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2007年7月 2日 (月)

オウンゴール症候群

3月期決算企業の株主総会で買収防衛策の導入が議案となったのは210社だそうです。そして210社すべてで買収防衛策が承認されました。なんだか複雑な気持です。個人的には(株主として)あらゆる買収防衛策には反対です。買収防衛策によいも悪いもありません。株主の立場からすれば買収防衛策そのものが不必要だからです。

かりに敵対的買収者が現れたとします。そのとき、その敵対的買収者に賛成するか反対するかはまさしく株主の権利です。その権利を制限するような買収防衛策になぜ株主が賛成しなければいけないのでしょうか。

株主が事前に現経営陣にお墨付きを与えてしまうような買収防衛策に賛成してしまうのは株主の権利放棄だと思います。株主にとってはそれがどんな内容であれ買収防衛策など余計なお世話です。「勝手に判断するからほっといてくれ」といいたいです。

もっとも、本音をいえば弱小個人株主としては議決権など無用の長物です。できれば伊藤園が発行しようとしているような無議決権優先株(議決権がない代わりに配当が優遇される株)のほうがありがたいです。

だいたい経営に関心のない株主にまで議決権を与えてもしょうがないです。議決権を増やさずに株式市場から資金調達するという伊藤園のアイディアはなかなか優れていると思います。これからブームになるのではないでしょうか。ただこうした無議決権優先株でも乱発されると株式の希薄化を招くことにかわりはありません。既存の株主にとっては迷惑なことは確かです。弱小個人株主としては、こうした種類株の発行に安易に賛成してしまわないよう十分注意したいと思います。

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