解の相違があるかもしれません。ただ、「検察の見方」に対して、そういう見方もできると肯定してしまうのはいかがなものかと思います。

なにしろ検察のシナリオは、

1.ライブドアは実体のない虚業である
2.「粉飾」は計画的で悪質である
3.違法行為はすべて堀江の指示によるものである

この3点を主張して何が何でもホリエモンを実刑にしようとしていたのですから。

「法廷戦術」として3については争わないとしても1と2については、宮内被告の裁判でもけっこうすったもんだがあったようです。

新穂弁護士(宮内被告の弁護人)は検察の冒頭陳述に対して、

「(自分が検察OBだけに)特捜の立場は理解して、いろんな事件をやってきたつもりだが、今日みたいに腹が立ったことは初めてだ。あんな証拠に基づかない冒頭陳述は、法律家として恥ずべきだ。否認事件ならともかく、容疑を認めているのに」

このように激しく検察を批判したそうです。「否認事件なら証拠に基づかない冒頭陳述でも許されるのか」というツッコミはともかくとして、こうした検察の姿勢には、大げさな強制捜査をなんとか正当化しようとしてそれに見合うだけの巨悪を捏造しようとしている意図が透けて見えます。ライブドア事件は「国策捜査」というよりも、見込み違いの強制捜査に対する責任を回避するために検察がでっち上げた偽装・国策捜査のような気がしてきました(どう考えても刑事事件ではない)。

それから、自殺(強要された自殺?)したとされるエイチ・エス証券の野口英昭氏が携帯電話で宮内被告に伝えたという最後の言葉が印象的です。

   「迷惑なんだよね。あなた方が・・・」

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2007年3月28日 (水)

佐藤優とホリエモンの対談・未知との遭遇

「フィナンシャル ジャパン」の5月号に「亡国論」というタイトルで佐藤優とホリエモンの緊急対談が掲載されています。刑事被告人にならなければ絶対に接点がなかっただろう二人ですが、お互いに未知との遭遇といった感じで面白いです。ホリエモンを「感性の人」と評価する佐藤優に対して、ホリエモンも佐藤優の論理的な説得力に目から鱗の気分を味わったのではないでしょうか。

「秘密情報の98%は公開情報を整理することによって得られる」(「インテリジェンス 武器なき戦争」)と考えている佐藤優が、もしインテリジェンススクールを開校するとしたら、訓練の一環として「株式投資」を義務付けたらどうでしょうかね。優れた情報分析力と自己コントロール能力があればきっと株式投資でも成功するはずです。株式投資でスクールの運営費を賄ってもお釣りがくるのではないでしょうか(そんな甘くないか?)。

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2007年3月26日 (月)

配当権利落ち日

明日は3月決算銘柄の配当権利落ち日です。配当を意識した投資行動は次の4パターンです。

1.配当は放棄して売る
2.配当取りの買い
3.配当を確保してから売る
4.配当落ちで下がったところを買う

  1,2 → 2,1→ 3月26日 → 3,4

配当権利落ちによって、高配当利回り銘柄の値動きがどうなるか注目したいと思います。大きく上げるか大きく下げるか事前に予想はできませんが、相場の心理を占うカギになると思います。

以下の10銘柄の株価の動きに注目です(面倒なら電力株や電鉄株で代用してもよい)。

3月本決算の高配当利回り銘柄(東証1部)

 1. 8564 武富士
 2. 8613 丸三証券
 3. 7615 京都きもの友禅
 4. 8086 ニプロ
 5. 7455 三城
 6. 6815 ユニデン
 7. 8132 シナネン・記
 8. 1833 奥村組・記
 9. 6652 IDEC・記
10. 7838 共立印刷・記

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2007年3月25日 (日)

桜のマンガ

いよいよ桜の季節がやってきました。

お花見と称して桜の木の下で宴会をやっている連中がいますが、あのドンちゃん騒ぎは桜に対する冒瀆ではないでしょうか。

  桜を何だと思っておるのか!

  花より団子なら団子屋に行け、馬鹿タレ!

頑固オヤジの暴言はともかくとして、何か変だと思いながらも慣習に従うのが協調性というものです。凡庸なサラリーマンにとってはお花見が忠誠心と協調性を発揮する絶好の機会になっているのかもしれません。まあ、桜の花にしみじみともののあわれを感じるようになるには歳をとらないと無理ですかね。

全国各地に桜の名所はいろいろありますが、それはそれとして、個人的には、昼下がりの青空をバックに人気(ひとけ)のない裏通りなどでひっそりと咲いている桜が好きです。夜桜もいいですね。あと、なぜか坂道に咲いている桜も風情があります。

マンガにも桜はよく出てきますが、桜が効果的に使われているマンガというと、大正ロマンの「赤色エレジー」(林静一)がまず想い浮かびます。やたらと桜吹雪の出てくるマンガです。「赤色エレジー」は一般的にも桜のマンガ(そんなジャンルあったか?)として有名(?)ですが、個人的に、もうひとつ忘れることの出来ないマンガがあります。ちばてつやの「123と45ロク」です。このマンガがどういうストーリーだったのか話の内容はすっかり忘れてしまいましたが、それでも、ラストに桜並木のシーンが出てくることだけははっきりと覚えています。桜の季節は出会いと別れの季節です。後講釈で口幅ったくいえば、このマンガでは、過ぎゆく時の流れと春爛漫の桜並木の対比が実に見事でした。桜並木というといまだにあのシーンを思い出します。物語の細部は忘れてしまっても感動の記憶は残ります。おそらく喜怒哀楽を超えた「もののあわれ」という不思議な情感を子供心に初めて感じたのがこのマンガだったと思います。

