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2009年5月30日 (土)

最強の「ねこごはん」はこれだ!!

不況の影響か、最近は手軽で安上がりな「ねこまんま」が流行っているそうです。しかし、「ねこまんま」という言葉はどうも品がなくてよくありません。語感が下品です。せめて「ねこごはん」といって欲しいです。

そこで一度食べたらまた食べたくなる最強の「ねこごはん」を紹介したいと思います。

1. 温かいごはんに薄くスライスした玉ネギ(1/4)をのせる
2. その上から鰹節(削り節)を振りかける
3. さらにしょう油をかける

これで出来上がりです。早い、安い、うまいの3拍子そろった「ねこごはん」です。玉ネギのピリッとした辛味とシャキシャキした食感がたまりません。それに「ねこごはん」にはやはり鰹節です。きっとまた食べたくなります。食べすぎに注意しましょう。5分でできます。

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2009年5月28日 (木)

「ぼくの妹」・瀬川弁護士は林田さんだった!

テレビドラマ「ぼくの妹」(TBS系日曜午後9時)は、両親を早くに亡くした兄妹がお互いに助け合いながら生きていくという物語です。兄の盟(オタギリジョー)は世渡りが下手な堅物のエリート青年医師、妹のサヤ(長澤まさみ)は生活力だけは旺盛であとはチャランポランなキャバクラ嬢です。お互い相手にはない長所(または短所)を持っている似てないもの同士の兄妹です。

この「ぼくの妹」に、キャバクラ嬢のサヤ(24歳)と不倫をしている瀬川(田中哲司)という弁護士(39歳)が出てきます。瀬川は、騙したつもりが騙されて、サヤにいいようにこき使われています。主導権はいつもサヤが握っていて、サヤがへそを曲げると瀬川はオロオロしてしまいます。この情けないダメ男、どこかで見たことがあると思っていたら「ラスト・フレンズ」の林田さん(モトクロスチームの監督)でした。

長澤まさみと田中哲司は案外相性がいいかもしれません。笑えます。「ぼくの妹」は一般的には不評(視聴率低迷)ですが、このふたりの関係は捨てがたいものがあります。次のドラマでは是非年の差カップルの夫婦役を演じてもらいたいです。財産目当てで結婚した派手好きな長澤まさみが新婚早々浮気をして、お坊ちゃまくん(老舗料亭の二代目バカ社長かまたはロボット的無能世襲議員など)の田中哲司が切ながって泣くお話がいいです。

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2009年5月27日 (水)

テレビドラマ「白い春」・第7話を観る

「白い春」がいよいよ佳境に入ってきました。さち(大橋のぞみ)を巡る春男(阿部寛)と康史(遠藤憲一)のバトルが熾烈を極めています。ボクシングに例えると、ジャブあり、ボディブローあり、一発逆転のカウンターパンチありといった感じでけっこういい勝負です。

春男が康史に、なぜ自分が「むらかみベーカリー」の二階に行きたがらないのか、その理由を話すシーンがありました。二階は「村上家」の生活空間です。二階にはさちがこれまでに育ってきた時間が刻まれています。遅れてきた父親の春男は自分の知らないさちの生活史を見るのが辛いのです。

春男から二階に行きたがらない理由を聞かされた康史は何を思ったでしょうか。まさか「ざまあみろ」とは思わなかったと思います。康史にも春男の苦しい胸の内が伝わらないはずがありません。さちを巡るバトル(心理的駆け引き)を繰り返しているうちに、春男と康史はお互いに相手の気持が少しずつ理解できるようになってきたのではないでしょうか。

相手の気持が分かるようになればお互いの敵意や反感は薄れてきます。しかしだからといって問題が解決するわけではありません。事態はますます紛糾してきます。まさかひとりしかいないさちをちょん切って半分ずつにはできません。どうなってしまうのでしょうか……。

究極のシナリオを予想すると、春男と康史のどちらかが不慮の事故か病気で死んでしまうというのはどうでしょうか。天の配剤に逆らうことはできません。父親の椅子がひとつしかないのに父親がふたりいるからいけないのです。さちをふたりにすることはできなくても、父親をひとり抹殺することは出来ます。これは悪魔のシナリオです。でも……ひょっとしたら……ありうるかもしれません。

ところで、今回は栞(吉高由里子)に続いて佳奈子(白石美帆)が春男に身の上話をしていました。これまで謎だった佳奈子の胸中が少し明らかになりました。佳奈子は康史に思いを寄せているのかもしれません。でも康史の心にはまだ真理子(紺野まひる)の面影が生きています。それが分かっているから自分の気持を言い出せなくて遠慮しているのです。いつまでたっても康史のことを「おにいさん」としか呼べないか佳奈子はあまりにも可哀想です。佳奈子は姉の真理子にコンプレックスを抱いて生きてきました。みんなが真理子のことを愛するのに、だれも自分のことなんか振り向いてもくれない……そういう悲しい思いをいつも抱いて佳奈子は生きてきました。時折り見せるあの厳しい表情は佳奈子の屈折した胸中を表しているのかもしれません。

それにしても栞と佳奈子はどうしてあのように犬猿の仲なのでしょうか。ふたりが顔を合わせるとろくなことがありません。いちいち言葉にトゲがあります。けっこう似たような境遇を生きてきたのにね……。

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2009年5月23日 (土)

個人経営のパン屋さんは儲かっているのだろうか?

