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2008年12月24日 (水)

テリー伊藤の名言・その2

何の番組だったか忘れましたが、テリー伊藤が

 「孤独死っていけないことなんですか?」

という意味のことを言っていました。テリー伊藤はたまにいいことを言いいます。「孤独死は悪」と決めつけるようなマスコミの報道に接すると、テリー伊藤のこの名言を思い出します。

人にはそれぞれ独自の人生観や価値観があります。死ぬ時ぐらいひとりでひっそりと死にたいと考えている人だってけっこういると思います。さらに死後はなるべく長期間発見されないでいたい、できれば永久に発見されないまま朽ち果てたいと考えている人だっていると思います。孤独死撲滅運動などは、たとえそれが善意にもとづくものであったとしても、ある種の人にとっては余計なお世話になってしまうかもしれません。

平安末期の歌人・西行法師に、

 ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ (山家集)

という有名な歌があります。西行法師は元祖世捨て人みたいな人ですが、この歌を現代語に意訳すると、「できることなら人里離れた山桜の花の下でひっそりと死にたい。春爛漫の満月の晩がいい」といった感じになります。

騎兵隊で有名な幕末のヒーロー・高杉晋作は西行法師に憧れていました。できることなら西行のように生きて西行のように死にたいと願いつつ、現実のしがらみから倒幕という権力闘争に加担せざるをえませんでした。そんなままならない浮世の悲しみを次のように歌っています。

 西へ行く 人を慕うて 東行く 我が心をば 神や知るらむ

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