« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月27日 (金)

<かんぽの宿>総務省、独自鑑定調査の委託業者を選定

2月26日21時19分配信 毎日新聞

 日本郵政の「かんぽの宿」の一括譲渡問題で、総務省は26日、独自の不動産鑑定調査を委託する業者を選ぶための一般競争入札を実施した。入札には7社が参加し、インターナショナル・アプレイザル(東京都港区)が393万2350円で落札した。

 総務省は3月末までに鑑定を終えることを優先して鑑定の対象を絞り込み、譲渡対象のかんぽの宿70施設などのうち、07年度に経常黒字だった11施設に、建設費などに約286億円をかけ簿価が約15億6000万円の「ラフレさいたま」(さいたま市)を加えた12宿泊施設と社宅9カ所の計21施設を鑑定する。

 総務省は独自鑑定の結果を日本郵政の不動産鑑定や簿価と比較し、オリックス不動産への一括譲渡価格約109億円が妥当だったかを検証する。【前川雅俊】

この独自鑑定って何のためにやるのでしょうかね。優良物件だけのつまみ食い的な鑑定をしても「一括譲渡価格約109億円が妥当だったか」の検証にはならないと思います。

こんなことにムダ金遣うくらいなら、400万円でもっと人を雇って、入札プロセスに不正がなかったかどうかを徹底的に調べるほうがマシではないでしょうか?

理屈で考えて実施する前からナンセンスとわかるような鑑定に400万円も遣う企画を誰が提案してその実行を誰が決定したのでしょうか。責任者には自腹を切って400万円払ってもらいたいですね。これぞまさしく税金の無駄遣いです。

「かんぽの宿」だけでは譲渡された瞬間から譲渡先は年間50億円規模の赤字を背負い込むことになります。「かんぽの宿」だけの評価額は買い手から見るかぎり明らかにマイナスです。事業継続と雇用の維持が条件では「持参金」をつけなければ引き取り手はありません。そこで、都内の社宅などの優良物件を「かんぽの宿」とセットにして、買い手から見た全体の評価額がプラスになるようにしていたのだと思います。したがって、都内の社宅や黒字のかんぽの宿だけを鑑定したところで意味がないんですけどね。

こんな中途半端な鑑定にお金とエネルギーを費やすくらいなら全力で入札のプロセスに不正があったかどうかを徹底的に調べたほうがいいのではないでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月24日 (火)

南沢奈央VS堂本兄弟

KinKi Kidsとか堂本兄弟とか、正直言ってあまりよく知りません。でも、バラエティ番組「新堂本兄弟」は何となくたまに見ています。

2月22日は祝600回記念ということで、なんと「赤い糸」の南沢奈央(芽衣役)がゲストでした。

南沢奈央は(ドラマで芽衣が通っている)桜川高校の制服を着ていました。ドラマよりもはるかに溌剌としています。ドラマでの南沢奈央は、役柄として辛いことや苦しいことが多く、いつも泣いたり悲しそうな顔をしたりしています。でも、「新堂本兄弟」では底抜けに明るいまさに等身大の現役女子高生といった感じでした(「赤い糸」の第一話で誰もいないと思って屋上でひとりで盛り上がっていたあの感じ)。

生身(?)の南沢奈央はそこにいるだけで周囲の人を幸せな気分にしてくれる不思議な魅力があるような気がします。コータくんではないけれど、「奈央ちゃん、生まれてきてくれてありがとう」といった感じです。

したがって、

   ○南沢奈央 (こまたすくい) ●堂本兄弟

断末魔の叫び → 光一くん「Ah~ha」、剛くん「ピッピピッピピー」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月22日 (日)

テレビドラマ「赤い糸」・第10話を観る

スキャンダラスな出来事からはもっとも遠い理想的なカップルと思われていた優梨(鈴木かすみ)とナツ(柳下大)に大事件が起こりました。優梨が妊娠してしまったのです。すでに4ヶ月です。もちろん相手はナツです。優梨は、女生徒ならその制服に一度は憧れるという名門のお嬢様学校(聖蓉女子付属)に通っています。妊娠がバレたら間違いなく退学です。

