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2007年11月16日 (金)

下村湖人の「次郎物語」を読む・その1

今、任天堂の「DS文学全集」をやっています。このソフトに攻略本はありません。ただひたすら読むだけです。目標は100冊完全読破です。

「DS文学全集」には検索機能というのがあって、表示されたいくつかの質問に回答していくと回答から判断されたおススメの本が表示されます。先日、次に読む小説を決めようと思ってやってみたら、なんと下村湖人の「次郎物語」が表示されてしまいました。

「次郎物語」は子どものころ連続テレビドラマで見た記憶があります。たしか主題歌をペギー葉山が歌っていました。熱心に見ていたわけではなく、詳しい内容はほとんど覚えていません。

今さらという気もしないではないですが、とにかく読んでみることにしました。下村湖人が52歳でその執筆を開始し、69歳でようやく第五部までを完結したという長編小説です。

第一部と第二部は大人が読んでも非常に面白いです。悪童・次郎が次々と繰り広げる悪さの数々は善悪の見境がありません。叱られても泣くばかりです。衝動的な次郎の悪さには愛情に飢えた孤独な少年のやるせなさがぎっしりと詰まっています。でも他人事だと思うと笑っちゃいます。
第二部になると次郎も中学へ進学するようになります。少しおとなになって自己の内面を見つめたりするようになりますが、負けん気が強くて無鉄砲なところは相変わらずです。

第一部のあとがきで下村湖人は次のように述べています。

この物語が、まだ原稿のままだった頃、幾人かの知人にそれを読んでもらったら、その1人は、読んで行くうちに、「これは愉快だ。」と言って、しばし哄笑した。私は淋しかった。他の1人は「これは君の自叙伝なのか。」と、根掘り葉掘り、詮議しはじめた。私は苦笑するよりほかなかった。更に他の1人は、「次郎は変質者だね。」と言った。これには私はかなり考えさせられた。

なんとなく興味が沸いてきて読んでみたくなりませんか?

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