日本LCA・逃げろ!
日本LCAが第三者割当増資を発表しました。割当先は都市総研インベストバンクで、発行新株式数は700万株、発行価格は120円です。さらに都市総研インベストバンクと(株)暁成に対して新株予約権を発行することも発表されました。しかし、新株予約権の発行は発行条件が有利発行(発行価格0円)にあたる疑いがある(正確には有利発行にあたらないことが明らかにならない)とのことでとりあえず中止になりました。
おそらく都市総研インベストバンクに対する第三者割当増資は新株予約権の発行とセットなんだと思います。これはいいとして、第三者割当増資を引き受けるわけではない大株主の暁成に新株予約権だけを無償で割り当てるというのが有利発行に当たるんだと思います。
普通に考えれば、今回の第三者割当増資は破綻を免れたという以上の意味はほとんどないと思います。でも、株価は異常に暴騰しています。何か裏事情があるのかもしれません(たとえば経営権をめぐる株の買い集めとか)。一般の投資家が値動きのよさにつられてこういう銘柄に手を出すとろくなことはありません。裏事情があるとしても、その真偽を知っているのは当事者だけです。一般の投資家は最後にババを掴まされる可能性が大です。思惑だけでマネーゲームに参加すると、たまたま儲かったとしても悪い癖がつくのでやめておいたほうがいいと思います。もっとも人にはそれぞれ価値観というのがあります。スピードとスリルを味わいたいギャンブル好きの投資家には激しく魅力的な銘柄かもしれません。
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