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2008年6月19日 (木)

司馬遼太郎と桜桃忌

「縄文ドリームタイム日記」(http://jomonjin.exblog.jp/2020219)というブログによれば、「作家の司馬遼太郎さんほど、太宰治を評価していた人はいなかった」そうです。次のような(司馬遼太郎の)最大級ともいえる太宰治評が紹介されています。

しかし、司馬さんの場合、太宰を読み始めたのは、
40代過ぎてからだったという。
しかも凄いのは、太宰治全集を断簡断章にいたるまで
2度読んだという。
その結果、次の結論に達したという。
「太宰治を除いては、日本文学史は語れない」

それは、こういうことであった。
明治以来、二葉亭四迷、夏目漱石などの文学者は
愛も語れば、政治も語れる日本語を生み出すのに
苦労してきた。
その中で、太宰治こそ日本語の柔軟な可能性を
最大限に切り開いた功労者だというのである。

本日6月19日は桜桃忌(太宰治の命日)です。今年は太宰治没後60年、生誕99周年でもあります。10時からはじまる浅野妙子の「ラスト・フレンズ」ですが、何とも因縁の日に最終回を迎えたような気がします(狙ったのかな?)。

子供より親が大事、と思いたい。(「桜桃」)

「子どもより親が大事、と思いたい。」という表現が実に味わい深いです。「子どもより親が大事だ!!」と言い切ってしまわないところに微妙なニュアンスがあって、じわ~っとおかしさがこみ上げてきます。

  「子どもより親が大事、と思いたい」

へどもどしながらも恐る恐る自己主張しているバカオヤジの感じがよく出ています。こういう句読点の使い方に表現の機微を感じるようになると太宰治の小説を読むのが楽しくなります。

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