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2007年3月23日 (金)

ライブドア裁判・熊谷被告も控訴

1.自社株売却益還流に違法性はない。
2.架空売上は不適切な会計処理だった。

これが熊谷被告の認識です。起訴事実の一部を否認している熊谷被告の立場で今回の有罪判決をみるとどう見えるでしょうか。

3月19日付日経新聞夕刊に次のような記事がありました(小さな記事です)。

通販大手「ニッセン」(京都市)が大阪国税局の税務調査を受け、2005年12月期までの3年間で、約6億5千万円の申告漏れを指摘されたことが19日、わかった。過少申告加算税も含めた追徴税額は約3億2千万円。同社によると、03年から05年の在庫商品について、流行遅れなどで価値が下がったとして評価損を計上。しかし、大阪国税局は評価損の計上が実際より過大だった、などと認定したとみられる。

こうした不適切な評価損の計上と、来期に計上すべき売上を今期に計上した会計処理の問題はほとんど同じレベルだと思います。今期多く評価損を計上すればその分来期の評価損が減ります。来期に計上すべき売上を今期に計上してしまえば、その分来期の売上が減ります。不適切な会計処理というのは別に珍しいことではなく、それが判明したら普通はお詫びして訂正すれば済むことです。特に相手が国税局の場合は多少不満でも逆らうと怖いのでよほど理不尽な指摘でない限り素直に国税局の見解に従うというのが一般的だと思います(国税局というところは、利益の水増しには寛容でも、損失の水増しにはことのほか厳しいようです)。

熊谷被告の控訴は、不適切な会計処理でいきなり強制捜査をされて身柄を拘束された挙句に刑事裁判で有罪にされるというのは、たとえ執行猶予がついても納得できないということなのかもしれません。

今年の1月に経営破たんしたシステム開発会社アイ・エックス・アイは、

関係者によると、IXIは数年前から、帳簿上架空の商品を複数の取引先で売買し、売り上げを計上する「架空循環取引」と呼ばれる手口を繰り返し、売り上げを水増し。虚偽の決算書類を近畿財務局に提出した疑いがもたれている。
 一連の不正取引には同社の元常務らが関与、売り上げ全体の八~九割が水増しによるものだったとされる。同社の売り上げは2005年3月期の約170億円から06年3月期には約400億円に急増しており、粉飾総額は数百億円規模に上るもよう。
 粉飾した決算に基づき大阪ヘラクレスや東証2部に上場した可能性も出ている。
                            (2月28日付日経新聞夕刊)

その後、日本IBM部長の氏名印を偽造していた疑いも浮上しています。まさに確信犯です。こういうのを本当に悪質な粉飾決算というのではないでしょうかね。なにしろ債務超過の会社が粉飾によって増収増益の優良企業を装っていたのですから。それでもアイ・エックス・アイにはいきなりの強制捜査はありませんでした。家宅捜索が始まったのは破綻して上場廃止が決まってからです。

ライブドア事件の被告は控訴審で、東京地検の強制捜査の不当性を一致団結して訴えるべきではないでしょうか。これは有罪なんだからつべこべ言うなという問題ではないと思います。

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2007年3月22日 (木)

『実録「国策調査」』(貴志隼人著・文芸社)

この本、分厚いですね。面白そうなので購入してしまいました。まだ全部読んでいませんが、最初の家宅捜査の情景はライブドア事件とそっくりです。

さらに、この本の帯には次のような引用があります。

「検察に聞いたところ、今回の事件は検察言葉で言う丸特の事件だそうだ。丸特事件というのは、無理矢理にでも有罪にする事件のことだよ」・・・半ば冗談ぐらいに思って聞き流していたが、事件の流れ全体を眺めてみる時、検察幹部の地位にあった永嶋の言葉が本当のことだとすれば、すべてが理解できる・・・。      (本文より)

この事件(セイシン企業の無許可輸出事件)は、すでに上告が棄却されて有罪が確定しています。何かライブドア裁判の結末を予言しているような気がします。やな感じ。

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2007年3月21日 (水)

東京都知事選・500万票の争奪戦

東京都知事選が明日告示されますが、丸山弁護士はフェイントだったですね(残念)。

投票率を50%程度とすると、1%が10万票で500万票の争奪戦ということになります。しかし、関心が高いといわれている割には各候補者の政策は似たり寄ったりであまり際立った違いはないように感じます。

東京オリンピックの招致は石原慎太郎もトーンダウンしてしまったし、だいたい2016年ころには国家財政が破綻の危機に瀕しているかもしれません。まあ、オリンピックどころじゃないですね。