現実的な選択としては中絶しかありません。でも、中絶をするということはナツとの関係が終わることを意味します。少なくとも今まで通りの関係を続けることはできなくなります。自分のことしか考えていないナツに失望して優梨は中絶することを一人で決めてしまいます。もっとよく話し合ったほうがいいと考えている芽衣(南沢奈央)と美亜(岡本玲)はナツの気持を確かめるために優梨には内緒でナツに会いに行きます・・・どうなるんでしょうか?余計なお世話のような気もしますが、ドラマだからふたりが愛に目覚めて産んで育てようということになるのかもしれません。

妊娠中絶についてですが、クルクルパーは中絶したその日に平気で外出してニコニコしながらお茶を飲んだりしています。クソをしたぐらいにしか考えていないのかも知れません。しかし、優梨のような真面目なタイプだと、一生引きずるような倫理的罪悪感に苛まれるかもしれません。そういう人のために宗教というものがあります。中絶しても水子供養をしておけば、水子の魂が別の胎児に宿ってきちんと産まれてくるので心配はいりません。「信じるものは救わる」です。

それから母体の健康には注意が必要です。別のドラマですが、「ありふれた奇跡」(フジテレビ木曜10時)に美人(?)だけどどこか情緒不安定な加奈(仲間由紀恵)という女性が出て来ます。加奈には親にも言えない秘密があります。妊娠中絶が原因で子どもが産めない身体になってしまったのです。中絶は母体を傷つけます。中絶を悟られないようにと無理をしてはいけません。(盲腸だということにして)1週間ぐらいきちんと静養しましょう。

「赤い糸」にはいろいろショッキングな出来事がてんこ盛りですが、リストカットについても調べてみました。まず、リストカットは「生きたいと願う無言の叫び」なのだそうで、自殺が目的ではないらしいです。リストカットぐらいで人間は死なないし、本当に死にたければもっと確実に死ねる方法はいくらでもあるということらしいです。

麻美(石橋杏奈)のリストカットは、敦史(溝端淳平)の関心を自分に惹きつけておきたいという無意識の衝動が引金になっています。この自傷行為には薬物と似た依存性があって、一度ハマってしまうと何度も繰り返すようになってなかなかやめられないそうです。

それにしてもドラマの中の麻美はどうも現実感が希薄なってきているような印象を受けます。水族館で敦史とデートしているシーンなど、何か鬼気迫るものがあります。麻美はすでに精神を病んでいるのかもしれません。

それからユーレイのような沙良(桜庭ななみ)が敦史を訪ねて突然大叶神社に現れたのにはびっくりしました(予想がはずれてしまいました)。沙良は記憶が回復したのではなく、自分の日記を読んで過去の自分を知識として知ったようです。夜の大叶神社の境内で沙良がまず会ったのは麻美でした。初対面の沙良と麻美は何を語り合うことになるのでしょうか?お互い相手を見つめながら鏡に写っている自分の姿を見ているような気分になっているのではないでしょうか。不気味です。

敦史は生活費を稼ぐため、ガソリンスタンドでアルバイトを始めることになりました。母親の夏実(山本未來)が働かないのでしょうがありません。夏実にどんなに裏切られてもどんなに苦しめられても、敦史は歯を食いしばって親子で生きていこうとします。子どものために自分を犠牲にする親というのは珍しくありませんが、親のために自分を犠牲にする子どもというのはめったにいるものではありません。子どもというのは親不孝と相場がきまっています。敦史の優しさは例外中の例外です。いつも母親のことを心配してオロオロしています。敦史と夏実を見ているとどっちが親だかわからなくなってきます。

