2012年冬ドラマの視聴率を予想する
冬ドラマの視聴率について3つの予想をしてみました。大はずれで赤っ恥をかくかもしれませんが、3つ予想しておけば1つぐらいは当ると思います。いずれもまさかと思われる予想であるところがミソです。
1.TBSの日曜劇場「運命の人」はフジテレビのドラマチックサンデー「早海さんと呼ばれる日」に視聴率で追い越されます(可能性は80%)。「運命の人」のような社会派的骨太のドラマはどんなに力作でも視聴率的には厳しいです。世間の空気がこういうドラマを望んでいないんですね。象徴的だったのは「坂の上の雲 第3部(日露戦争)」です。日露戦争を克明に描いたあれだけの重厚なドラマの平均視聴率がわずか11.5%でした。「世の中間違ってる」と言いたくなりますが、悲しいことにこれが現実です。
「早海さんと呼ばれる日」の松下奈緒は変な刑事役よりも家庭的なダメ嫁のほうが似合っています。したがって日曜劇場とドラマチックサンデーの視聴率が初めて逆転します。
2.フジテレビの月9ドラマ「ラッキーセブン」はそのうち視聴率がひとケタになります(可能性は50%)。いくら松嶋菜々子を出演させてもこのドラマはシナリオがメチャクチヤです。松潤や瑛太の裸で視聴率を稼ごうとしているのがバレて視聴者に嫌がられたら終わりですぞ。
3.NHKの大河ドラマ「平清盛」はそのうち視聴率が20%を超えます(可能性は30%)。画面が汚いという批判がありますが、「龍馬伝」の岩崎弥太郎(香川照之)に比べたらたいしたことはないです。そういえば「龍馬伝」も画面が汚かったです。リアリズムを追及するとああいう画面になるのかもしれません。
「平清盛」には王家という言葉がさかんに出てきます。たしかに時代背景を考えると天皇家という言い方はちょっと変です。でも王家というのも何だか不自然です。学術用語としては王家とするのが正しいのかもしれませんが、一般的には馴染みがありません。平安時代は天皇のことを帝(みかど)と称していたんだから、王家ではなくて帝(みかど)一族ぐらいにしておけばよかったのにね。
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