有力候補によるテレビの討論番組も、討論というよりは和気藹々とした座談会のような感じで、口汚く罵り合う場面がほとんど見られません。あえて対立する争点を探すと、東京一極集中型の都政がいいのかそれとも道州制を睨んだ首都機能移転型の都政がいいのか、それくらいのところだと思います。この点に関しては自民党が支援する石原慎太郎と共産党推薦の吉田万三の見解が一致しているという珍しい選挙です。立場は違っても中央集権的な政治が好きな点では同じなのかもしれません。

思うに、都知事というのは名誉職のようなもので特に問題がなければ誰がなってもいいのではないかと思います。週に3日も登庁していれば勤まるんだから気楽な稼業です。東京都の職員にしても、でしゃばって仕事をしたがる知事よりも、

  知事は元気で留守がいい

というのが本音ではないでしょうか。

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2007年3月20日 (火)

楽天の田中投手が先発ローテーション入り

人気優先ということで何とか先発ローテーション入りが決まったみたいですね。未完の大器といった感じで今後の成長が楽しみです。

1カ月くらい前のニュースですが、大笑いしたのは、サッチー(野村監督夫人)が田中投手に言ったという一言です。

  ウチの主人をクビにしないでね

うーん、すばらしい。いかにもサッチーらしい一言です。

1.自分勝手だが憎めない
2.主人(野村監督)を愛している
3.相手が子供でも容赦はしない

サッチーの気質と性格が滲み出ています。どんなうまい似顔絵でもこの一言には勝てないでしょう。

こういう人を奥さんにしてニコニコしていられる野村監督というのも度量が大きいですね。奥さんというよりもペットだと思っているのではなかろうか。いや、見えないところでは唯一心を許せるいい奥さんなのかもしれません(ありえないか)。

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2007年3月19日 (月)

刑事裁判の実態

これまで、裁判というのは「疑わしきは被告人の利益へ」ということで、被告人が否認している以上よほど明白な証拠がない限り有罪にはできないものだと漠然と考えていました。でも、現実はそうではないようです。

供述調書はまあ信用できるという程度でも証拠採用されてしまいます。

1.検察がもっともらしい供述調書を作成する
2.裁判所がもっともらしいからという理由で証拠採用する

これで決まりです。検察だって馬鹿ではないですから、ストーリーにあわせてもっともらしく辻褄を合わせた供述調書を作成するはずです。そういう供述調書をもっともらしいからという理由で証拠採用されたらたまったものではありません。供述調書が事実に反するなら弁護側はそれを証明しなくてはなりません。でも、これはよほど支離滅裂な供述調書でない限りほとんど不可能です。一方弁護側が検察と検察側証人との「黙契」を指摘しても、状況証拠だけでは相手にしてもらえません。「疑わしきは検察側の利益へ」というのが裁判所の基本姿勢のようです。

検察側 「証人の供述によればその日、被告人はラーメンを食べました」
弁護側 「それは事実に反します。ラーメンは食べていません」
検察側 「では何を食べたのですか」
弁護側 「たしかカレーを食べました」
検察側 「ほう、じゃあカレーを食べたという証拠を示して下さい」
弁護側 「1年前の話だし、証拠はないです」
検察側 「じゃあやっぱりラーメンを食べたんじゃないですか」
弁護側 「・・・・・・」
検察側 「裁判長、別の証人も被告人はラーメンが好きだったと供述しています」
裁判長 「被告人はラーメンを食べた。証拠として採用します」

こんな裁判をやられたら「はいはい、悪うございました」というしかありません。しかも、検察の主張を認めて反省すれば執行猶予で、否認すれば実刑なんてあまりにもひどすぎます。

ライブドア裁判は素人目にもひどい裁判だったと思います。世間が注目している裁判でこんな風なら、人知れず判決が下されているような裁判がどんなにひどいか想像しただけでも眩暈がしてきます。発覚する冤罪なんて、ほんの氷山の一角ですね。

  疑われたら最後と思え日本の裁判(日頃の心がけが大事)

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2007年3月18日 (日)

ライブドア事件・嘘の美学

毎度ライブドアネタですみません。いろいろ考えさせられることが多くつい感想などを述べたくなります。

16日の東京地裁の判決では堀江首謀説が否定されたにもかかわらず、東京地検は判決に100%満足しているそうです。これは堀江首謀説が悪意に満ちたでっち上げであったことを認めているようなものです。

今回の判決とライブドア事件の経緯を照らし合わせると、最初の検察の狙いは自社株売却益の還流による粉飾の首謀者として堀江被告を有罪にすることにあったのだろうと思います。この目的が達成されて堀江被告を有罪にできればライブドアの上場廃止までは考えていなかったのではないでしょうか。当初熊谷被告を逮捕しなかったのはライブドアの上場維持に配慮したのだと思います。

ところが、堀江被告が完全否認したため、宮内被告や中村被告の証言だけでは起訴しても公判が維持できなくなる恐れが出てきました。そこで、やむを得ずどうでもいいような架空売上を持出してきて熊谷被告まで逮捕してしまったというのが真相ではないかと思います。

結果論ですが、ホリエモンが嘘でもいいから首謀者であったことを認めて反省の態度を示してしまえば、判決も執行猶予になっただろうし、検察の目的は達成されるので波紋は最小限にくい止められただろうと思います。

