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2007年3月18日 (日)

ライブドア事件・嘘の美学

毎度ライブドアネタですみません。いろいろ考えさせられることが多くつい感想などを述べたくなります。

16日の東京地裁の判決では堀江首謀説が否定されたにもかかわらず、東京地検は判決に100%満足しているそうです。これは堀江首謀説が悪意に満ちたでっち上げであったことを認めているようなものです。

今回の判決とライブドア事件の経緯を照らし合わせると、最初の検察の狙いは自社株売却益の還流による粉飾の首謀者として堀江被告を有罪にすることにあったのだろうと思います。この目的が達成されて堀江被告を有罪にできればライブドアの上場廃止までは考えていなかったのではないでしょうか。当初熊谷被告を逮捕しなかったのはライブドアの上場維持に配慮したのだと思います。

ところが、堀江被告が完全否認したため、宮内被告や中村被告の証言だけでは起訴しても公判が維持できなくなる恐れが出てきました。そこで、やむを得ずどうでもいいような架空売上を持出してきて熊谷被告まで逮捕してしまったというのが真相ではないかと思います。

結果論ですが、ホリエモンが嘘でもいいから首謀者であったことを認めて反省の態度を示してしまえば、判決も執行猶予になっただろうし、検察の目的は達成されるので波紋は最小限にくい止められただろうと思います。

公判で嘘の証言をしたとしても、事実を知っている周囲の人間は、ホリエモンの態度を高く評価しただろうと思います。一時的にライブドアの運営を熊谷被告にまかせたとしても、ホリエモン抜きのライブドアというのは考えにくいですら、やがては筆頭株主として社長に復帰する道もあっただろうし、あるいはライブドア株を全株売却して引退することもできたと思います。

ライブドアの上場さえ維持できていれば、株価というのはそのときどきによって上がったり下がったりするものですから、損害賠償などという破廉恥な要求に頭を悩ませなくても済んだはずです。ホリエモンがライブドアの株主やライブドアの社員のことを最優先に考えて、わが身を犠牲にする決断をしていれば、それが結局は一番ホリエモンの利益にもなったのではないかと思います。まあ、結果論ですけどね。

同じ嘘でも自分をよく見せようとする嘘よりも、自分を犠牲にする嘘のほうが美しいと思いませんか?

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