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2011年9月29日 (木)

アニメ「バクマン。」・集英社と少年ジャンプはどうしてタブーなの?

「週刊少年ジャンプ」に連載中の「バクマン。」は、マンガの中に集英社や少年ジャンプが実名で出てきます。ところがNHK Eテレが放送しているテレビアニメの「バクマン。」は、集英社が遊栄社に、少年ジャンプが少年ジャックにと、その名称が変更されています。

公共放送のNHKが実在する出版社や雑誌の名称をドラマやアニメに登場させると宣伝になるのでまずいということなのかもしれません。しかしあまりにも不粋です。

理屈をいえば、NHK Eテレが「バクマン。」というアニメを放送すること自体、雑誌連載中で実在しているマンガの宣伝をしていることになるではありませんか。

タイトルは「バクマン。」のままでよくて、集英社や少年ジャンプが実名なのはいけないという理屈がどうもよくわかりません。だいたいほとんどの視聴者がすでに知っている事実を、放送する側のNHKだけが必死になって(?)隠そうとしているというこのバカバカしい構図はなんとかならんもんでしょうか。形式主義にもほどがあります。

ここでさらに屁理屈をいわせてもらうと、もし「バクマン。」が「少年ジャンプ」に連載中のマンガであることを知らずにアニメだけを見ていた小学生がいたとします。そんな小学生はおらんやろ?まあ、いたことにしてください。

その小学生が後日「バクマン。」が現在雑誌に連載中のマンガであることを知って、急に「バクマン。」に強い興味を抱くようになったとします。その小学生は、「少年ジャンプ」や「バクマン。」のジャンプコミックスを買ったりするようになるかもしれません。故意に隠すと、そのことによって「バクマン。」がより神秘的なイメージを纏うことになり、隠すことがかえって宣伝効果抜群ということにもなりかねません。

「秘すれば花」です(意味がちょっと違うかな?)。いまや、民放では、わざと商品名を隠して言わないコマーシャルが流行りだしています(うそ)。
 
 
かつて、昭和の歌姫・山口百恵が歌っていた「プレイバックPart2」という曲にはこんなエピソードがありました。

NHKの音楽番組(『レッツゴーヤング』など)に出演した際は歌詞中の「ポルシェ」の部分が宣伝に当たるという理由から「クルマ」に置き換えて歌っていた。しかし、自身初の紅組トリで出場した『第29回NHK紅白歌合戦』での歌唱をきっかけに、以後はNHKでも「ポルシェ」と歌っている。

詳しくは → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AFPart2

この例からもわかるように、宣伝云々といってもその基準はかなりいい加減で曖昧です。「プレイバックPart2」の例などは、現場が上司の考えを忖度して勝手に過剰な自主規制をしていた可能性が大です。こういうときにこそリーダーシップが問われます。

 「『集英社』や『少年ジャンプ』は『バクマン。』という作品の重要な構成要素だ。何かあったらオレが責任をとる。実名のままでかまわん」

このように決断できる(佐々木編集長のような)責任者がNHKにはいなかったのでしょうか?
 
 
最近放送が終了したTBSの連続テレビドラマ「華和家の四姉妹」では、四姉妹の長女・藤子(吉瀬美智子)が講談社のファッション雑誌「with」の副編集長という設定になっていました。もちろん、講談社もファッション雑誌「with」も実在します。「バクマン。」も民放でアニメ化してもらえばよかったのにね。

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