テレビドラマ「白い春」で村上康史(遠藤憲一)が経営している「むらかみベーカリー」の経営状態について考えてみました。

実際のパン屋さんは食パンの利益率が高く、食パンがよく売れると儲かるのだそうですが、ここでは問題を単純化して「むらかみベーカリー」は1個150円の菓子パンだけを売っていることにします。

「むらかみベーカリー」は店主の康史のほかに職人2名(恵一と春男)と店舗スタッフ2名(おそらくはパート)が働いています。佳奈子もお店を手伝っています。

「むらかみベーカリー」の限界利益率は50%(150円のパンを1個売ると75円儲かる)で、固定費(人件費、光熱費、減価償却費、金利など)が月60万円かかっているとします。この「むらかみベーカリー」が、たとえば月60万円の利益を上げようとすると、1日何個のパンを売る必要があるでしょうか……。

答え → 月16000個(売上にすると240万円)、営業日が月25日だとすると1日当り640個(売上にすると9.6万円)。

……なかなか厳しいですね。「むらかみべーカリー」はけっこう人気店のようですが、やや放漫経営ではないかという気もします。普通の個人経営のパン屋さんだと徹底的に固定費を圧縮しないとやっていけないかもしれません(生き残れるのは家賃の要らない究極のパパママストアぐらいだろうか……)。

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2009年5月22日 (金)

テレビドラマ「白い春」・第7話予告編

テレビドラマ「白い春」の来週の展開を占う予告編を紹介します。「白い春」の予告編は充実していますが、当然のことながら抜けているシーンのほうが圧倒的に多いです。下手に想像力を働かせて抜けているシーンを補おうとすると、早合点や誤解をする場合もあります。いひひ。

シーン1・栞と勇樹が春男のうわさ話をしています。栞がやや不機嫌。
勇樹 「おっさん意外と続いているよな、パン屋」
栞  「さっちゃんと毎日会えるからでしょ」
勇樹 「父親だって名乗れないのに?」
栞  「いいのよ」

シーン2・イチゴを持ったさちがこっそり春男に話しかけました。
さち 「こないだのお礼に、一番大きいのあげるね」
春男 「お礼?」
さち 「逆上がり」

シーン3・食卓でさちが康史と佳奈子に言いました。
さち 「沙織ちゃんちでパーティーやったの。うちでもやりたいな」

シーン4・栞と勇樹がパン屋に様子を見に来ました。
栞  「ちゃんと働いてるんじゃん」
勇樹 「けっこうサマになってんじゃん」
栞  「ねえ、これおじさんが焼いたパン?」
春男 「サッサと帰れよ、邪魔だ」
栞  「だって邪魔しに来たんだもん」

シーン5・佳奈子と康史がもめています。かなり深刻です。
佳奈子「その人たち、さっちゃんがあの男の子どもだって知ってたのよ。おにいさんは、あの男雇おうって自分が言い出した手前、意地になっているだけじゃないの」
康史 「知ったようなこと言うなよ」

シーン6・神社で佳奈子が春男に詰め寄っています。
佳奈子「うち辞めてくれませんか」
春男 「姉妹(きょうだい)なのに、真理子と似てねえな」
佳奈子「お姉ちゃんと比べたりしないで(怒)」

シーン7・再び栞と勇樹が春男のうわさ話をしています。
勇樹 「もしかしてお前、おっさんのこと好きになったんじゃねえだろうな」
栞  「えっ……そっちこそ意味不明」

シーン8・パン屋で働いている恵一(年下だけど春男の先輩)が事故を起こしました。
佳奈子「恵一くんが配達途中で事故ったって!」
康史 「事故って、怪我は?」

シーン9・今回の予告編はやけに勇樹が多く出てきます。
勇樹 「栞はさあ、あんたが離れていくみたいで寂しいんだよ」
春男 「えっ?」
勇樹 「いや、好きとかそんなんじゃないってあいつ言ってた……」

シーン10・何があったのかパソコンに向って栞がつぶやいています。
栞  「公表してやる……」
ブログには「重大発表。村上さちは佐倉春男の娘です」と書き込まれていました。

シーン11・たまたま春男しかいないところにさちが学校から早退してきました。
春男 「どうした?」
さち 「熱があるから帰ってきたの」
春男 「熱?」

シーン12・さちが言いました。
さち 「おとうさんがおじさんのこと二階に呼んじゃダメだって」

シーン13・何があったのか、春男と栞がもめています。
春男 「二度と店に来るな」
栞  「あんなんでいいの?本当は親子なのに」
春男 「お前には関係ねえ」

春男はみんなからいろいろに呼ばれています。佳奈子は「あの男」、康史は「お前」、勇樹は「おっさん」、そしてさちと栞が「おじさん」です。みんな春男のことです。

予告動画もサービスしておきます。

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2009年5月20日 (水)

テレビドラマ「白い春」・第6話を観る

「むらかみベーカリー」は、毎日200個のパンを学校に納品するという仕事を引き受けることになりました。忙しくなります。新しく人を雇わなくてはなりません。康史(遠藤憲一)はハローワークに求人を出すことしました。しかし、パン屋の仕事は朝4時からです。なかなか適当な人が見つかりません。

ほとんど諦めかけていたところにハローワークから電話がありました。未経験で四十歳の応募者がいるというのです。とにかく人手が欲しいと考えていた康史は、喫茶店で面接だけでもしてみることにしました。多少難があってもこの際贅沢は言ってられません。

ところが喫茶店で康史を待っていたのはなんと春男(阿部寛)でした。春男が「むらかみベーカリー」の求人に応募してきたのです。怒って帰ろうとする康史を引き止めて、春男は康史がきちんと父親の勤めを果たしているかどうか問い質しました。痛いところを突いてきます。言いたいことを言って帰ろうとする春男を今度は康史が引き止めました。折角来たんだから面接ぐらいしていけというわけです。

二人の間で何が話し合われたのか詳しい内容はわかりません。面接のシーンをカットしてしまったのは手抜きのような気もしますが、あえて面接シーンをベールに包むことによって演出上の効果を狙ったのかもしれません。