どうしてもクスリがやめられない夏実は「アタシさえいなければアッくんが幸せになれる」と考え始めています。なんだかイヤな予感がします。

来週はいよいよ最終話ですが、どうなってしまうのでしょうか?ストーリーが拡散してドラマ全体がグシャグシャになってきたような感じがします。とにかく事件が起こりすぎです。うまくまとまるといいのですが・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月19日 (木)

拝啓 takapon様

六本木で働いていた元社長のtakaponさんがリンクを張ってくれたおかげでわたしのこのお粗末なブログ(「つれづれ日記」)もアクセス数が通常の約10倍に急増してしまいました。全体の約9割がtakaponさんのところからやってきてくれた(うっかりクリックしてしまった?)お客さんです。嬉しいやら情けないやら・・・でも感謝です。

感謝のしるしとして、裁判が上告審で執行猶予になることを祈っています。そうだ、近くの神社に絵馬を奉納してこよう。

  「takaponさんが執行猶予になりますように」

このブログの1日のアクセス数が1000件を超えたというのは初めての出来事です。「かんぽの宿」問題はどうでもいいと言っては語弊がありますが、比較的気合をいれて書いているテレビドラマ「赤い糸」の感想文のほうをもっと読んでもらいたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月18日 (水)

テレビドラマ「赤い糸」番外編・コータくんの巻

原作のケータイ小説では芽衣はそうとう淫らな少女らしく、コータと恋愛感情のない性交渉を繰り返すらしいです。でも、テレビドラマではそういうシーンは出てきません。テレビドラマの芽衣は純愛路線だし、コータ(山田ジルソン )もそれほどワルではなくてなかなか愛嬌のある好青年(?)です。あのヘラヘラしたノリが個人的にはすっかり気に入っています。

メールをしても返事が来ない、無視されても、逃げられても、それでもコータは芽衣が好きです。コータは芽衣よりも1年先輩ですが、中学を卒業してからは喫茶店(FIRE HOUSE)で働いています。芽衣もフレンドリーな感じでコータに「先輩!」などと呼びかけたりしています。芽衣としては知り合いという以上に仲良くするつもりはないようですが、コータも芽衣と知り合いというだけで満足のようです。

「芽衣ちゃんと同じ空気が吸えるなんてオレは幸せだ。芽衣ちゃん、生まれてきてくれてありがとう」

コータは基本的に怠け者です。昼休みが3時間もあるというスペインに憧れています(夏場は本当に昼休みが3時間らしい)。でも、お店(FIRE HOUSE)ではそれなりに真面目に働いています。第9話では、敦史を待ちわびていた麻美にコーヒーのおかわりをサービスしていました。こういうさりげないサービスっていいですよね(下心があったのかな?)。とにかく単純明快で裏も表もないあのキャラは憎めないです。

我が高校時代の同級生にTクンという純朴(?)なクラスメートがいました。「脈がないからやめておけ」といっても、Tくんは聞く耳を持たないで「オレは好きなだけで幸せなんだ」と片想いにどっぷりとハマっていました。あんまり一途なので周囲が同情してできる事ならなんとかしてやりたいと思いつつも、こればっかりは相手のあることでどうにもなりませんでした。Tくんは3年間片想いのまま卒業していきました。相手はミス○○とうわさの美人でした。どうせ振られるなら振られても恥ずかしくない相手を選んだともいえます。

「赤い糸」のコータを見ているとこのTクンのイメージがダブってきます。そして過ぎた昔が懐かしく思い出されます。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年2月17日 (火)

<かんぽの宿>「日本郵政見苦しい」鳩山総務相

2月16日20時49分配信 毎日新聞

 鳩山邦夫総務相は16日、日本郵政が「かんぽの宿」の入札関連の資料を総務省に提出したのを受けて総務省内で記者団に対し「(資料が)膨大すぎて見ただけ」と現時点での評価は避けた。ただ、日本郵政が同日、報道機関に対して示した説明資料については、「言い訳のオンパレード。結局、自分たちが不透明にやってきたことを何とか認めてくれと言っているようにしか読めない。見苦しいとしか言いようがない」と批判した。

