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2009年7月18日 (土)

「週刊ポスト」の当落通信簿

「週刊ポスト」の7月31日号に政治広報システム研究所の久保田正志・代表による総選挙の予想獲得議席数というのが掲載されていました。久保田氏の予想によると、自民党160(小選挙区103、比例区57)、民主党261(小選挙区177比例区84)だそうです。

プロの人が過去の実績データをもとに個別の選挙区の当落を予想して集計するとこういう結果になるのだと思います。しかし、今回の総選挙の予想はおそらくプロの人ほど当たらないのではないかと思います。

まず、「週刊ポスト」の予想と2005年の郵政選挙の結果を比較してみます。

久保田氏の総選挙の予想
     小選挙区   比例代表
自民党   103     57
民主党   177     84 

2005年の郵政選挙の結果
     小選挙区   比例代表
自民党   219     77
民主党    52     61

2005年の郵政選挙で、民主党は比例代表で61議席を獲得したにもかかわらず小選挙区では52議席しか獲得できませんでした。今回、久保田氏の予想で、比例代表で57議席しか獲得できないと予想されている自民党が小選挙区で103議席も獲得できると予想するのは極めて不自然です。

たとえば、千代田区の都議選では、自民党の都連幹事長・内田茂氏が、告示9日前に立候補を表明した民主党の新人候補・栗下善行氏に敗れるという異常事態が起きています。栗下氏は26歳の新人です。失礼を省みずはっきり言わせてもらえば、栗下氏は勝つための候補者というよりもダメモトの泡沫候補だったと思います。

自民党の重鎮が無名の新人候補に敗れるという事態を予想していた人はまずいなかったと思います。与野党を問わず100人中100人が内田茂氏は当選確実と思っていたはずです。

こうしたまさかという事態が全国各地で頻発するのが次の総選挙だと思います。総選挙の結果を予想するとしたら、当選確実と思われているような自民党の候補者(派閥の領袖や閣僚経験者や世襲議員など)がバタバタと落選する事態を想定しなくてはなりません。

都議選の結果を重視すれば、25ある東京都の小選挙区では自民党はほぼ全滅すると予想しなくてはなりません。にもかかわらず、週刊ポストの「当落通信簿」では東京都の小選挙区で自民党が10人も当選することになています。ありえません。週刊ポストの当落予想は自民党に対する逆風の認識がまだまだ甘いのではないでしょうか。

 

   「自民党は100議席を割り込む」

 

こう言い続けていれば、やがて選挙予想のプロと呼ばれる日が……こないか。

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