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2009年12月15日 (火)

君、君たらず、臣、臣たらざるは乱の本なり

「お忙しい中、深く感謝」=天皇陛下と会見-習近平中国副主席・皇居

12月15日11時50分配信 時事通信

 天皇陛下は15日午前、皇居・宮殿「竹の間」で、中国の習近平国家副主席と会見された。習副主席は「お忙しい中、わざわざ会見の機会をつくっていただき、深く感謝します」と述べ、今回の会見設定に謝意を示した。
 会見は、日中関係を重視する首相官邸側が宮内庁に要請し特例的に実現。「天皇の政治利用」をめぐり議論が高まる中、午前11時から約25分間行われた。陛下が中国の政府要人と会うのは、2008年5月に国賓として来日した胡錦濤国家主席以来。

会見というのは、大袈裟なセレモニーをするのではなくて、ちょこっと会って話をするだけなんですね。勘違いしていました。こんなのなら、何が何でもやれというのも変だし、何が何でもダメだというのも変です。どっちもどっちです。

しかし、気のせいか、この会見はどこか形式的で心のこもっていないような印象を受けました。宮内庁の無言の抵抗かもしれません。

今回の騒動は、おそらく政権が交代して政府内にこれまでの慣例に対する認識が徹底していなかったために起きたゴタゴタだと思います。まあ、政権交代の副作用のようなものですね。

内閣(政権与党?)は、今後も慣例(1ヵ月ルール)を無視して宮内庁を振り回すつもりなのか、それとも慣例の存在を再確認して今後はこういうゴタゴタが起きないように気をつけるつもりなのか、今後に対する内閣(政権与党?)の方針をはっきりさせておいてもらいたいです。

それにしても今回の騒動で小沢一郎は全官僚を敵に回したと思います。政治家にまともな政治家とダメな政治家がいるように、官僚にもまともな官僚とダメな官僚がいます。ダメな政治家がまともな官僚に上から目線で親分風を吹かせているのをみれば、別に官僚でなくても反吐が出ます。

  

江戸時代の封建道徳に「君、君たらずとも、臣、臣たれ」という教えがありました。為政者にとっては実に都合のいい教えです。現代風にアレンジすると、「政治家、政治家たらずとも、官僚、官僚たれ」(訳:政治家がどんなにクルクルパーでも官僚は官僚としての職責を果たしなさい)ということになります。無能な政治家にとっては実に都合がいい教えです。

しかしながら、今回の騒動で思い浮かんだのは次の一言です。

    君、君たらず、臣、臣たらざるは乱の本なり

昔の人は実にうまいことをいったものです。

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