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2010年1月 2日 (土)

ファイナルファンタジーは日本を見捨てたのか?

ファイナルファンタジーⅩⅢをクリアしました。「えっ?もう終わりなの??」といった感じのゲームでした。

ⅩⅢはこれまで以上に映像美とバトルが突出しているゲームでした。とにかく厳しいバトルの連続でした。ただひたすらバトルを繰り返していました。雑魚モンスターが相手でも戦い方を間違えて倒されてしまう事もしばしばでした。モンスターが2匹なら簡単に倒せるのに3匹出てくると悪戦苦闘を強いられるというパターンも多かったです。

クリア後の印象としては、やはり何か物足りません。おそらく、ゲーム全体が綺麗に整理されてしまっていて、スッキリし過ぎているのが欲求不満の原因なのだと思います。

このゲームは、映像とバトル以外の要素はほとんど削ぎ落とされています。パーティが旅をするのもほとんど1本道を進んでいるだけで、街も出てこなければ宿屋もありません。謎解きや宝探しのようなイベント的要素もほとんどありません。バトルで困ることはあっても、それ以外で困ることはまずなかったです。息抜きのミニゲームもなしです。

  

それから華麗なCG映像について。映像が美しいのはけっこうなことです。でも、映像というのはシナリオが面白くないと生きてきません。このゲームには、華麗な映像を背負うだけのシナリオ的な面白さがありませんでした。説得力のない造語がやたらと出てきて何か長編物語の後半だけを見せられている感じでした。登場するキャラクターもその性格が十分に描ききれていなかったし、物語を支えている世界観もどこか中途半端でした。

   

わたしはFFシリーズには比較的好意的なほうです。「FFなどムービーにすぎない」という批判にたいしても、「ゲームにムービー的要素があってもいいし、映像は汚いよりはきれいなほうがいい」と考えていました。しかし、さすがに今回はひどすぎたと思います。これほどゲーマーの感情移入を拒絶した映像美の世界というのも珍しいです。
  

RPGを面白いと感じるのは、途中でイベントにハマってしまって、よせばいいのにゲームの進行はそっちのけで、どんどん横道にそれていってしまったときです。でも、そういう要素がこのゲームにはありませんでした。唯一、依頼を受けてモンスターを倒す「ミッション」というイベントがありましたが、ゲームの途中で「ミッション」にハマってしまって困ったとう人はまずいないと思います。

映像美とバトルだけのゲーム……外伝か何かでこういうゲームがあってもいいとは思いますが、ファイナルファンタジーの本編がこれではいくらなんでもまずいのではないでしょうか。ただ、欧米のマーケットを念頭に置くと必然的にこういうゲームになってしまうのかもしれません。日本のゲーマーはファイナルファンタジーに見捨てられてしまったのでしょうか……昔からのファンとしては非常に淋しいです。

でも、せっかく買ったのにこれでおしまいではもったいないです。結界を解いて新たな世界も体験したいと思います(クリア後が本番だといううわさもあります)。なんだかんだいってもやっぱり好きなもので……。

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