公判で嘘の証言をしたとしても、事実を知っている周囲の人間は、ホリエモンの態度を高く評価しただろうと思います。一時的にライブドアの運営を熊谷被告にまかせたとしても、ホリエモン抜きのライブドアというのは考えにくいですら、やがては筆頭株主として社長に復帰する道もあっただろうし、あるいはライブドア株を全株売却して引退することもできたと思います。

ライブドアの上場さえ維持できていれば、株価というのはそのときどきによって上がったり下がったりするものですから、損害賠償などという破廉恥な要求に頭を悩ませなくても済んだはずです。ホリエモンがライブドアの株主やライブドアの社員のことを最優先に考えて、わが身を犠牲にする決断をしていれば、それが結局は一番ホリエモンの利益にもなったのではないかと思います。まあ、結果論ですけどね。

同じ嘘でも自分をよく見せようとする嘘よりも、自分を犠牲にする嘘のほうが美しいと思いませんか?

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ライブドアと日興コーディアル

1.資本市場から資金調達をする
2.調達した資金を投資する
3.業績向上 → 株価上昇
4.高株価を利用してさらに資金調達する
5.調達した資金を投資する
6.業績向上 → 株価上昇

こうした好循環を「錬金術」とすれば、株式市場の機能そのものが錬金術です。株式交換による買収の解禁などはこの錬金術にさらに磨きをかける措置だったといえます。ただ、錬金術が錬金術として持続的に機能するかどうかは経営者の手腕(または運)によると思います。

業績の向上が株価を引き上げ株価の上昇が業績を引上げる、ライブドアは株式市場をうまく活用すればここまでできるんだということを実際にやってみせてくれた稀有な会社でした。やがて自滅するかもしれない危険をはらみながらもどこまでやるのか大変興味深い会社でした。

こういう暴れ馬のような会社を調教するのは東証や証取委や金融庁の仕事だと思うのですが、調教できずに射殺してしまったというのが「ライブドア事件」だと思います。

ライブドアの株価が突然暴落したのは、ライブドアが実体のない詐欺会社だったからでも、事業に失敗して業績が悪化したからでもなく、東京地検が突然強制捜査をしたからです。日興コーディアルが悪質な粉飾決算にもかかわらず強制捜査が入らなかったのは、ライブドアに対する強制捜査がやりすぎだったということを東京地検も内心では認めているのではないでしょうか。日興コーディアルに強制捜査をしなかったのが不当なのではなく、ライブドアを強制捜査したのが不当だったといえると思います。

東証が日興コーディアルの上場廃止にしなかったのはなぜでしょうか。日興コーディアルの粉飾は氷山の一角でもっと悪質な粉飾をやっている証券会社はいくらでもあるような気がします。少なくとも日興コーディアルだけが特に問題のある証券会社だったとは考えにくいです。この程度の粉飾で日興コーディアルを上場廃止にしてしまうと、会計監査が厳しくなる中でこれから発覚する(かもしれない)粉飾決算のたびに主力銘柄を上場廃止にしなければならなくなります。今後のことを考えると上場廃止にできなかったのかもしれません。あるいはライブドアの上場廃止が新興市場全体を崩壊させたように、証券株全体に連想売りが広がることを恐れたのかもしれません。

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2007年3月16日 (金)

堀江被告に懲役2年6ヵ月の実刑判決

「万引きで死刑」とはうまいことをいったものです。この理不尽な判決にはホリエモンに批判的だった人でも唖然としているのではないでしょうか。裁判所が検察のポチであることがよーくわかりました。裁判所って、当局が捕まえてきた下手人を当局が裁いていた江戸時代の奉行所と本質的に同じなんですね。

 よう、遠山の金さん!

と、裁判長には嫌味を言っておきたいと思います。なんだか自分が有罪になったみたいで憂鬱な気分です。

1.自白します
2.反省ます

検察に目をつけられたら、無実だろうと何だろうとこういう態度をとることが処世術らしいです。あきれたもんだぜサマータイム。

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2007年3月15日 (木)

ライブドア裁判・運命の日

いよいよあした判決ですね。

3月15日19時31分配信 時事通信

 ライブドア(LD)事件で証券取引法違反罪に問われた前社長堀江貴文被告(34)の判決を控え、同社株購入で損害を受けたとして賠償請求している個人株主らが15日、東京都内で集会を開いた。「損害支払って」「ファンだったのに」。参加者からは被告を恨む声が聞かれた。

この集会に参加している人は損害賠償の請求先を間違えています。損害賠償を請求をするんだったら東京地検にすべきではないでしょうかね。ホリエモンはライブドアの筆頭株主です。東京地検の暴挙でもっとも損害を受けたのはホリエモンです。MSCBを乱発して株主に損害を与えている新興企業の経営者をよくみてもらいたいです。自分の会社の株なんて持ってないから。

ライブドアの株を買った人は、もともとライブドアが行儀の悪い怪しげな会社だということは承知の上であわよくば他人の褌で儲けてやろうというスケベ根性で株を買ったのではないですか。

恥ずかしくもなくこういう集会に参加している人たちは今後一切株式投資はしないという誓約書を提出してもらいたいです。「堀江被告が好きで株を買った」といっている人もいるようですが、堀江被告が好きとはどういうことか、ヤフーの掲示板でも覗いてよく考えてみるといいです。本当に堀江被告が好きな「堀江被告の応援団」は、いまだにホリエモンの無罪を信じているし、何もそこまでというくらい純粋です。

