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2009年8月 6日 (木)

総選挙・小選挙区で当選できる自民党の候補者

「凪論」というブログが週刊現代の総選挙の特集記事を批判して次のように述べています。

手抜きそのものの週刊現代の当落予想記事とその与太記事を評価する元編集長の元木昌彦氏  

週刊現代8月1日号に「ぶちぬき大特集『政権交代』決戦前夜」とした特集が組まれ、「225人が落選!自民『逆郵政選挙』の悪夢」と題した記事が掲載されている。是非ご覧いただきたい。

 記事は総選挙の当落予想で、「自民78民主332」と民主党の大勝利を予想したものであるが、その記事のクオリティは著しく低い。なぜならばその当落予想の根拠となる得票数は

「自民党から非自民候補(共産党を除く)へ『30%』の割合で票が流れた場合の各候補者得票数を表している。』

というただの計算で算出されただけの手抜き記事であるからである。そもそも当落予想とは選挙区の声を取材し、その声を元に各候補の得票数を予想するものではないのか。現地に取材すらせず、適当に30%という数字をはじき出して計算した当落予想を記事にする週刊現代はもはやマスコミですらない。このような手抜き記事であるなら子どもでも執筆できると言える。

詳しくは → http://blog.livedoor.jp/patriotism_japan/archives/51539258.html

「ただの計算」を否定的にとらえるか肯定的にとらえるかは主観の問題だと思います。場合によっては機械的な「ただの計算」のほうがベターなこともあります。また「適当に30%」といいますが、なぜ30%なのか、週刊現代はそれなりの根拠を明示しています。

もっとも週刊現代の記事が手抜きであるというのは確かです。でも、必ずこうなると主張しているわけでもなく、精緻な予測をしたと主張しているわけでもあれません。機械的に30%の票を動かしたらこうなったということであくまでも参考資料として提示しているだけです。そういう週刊誌的な記事として眺めれば特に問題はないと思います。

本当にけしからんのは、実際は過去のデータを参考にして机上で何%か票を動かして予測しているだけにもかかわらず、「選挙区の声を取材し、その声を元に各候補の得票数を予想」しているかのように装って能書を垂れているインチキ記事です。因縁をつけるならそういう記事に因縁をつけてもらいたいです。

ところで、2005年の郵政選挙に関しては各週刊誌の予想は壊滅的といっていいほど外れていました。もし、「選挙区の声を取材し、その声を元に各候補の得票数を予想する」といったオーソドックスな手法で当落を予想したとして、その予想がまったく当たらなくなっているのだとしたら、ここは視点を変えてマクロ的な手法で当落の予想をしてみるというのも決して無駄なことではいないと思います。

論より証拠です。2005年の郵政選挙の各週刊誌の予想は次の通りでした(週刊現代8月8日号より)。

          自民党  民主党
週刊文春      196  220
週刊朝日      221  201
サンデー毎日   222  193
週刊ポスト      261  158
週刊現代       244  168

結果          296  113

郵政選挙の選挙結果はまさに想定外といっていい自民党の圧勝でした。もっとも過激な予想をしていた週刊ポストでさえ衝撃的な現実の選挙結果には遠く及びませんでした。

いまのところ、2009年総選挙の各週刊誌の予想は次の通りです(週刊現代8月8日号より)。

                自民党  民主党
週刊文春          155     261
週刊朝日          141     279 森田実氏の予想
週刊朝日          160     261 野上忠興氏の予想
サンデー毎日       189     229
週刊ポスト          160     261
週刊現代・その1     130     283 自民から民主へ20%の票移動の場合
週刊現代・その2      78     332 自民から民主へ30%の票移動の場合

結果             ?    ?

一番ショッキングな予想をしているのが週刊現代ですが、週刊現代はなぜもっとも現実的と思われる25%の票移動のケースを計算しなかったのか不思議です。そこで25%の票移動が起きた場合を想定して、小選挙区で当選可能な自民党の候補者というのをチェックしてみました。当たるも八卦の占いのようなものですが、以下の候補者が当選です。

宮城   6区 小野寺五典
秋田   2区 金田勝年+
山形   3区 加藤紘一
茨城   2区 額賀福志郎
茨城   4区 梶山弘志
栃木   5区 茂木敏充
群馬   4区 福田康夫
群馬   5区 小渕優子
東京   8区 石原伸晃+
東京  11区 下村博文+
東京  17区 平沢勝栄
東京  25区 井上信治+
千葉  11区 森英介
神奈川  4区 林潤+
神奈川 11区 小泉進次郎
神奈川 15区 河野太郎
山梨   2区 堀内光雄*
岐阜   1区 野田聖子*
岐阜   4区 金子一義
岐阜   5区 古屋圭司*
京都   5区 谷垣禎一
大阪  13区 西野あきら
兵庫   9区 西村康稔
奈良   2区 高市早苗+
和歌山  3区 二階敏博
徳島   2区 山口俊一*
香川   3区 大野功統
愛媛   4区 山本公一
鳥取   1区 石破茂
島根   1区 細田博之
岡山   1区 逢沢一郎
山口   1区 高村正彦
山口   3区 河村健夫
山口   4区 安倍晋三
福岡  11区 武田良太*
佐賀   2区 今村雅弘*
佐賀   3区 保利耕輔*
熊本   4区 園田博之
熊本   5区 金子恭之+
宮崎   2区 江藤拓*
宮崎   3区 古川禎久*
鹿児島  5区 森山裕+

+ 印は対立候補が民主党ではないため、社民党や国民新党などの対立候補がどこまで票を集められるか不明です。とりあえず自民党の候補が当選ということにしておきました。

* 印は郵政選挙で造反した復党組です。郵政選挙では逆風をものともしないで無所属でも当選してしまいました。これらの候補者は個人的に強力な支持基盤が存在すると考えられます。出たり入ったりで節操がないという批判票も考えられますが、とりあえず今回も当選ということにしておきました。

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