康史は、「自分が本当の父親であることをさち(大橋のぞみ)には絶対に言わない」という約束で春男を雇うことにしました。康史は、さちがこっそり春男に会っているのではないかとビクビクしながら暮らすことにもう疲れてしまったのかもしれません。この際、春男とさちを無理に引き離すよりも、康史とさちの「理想的な親子ぶり」を目の当たりに春男に見せつけて「お前の出る幕はないんだ」ということを春男に思い知らせてやろうと考えのかもしれません。

康史から春男を雇ったという話を聞かされてびっくりしたのは佳奈子(白石美帆)です。佳奈子は康史の考えている以上にさちと春男が親密な間柄であることを知っています。康史の考えはあまりにも危険です。佳奈子は「康史の作戦」が裏目に出ることを恐れました。

しかし、サイは投げられてしまいました。お妾さんが押しかけて本妻と同居するという話は聞いたことがありますが、実の父親と育ての父親が子どもが見ている同じ職場で働くという話は聞いたことがありません。こういうのって、精神衛生上よくないと思います。結果的に誰かが傷つくことになります。佳奈子でなくても何か悪い事が起こりそうな予感がするというものです。

さちは「おじさん」が「むらかみベーカリー」で働くようになったのを知って大喜びです。「おじさん」の仕事ぶりをピッタリくっ付いて見ていたり、頼まれもしないのに手伝いたがったりします。うい奴じゃ。

春男が来たおかげで、多少忙しさから解放された康史はさちの授業参観に行くことができるようになりました。授業参観の日は体育の授業があります。体育の授業でさちは逆上がりをやらなくてはなりません。ところが残念なことにさちは逆上がりができません。さちはお絵描きは得意ですが、運動神経はまるでダメです。

春男は、パン屋での仕事が終わって帰る途中、公園で逆上がりの練習をしているさちを見つけました。学校帰りのさちは必死に逆上がりの練習をしています。春男はさちに「手で押してくれる」と頼まれて、困ってしまいます。

春男は自分の手をジッと見つめて、康史から「穢れた手でさちに触るな」と言われたことを思い出していました。春男と康史はどこか性格的に似ているところがあります。気が小さいというか、傷口に塩をすり込むような相手の罵詈雑言をいちいち気にしてくよくよ思い悩むところがそっくりです。

春男はカバンでさちを押してあげるといううまい方法を思いつきました。これなら直接手で触ったことにはなりません。熱心な春男の迷コーチぶりが功を奏したのか、さちは苦手な逆上がりが出来るようになりました。嬉しそうに春男にお礼を言って走っていくさちの後姿を見送る春男は完全に優しいお父さんの顔になっていました。でも、どことなく哀愁が漂っています。

さちは、接する機会が増えれば増えるほどどんどん春男に惹かれていきます。「康史の作戦」はどう考えても失敗です。康史はだんだん窮地に追い込まれていくような気がします。

このドラマ、今後どういう展開になるのか楽しみです。康史は、もうさちを諦めて、佳奈子と結婚して自分の子を産んでもらったほうがいいのではないでしょうかね。未練を断ち切るにはそれが一番です。佳奈子が康史と結婚してしまえば栞(吉高由里子)もひと安心です。どっちもどっちもめでたしめでたしです。

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2009年5月18日 (月)

次の首相にふさわしいのはだれか?

どの新聞社の世論調査も似たり寄ったりだと思いますが、日経新聞による世論調査によれば、次の首相にふさわしいのは、

4月末         麻生太郎 18%  小沢一郎   9% どちらでもない69%
5月16、17日    麻生太郎 16%  鳩山由紀夫 29% どちらでもない52%

この世論調査によって明らかになったことは、  

1.小沢一郎の金権体質がいかに嫌われているか
2.麻生内閣がいかに信頼されていないか 
3.政権交代がいかに望まれているか

この3点だと思います。

麻生太郎はいやだ。でも、小沢一郎はもっといやだ。小沢一郎でなければだれでもいい。とにかく政権交代をしてくれ。

今のところ、これが国民の声だと思います。

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2009年5月17日 (日)

「サンデーとマガジン 創刊と死闘の15年」(大野茂著・光文社新書)を読む

マンガ編集者に焦点を当てて、草創期の週刊少年マンガ誌の覇権争いを描いた本です。サンデーとマガジンのまさに死闘と呼ぶのにふさわしい熾烈な闘いが描かれています。「伊賀の影丸」、「おそ松くん」、「巨人の星」、「あしたのジョー」など、当時一世を風靡した名作マンガの裏話なども紹介されています。

流行っている音楽や映画には、必ずプロデューサーがいるように、どんな天才作家がいて傑作が生まれたとしても、それを世の中に広めるためには、編集者という陰の仕掛人の存在が必要である。黒子に徹してきた編集者の大衆をつかむプロデュース感覚、ポップカルチャーへの大いなる功績はもっとみんなに知られてもよい。まして「サンデー」と「マガジン」という2つの週刊少年誌の競い合いがなかったら、現在の日本のマンガ文化の隆盛はなかったといっても大袈裟ではない。その闘い歴史には、個性豊かな編集部員たちの人間ドラマが秘められていたのである。

この本によれば、かつてはマンガというだけですべて悪書とみなされていた時代があったそうです。手塚治虫の「鉄腕アトム」でさえ、悪書追放運動の標的にされたことがありました。しかし、そんなことぐらいで驚いてはいけません。さらに時代を遡ると夏目漱石の小説が「悪書」だった時代もあったそうです。

