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2007年4月12日 (木)

やさしい経済学・その2

日経新聞の「やさしい経済学」の今日のテーマは「5.投資は不足する」です。

消費だけでは、需要が生産能力に対して不足するなら、残りは投資で埋めなければならない。

「埋めなければならない」かどうかは議論の余地がありますが、封鎖経済を前提にすれば、貯蓄を超える投資ができないのは確かです。したがって必ず

 貯蓄>投資

となります。ただ、長期的に考えれば、市場原理が働いて、ほぼ

 貯蓄≒投資

となるとも考えられます。「貯蓄>投資」なのか「貯蓄≒投資」なのかは期間の取り方や解釈の違いによるもので、素人目からすればどうでもいいことです。

で、現実の日本経済は鎖国をしているわけではありませんから、もし貯蓄が余っているのであれば、一国内で強引に貯蓄と投資を一致させようとするよりも、国策として戦略的な海外投資に力を入れたほうがいいのではないかと思います。

  「貯蓄と投資を一致させる」

ということを錦の御旗にして、一国内で市場原理を無視した膨張的な財政政策を実施すれば必ず利権がらみの弊害が生まれてきます。「弊害を生まない工夫をすれば」というのは理屈の上ではもっともでも、それが実行できるほど人間は賢くありません。

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