「バクマン。2」・第14話<不信と信用>を観る
見吉香耶はシュージンに振られたと思い込んですっかり落ち込んでしまいました。見吉はおきゃんなようでいて内面は意外とナイーブです。落ち込んでいる姿がかわいいです。
見吉が困ったときに相談できるのは亜豆美保です。
「手紙?高木くんが岩瀬さんと?」
「うん。美保と真城みたいに励ましあってたみたい。4年も」
「どういうことか高木くんにちゃんと聞いてみた?」
「まだ……聞くの怖いよ。最近毎晩長電話してたし、動物園でデートしてたのも間違いないもん」
「真城くんも二人のこと知ってたのかな?だとしたら、わたし、真城くんのこと許せない」
大変なことになってきました。シュージンに「オレはやましいことは何もしていない」という思いがあるだけに始末が悪いです。むしろホントの浮気のほうが関係の修復は簡単かもしれません。とにかく「ゴメン」と謝るしかないからね。こういうちょっとした誤解がそれまで仲の良かった二人を引き裂いてしまうということはよくある話です。一度誤解が生じてしまうと誤解が解けても元に戻れない場合もあります。お互いに素直になれなくて意地を張り合ってしまうからです。もっとも「雨降って地固まる」という諺もあります。どちらに転ぶかはそのときの運です。または日ごろの心がけ次第です。
さて、サイコーとシュージンはネクストに載せるギャグマンガで悪戦苦闘していました。港浦さんに付き合うのも楽ではありません。
ネクストに掲載された亜城木夢叶のギャグマンガを読んでその感想を新妻エイジが呟きました。
「器用貧乏にならなければいいですけど」
新妻エイジとしては、最大のライバルと目している亜城木夢叶が港浦さんに振り回されてギャグマンガなどを描いているのが気に入らないみたいです。亜城木夢叶のTRAPが連載打ち切りになってからエイジはすっかり元気がなくなってしまいました。
原稿がアップしたころを見計らって、亜豆がシュージンに電話をしてきました。もちろん見吉のことです。亜豆がシュージンに言いました。
「今、香耶うちに来てます」
でも亜豆の部屋に見吉香耶はいません。どうやらこれは脅しのようです。
「香耶、高木くんと岩瀬さんが会ってるって悩んでるんだけど」
「それは誤解で…」
「だったら早く説明してあげて」
シュージンがモゴモゴしていて煮え切らないので、怒った亜豆はサイコーに電話をかわれと要求(命令?)してきました。怖いです。
「どうなってるの?ちゃんと説明して」
「高木と岩瀬は偶然会ったのであって……」
サイコーが詳しく説明しようとすると、蒼樹紅のことを話さなくてはいけなくなります。ところが蒼樹紅についてはシュージンから固く口止めされています。シュージンとしても岩瀬に対しては清廉潔白でも、蒼樹紅に対しては若干やましい気持があります。
しかし蒼樹紅について伏せたままではシュージンが何で岩瀬と会うことになってしまったのか、納得のいく説明は難しいです。サイコーが躊躇していると、
「真城くん信用できない!!」
このひとことで亜豆に電話を切られてしまいました……。
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