日経新聞に騙されるな!
今日(11月22日)の日経新聞に
「4-9月期経常利益の通期予想に対する進ちょく率の高い銘柄」
というランキング(ベスト30)が掲載されていました(集計対象は①時価総額が500億円以上②予想PERが30倍以下の銘柄)。よく見ると進ちょく率99.5%のトヨタ自動車がなんと第4位です。
日経新聞の記事によれば、「業績見通しの中に需要減退や円高、株安といった悪材料をどの程度織り込んでいるかが、今後の業績動向を占うポイントになる」のだそうで、「(トヨタは)足元の動向以上に円高で利益が目減りするリスクを織り込んでいる可能性もある」のだそうです。ホントかね?まるでトヨタは業績面から割安であるといわんばかりの論評です。でも、こんな記事を読んで「トヨタは割安」などと判断したらエライ目にあいますよ。
トヨタの下半期の想定為替レートは1ドル100円です。ところが現在の為替レートはすでに1ドル95円です。トヨタは1円の円高が400億円の減益要因ですから、このままでは円高による利益減がさらに2000億円(400億円×5)発生することになります。足元の為替相場を前提とすればトヨタの業績予想には円高で利益が目減りするリスクがまだ十分には織り込まれていないことになります。
今のところ、業績予想に着目して輸出関連企業の中から割安な銘柄を探そうとしてもほとんど無意味です。業績予想が全くあてにならないからです。為替レートひとつをとってみても、ほとんどの企業が下期の為替レートを1ドル100円前後に想定していると思います。(トヨタに限らず)ほとんどの輸出関連企業は為替レートの影響だけでも今後さらなる業績の下方修正を迫られる可能性が大です。厳しい時代になったものです。
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コメント
日経新聞さん、ごめんなさい。
本日(12月13日)の日経新聞に円急騰による輸出企業の業績に与える影響度に関する記事がありました。
トヨタは1円の円高が400億円の減益要因とよくいわれます。これは通期ベースの金額で半期で考えるときは半額の200億円でよかったです。したがって本文中の2000億円(400億円×5)は1000億円(200億円×5)に訂正します(四半期ベースで見る場合は、1円の円高で100億円の減益要因)。
投稿: むぎ | 2008年12月13日 (土) 08時00分