さて、判決はどうなるでしょうか。執行猶予がつくかどうかはともかくとして有罪は免れない・・・と思いつつ、できれば無罪を期待しています。

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2007年3月14日 (水)

ホリエモンの主張・相続税率100%

一部の資産家以外には縁のない相続税という税金があります。この相続税について以前テレビでホリエモンが「相続税の税率は100%でいい」と、問題提起(?)をしたことがありました。

ホリエモンは鋭くポイントをついた主張をよくしますが、説明がヘタクソというか、説明をしないというか、いきなり結論だけを言って誤解されてしまう悪癖(?)があります。

この相続税率100%というのは、相続はまったく認めないということではなくて、基礎控除額(5000万円+1000万円×相続人の数)を超えて相続税の対象となる相続財産に対して100%の税金を課すという意味だと思います。

単純化のために基礎控除額を一律1億円と仮定すると、

1.遺産が1億円までは自由に無税で相続できる
2.遺産が1億2000万円のときは2000万円を国庫に納める
3.遺産が100億円のときは99億円を国庫に納める

イメージとしてはだいたいこんな感じだと思います。今の日本では相続税の対象となる遺産を遺せる人は5%程度(20人に1人)といわれています。つまり相続税率が100%になったとしても影響を受けるのは20人に1人の資産家だけです。大多数の国民にとってはまったく関係がありません。むしろ相続税の増収によつてほかの税負担が軽減されると考えれば、一般の庶民にとっては歓迎すべき税制であるといえます。

実際「相続税率100%」の意味をきちんと説明して、その是非を国民に問えば圧倒的多数の賛成が得られると思います。そうだとすれば、なぜ「相続税率100%」の大キャンペーンが起きないのでしょうか。理由は3つ考えられます。

ひとつは相続税とは無縁の低所得者層(≒低資産家層)が選挙を棄権するからです。低所得者層のためになる政治をこころがけても、棄権されたのでは票になりません。低所得者層の意思が政治に反映されず、「あいつら(低所得者層)はほっとけ」ということになってしまうのです。若年層や低所得者層がもっと積極的に選挙に参加して、投票率が80%ぐらいになれば日本の政治も大きくかわるのではないでしょうか(低所得者層の意思を無視できなくなる)。

もうひとつの理由は政治家(国会議員)の多くが資産家であることです。「相続税率100%」などという自分で自分の首を絞めるような税制が、資産家の政治家から提案されることはまず考えられません。与野党を問わず、有力な政治家は資産家でもあるというケースが多く、こうした資産家いじめの税制は永田町では話題にすることさえタブー視されているのではないでしょうか。

3つめの理由はマスコミの幹部がすでに相続税の対象とされる資産家になってしまっていることです。これまた自分にとって不利益な「相続税率100%」のキャンペーンなど支配下のテレビや新聞に許すはずがありません。知事の退職金がどうの公務員宿舎の優遇がどうのというキャンペーンはやっても、「相続税率を100%にしたらどうか」などという問いかけは従業員の平均年収が1000万円を超えているような大手のマスコミから出て来るはずもありません。

既得権がからんでいて実現は難しいとしても、ホリエモンの「相続税率100%」という主張は正論だと思います。もし、相続税とは縁のない一般の国民が、相続税率100%というのを聞いて、「わずかばかりの親の預金も相続できなくなる」と考えたとしたらそれは誤解です。この誤解は「相続税率100%」に絶対反対の大資産家にとっては喜ばしい誤解です。いつまでも誤解していてくれることを願っていると思います。

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2007年3月13日 (火)

納税の季節・選挙に行かないフリーターの諸君へ

3月2日に確定申告をして、きょう所得税を納めてきました。これでやれやれと思ったらそうはいきません。4月になると国民年金の「請求書」が来ます。5月になると固定資産税の「請求書」が来ます。6月になると住民税の「請求書」がきます。7月になると国民健康保険の「請求書」が来ます。申し合わせたように1ヶ月ずらして払え払え払えのオンパレードです。

サラリーマンの人も源泉徴収をやめて、何をどれだけ負担しているか身銭を切って実感すれば、

   絶対選挙に行ってやる!

という気になります(と思います)。

昔(明治時代)は、選挙権というのは、

   「直接国税を15円以上納める満25歳以上の男子」

にしか与えられませんでした。15円というのが今の貨幣価値でいくらぐらいに相当するのかピンときませんが、選挙権が与えられたのは全人口の1.1%(つまり100人に1人)だったそうですから、選挙で一票を投じるというのは高額納税者(地主や実業家など)だけに許された特権だったんですね。

ありがたいことに現在の日本では、国民は満20歳になれば、男女を問わず、納税額を問わず、全員に選挙権が与えられます。これ(普通選挙)がいかに画期的な制度であるかは実際に投票してみると実感できますよ(たぶん)。

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2007年3月12日 (月)

激怒・東証が日興株の上場を維持

絶句です。

 東京証券取引所は12日、不正会計を行った日興コーディアルグループの株式について、不正などの影響が重大な場合に上場廃止とする取引所の基準に該当しないとして、上場維持を決めた。東証の西室泰三社長は記者会見で「(不正会計が)組織的、意図的とまでは言えない」と述べた。日興の特別調査委員会が、旧経営陣の組織的関与などがあったと認定。東証は、いったんは上場廃止の判断を固めていた。

[共同通信社:2007年03月12日 18時45分] 

これはいったいどういうことでしょうか???