これまでに判明した事実から判断すれば、すでに競争相手がいなくなっているにもかかわらず、あたかもまだ競争相手がいるかのように思わせて、日本郵政側に圧倒的に有利な条件でオリックス不動産に譲渡契約を結ばせたということだったのではないでしょうか。

1.オリックスと日本郵政がツルんでいる(出来レースだ)。
2.かんぽの宿は安値で叩き売られた。

このふたつの先入観にとらわれている限り、物事の本質は見えてきません。

1.入札側はなるべく安く買いたい、日本郵政側はなるべく高く売りたい、そのせめぎ合いの中でなるべく高く買ってくれるところが落札した。
2.「かんぽの宿」は安値で叩き売られたのではなく高値で売りつけられたのである。

こう考えればすべてが納得できます。何の不思議もありません。

鳩山総務相はとにかく疑惑の渦中(かちゅう)にオリックス不動産を巻き込もうとしています。個人的に疑うのはけっこうですが、確たる証拠もないままに、単なる憶測や勘でいやしくも総務大臣ともあろうものが民間企業を疑うような言動を公の場で口にしてもいいのでしょうか?

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年2月15日 (日)

テレビドラマ「赤い糸」・第9話を観る

田所麻美(石橋杏奈)は両親が離婚してから父親といっしょに暮らしていましたが、その父親が薬物依存症になって自殺してしまいました。その後、麻美は再婚した母親から養育費をもらって一人暮らしをしています。どこに住んでいるかは不明です。敦史(溝端淳平)とは幼馴染みで大叶神社にもよくやって来ます。孤独な少女です。

敦史が自分の気持にウソをついて心にもないことを麻美に言っても、顔に「ウソです」と書いてあるのですぐバレてしまいます。敦史はウソが下手です。敦史のウソが通用するのは何でもすぐ信じてしまう芽衣(南沢奈央)ぐらいなものです。

麻美は敦史を本気で愛していますが、敦史にはほかに好きな人がいてその好きな人というのが芽衣であることに気づいてもいます。麻美は敦史の本当の気持を見抜いていながら、それでも「アッくんがいないと生きていけない」とまで思いつめています。どんなことがあっても麻美は敦史を諦められません。諦めるときは死ぬときです。

さて、第9話ですが、たかチャン(木村了)は生きている時は物理的に芽衣を束縛しましたが、死んでからは精神的に芽衣を束縛するようになりました。思いやりや優しさだけを残して消えてしまう人ってずるいですね。残されて生きていかなければならない人はたまったものではありません。

 「自分はもっとたかチャンに何かしてあげられたのではないか・・・」

芽衣はこころに傷を負ったままいつまでもたかチャンのことが忘れられません。好きというのではなく、自分に誠意が足りなかったことを悔いているのです。

それでも歳月は無常に流れていきます。たかチャンが交通事故で死んだ日からアッというまに半年が過ぎました。夏だと思っていたらもう冬です。光陰矢のごとしです。

久しぶりに芽衣の誕生日に中学時代の仲間で集まろうということになって、溜り場だった喫茶店(FIRE HOUSE)に懐かしいメンバーがそろいました。でもたかチャンはもういません。敦史も来ません。

第9話は「366日」ということで、芽衣と敦史の誕生日(2月29日)の出来事がメインです。たった1日ですが、まるで半年間の出来事がこの1日に凝縮されているような波乱(?)の1日でした。敦史の母・夏実(山本未來)のリハビリが完了していないことが発覚したり、芽衣の実の父親(春生)の死亡通知が届いたり、芽衣の育ての親の離婚が決まったり、芽衣が竹宮家の本当の子ではないことが告げられたり、敦史に振られたと思い込んだ麻実がハサミで手首を切って自殺(未遂?)したり・・・まあ、たった1日だというのにいろいろなことがありました。