 マンガは悪書だと騒がれていたその時から半世紀ほど前、今から遡ること100年ちょっと前、明治末期の新聞にこんな記事が載せられていたという。

  近年の子どもは夏目漱石などの小説ばかりを読んで漢文を読まない。これは子どもの危機である。

 歴史は繰り返される。文豪の作品もまた、悪書だったのである。

昔の新聞小説というのは、一般大衆を喜ばせるための娯楽でした。現在のマンガやアニメと似たような存在だったのだと思います。

「サンデーとマガジン 創刊と死闘の15年」には、「週刊少年マガジン」に連載されていた「あしたのジョー」にまつわるエピソードがいろいろ紹介されています。その中に文豪・三島由紀夫が「あしたのジョー」のファンだったという有名な話が出てきます。

マガジンの発売日当日の深夜、三島由紀夫が突如、講談社のマガジン編集部に姿を現したのである。三島は毎週マガジンを買うのを楽しみにしていたが、その日に限って映画の撮影(『黒蜥蜴』松竹/監督:深作欣二、主演・丸山明宏<現・美輪明宏>)で夜中になり買うところもなくなったので、編集部で売ってもらおうとやって来たのだった。財布を出した三島に対して、編集部ではお金のやりとりができないから、1冊どうぞと差し出すと嬉しそうに持ち帰ったという。

昔は24時間営業のコンビニなどはありませんでした。したがって、夜になって書店が閉店してしまうともう雑誌を買うことができなくなります。三島由紀夫は「あしたのジョー」が読みたくて翌日まで待てなかったらしいです。

これと似たような話が夏目漱石にもあります。読売新聞に連載されていた尾崎紅葉の「金色夜叉」が大評判だったころの話です。そのころ熊本五高の先生をしていた夏目漱石は、「切り抜きを送ってくれと奥さんの実家に頼むほど」(関川夏央)この小説が読みたかったそうです。

話が横道にそれてしまいましたが、「サンデーとマガジン 創刊と死闘の15年」には、古きよき時代の香りがする男たちの物語が描かれています。1958年から1973年までの15年間は、ちょうど日本経済の高度成長期に重なります。マンガ業界も伸び盛りの高度成長期でした。振り返れば、日本経済にとってもマンガ業界にとっても夢のような15年間だったかもしれません。

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2009年5月14日 (木)

野党チーム、西川日本郵政社長を告発へ…かんぽの宿売却問題

5月14日18時47分配信 読売新聞

 日本郵政の保養宿泊施設「かんぽの宿」のオリックスへの一括売却が白紙撤回された問題で、民主、社民、国民新の野党3党による「疑惑追及プロジェクトチーム」は14日、都内で会合を開き、不当に安い価格で売却話を進めて会社に損害を与える恐れがあったとして日本郵政の西川善文社長を特別背任未遂容疑などで刑事告発することを決めた。

 15日に各党の国会議員が連名で、東京地検に告発状を提出すると共に、鳩山総務相に西川社長を解任するよう文書で申し入れる。今後、他の日本郵政幹部についても、告発するかどうか検討を続ける。

 プロジェクトチームの原口一博衆院議員(民主党)は会合で、「国会議員として、国民の財産を守る、郵政事業における国民の権利を守る、という立場から行動していきたい」と述べた。

選挙前の典型的なスタンドプレーですね。

何を根拠に告発するのかわかりませんが、客観的な事実確認をされているのでしょうか。一括譲渡の白紙撤回によって会社に損害を与えたというならわからないでもないですが、「不当に安い価格で売却話を進めて会社に損害を与える恐れがあった」という主張は噴飯ものです。何考えてるのでしょうか。

民主党に関しては、また始まったかと思ってしまいます。民主党得意のオウンゴールにならないように注意して欲しいです。菊人形(原口一博衆院議員)は比較的好感度が高かったのですが残念です。社民党や国民新党はこんなこと(=かんぽの宿問題)ではしゃぐぐらいしかやることないんだからしょうがないとして、政権奪取を目指している天下の民主党が馬鹿なことに加担してもらっては困ります。あまりにも情けないです。もう失望が絶望にかわりつつあります。

刑法 第百七十二条   【 虚偽告訴等 】
人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者は、三月以上十年以下の懲役に処する。

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2009年5月13日 (水)

テレビドラマ「白い春」・第5話を観る

とうとう春男(阿部寛)もさち(大橋のぞみ)が封筒に入れておいた真理子(紺野まひる)の写真を見てしまいました。写真には「 00 12 28 」と日付が入っています。写真の裏には「さち生後3日」と書かれています。さちの誕生日は2000年12月25日です。春男が逮捕されたのは同じ年の4月13日です。さあ大変です。蚊帳の外だった春男もさちが自分の娘であることに気がついてしまいました。

春男は激怒してパン屋の康史(遠藤憲一)を神社に呼び出しました。康史を殴りつけて、「どうして本当のことを隠していたのか」と責めます。でも、康史にも言い分があります。真理子はほとんど自分の命と引き換えにさちを産みました。真理子が亡くなってから、康史はさちを引き取って自分の子どもとして必死に育ててきました。いまさら春男なんかに父親ヅラされて黙っているわけにはいきません。康史も春男を殴りつけます。いざケンカになると元ヤクザだったくせに春男はあまり強くありません。殴られっぱなしになります。

身勝手な春男の言動に怒りがこみ上げてきたのか、売り言葉に買い言葉で康史はあまりにも残酷なことを春男に言ってしまいます。

「お前人殺しだろう。その手、穢れてんだぞ。頼むから…さちに会うのやめてくれ。そんな手で…さちに触って欲しくないんだよ」

こんなこと言うなんていくらなんでも反則です。でも、春男は反論することができません。今の春男は自分が生きていくだけで精一杯です。とてもさちをまともに養育する余裕などありません。それに殺人犯の前科は一生ついて回ります。春男が父親だと名乗ってもさちを苦しめて不幸にするだけです。春男は康史の言い分にも一理あることを認めなくてはなりません。その程度には春男にも分別があります。