特別調査委員会が、旧経営陣の組織的関与などがあったと認定しているにもかかわらず、「(不正会計が)組織的、意図的とまでは言えない」と東証が勝手に判断するというのはもうメチャクチャです。特別調査委員会は何のために設置されたのかわけがわかりません。

 どんな不正をしても大手証券なので上場廃止にしたくありません。したがって上場を維持します。

こういっているのと同じではないですか?

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2007年3月11日 (日)

ライブドア裁判・カウントダウン

いよいよ判決の日が近づいてきました(以前勘違いして3月22日としていましたが3月16日の誤りでした。お詫びして訂正します)。

3月11日付日経新聞は、中立を装いつつ検察よりの紙面構成でこの事件を取り上げています。社会面の特集記事は、故意か無意識か、最後に検察幹部の贔屓の引き倒し(?)のようなコメントを紹介して締めくくっています。

ある検察幹部は「実刑なら市場の規律は一層強まるだろう」と事件の意義を強調する。

強制捜査の見込み違いを素直に認めて謝ればすむものを、見込み違いを誤魔化そうとして嘘に嘘を重ねていると、こういうトンチンカンな主張にたどり着くことになるのだと思います。むしろ「実刑なら検察の独善と横暴は一層強まるだろう」というべきではないでしょうかね。無罪のものを実刑にすれば、市場の規律が一層高まるどころか、市場が死にますもっとも、市場を殺すことが検察の狙いならそれはそれとして筋が通っていますが・・・。

ライブドア事件の意義は、人権意識のカケラもない前近代的な検察の実態を一般の国民(つまりわたし)に知らしめたところにあります。検察に甘いマスコミの実態もこの事件によって知りました。刑事事件の有罪率がなぜ99.9%なのか、そのわけも深く理解しました。日本は偽装民主主義国家ですね。いやな渡世です。

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2007年3月10日 (土)

デパートの隠れた散歩道

百貨店にはエレベターやエスカレーターがあります。でも、分かりにくいところに必ず階段もあります。この階段で某百貨店の地下1階から10階まで歩いて上ったところ、約260段ありました。この階段を利用すると足腰を鍛えるいいトレーニングになります。階段を利用しているのはお店の関係者とおぼしき人がほとんどです。消防法が厳しいのか踊り場に荷物がおいてあるわけでもなく広々としています。お客がもっと歩いてあげないともったいないです。

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2007年3月 9日 (金)

東京都知事選・丸山弁護士登場!

ちょっと期待したのですが浅野史郎は何かオーラが感じられませんね。民主党の推薦を断っておいて、連合や民主党本部に挨拶回りをしているというのも気に入らないです。本音と建前の二枚舌が通用するほど東京の無党派層は甘くないのではないでしょうか。

石原慎太郎ももともと自民党なんだから自民党の推薦を受けた上で、無党派層も取り込むという姿勢を貫いたほうが男らしかったですね。宮崎県知事選の結果に衝撃を受けたのか、あわてて(?)自民党の推薦を断るというのは何か姑息な感じがします。

今のところ無党派的心情としては、建築家の黒川起章や丸山弁護士のほうが有力候補よりも好感が持てます。

政治評論家(?)の伊藤惇夫は、選挙で無党派の風が吹く条件として、次の3点を指摘しています。

1.面白いか
2.かっこいいか
3.新鮮か

石原VS浅野が事実上の自民VS民主に過ぎないということがはっきりしてくれば、後出しジャンケンの丸山弁護士に意外な風が吹くかもしれません。この3条件のうち、「かっこいい」というのがちょっとひっかかりますが、土方のようなおっさんが実は弁護士で国際派でもあるというのは、見方によってはかっこいいといえなくもないです。

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2007年3月 8日 (木)

「ごきげんよう」・井の頭公園のできごと

発見!面白いテレビシリーズです。小堺一機のトーク番組「ごきげんよう」は面白いですね。

先日、ゲストの倉田真由美が初キスのときに卒倒して気を失った話をしていました(ややネタっぽい)。場所は井の頭公園だったそうです。話が一段落したとき、小堺一機が絶妙のオヤジギャグ(ダジャレ)をいったのですが、だれも気がつかなかったです。大爆笑を期待していたのか、受けなかったのでちょっと哀愁が漂っていました。小堺クンかわゆい。

 「これで、いいのかしら」

どうです。すぐには気がつかないでしょ?

