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2010年8月17日 (火)

本当は怖い、我が国日本の現実

問題です。司法試験に合格していなくても最高裁判所の判事になることは可能でしょうか。

1.法曹資格など必要ない。なれる。
2.バカもん。なれるわけない。

正解は1です。

鈴木宗男氏によれば、「5~7年に1回ぐらいの割合で外務省の官僚が最高裁に天下りする」そうです。もちろん司法試験に合格しているわけではありません。どうしてこういう慣例があるのか理由はわかりません。それよりもなによりも、こうした慣例がこれまでなぜ問題視されなかったのか不思議です。最高裁の判事というのは名誉職のようなものなのでしょうか?
  

さて、「ビッグコミック」の最新号(8月25日号)で、「憂国のラスプーチン」(原作/佐藤優 作画/伊藤潤二 脚本/長崎尚志)の連載が始まりました。ほとんど実話(?)の超話題作です。佐藤優が憂木衛(ゆうきまもる)、鈴木宗男が都築峰雄(つづきみねお)という名前で出てきます。この「つづきみねお」には笑ってしまいました。顔が鈴木宗男そっくりです。

第一回は、外務省の主任分析官だった憂木衛(モデルは佐藤優)が背任の容疑で逮捕されて、小菅の東京拘置所に収監されるところまでが描かれていました。収監の手続きがやけにリアルでこれでもかというくらい丁寧に描写されていました。次号は憂木衛がなぜ検察に狙われることになったのか、過去の回想シーンになるみたいです。

  

この「憂国のラスプーチン」の新連載を記念して、巻頭に関係者(執筆陣+鈴木宗男氏)による「"極悪人"の言い分」という特別座談会が掲載されていました("極悪人"というのはシャレです)。(日本の)外務省も検察も裁判所も…みんなホラーだということで言いたい放題の座談会です。
 

  
かつてのソビエト連邦は"頭のいい"エリート官僚が国家を運営していたにもかかわらず崩壊してしまいました。政治家がほとんど無力な日本も、国家を運営しているのは実質的にエリート官僚です。ソ連の崩壊を目の当たりに観てきた佐藤優氏は、「ソ連崩壊は日本人にとっても他人事ではない!」と警鐘を鳴らしています。

佐藤氏は(国家が崩壊する悪夢を回避するためには)「国民は官僚をきちんと監視すべきだ」と主張しています。もっともな意見です。でも、はたして日本の国民に官僚を監視するだけの能力があるのかどうか……。

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