両親の離婚が決まったとき、芽衣の姉・春菜(岩田さゆり)が敦史のことについて芽衣に言いました。

 「大事なのは、芽衣がどうしたいかだよ」

芽衣は少し八方美人的なところがあります。嫌われることを恐れて誰に対してもいい子であろうとするのです。でも、相手のことばかり気にしていると、自分が本当はどうしたいのかがだんだんわからなくなってきます。周囲に気を使いすぎる妹の性格を春菜はよく観ています。実に的確なアドバイスだと思います(お姉さんはえらい)。

芽衣は決心して16歳の誕生日には敦史と会う約束をした(そんな約束いつしたんだ?)思い出の場所に出かけていきます。別れていてもこの約束だけは敦史も忘れていませんでした。雪が降ってきました。ふたりの劇的な再会はおそらく半年ぶりです。芽衣はどうして敦史が自分を避けるようになったのか、今でははっきりとその理由を理解しています。

 「アタシ、何をいわれても、何があっても、アッくんのこと信じればよかった」

第9話はここまでです。映画のストーリーもこのあたりまでらしく、ここから先は前人未到(?)の未知の領域です。物語が同じことを繰り返しているようで少し飽きてきたところもありますが、とりあえず「どういう結末になるのか楽しみです」と言っておきます。

それから最後に沙良(桜庭ななみ)からのメールについてひとこと。芽衣の誕生日に突然沙良からメールが来ました。沙良の記憶喪失は治ったのでしょうか?いや、このメールは本当の沙良からのメールではなさそうです。おそらく麻美の嫌がらせメールです(はずれたらごめん)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月10日 (火)

「考える人」(坪内祐三著・新潮文庫)を読む

この「考える人」という本は16人の作家・評論家の人物論です。表紙が小林秀雄、裏表紙が福田恆存で、その間に14人が挟まっています。しかし「考える人」というタイトルはかなり強引です。ある人にとっては歩くことが考えることであったり、ある人にとっては考えないことが考えることであったりします。つまりみんな考える人です。パロディで「考えない人」という本はありませんが、そういう本が出て来てもおかしくない内容の本です。

ただこの「考える人」の中には本格的な考える人も出て来ます。坪内祐三は福田恆存から次のようなことを学んだといいます。

紋切り表現を馬鹿にしてはいけない。紋切り表現を使う時にはそれに自覚的であること。いけないのは無自覚の紋切り表現である。いや本当に無自覚な紋切り表現ならかまわない。いけないのは紋切り表現を馬鹿にしていながら無自覚で紋切り表現を使うことである。

たしかに新聞記事のような紋切り表現(=様式化された型通りの表現)を無自覚に羅列しているようでは優れた文学者にはなれません。福田恆存からこういうことを学んでしまう坪内祐三が実は一番考える人だったというのがこの本のオチなのかもしれません。

巻末の解説を考えない人(のふりをしている)南伸坊が書いています。

はじめから、空虚なくせに、にやにや笑う。「空虚のふり。」   (太宰治)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 8日 (日)

テレビドラマ「赤い糸」・第8話を観る

テレビドラマ「赤い糸」では、特に誰かの回想シーンというわけではなく、意図的に物語の流れを切断して時間の順序を入れ替えるような手法がよく出てきます。時の流れを遡って種明かしをするような逆伏線とでもいうべき手法です。その結果、ストーリーが多少分りにくくなることがあります。でも、分りにくいという理由だけでこれを非難すべきではないと思います。テレビドラマも昔と違って録画ができるようになりました。録画によって何度でも繰り返し観ることができます。読書に精読というのがあるように、精読に似た鑑賞の仕方を要求するテレビドラマがあってもいいと思います。特にこの「赤い糸」は、一度観ただけでおしまいというのではあまりにももったいないドラマです。録画して繰り返し鑑賞することをおススメします。必ず新たな発見や新たな感動があります。