今回、栞(吉高由里子)は春男に家庭崩壊から家出に至った身の上話をしますが、やけに賢くてまともな事をいう女になってきました。さちに未練タラタラの春男にこんなことを言っていました。

「さっちゃんは実の父親が刑務所入っていたなんて、まだ受け止められないと思う。まあ、いつかは知るのかもしんないけど……せめてそのときまでに、おじさんがまともな人間になっていないとね」

栞が春男を見る視線はまるで母親か恋人のようです。栞は不幸な家庭環境で育ちましたが、本当は優しくて頭のいい子なのかも知れません。春男の切ない気持を十分に理解しながらも、今はさちとは会わないでいたほうがいいと考えているようです。

さちは、康史から春男に会うことを禁止されても、どうしても春男のことが忘れられません。康史の言いつけを無視してプレバブ小屋の春男に会いに行ってしまいます。そんなさちに春男がいいました。

「いいか、これからはお父さんの言うことをよく聞いて……いい子にするんだ……」

さちはなぜか春男の言うことには素直に従います。でも、春男にこんなこと言わせるなんて、なんと残酷なドラマなんでしょうか。春男があまりにも可哀想です。でも、来週が楽しみです。予告編によれば、何がどうしてそうなるのか、春男がむらかみベーカリーで働くことになるようです。

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民主党ってアホですか?

自民党はピンチになると社会党・村山富市を首相にしたり、変人・小泉純一郎を総裁に選んだりすることを平気でやってしまう政党です。自民党は政権奪取、政権維持のためには手段を選びません。政権に対する執念は凄まじいものがあります。民主党が自民党に対抗するためには、政権に対するこの執念を学ばなくてはいけません。

総選挙に勝つことを前提に考えるなら、民主党の次期代表は岡田か鳩山かではなく、長妻昭がもっともふさわしと思います。

民主党の支持者はだれが代表になっても民主党を支持します。その意味ではだれが代表になってもたいして影響はありません。問題は無党派層です。無党派層に最も受けのいい民主党の議員はだれでしょうか。民主党の議員の中で無党派層がもっとも期待していて、もっとも好感度の高い議員は、ミスター年金の長妻昭だと思います。若い長妻昭を代表に選んで挙党一致で支えていくという体制ができれば民主党に追い風が吹きます。総選挙で必ず勝てると思います。

  政権奪取のためにもっともふさわしい民主党の代表は長妻昭である。

外野で見ているとこれほど単純で分かりやすい話はないと思うのですが、なぜそういう流れにならないのか不思議です。

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2009年5月11日 (月)

テレビドラマ「白い春」・勘違い編

尾崎将也の「白い春」って面白いですね。悲劇なんだか喜劇なんだか、笑ってはいけないところでつい大笑いしてしまいます。ところで、第4話までの録画を見ていて、これまで自分が大変な勘違いをしていたことに気づきました。早とちりのおっちょこちょいでした。

9年間の刑期を終えてシャバに出てきた佐倉春男(阿部寛)は、公園で村上さち(大橋のぞみ)に出会って話をするようになりますが、第3話でさちに「お母さんの写真」を見せられるまでは、春男はさちがパン屋(むらかみベーカリー)の娘だということを知りませんでした。わたしは知っているものだとばかり思っていました。

勘違いしたのにはそれなりの理由があります。まず、公園で出会っただけのどこのだれかもわからない小学生のさちと怪しげな風体の春男がその後何も知らないまま親しくなっていくというのはちょっと不自然です。名前は何というのかとか、どこに住んでいて家は何をやっているのかとか、何年生でどこの小学校に通っているのかとか、その程度のことは問わず語りにでもさちが春男に話していなければおかしいです。真理子(紺野まひる)の子どもかどうかはともかくとして、少なくともさちが真理子と縁のあるあのむらかみベーカリーの娘であるぐらいは春男が知っているだろうと思っていました。この思い込みは勝手にそう思い込んだ視聴者(つまりわたし)が悪いとは決して言い切れないと思います。わたしはてっきり真理子の子どもであることも春男はすでに知っているものだと思っていたぐらいです。

第2話で、空腹の春男がさちにパンを貰うシーンがあります。このシーンがわたしの勘違いを決定的なものにしました。春男はさちと別れるときにこんなことを言っています。

 「あしたまたパン持って来いよ……おい、親に言うなよオレのこと。親っていうのは信用できないからな。何も言うなよ」

このセリフが、「親にないしょで店のパンをかっぱらって持って来い」といっているように頭の中で変換されてしまったのです。だって、さちがパン屋の娘だと知らなかったら、春男がいくら変なおじさんでも、「あしたまたパン持って来いよ」と小学生に要求するのっておかしくありませんか。3割ぐらいの人はわたしと同じ勘違いをしながらこのドラマを観ていたと思います。

以上、言い訳でした。以後気をつけます。

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2009年5月10日 (日)

「アベーロード」のBecause(=民主党)について考える

「桑田佳祐の音楽寅さん」で演奏されたビートルズの「アビィロード」のソラミミ版「アベーロード」が変な方向に波紋を広げています。一部の人は小沢一郎批判の歌詞が気に入らないらしく、その部分だけを取り出してきてなにやらインネン(?)をつけているようです。しかし、「アベーロード」の小沢一郎批判は全体のごく一部です。しかもその批判は、反論の余地のない核心を突いたものです。

