« 年間上昇率ナンバーワン銘柄を追う・その7 | トップページ | スティール・TOB続行 »

2007年8月 7日 (火)

最高裁がスティールの抗告を棄却

[東京 7日 ロイター] 最終更新:8月7日19時4分
 
<乱用的か否かに関わらず法令違反でない>
  最高裁の決定によると、ブルドックの買収防衛策についてスティールが株主平等原則違反と主張したことに対し「特定の株主の経営支配権の取得で、会社の株主価値が毀(き)損され、会社の利益・株主共同の利益が害されるおそれが生じるような場合」には、その防止のために特定の株主を差別的に扱うことができるとした。
 そのうえで、ブルドックの買収防衛策は株主総会で83.4%の賛成を得て可決されたことを指摘して「ほとんどの既存株主が、スティールによる経営支配権の取得が相手方の利益・株主共同の利益を害することになると判断したものといえる」と認定した。

もしこれが本当なら、買収防衛策なんて必要ねーじゃん。株主がTOBに応じなければいいだけの話です。

 さらに、スティールに割り当てられる新株予約権には新株が交付されないが、その代わりに現金23億円が支払われることを指摘して「相当性を欠くものとは認められない」とした。

今日ののブルドックソースの終値は下がったとはいえ630円です。スティールの新株予約権を396円で強制的に買取ることはどう考えても相当性を欠ています。

また、スティールが高裁で「乱用的買収者」と認定されたことに関しては「乱用的買収者に当たるといえるか否かに関わらず、新株予約権は株主平等原則の趣旨に反するものではなく、法令に違反しない」とだけ言及して、明確な判断は避けた。

高裁がスティールを濫用的買収者と認定したのは、そうしないと新株予約権を市場価格よりも低い396円で買取ることを正当化できなかったからだと思います。濫用的買収者かどうかの認定は避けて、なぜか結論だけは同じという最高裁の判断には首をかしげてしまいます。正否はともかくとしてまだ高裁の判断のほうが論旨が一貫していたと思います。

最高裁の抗告棄却は、頭ごなしに、

  ダメなものはダメだ

といっているだけで理屈もへったくれもありゃしません。

これでスティールは堂々とTOBを中止できることになりました。10日からは新株が市場に出回ることになります。ブルドックソースの株価は奈落の底に沈んでいくと思います。

|

« 年間上昇率ナンバーワン銘柄を追う・その7 | トップページ | スティール・TOB続行 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/122218/7450681

この記事へのトラックバック一覧です: 最高裁がスティールの抗告を棄却:

« 年間上昇率ナンバーワン銘柄を追う・その7 | トップページ | スティール・TOB続行 »