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2008年10月27日 (月)

日経平均、バブル崩壊後最安値

10月24日の日経新聞の「大機小機」というコラムに米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏のデリバティブ(金融派生商品)取引に関する見解が紹介されていました。

このコラムを参考にしてデリバティブ(金融派生商品)取引の要点を整理すると、

1.デリバティブ取引はゼロサムゲームである。取引の一方が利益を出せば他方は損失を蒙る。
2.デリバティブ取引の損益は複雑な数学モデルによって推計される。その推計は将来の経済変数の想定を多少いじるだけで大きく変動する。
3.双方がそれぞれ自分に都合の良い評価モデルを使って損益の推計をしていれば、決済されるまでは双方が儲かっているような幻想が生れる。

35歳を過ぎたら習得できないといわれているような金融工学の難しい理論は分からなくても、素人としてはこれだけ知っていれば十分です。要するに、競馬の馬券を買った人が自分が予想した通りのレース展開になることを信じてみんながみんな自分が儲かった気になっているのと似たようなものだと思います。競馬の馬券の場合はすぐに結果が出て厳しい現実を思い知らされますが、デリバティブ取引の場合は10年を超えるような長期契約もあるそうです。そして長期のデリバティブ取引が決済されるころには(つまり巨額の利益計上が幻想であったことがバレるころには)、高額の報酬を得ていたデリバティブ会社のCEO(経営最高責任者)やディーラーは退職してしまっています。デリバティブ会社のCEOやディーラーといった人たちは金融工学に精通した金融取引のスペシャリストだと思います。しかしこれではほとんど詐欺師とかわらないですね。もちろんゼロサムゲームですから本当に利益を上げているすご腕の人もいるんでしょうけど・・・。

それを保有することのリスクの大きさから、ウォーレン・バフェット氏は「デリバティブは金融上の大量破壊兵器」と指摘していたそうです。

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