例の西松献金事件については、

この時期に家宅捜索はないだろう → yes
小沢一郎の公設第一秘書は無罪だ → yes
検察は犯罪事実とは関係のないネガティブ情報を垂れ流した → yes

ここまでは民主党の検察批判に賛成します。でもね。犯罪事実や時効云々とは関係なく、

 ゼネコン金(かね)づる

この批判に民主党の小沢代表は何の説明もしていません。そうだったと認めて反省するでもなく、違うといって反論するでもなく、だんまりを決め込んでいます。問われているのは違法性云々ではなく政治家としてのモラルです。

 ゼネコン金(かね)づる

先生に叱られた小学生の悪ガキのように「だって何とかちゃんもやってるよ」などと言い訳しても、なるほどそうかと納得する人はいません。自民党の何とかちゃんはどうでもいいから自分の説明責任を果たさなくてはいけません。

 ゼネコン金(かね)づる

説明不足を認めながらその後いつまでたっても公の場で納得できる説明をしないから、無党派層は小沢代表(および民主党執行部)に失望しているのです。政権交代を望んでいる無党派層の立場からすると、小沢代表はまるで「政権交代」を人質にして代表の座に居座り続けているような印象さえ受けます。

 民主党
 Because

Ah…
Ah…

違法? 小沢 譲らん
Because the world is round

異端児微妙…
it turns me on

違法? 小沢 剛腕
Because the world is round

Ah… 「偽装」でいいんですかい?
Ah… Because the wind is high

一郎…。不満ない!?
it blows my mind

「偽装」でいいんですかい?
Because the wind is high…

Ah… ゼネコン金づる
Ah… love is all, love is new

特捜もナタ振るう
Love is all, love is you

民主党の時代いつ来る
Because the sky is blue,

夢燻(くす)み暗い
it makes me cry

民主党の時代 いつ来る
Because the sky is blue……

あ~、あ~、あ~、あ~…
Ah, ah, ah, ah

この日本語の歌詞を好意的に解釈すれば「民主党よ、頼むから自浄能力を発揮してくれ」と訴えているように聞こえます。欲をいえば、「特捜もナタ振るう」のところだけが玉に瑕です。ここは「ゼネコン金づる」のリフレインのほうがよかったと思います。そうすれば内容的にも完璧でした。

もっともこういう風刺ソングは政治的にどうこうというよりも、基本的にはおちょくり半分の言葉遊びだと思います。

細かいことに目くじらを立てるよりも、ビートルズの原曲のイメージを忠実に再現しつつ、ソラミミソングとしてまとめようとした発想の豊かさと、それを実現しようとした根性(魂)と、それを実現してしまった力量に素直に感動したいです。

懐かしさがこみ上げてきて、忘れかけていたビートルズの「アビィロード」が急に聴きたくなったという人も多かったのではないでしょうか。

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忌野清志郎に捧げる歌・「Day Dream Believer」

もう今は あなたは どこにもいない
朝はやく 目覚ましがなっても
そいつも あなたとくらしてきたよ
ケンカしたり 仲直りしたり

ずっと夢を見て 安心してた
僕は Day Dream Believer そんで
あなたはキング

でも それは 遠い遠い思い出
日がくれて テーブルにすわっても
Ah 今はあなた 写真の中で
やさしい目で 僕に微笑む

ずっと夢を見て 安心してた
僕は Day Dream Believer そんで
あなたはキング

Ah Ah Ah Ah  Ah Ah Ah Ah

ずっと夢を見て いまもみてる
僕は Day Dream Believer そんで
あなたはキング

ずっと夢を見て 安心してた
僕は Day Dream Believer そんで
あなたはキング

ずっと夢見されてくれてありがとう
僕は Day Dream Believer そんで
あなたがキング

すみません。「彼女」を「あなた」に、「クイーン」を「キング」に換えただけでした。清志郎の詩って、いいですよね(汗)。

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2009年5月 8日 (金)

小谷野敦の「『こころ』は本当に名作か」(新潮新書)を読む

関川夏央の「新潮文庫20世紀の100冊」(新潮新書)を買おうと思って書店に行ったら、となりに小谷野敦の「『こころ』は本当に名作か」(新潮新書)という本がありました。まえがきを立ち読みするとただならぬことが書いてあります。

「編」などというのは、下手をすると単に名前を貸しているだけで本人は何もしていないということもある。

あらまあ。嫌な予感です。間違っていたら申し訳ないですが、ザッと見たところ「新潮文庫20世紀の100冊」というのがまさにそういう雰囲気の本でした。100冊の解説は別に実際に読まなくても、ネットで調べれば書ける程度のことしか書いてありません。何だか粗製乱造のマニュアル本のような感じで関川夏央の個性が感じられません。それに「あとがき」もありません。うむ、怪しい。

そこで予定を変更して「『こころ』は本当に名作か」を買うことにしました。この本はサブタイトルが「正直者の名作案内」となっていて著者独自の判断で、「世間的には古典名作とされているものでも、ダメならダメと判定を下す」という内容になっています。もちろん、一方で「文学作品のよしあしに普遍的基準はない」ことも指摘していて、著者の判定はあくまでも著者独自のの判定であって、それが正しいとか、絶対であるとか、そういう野暮なことを主張しているわけではありません。

この本の著者は、特に夏目漱石とドストエフスキーに対する評価が厳しいです。まるで親の仇ででもあるかのように罵詈雑言を浴びせかけています。そこで、(ドストエフスキーについてはあまりよくわからないので)夏目漱石について少し個人的な意見を述べたいと思います。あくまでも個人的な意見です。

小谷野敦は谷崎潤一郎の評伝を書いています。谷崎潤一郎は夏目漱石をあまり高く評価していませんでした。おそらく、小谷野敦は、夏目漱石を評価しないという視点を、谷崎潤一郎から学んだのだと思います。