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2007年3月 7日 (水)

男は毎日ヒゲを剃らねばならんのです

最近のヒゲ剃り用のカミソリは2枚刃が3枚刃、3枚刃が4枚刃とやたらと刃数を増やして剃り味の良さを追求しているようです。でも、刃数がどんなに増えても長く使っていれば剃り味が落ちます。そこで、カミソリの刃を長持ちさせる方法を紹介します。

自分の頬を砥石がわりにして、カミソリをヒゲを剃るのとは反対の方向に滑らせるのです。切れないから大丈夫です。これで少し剃り味がよくなります。気のせいかもしれません。

もうひとつあります。これは本当に長持ちさせる方法です。気のせいではありません。

  使用後、水ではなくお湯でよく洗うのです。

電気シェーバーを買いに行ったとき、お店の人がこっそり教えてくれました。

ところで、替刃を砥いで半永久的に使える道具が発明されたら、ジレットなどのカミソリメーカーはピンチです。そういう便利な道具は(カミソリメーカーにとっては)許しがたい発明ですね。

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2007年3月 6日 (火)

「ポパイ」の思い出

半世紀前の不二家が黄金時代だったころを知っている人は、不二家といえばポパイ、ポパイといえば不二家を連想するのではないでしょうか?

まだテレビが白黒だったころ不二家の提供で漫画映画「ポパイ」が放映されていて、「ストーリーは毎週決まっていました。

1.最初はオリーブとプルートが仲良くなります
2.やがてプルートがオリーブにみだらな行為を迫ります → いいじゃねえか、キスしょうぜ
3.オリーブはこれをイヤがってポパイに助けを求めます → ポパーイ、たすけてー
4.ポパイは助けようとするのですが弱くてやられてしまいます → なんてこった
5.ここで突然ほうれん草の缶詰が登場します
6.ほうれん草を食べるとポパイは急に強くなります
7.ポパイがほうれん草パワーでプルートをやっつけます
8.最後はポパイとオリーブが仲良くなってハッピーエンドです

いつもこのパターンでした。今から思えばたわいのない漫画映画ですが、当時はけっこう楽しみでした。

当時の「こども電話相談室」に、

 「力道山はほうれん草を食べないのにどうして急に強くなるのですか?」

という質問があったかどうかは知りません。

 くるくるめだまのポコちゃんと ふっくらほっぺのペコちゃんの~

「ポパイ」が始まるときに、たしかこんな歌も流れていました。

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2007年3月 5日 (月)

風評の魔力・がんばれペコちゃん

「発掘!あるある大辞典Ⅱ」の納豆ダイエットは捏造だったことが明らかになりましたが、それでもなぜか納豆の売上は伸びているそうです。

スティールパートナーズに狙われて話題となっているサッポロHDも過去に例がなかったほどビールの売上が伸びているとか。

「おふくろさん」騒動では、ステージで「おふくろさん」が歌えなくなってしまった森進一とは裏腹にカラオケでは「おふくろさん」を歌う人が急増しているらしいです。一説によると7倍増。

宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館KONNE」では地鶏の炭火焼が大フィーバー。新宿のサザンテラスはクリスマスになるとイルミネーションが綺麗です。あの道を何度も通りながら、あんなハイカラ(?)なところに宮崎県のアンテナショップがあったとは・・・知らなかった人も多かったのではないでしょうか。

さて、いよいよ不二家が洋菓子の販売を開始するそうです(3月23日から)。販売を再開して再び衛生管理面での不祥事が発覚したら今度こそ完全にアウトです。ある意味では今の日本でもっとも安全な洋菓子は不二家の洋菓子であるともいえます。良くも悪くも話題になるということはチャンスです。風評の魔力というか、不二家の洋菓子に怒涛のお客が押し寄せるような予感がします(そこまで甘くはないか?)。

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2007年3月 4日 (日)

エネサーブ・偽装TOB?

最近、買収のうわさに便乗して手を出すとハメられてしまいそうな事例が増えきました。

夢の街創造委員会(2484)
    株価  出来高
2/15  374000       73
2/16 377000      78 
2/19 415000     600 出来高急増、株価急騰。
2/20 422000     368
2/21  454000       494 ヤフーがTOB発表、買い付け価格401190円
2/22  422000       735  株価急落
2/23  409000       163
2/26  410000        97
2/27  390000       191
2/28  379000       386
3/01  375000       102
3/02  374000       169

ネットマークス(8713)
      株価  出来高
2/23  74900     190
2/26  77100     206
2/27  85600    1127 出来高急増、株価急騰。
2/28   95000     2127 日本ユニシスがTOB発表、買い付け価格80300円
3/01   82300     4544 株価急落
3/02   80400      946

夢の街創造委員会もネットマークスも、買収の観測情報で株価が急騰しながら発表されたTOBはディスカウント価格だったために失望売りが殺到するというパターンで、こうした梯子を外すようなTOBというのはこれまでになかった新傾向だと思います。

3月2日にも大和ハウス工業がエネサーブのTOBを発表しました。うわさで株価が急騰(東証が2時32分、大証が2時36分それぞれ売買停止)しましたが、引け後に発表された買い付け価格はなんと368円の激安価格でした。

エネサーブ(6519)
   株価  出来高
2/28    547   860300
3/01    540   454300
3/02    603  1097300  大和ハウスがTOB発表、買い付け価格368円
3/05   ?

