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2007年11月 1日 (木)

夏目漱石の「こころ」を読む・その3

夏目漱石は人間の心の動きをリアルかつ詳細に描写するのが得意です。特に、三角関係に巻き込まれて嫉妬に駆られた男の心理描写になると俄然文章に熱がこもってきます。三角関係というテーマは同じでも、これでもかというくらいに上から観たり横から観たりいろいろ視点を変えることによって次々と新たな小説が生み出されていきます。漱石の一連の代表作を読むと、まるで小説の創作を通じて三角関係にまつわる嫉妬の心理学を研究しているのではないかと思えてきます。

 「女々しいぞ。たかが嫉妬の問題じゃないか。イジイジしてるんじゃねえ」

そう思ってしまう人は、漱石の小説をくだらなく感じるかもしれません。

でも、失恋するとどんな男でも女々しくなるものです。失恋して落ち込んでさらに落ち込みたい人には「こころ」がおすすめです。奥さんに不倫をされたり逃げられたりした人にもおすすめです。それから片想いというのも本人にとってはまあ三角関係のようなものです。これまたチャンスです。「こころ」を読みましょう。

「こころ」は「DS文学全集」のランキングでは現在のところ100作品中49位になっています。小中学生にはちょっと難しいのでしょうかね。

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