夏目漱石を評価しないというのはそれはそれとしてかまわないと思いますが、もしそうであれば、「トップクラスの名作」になぜオースティンが選ばれているのか疑問です。似たような小説であるのに、オースティンならトップクラスの名作で、漱石は認めないというのは不公平だと思います。「独自の判断」にもそれなりの一貫性は必要ではないでしょうか。

漱石の小説の中では小谷野敦にも比較的評価が高かったのは、「吾輩は猫である」、「坊っちゃん」、「虞美人草」の3作品です。しかし、漱石の小説に関する限り、初期の作品を評価するという視点はどうも納得がいきません。

「『坊っちゃん』は名作の名に恥じない」と評していますが、あの駄作のどこが名作なのでしょうか。本当に読んでいるのでしょうか。

「吾輩は猫である」については、「私個人は特に好きではないが、十分面白い小説だ」としています。退屈で眠くなるあの小説のどこが面白いのでしょうか。好きでないなら面白いなどといわないほうがいいと思いますがね。

「虞美人草」については、「当時の新聞小説の常套にに則りつつ、独自の美文で綴られていて評価するにやぶさかでない」のだそうです。「虞美人草」は典型的な通俗的観念小説です。単なる「婦系図」の真似だと思うのですがね。

結論として、夏目漱石の代表作をひとつ選ぶとしたら、やはり未完の大作「明暗」だと思います。いろいろ問題はあるにしても、漱石文学が日本の近代文学の最高峰であるという図式はそう簡単に崩れるものではないと思います。

小谷野敦は、基本的に美文の小説に甘いですが、その対極の自然主義文学にも一定の理解を示していて、田山花袋や近松秋江をそれなりに評価しています。清濁併せ呑むといった感じでその立ち位置がユニークで面白いです。

さすがだと思ったのは、「二位級の名作」として、有島武郎の「或る女」と宮本百合子の「伸子」を挙げていることです。二位級といっても、トップレベルの作家として挙げられているのは4人(曲亭馬琴、泉鏡花、川端康成、谷崎潤一郎)だけですから、事実上はトップレベルと考えてもかまわないと思います。有島武郎の「或る女」や宮本百合子の「伸子」は読む人が読めばやはり名作なのだと思います。

で、小谷野敦が挙げている「日本文学史上の最高峰の名作」は何かというと、

紫式部の「源氏物語」だそうです。

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2009年5月 7日 (木)

テレビドラマ「白い春」・第4話を観る

佳奈子(白石美帆)はさち(大橋のぞみ)を連れて姉の真理子(紺野まひる)の命日(5月3日)に墓参りに出かけました。佳奈子とさちは、墓地へ向う山道で真理子の墓を探していた春男(阿部寛)と出くわしてしまいます。春男は栞(吉高由里子)が描いてくれた不正確な地図に惑わされて迷子になっていました。佳奈子はやむを得ず春男といっしょに真理子の墓参りをすることになりました。さちは大好きな「おじさん」に出会えて大喜びです。春男は、口下手で要領が悪く、不器用で無愛想ですが、なぜか女性にはモテます(高倉健かよ)。佳奈子は真理子の墓を掃除する春男を見ていて、「この人はそんなに悪い人ではないのかもしれない」と思い始めました。

そういうば、パン屋で初めて佳奈子を見た栞が、佳奈子の第一印象を「何か敵のにおいがする」と警戒していました。ボーッとしているようで栞の女の勘は鋭いのかもしれません。

かつて春男が殺人容疑で逮捕されたのは2000年4月13日でした。そしてさちが生まれたのが2000年12月25日です。春男がいくら鈍感でもさちの誕生日を知れば、さちが自分の子どもであることに気づくはずです。ところが、「運命のいたずら」に邪魔されて春男はなかなかさちの誕生日を知ることができません。

春男よりも先にさちの誕生日を知ってしまったのは栞です。栞は指折り数えてさちの父親は春男ではないかと疑い始めています。しかし、ことがあまりにも重大なために栞はこのことを春男に知らせるべきかどうか迷っています。

佳奈子も康史(遠藤憲一)のようすがどうもおかしいので、厳しく問い詰めて康史が9年間隠し続けてきた一身上の秘密を聞きだしてしまいました。それにしても康史は根性がありません。いくらなんでも往生際がよすぎます。ここでこんなに簡単に白状するくらいなら最初から佳奈子には本当のことを話しておけばよかったのにね。まあいいか。なにはともあれ、これで、さちの父親が春男であることについては康史ひとりだけの秘密ではなくなりました。佳奈子と康史の二人の秘密です。

結局最後まで蚊帳の外に取り残されてしまったのは春男です。でも、ここまでくると春男が事実を知るのも時間の問題です。いくらなんでもいつまでも「運命のいたずら」を続けているわけにもいかないでしょう。

大人たち全員が「春男がさちの父親だ」と知った上で、次に問題となるのは、その事実を何も知らないさちに教えるべきかどうかです。子どもだって本当のことを知る権利はあるし、自分の父親として康史と春男のどちらを選ぶか、その最終的決定権はさちにあると思います。どうなるのでしょうかね。

最後に雑学コーナーです。

村上さちのように実子でないのに実子として届けられた子を法律用語では「藁(わら)の上の養子」というのだそうです。「藁の上の養子」は、届出が虚偽のために法律的には実子でもなく養子でもなく、原則として子どもとしての相続権はないそうです。でも、さすがに「大岡裁き」というのがあって、実体としての親子関係があれば、ないはずの相続権が認められる場合もあるそうです。もっともたとえ虚偽であってもバレなければいいわけで、ほかに実子や養子がいなければ、「藁の上の養子」だからといって特に問題になることはないだろうと思います(バレない限りは実子です)。自分が「藁の上の養子」であることを死ぬまで知らないまま幸せな生涯を送った人もたくさんいるのではないでしょうか。人生バレない限りはすべては闇の中です。