さて、いよいよ第8話です。今回は何んといってもたかチャン(木村了)がかっこよかったです。まず、前回の話になりますが、たかチャンは芽衣(南沢奈央)が敦史(溝端淳平)の母親の回復を願って大叶神社に奉納した絵馬を偶然見てしまいました。

     アッくんのお母さんが
    早く元気になりますように。

      アッくんと一緒なら、
    嬉しいことは2倍になります。
   辛いことは、きっと半分になります。

 平成18年9月1日         芽衣

芽衣と付き合い始めたたかチャンが芽衣の心を疑うようになったのはこの絵馬を見たときからです。たかチャンは考えました。「芽衣はまだ敦史への思いを引きずっている。芽衣が本当に好きなのはオレじゃない。でも、芽衣はオレを好きになろうと一生懸命努力している・・・」

たかチャンが約束を破った芽衣に暴力を振るったとき、近くにいた敦史がすっ飛んできて、すごい形相で思い切りたかチャンを殴りつけました。芽衣は必死にたかチャンを庇いましたが、そのとき、たかチャンは悟りました。「敦史はまだ芽衣のことが好きだ。オレに敦史の代わりはできない。芽衣は本当の気持を抑えて無理をしている。芽衣を幸せにできるのはオレではなくて敦史だ。芽衣と敦史は運命の赤い糸で結ばれている・・・」

たかチャンは大叶神社の夏祭りの日に芽衣と敦史を別々に呼び出してふたりを会わせようとしました。芽衣を諦めたのです。たかチャンの引き際は男らしくて爽やかでした。でも、その直後に悲劇が起きました。たかチャンが車にはねられてしまったのです。たかチャンは病院に運び込まれましたが、意識がもどらないまま死んでしまいました。偶発的事故でした。いや、偶発的事故を装った自殺だったかもしれません。真相は不明です。

たかチャンが初めて芽衣を見かけたのはちょうど3年前の夏祭りの日でした。同じ夏祭りの日にたかチャンは死んでしまいました。

    人は気がつかないうちに
   たくさんの人に守られている
   そんな大切なことをアタシは
    失ってはじめて気づいた

第8話はここまでです。「赤い糸」のファンクラブ(もしあれば)は、ファンに呼びかけてどこかのお寺で盛大にたかチャンのお葬儀を催してもいいのではないでしょうか。ドラマと現実のコラボレーションです。木村了クンにとっては生前葬になってしまいますが許してもらいましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年2月 7日 (土)

「かんぽの宿」問題・白紙撤回はオリックスから

本日(2月7日)の日経新聞の「かんぽの宿」問題の記事で民間の不動産取引について次のような事例が紹介されていました。

北海道占冠村のリゾート施設「アルファリゾート・トマム」は1千億円以上投じて建設された施設だか、不動産会社が破綻し星野リゾート(長野県軽井沢町)にわずか1億1千600万円で2004年に売却された。

不動産の売買において、赤字物件が民間ではどのように評価されてどのように取引されているのか、その具体例をたくさん集めて紹介していけば、国会で悪乗りしてはしゃいでいる連中も少しは目が覚めるのではないでしょうか。

「かんぽの宿」のオリックス不動産への一括譲渡は白紙撤回がほぼ確定的になってきましたが、この譲渡契約には(白紙撤回の)違約金条項はないそうです。もしそうであるなら、この際、権力の濫用に対する無言の抗議ということでオリックス不動産のほうから一方的に譲渡契約を白紙撤回してしまってはどうでしょうか。

現在、日本を含む世界経済は100年に一度という未曾有の経済危機に見舞われています。不動産会社が次々と破綻してあっちでもこっちでもバルクセールが始まろうとしているときに、「かんぽの宿」のようなややこしい物件をわざわざ無理して買う必要はないと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 5日 (木)

