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2008年8月 5日 (火)

「あつぎ鮎まつり」の花火大会

海老名市と厚木市の境を相模川という川が流れています。海老名市に住んでいる人は川向こうと称して厚木を田舎あつかいしているそうですが、広い目で見れば(=東京や横浜から見れば)海老名も田舎であることを海老名市民は自覚しなくてはいけません。

さて、相模川には小田急線の鉄橋と平行して相模大橋という橋が架かっています。さらにこの相模大橋からほんの150メートルぐらい上流にもう一本あゆみ橋という橋があります。このあゆみ橋の存在に気がついたとき、どうしてこんなところに橋が架かっているのだろうと不思議に思ったものです。とにかく変な橋です。歩道が片側しかなくて、しかも30メートル置きぐらいに半円形のバルコニーのようなでっぱりがあります。これはいったい何のオマジナイなんでしょうか。知りたいですか?

厚木市では8月上旬に毎年「あつぎ鮎まつり」というイベントが開催されます。「あつぎ鮎まつり」の最大の目玉は花火大会です。打ち上げ数1万発、人出57万人(去年)というのは神奈川県下でおそらく最大規模の花火大会ではないかと思います。この花火大会で花火が打ち上げられるところは相模川と中津川と小鮎川の合流地点で、あゆみ橋のすぐ目の前です。つまり花火見物にはあゆみ橋が絶好のロケーションになっているのです。あのバルコニーのような奇妙な出っ張りも花火見物のために作られたと考えると納得がいきます。でも、年に一度の花火大会のためにわざわざあんな施設を作って野ざらしにしておくのは無駄ではなかろうか・・・と思いましたが、実際はもっと酷い事になっていました。

今年も8月2日に花火大会がありました。あゆみ橋に出かけてみると、橋上の観覧施設(?)が使用禁止(=立ち入り禁止)になっているのです。花火見物にはあまりにも立地がよすぎるため、開放すると見物客が殺到して危険なのかもしれません。観覧施設が鉄骨で封鎖されていて、花火の見物客が橋上に立ち止まらないように警察官が交通整理をしていました。なんのこっちゃ。同じ橋でも相模大橋のほうは規制がゆるやかで橋上から花火見物をしていてもお咎めなしでした。

しかし今年の花火大会は最後の大ナイアガラがうまく繋がらなくてちょっと残念でした。

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コメント

むぎさんは厚木市にお住まいですか?私も幼き頃、一時期相模原に住んでおりました。でも殆ど憶えてない。あゆみ橋、面白い橋ですね。むぎさんの説明を聞いて納得しましたが。私は花火大会なんて無縁だな。いつも空想の中で見ている。厚木市の地図をネットで調べて花火大会に行った気になりました。ありがとう。では、暑さ厳しき折、お体に気をつけて下さい。お盆休みは「浮雲」読もうかな~

投稿: 青むし | 2008年8月 8日 (金) 12時47分

青むしさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

私は厚木市よりもさらに奥地の伊勢原というところに住んでいます。わが町からみれば厚木市(本厚木)は憧れの大都会だったりします。道路一本隔てた向いが厚木市だったりすると、「おたくはいいねぇ、厚木だから」などと羨ましがったりします。

子供のころ打ち上げ花火というのはお盆のように平べったいものだと思っていました。見た目に騙されていたのです。気がついてみれば当り前のことですが花火は球でした。そうか、だからどの角度から見ても円く見えるんだ。いい年していまだに勘違いしている人は・・・いないか。

今年の夏も本格的に暑くなってきました。青むしさんもお体に気をつけて頑張って下さい。

投稿: むぎ | 2008年8月 9日 (土) 11時18分

何を仰るうさぎさん!九州の人間から見ると、神奈川県在住というだけで充分、都会人ですよ。その上、湘南の奥座敷と聞かされるとそれだけでセレブの香りが漂いますね。しかし伊勢原という地名ははじめて聞きました。

投稿: 青むし | 2008年8月13日 (水) 01時10分

青むしさん、こんにちは。それでは少し伊勢原市のご当地自慢をしたいと思います。

伊勢原には江戸城築城で知られる戦国の武将・太田道灌のお墓(首塚と胴塚)があります。伊勢原では毎年10月になると太田道灌の遺徳を偲んで盛大に「道灌まつり」が開催されます。小さな町にしてはかなり気合の入ったイベントです。「道灌まつり」でネット検索してみてください。

余談ですが、坪内逍遥の「当世書生気質」を読んでいたら、太田道灌に「にわかあめ」とフリ仮名が振ってありました(岩波文庫版P26)。昔は太田道灌と書いて「にわかあめ」と読ませていたようです。

さて、大山詣で有名(?)な大山寺や大山阿夫利神社の所在地も実は伊勢原市です。霊山・大山は悠久4000年の歴史を誇っています。標高1252メートルの山頂からは縄文式土器が発掘されていて、縄文時代からすでに大山の山頂には人が住んでいたことが確認されています。当然のことながら縄文時代にはまだお寺や神社はありませんでした。しかし、そのころからすでに大山は霊山として信仰の対象になっていたようです(証拠はないけど)。

投稿: むぎ | 2008年8月16日 (土) 20時10分

むぎさん、伊勢原市の事、いろいろ教えてくれてありがとう!悠久4000年の歴史が紐解かれなどスケールの大きな話が出るとは思いませんでした。勉強になりました。太田道かん(携帯で変換できません)を「にわかあめ」と読ませるのは面白いナ。何か意味があるんですか?道かん祭見てみたいね。あのさ、むぎさんに話す筋合いではないのですが、最近、健康面に翳り出て些か意気消沈。9月に東京に行こうと思ってたけどどうだかね。なんか話が暗くなってきたんで今夜はこのへんで。酒ならぬ青汁を一杯引っかけて寝るとします。おやすみ。

投稿: 青むし | 2008年8月18日 (月) 01時12分

以前、もぐり橋といって、雨が降ると潜りそうになる橋が同じ場所に有った。高さがスゴく低いわけ。その橋が撤去になった変わりにできたのが今の橋。しかし、海老名市民が厚木より都会だと思っているとは10年前には考えられないなァ。

投稿: あゆみ橋。それはね… | 2008年8月18日 (月) 18時35分

青むしさん、こんにちは。健康面がすぐれないそうですが大丈夫でしょうか。糖尿ですか?お大事になさってください。

「道灌」という落語があって、道灌公が狩に出かけたときににわか雨に降られたエピソードが出てきます。昔(明治時代)はこのエピソードが一般的によく知られていていたのではないかと思います。ちょうど木下藤吉郎と書いて「わらじ」と読ませるような感じです。落語の「道灌」はこれぞまさしく落語といった感じの話しです。あらすじだけ読んでも笑っちゃいます。ネットで読めますよ。

投稿: むぎ | 2008年8月18日 (月) 21時34分

あゆみ橋。それはね…さん、はじめまして。詳しい説明をありかとうございます。

昔は遠くの丘の上に住宅が密集しているだけ海老名駅の周辺は空き地というか何も無かったですね。ビナウォークができてから生意気になってしまったのでしょうか?

厚木は青山学院に撤退されてしまったのが痛かった(=イメージダウン)かもしれません。

まあ、どこでも住めば都です。伊勢原でも。

投稿: むぎ | 2008年8月18日 (月) 21時51分

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