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2009年5月 6日 (水)

YouTubeで「アベーロード」が聴けます。

YouTubeで桑田佳祐の渾身の力作「アベーロード」が聴けます。泣いて拝むなり、ション便チビるなり好きにしてください。

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2009年5月 5日 (火)

「桑田佳祐の音楽寅さん」を観る。

実際の演奏のド迫力には遠く及びませんが、タイトルのソラミミを紹介しておきます。

A面
COME TOGETHER  → 公明党 BROTHER
SOMETHING → さみしい・・・
MAXWELL'S SILVER HAMMER → 舛添居ず知らぬ間データ
OH DARLING → 親だ~れ!?
OCTOPUS'S GARDEN → 僕当選さす票田
I WANT TOU (SHE'S SO HEAVY) → iPhone中(市場 ヤべー!)

B面
HERE COMES THE SUN → 爪噛むおじさん
BECAUSE → 民主党
YOU NEVER GIVE ME YOUR MONEY → 油田は危機を招き
SUN KING  → 国際危惧!!
MEAN MR.MUSTARD  → 民意無視して増した…!!
POLYTHENE PAM  → オレ審判!?
SHE CAME IN THROUGH THE BATHROOM WINDOW → 「死刑」にするも「罰する」も非道!?
GOLDEN SLUMBERS  → 公然知らんばい(bye)!!
CARRY THAT WEIGHT → 借金(かり)が増え!!
THE END → 次年度
HER MAJESTY → この曲だけはなぜかポール・マッカートニーでした

たまたまテレビをつけて、何も知らずに「音楽寅さん」を観てしまったビートルズファンは、一瞬何事が起きたのかと頭の中がでんぐり返ってしまったのではないでしょうか。

テレビの音楽番組に年間最優秀賞というのがあれば、今年は文句なく「音楽寅さん」です。「アビィロード」を隠れミノに抱腹絶倒の言いたい放題作戦は大成功だったと思います。

「ビートルズの曲をコピーしただけだ。40年前にビートルズは腐った日本の現状を予言していたんだ。オレにはそう聞こえるんだからしょうがねえだろ。文句があるならビートルズに言ってくれ」 by桑田佳祐

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2009年5月 4日 (月)

2日未明、忌野清志郎が亡くなりました

ネタでないのが残念です。何を言っても嘘になりそうで言葉がありません。放送禁止用語など知ったこっちゃないというのが忌野清志郎の流儀でした。

YouTubeでテレビでは絶対放送できない「タイマーズのテーマ」、「FM東京」などを聴いて往年の勇姿を偲んでください。

     http://www.youtube.com/watch?v=yfK3KLT9TwU&feature=related

ところで、サザンの桑田佳祐って、音楽のセンスが忌野清志郎とよく似ていると思いませんか?「忌野清志郎の言語感覚や音感を徹底的にポップな感じにすると桑田佳祐になる」と思います。天才です、ふたりとも。

今夜、フジテレビ系で「桑田佳祐の音楽寅さん」があります。ビートルズの「アビーロード」に収録されている曲をソラミミソング風に演奏するそうです(♪親だ~れ♪ とか)。別に追悼番組というわけではありませんが、桑田佳祐のソラミミソング風「アビーロード」を聴きながら忌野清志郎の冥福を祈りたいと思います。

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2009年5月 3日 (日)

テレビドラマ「白い春」・第3話を観る

春男(阿部寛)は、さち(大橋のぞみ)から「お母さんの写真」を見せられて、その写真が真理子(紺野まひる)であることに呆然とします。「あれっ?知っていたんじゃなかったの?」と思ったのは私の勘違いでした。パン屋の康史(遠藤憲一)のところに真理子の妹の佳奈子(白石美帆)がいたために、おっちょこちょいの春男は勝手にさちは康史と佳奈子の間にできた子どもだと思い込んでいたようです。何で真理子の妹が康史といっしょに暮らしているのか不審でしたが、これで納得しました。ドラマの展開上、しばらく春男に誤解させておくためにさちの母親のダミーとして佳奈子の存在が必要だったようです。なるほどね。

それから康史が春男を遠ざけたがる理由もはっきりしてきました。康史には墓場まで持って行かなければならない秘密(=自分がさちの実の父親ではないこと)がありました。佳奈子もさちも、さちの実の父親が康史であることを信じて疑っていません。康史が佳奈子やさちを騙し続けるためには、春男の存在は邪魔なのです。康史が春男に対して必要以上に邪険な態度をとるのは、春男がヤクザ風の前科者だからというだけでなく、秘密を守りたいという已むに已まれぬ個人的事情からきているようです。

春男は初めて康史にあったとき、康史がなにかを隠していると考えました。しかし、春男はあまり頭がよくありません。例の「800万円」があったために、800万円をネコババしたことを隠しているんだと勝手に思い込んでしまいました。パン屋の開店祝いの寄せ書きで一応800万円の誤解は解けましたが、春男は釈然としません。「あのパン屋はなにか怪しい」と心のどこかでいまだに疑っているかもしれません。

それにしても春男は康史から「自分から捨てたんだろ、真理子を!」となじられても、「そうだ」としか答えないのはどうしてでしょうか。つべこべ言い訳はしないのが男の美学だと思っているのでしょうかね。

第3話(4月28日)で、やっと春男は、さちの母親が真理子だということが分かりました。次はさちの本当の父親が誰かということに気づかなくてはいけません。おそらくこれが次回のテーマだと思います。実際、「白い春」は予告編が充実しています。第4話は、「墓場まで持っていかなければならなかった秘密が墓場で暴かれる」という展開になりそうです。

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