<日本綜合地所>「内定切り」に補償金100万円で和解

2月2日20時2分配信 毎日新聞

 マンション分譲などを手がける「日本綜合地所」(本社・東京都港区)が大学生53人の内定を取り消した問題で、学生3人が加入し交渉をしていた全国一般東京東部労組(岸本町雄委員長)は2日、同社と協定書を締結し問題が解決したことを明らかにした。

 労組によると、協定書で会社側は「精神的負担を含め多大な迷惑をかけることとなり、誠に申し訳ない」と学生に改めて謝罪した。その上で、補償金100万円と解決金の支払いで合意した。補償金は当初42万円が提示されたが、交渉で100万円まで増額され、組合員以外の学生にも同額が支払われた。

 日本綜合地所の広報担当者は「ほとんどの学生さんへの補償金支払いは終えた。ご迷惑をおかけしたので、業績回復に全力をあげたい」と話している。

会社更生法申請のニュースを聞いてからこの内定取り消しのニュースを読むと、今どきこれほど誠実な会社があったのかと感動してしまいます。沈みゆく泥船に乗ってしまった内定者をわざわざ100万円の補償金まで支払って巻添えにしなかった態度は破綻したとはいえ立派だと思います。

あらためて日本綜合地所はいい会社だったんだと再認識しました。こういうまともな不動産会社でも破綻してしまうほど今の不況は深刻なんだと思います。内定を取り消された学生諸君は自分の選んだ会社は間違っていなかったと確信して、日本綜合地所に感謝とまではいかないまでも敬意を表して新たな人生を歩んでもらいたいです。世の中というのは不条理のかたまりのようなものですから、内定取り消しぐらいでめげないで下さい。人生いろいろあります。過ぎてしまえば内定取り消しもよき思い出、貴重な体験ですよ(無責任?)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 3日 (火)

<かんぽの宿>譲渡問題、政権の命取りに…鳩山民主幹事長

2月1日19時20分配信 毎日新聞

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は1日、高松市で開かれた党県連大会であいさつし、日本郵政による「かんぽの宿」のオリックス不動産への一括譲渡問題について「政権の命取りになるぐらいの大きな問題が見え始めてきた」と述べた。予算委員会の審議で徹底追及する姿勢を強調した。

 鳩山氏は「郵便貯金を一括管理している会社がオリックスの大株主で、そのオリックスが『かんぽの宿』を安く買いたたく。インサイダーのにおいがぷんぷんする」と指摘した。【佐藤丈一】

「郵便貯金を一括管理している会社」というのは日本トラスティ信託銀行のことだと思いますが、10位以内ということで検索すると、日本トラスティ信託銀行(信託口含む)は上場企業2030社の大株主です。時価総額(09年11月28日現在)が5000億円以上の上場企業に限れば170社中169社の大株主です(例外は豊田自動織機のみ)。それから信託口というのは委託されて信託銀行がその企業の株を購入しているだけで、本当の株主は誰だかわかりません。日本トラスティ信託口がオリックスの筆頭株主であってもそれがどうしたのという話なんですけどね。

誰にハメられたのかわかりませんが、責任ある立場の政治家がこういうワケのわからない発言をしていていいのでしょうか?民主党はオウンゴールが得意なので困ってしまいます。国会で漫才はやめて下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 1日 (日)

テレビドラマ「赤い糸」・第7話を観る

「赤い糸」の主題歌はHYの「366日」(作詞作曲・仲宗根泉)という曲です。ドラマのBGMでこの曲が流れてくると、意識が曲のほうに集中してしまってほとんどドラマを見ていないことがあります。主題歌がかっこよすぎるというのも困ったものです。

「366日」は、タイトルが閏年(うるうどし)を連想させるし、曲想もほとんどピッタリというくらい「赤い糸」にマッチしています。もともと「赤い糸」の主題歌として書かれた曲だと思っている人も多いかもしれません。いや、なにも知らなければだれだって「赤い糸」をイメージして書かれた曲だと思ってしまいます。でも本当はドラマや映画のことは何も知らないで書かかれた曲なんだそうです。