このまま何もなければ、月曜日にエネサーブ株は急落すると思います。ただ、エネサーブはTOBに対する賛同を表明すると同時に大和ハウスを引き受け先とする第三者割当増資(1400万株、486円)も発表しています。この第三者割当増資の引き受けはTOBの成立が条件となっていて、TOB価格の368円はエネサーブ側(社長)の申し出によるとされています。

昔、ゲームソフトで抱き合わせ販売(人気ソフトとクソゲーをセットにしていっしょに買わないと売ってくれないというやつ)が問題となったことがありました。TOBと第三者割当増資のセットというのもなんだか似たような感じがします。どうも釈然としません。

これはあくまでも推測ですが、エネサーブは水面下で敵対的買収のターゲットにされていたのではないかという気がします。2月22日提出の大量保有報告書によれば、2月16日現在でアローストリート・キャピタルがすでに1472900株(5.38%)のエネサーブ株を取得しています。このまま買い増しを続けてやがては敵対的TOBを仕掛けるというシナリオが密かに検討されていたのかもしれません。買収の動きが表面化してくれば、大和ハウスがホワイトナイトとして登場したとしても、TOB価格は跳ね上がると思います。そうなれば投資ファンドの思うつぼです。

突然(?)の第三者割当増資の発表は投資ファンドの機先を制するのが狙いだったのではないかという気がします。大和ハウスによるエネサーブの子会社化は、業績悪化の救済というよりもむしろ敵対的買収からの防衛といった側面が強いのではないでしょうか。もしそうだとすれば、エネサーブを狙っていた投資ファンドが素直に撤退するかどうかは微妙です。既存株主の利益を損なうということで第三者割当増資の差止め仮処分を申請するかもしれません。そういう事態になっても有利発行ではないと主張できるぎりぎりの引き受け価格が486円(3/1終値540×0.9)ということなんだと思います。これ以上新株の引き受け価格を下げられないかわりにその埋め合わせとして激安のTOBがセットになったと考えると納得できます。

既存の株主にとっては大迷惑だとしてもこのまま何事もなくエネサーブの株価が急落して一件落着となるのか、それとも3月決算期末に向けてもうひと波乱あるのか、明日の株価の動きに注目したいと思います(参加はしません)。

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2007年3月 3日 (土)

浅野史郎氏が事実上の出馬表明

22日告示の東京都知事選は石原慎太郎の3選がほぼ確実と思っていましたが、ちょっと分からなくなってきました。官僚出身でありながら浅野史郎・前宮城県知事は無党派層のフィーリングに合っているような気がします。余計なことを言わなくても、情報公開一本ヤリで相当善戦できるのではないでしょうか。

石原都知事が早々と3選の出馬表明をしたのは、どうせ当選するものと思い込んで油断しましたね。これで野次馬としては俄然面白くなってきました(都民じゃないけど)。

都知事選を楽しむための参考データ

平成15年都知事選開票結果  立候補者5名・投票率44.94%
      得票数    候補者
1   3087190 石原 慎太郎
2    817146 樋口 恵子
3    364007 若林 義春
4    109091 ドクター・中松
以下略

平成11年都知事選開票結果  立候補者19名・投票率57.87%
      得票数    候補者
1   1664558 石原 慎太郎
2    851130 はとやま 邦夫   
3    836104 ますぞえ 要一   
4    690308 明石 康
5    661881  三上 満
6    632054 柿沢 こうじ
7   100123 ドクター・中松 
以下略

さらに参考データ

平成17年衆院選 比例東京・政党別得票数(投票率65.51%)

自民 2665417
民主 1962225
公明  820126
共産  586017
社民  300782
日本  290027
合計 6624594

平成15年衆院選 比例東京・政党別得票数(投票率58.27%)

民主 2291124
自民 1867544
公明  805640
共産  532376
社民  247103
合計 5743787 

東京都は有権者が約1000万人、1%がほぼ10万人に相当するのでわかりやすいです。

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2007年3月 2日 (金)

年間上昇率ナンバーワン銘柄を追う・その2

昨年末から2月末まで、二ヵ月間の株価上昇率ベスト10です(東証1部)。

     コード 上昇率(%) 銘 柄
 1. 7004  65.2 日立造船   → 継続企業の前提に疑義
 2. 4295  62.9 フェイス   → 吉本興業とインテルの投資会社が資本参加
 3. 5491  56.5 日本金属   → ステンレス株
 4. 8707  54.1 岩井証券   → ?
 5. 6519  52.4 エネサーブ  → 営業大赤字、特損発生
 6. 9972  50.3 アルテック  → フェニックス・キャピタルが筆頭株主
 7. 9358  49.8 宇徳運輸   → 業績上方修正
 8. 9449  48.9 GMO    → 今期(07年12月期)黒字転換予想
 9. 2768  45.9 双日HD   → 優先株買入消却、希薄化回避
10. 5480  45.3 冶金工業   → 業績上方修正

きのうアップしようと思ったのですが、ちょっと間に合いませんでした。分割銘柄の株価調整や新規上場銘柄、上場市場変更銘柄、上場廃止銘柄などのチェックがけっこう大変でした。なにしろ手入力なもので。

今年の本命が登場してくるのはまだこれからだと思いますが、この中では、宇徳運輸と冶金工業に注目しています。ただ、今期の好業績はすでに株価に織り込まれてしまった(と思う)ので、さらに株価が上昇するかどうかは来期の業績見通し次第だと思います。

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