「366日」を歌っている仲宗根泉さんは、インタビューで次のように話しています。

「366日」という曲が主人公のふたりの思いを代弁してるというか――すごく不思議な感じでしたね。もちろん何回も聴いてるし、何度も歌ってきた曲なんですけど、映像が加わることで自分の曲じゃないような感じになるというか。また違った聴こえ方になる、と言ったほうがいいのか。

PV(プロモーションビデオ)の撮影にも出演していただいたんですが、奈央ちゃんが泣くところで、私まで泣いちゃったんですよ。“お前かよ!? 泣くのはそっちじゃなくて、奈央ちゃんだろう!”っていう話なんだけど(笑)、なんだか圧倒されちゃったんですよね。いろんな思いがこみ上げてきちゃって……。自分で作った曲なんですけどね(笑)

自分で作った曲に自分が感動して泣いてしまう人というのも珍しいです。でも、たしかにこの曲は泣かないで歌うほうが難しいかもしれません。わたしなんぞはただ聴いているだけで涙が溢れてきます(ウソ)。

さて、第7話です。芽衣(南沢奈央)のクラスから、沙良(桜庭ななみ)に続いて敦史(溝端淳平)もいなくなってしまいました。それでも月日は無常に流れていきます。第7話からは高校生活編です。

芽衣たちがどんな高校に進学したかというと、まず優等生の優梨(鈴木かすみ)は名門の聖蓉女子大学付属高校に合格しました。敦史の幼馴染みの田所麻美(石橋杏奈)が通っているあの学校です。芽衣と美亜(岡本玲)はそれなりに頑張って公立の桜川高校に合格しました。芽衣はともかくとして美亜までよく受かったものです。美亜は勉強が嫌いなだけでもともと頭はそんなに悪くなかったのかもしれません。

ミツ(田島亮)はどこかの高校、ナツ(柳下大)はサッカーの名門校(?)にそれぞれ進学が決まったようです。

かわいそうなのはたかチャン(木村了)です。たかチャンは芽衣と同じ高校に行きたいと思って桜川高校を受験しましたが、残念ながら不合格でした。たかチャンの家は貧乏な定食屋のため、息子を私立高校に通わせるだけのお金がありません。親孝行のたかチャンはお店の手伝いをしながら夜学に通うことになりました。

たかチャンは同じ高校に受かったら芽衣と付き合ってもらえる約束をしていたのですが、芽衣から不合格でも付き合うといわれて大喜びです。芽衣にしてみれば、たかチャンにそれなりの好意を感じていたし、早く敦史のことを忘れるためにも心の空洞をたかチャンに埋めて欲しかったのかもしれません。

たかチャンは夜学の授業前に芽衣と毎日会う約束をしました。1時間ほどのわずかな時間ですがたかチャンにとっては芽衣に会える貴重なデートタイムです。最初は芽衣もたかチャンに会うのが楽しそうでした。でも、だんだんこのデートタイムが芽衣にとっては重荷になってきます。高校生活が始まると新しい環境で新しい友達も出来てきます。新しい友だちと仲良くしたいと思っても毎日のデートタイムがそれをじゃまするのです。芽衣は決してたかチャンのことが嫌いになったわけではありません。もともとほかの友だちとの付き合いを犠牲にしてまで毎日会いたいと思うほど好きではなかったんです。

毎日会うのはやめようと提案した芽衣に、飛んできたのはたかチャンの平手打ちでした。おそらく芽衣は親からも叩かれたことなく育った子です。人から叩かれたのはこれが生まれて初めてかもしれません。叩かれた頬を押さえてジッと考え込む芽衣の心には何か去来していたのでしょうか?

            友達を想う……
           好きなヒトを想う……
    大切なものは、いつも目には見えないけれど……
    信じられる確かなものは、本当にあるのですか?

第7話はここまでです。もし沙良があのまま死んでしまっていたら化けて出て来そうな展開でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »