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2012年2月26日 (日)

「バクマン。2」・第21話<わがままとアドバイス>を観る

2013年6月28日(金曜)。タントの最終回の原稿がアップしました。亜城木夢叶は新連載に向けて連載会議に回す作品の制作に全力投球することになりました。年末までに予定されている連載会議は、8月上旬、10月中旬、12月下旬の3回です。この3回の連載会議で新連載が決まらないとジャックとの契約は打ち切りになります。
 
 
8月上旬の連載会議に回された作品は「この世は金と知恵」のリメイク版ともいえる「この世はKTM(かねちえみため)」です。この作品は、人間の脳だけでなく容姿や身体もお金で売買できることにしてはどうかという港浦さんのアイディアで生まれました。港浦さんも亜城木夢叶の個性を活かそうと考えるようになりました。もうギャグを要求してきたりしません。いわゆるエグイ作品です。こういう邪道のストーリーマンガなら亜城木夢叶は得意です。「この世はKTM」は絶対の自信作でした。しかし結果は不採用でした。内容がよくなかったというよりタントを終了してすぐにまた新連載というのは連載会議(編集長?)のプライドが許さなかったみたいです。
 
 
10月中旬の連載会議に出す作品について、港浦さんから「(作風をガラリと変えて)王道ファンタジーにする」と半ば強制的な指示がありました。笑いあり涙ありの冒険ファンタジーです。つまりあの「ONE PIECE」のようなマンガを描けというのです。このときの港浦さんはいつもと様子が違っていました。有無を言わせない迫力でサイコーとシュージンに迫ってきます。サイコーとシュージンは港浦さんを信じてこれまで手掛けたことのない王道ファンタジーに挑戦することにしました。タイトルは「STOPPER OF MAGMA」です。設定はできるだけシンプルにということで「火山の火口から産まれるモンスターを主人公が封印する剣を手に倒しに行く」という、ただそれだけの話です。

こういう単純なストーリーならシュージンは頭を使わなくても書けます。「STOPPER OF MAGMA」がどれだけ魅力的な作品になるかは、サイコーの画力(とコマ割りの技術)にかかっています。
 
 

港浦さんから10月の連載会議の一週間前に連絡がありました。王道ファンタジーの「STOPPER OF MAGMA」は亜城木夢叶のよさが出ていないということで、連載会議に回してもらえないことになったというのです。大ピンチです。残されたチャンスはあと一回です。
 
 
亜城木に夢叶に王道ファンタジーを描かせたのは、実は、服部さんの意向によるものでした。港浦さんが頭を下げて服部さんに協力をお願いしたのです。担当でない服部さんが横から口出しするのはルール違反ですが、担当の港浦さんからお願いされたとなれば話は別です。

服部さんは連載会議に回されないことを承知の上で亜城木夢叶に王道ファンタジーものを描かせました。これは責任をとるというかたちで全面的に亜城木夢叶にかかわるための作戦だったようです。

服部さんは港浦さんといっしょに亜城木夢叶の仕事場にやってきて言いました。

 「今回のことはオレにも責任がある。だからここ(亜城木夢叶の仕事場)に来た。いいか。次の連載会議が本番だ。今まで培ってきたすべてのものを、次の作品に出す!!」
 
担当の港浦さんが服部さんの隣りで小さくなっていました。港浦さんは自分のプライドを犠牲にしてでも何とかして亜城木夢叶を世に出したいと考えていました。

  
  
亜城木夢叶の担当を引き継ぐときに服部さんから「(亜城木夢叶は)10年に一度出るか出ないかの逸材だから方向性を間違えないようにしろ。困ったことがあったらいつでも相談に来い」ぐらいのアドバイスを港浦さんにしてあげていてもよかったと思うのですが、どうもそういうものではないらしいです。このアニメを見る限り、マンガの編集者というのはお互いがライバルで担当を引継ぐときもライバルを利するような引継ぎはないみたいです。

  「引き継いだから後はお前の責任で勝手にやれ」

こんな感じです。敵(?)に塩を送るようなことはしません。

厳しい競争世界で競い合っているのはマンガ家だけでなく編集者も同じです。服部さんのように担当を離れても亜城木夢叶のことを気にかけたり、港浦さんのように前任者の服部さんに協力をお願いしたりする編集者というのは例外かもしれません。

 
 
続きは → http://mugigicat.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-7cd0.html

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2012年2月25日 (土)

東洋水産の「マルちゃん正麺」を食す

『マルちゃん正麺』がチキンラーメンとサッポロ一番に肉薄中 - 速報:@niftyニュース.

すごい即席ラーメンが登場したものです。他社が対抗手段をとらなければ、「マルちゃん正麺」は間違いなく即席ラーメン市場のナンバーワンブランドになると思います。作っているところ見せなければインスタントとは気づかれないくらい本物のラーメンにそっくりです。

「マルちゃん正麺」は他の即席ラーメンからの乗り換えだけでなく生ラーメン派からの乗り換えも期待できます。役所広司の受け売りではないですが、一度食べてみればその違いがわかります。「マルちゃん正麺」は今後需要が増えることはあっても減ることはないと思います。3分煮るだけで手軽にこれだけのラーメンが出来てしまうというのは驚異です。液体スープも本格的です。「醤油味」と「味噌味」を食しましたが、どちらかというと「醤油味」が好きです。

東洋水産にこんな新製品を出されて日清食品やサンヨー食品が手をこまねいているはずもなく、長年カップ麺に圧倒されて低迷気味だった袋麺市場が一気に活気づくのではないでしょうか。今後即席ラーメンの新製品には要注目です。
 
 
本日(2/25)の日経新聞朝刊によると、東洋水産は今夏、「マルちゃん正麺」の生産能力を現在の2倍の日産60万食に引き上げるとのことです。日産60万食のペースで1年間(年中無休)生産を続けると、年間で約2億食生産することになります。果たしてこれで供給が足りるでしょうか?

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テレビドラマ「最後から二番目の恋」・中井貴一がんばる?

「男の恋はいつも初恋、女の恋はいつも最後の恋」ということわざ(?)があります。しかるに、このドラマのタイトルは中途半端にも「最後から二番目の恋」です。もし千明(小泉今日子)にとって最後から二番目の恋が真平(坂口憲二)なら、一番最後の恋の相手は誰なんでしょうか?まさか……。

さて、このドラマもいつのまにかもう第7話になりました。第7話まできて真平の病気がようやく明らかになりました。真平は11歳のときに脳に腫瘍ができたそうです。一応手術はしたものの完全に切除することができなかったため、いつ再発するかわからない状態で生きています。でもね。真平はすでに35歳です。11歳のときからもう24年が経過しています。24年間何事もなかったら完治していると考えるのが普通ではないでしょうか。ちょっと大袈裟過ぎます。でもドラマだからいいことにします。

 「いつ自分がいなくなってもいいように、人に迷惑がかからないようにしよう、残された自分の時間の中で、出来るだけ多くの人を幸せにしたいって、(真平は)考えているんです。家族としてはもっと普通に生きて欲しい、もっとみんなと同じように生きて欲しいと思います。でも、真平が自分で出した答えというか、生き方です。ですから、尊重してやりたい、って思うんです」

いつもは正しいことしか言わなくてつまんない和平の話も、今回だけは典子(飯島直子)もしんみりとして聴いていました。

真平のように自分の死を意識しながら生きている人の人生観というのは、遠慮がちに生きている老い先短いお年寄りの人生観と似ているかもしれません。「いつ自分がいなくなってもいいように、人に迷惑がかからないように」ひっそりと生きているお年寄りは多いと思います。もっともお年寄りの場合はセックスボランティアをやりたくても真平のようにはいきません。皺だらけの天使では、「まあいやらしい。いい年して何考えてるの!」ということで拒否されてしまいます。

 「女性に対してもそうなんです。だれともちゃんと付き合おうとしなかった。悲しい思いをさせてしまうからって。だから自分もひとりの人を好きにはならないって、そう決めてるんです。それが女性に対して本当の意味での幸せでないことはあいつも重々わかっていると思います。でも、寂しい人を見ると放っておけなくなるんでしょうね」

このとき千明は「あたしってそんなに寂しい女に見えたのかしら」という顔つきをしていました。いつもなら「ああそうですよ。どうせあたしは寂しい女ですよ」と突っかかるところなんですが、この日はいつになく素直で、神妙に和平の話を聴いていました。
 
 
真平はなぜ千明に恋をしてしまったのでしょうか。蓼食う虫も好き好きということわざがあるし、一目惚れという現象も世間では珍しくありません。人を好きになるのにいちいち理屈は必要ありません。それでもドラマでは一応それなりの理屈がないと恰好がつかないことになっています。

 「なんであたしなんだろうね。それが謎なんですよ」

千明のこの疑問に飲み友達の荒木啓子(森口博子)が次のような説を唱えました。荒木啓子の説によると、ひとりで45歳まで逞しく(?)生きてきた千明には与えたくても与えるものがありません。これまでは与えるだけだった真平が、前向きに力強く生きている千明から逆に生きる勇気を与えられているということらしいです。
 
 
まだ気が早いですがこのドラマのラストはどうなるのでしょうか。「千明をよろしく頼む」と和平に遺言して真平が死んでしまうのでしょうか?いや、真平の遺言は「兄貴をよろしく頼む」かもしれません。千明は長倉家のみんなからはそこそこ好かれています。小学生のえりな(白本彩奈)も新しいお母さんが千明なら不満はないでしょう。少なくとも観光推進課の大橋知美(佐津川愛美)よりはマシです。
 
 
典子は出会い系サイトで知りあった村上文也(八神蓮)にふられてしまいました。文也には同い年の彼女がいました。文也の父親から「息子のかわりにわたしではどうか」と誘われましたが、ブチキレてしまいました。若い男のほうがいいみたいです。

万理子(内田有紀)はケータイで写した千明の写真を見てはうっとりしています。この人、何か変な趣味があるのかもしれません。
 

男にはホッとできる隠れ家が必要です。和平は家に帰ってもガサツな女どもに神経を逆なでされて気が休まりません。真面目一筋の和平もたまには外で一杯やりたくなることがあるみたいです。行きつけの(?)バーでひとりバーボンでも楽しみたいと思ったまではよかったのですが、そこで偶然典子の旦那(浅野和之)と出くわしてしまいました。典子の旦那は典子を男にしたような人です。酒癖が悪くて酔うと男のいやらしさが全開になります。嫌がる和平をむりやりキャバクラに連れて行ってしまいました。そのキャバクラにはいつも市役所にクレームの電話をかけてくる一条さん(85歳・織本順吉)がいました。一条さんは奥さんにないしょでキャバクラ通いをしているみたいです。「バラすぞ。と脅かせばクレームの電話をかけてこなくなるかもしれません」もっとも和平は一条さんからかかってくるクレームの電話をけっこう楽しみにしている節もあります。
 

相手のことをもっと知る努力をするべきだ、ということで和平は大橋知美をデートに誘うことになりました(千明が強引に電話してしまった)。ふたりは江の島へ行くことになりました。和平の考えたデートコースです(たぶん)。和平は参道のお店の人から「お父さん」と呼ばれていました。無理もありません。事情を知らなければどうみても親子です。

 江の島観光案内 → http://www.s-n-p.jp/enosima.htm 

江の島は先端の稚児ヶ淵(ちごがふち)まで行くと帰りの上り階段がきつくて健康チェックには最適です。上り階段の途中で息が切れるようなら少し足腰を鍛えたほうがいいです。

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2012年2月21日 (火)

巨人・渡辺会長、ドラマ「運命の人」に怒

サンケイスポーツ 2月8日(水)11時46分配信

 プロ野球巨人の球団会長で、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長(85)が、沖縄返還密約をめぐり元新聞記者が逮捕された実際の事件を下敷きにしたTBS系ドラマ「運命の人」に噛みついたことが7日、明らかになった。

 渡辺氏は同日発売の週刊誌に手記を寄稿。自身がモデルとみられる人物が《たかり記者として描かれている》とつづり、《極めて名誉を傷つけられた》と憤慨している。

 渡辺氏が怒りのペンをふるったのは、7日発売の「サンデー毎日」。「私はTBS『運命の人』に怒っている!」と題し、4ページにわたって猛抗議を展開している。

 原作は1971年の沖縄返還協定の裏に存在した日米間の密約に絡むスキャンダルを舞台にした作家、山崎豊子氏(87)のベストセラー小説。ドラマでは主人公の毎朝新聞記者を本木雅弘(46)が演じ、第4話まで放映されている。

 「毎朝新聞」は毎日新聞を連想させ、登場人物も首相の「佐橋慶作」は佐藤栄作氏、与党幹事長の「田淵角造」は田中角栄氏-など実在の人物と重なる点も多い。渡辺氏らしき人物は、主人公のライバルで読日新聞政治部記者の山部一雄として登場、俳優の大森南朋(39)が演じている。

 山部は、政治家と仲良くなって情報を取る手法の記者として描かれている。料亭で田淵角造と会食し頭を下げる場面に、渡辺氏は《私は、料亭はもとより私邸であっても、田中角さんに一度もサシで御馳走になったことはない》と全否定。

 《さらに許し難い》のは、山部記者が自民党の旧大平派を連想させる「小平派」のゴルフコンペに参加する場面。ここで山部記者は、議員から大金を受け取ったことを匂わす発言をするが、渡辺氏は《下等なたかり記者として描かれている》と不満をあらわにした。

多くの視聴者は読日新聞政治部記者の山部一雄のモデルが渡辺恒雄だとは知らないで「運命の人」を見ていると思います。

渡辺恒雄は《極めて名誉を傷つけられた》と憤慨していますが、このドラマの中で一番クールで恰好良く描かれているのが実は大森南朋演じる山部一雄です。人情味に厚く、それでいて弓成のようなヘマはしない清濁併せ呑む辣腕記者として描かれていますから。

このドラマの山部一雄は、モデルの渡辺恒雄よりも事実に反して悪玉的に描かれているところがあるとしても、事実に反して善玉的に描かれているところのほうがはるかに多いと思います。渡辺恒雄には「オレはあんな善玉じゃない」と噛み付いてほしかったです。

このサンケイスポーツの記事には続きがあります。

 怒りは本木演じる主人公、弓成亮太記者のモデルである西山氏にも向いた。渡辺氏は西山氏との親交を明らかにしつつ、《小生が悪玉にされていることを知りながら、一回もワビの電話すらない》。渡辺氏はドラマで田淵から山部がカネをもらったと想像させるシーンを見て、《完全に西山君に対する感情がぶち切れた》とまで言い切った。

 TBS広報部は「(渡辺氏から)何も言ってきていないので、特にコメントすることはない」と話している。

わけがわからないのは、どうして西山氏が渡辺氏にワビの電話をしなくてはならないのでしょうか???西山氏はこのドラマを(くだらないと思って?)あまり見ていないらしいですよ。《完全に西山君に対する感情がぶち切れた》っていうのもなんだかピントがずれています。耄碌してドラマの主人公・弓成亮太とそのモデルとされている西山氏との区別がつかなくなっているのでしょうか?

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2012年2月19日 (日)

「バクマン。2」・第20話<大好きと否定>を観る

結婚してからシュージンは見吉のことを「香耶ちゃん」と呼ぶようになりました。結婚前は「見吉、見吉」と呼び捨てにしてたのにね。見吉香耶(今は高木香耶)もシュージンのことを「秋人さん」と呼んでいます。

 「これからはあたしのことを香耶ちゃんと呼びなさい」
 「香耶ちゃん?」
 「そうよ。文句ある?」
 「……ありません」
 「あたしも高木のこと、秋人さんて呼ぶわね」
 「よせやい。なんだか夫婦みたいじゃないか」
 「だって夫婦でしょうが」
 「う~照れくさいよ~」
 
 
冗談はさておき、担当の港浦さんを通じて服部さんから次のような伝言がありました。

 1.秋名愛子原作、新妻エイジ作画の「+NATURAL」は連載を開始したばかりだというのにもうテレビ局が奪い合っている。アニメもドラマも実写映画のオファーも来ている。

 2.新妻エイジはもう亜城木夢叶の「ひらめき!タントくん」は読んでいない。

 
わざわざこんな伝言をするなんて、服部さんの亜城木夢叶への肩入れはますます露骨になってきました。

2013年6月9日(日曜)。この日はシュージンと香耶の結婚式です。結婚式のスピーチで、服部さんはこれまでの亜城木夢叶の作品を紹介してくれました。しかし現在連載中のタントには一切触れようとしません。タントは無視です。

どうしてタントを無視するのか、サイコーは服部さんに問い詰めようとして、あわやおめでたい席で喧嘩腰の大激論が始まりそうになりました。服部さんは頭に血がのぼっているサイコーを結婚式場の外に連れ出しました。タントについて服部さんの率直な意見を聞きたがっているサイコーに服部さんが言いました。

 「キミはボクに何か言われたらそうするのか?キミと高木くん、二人で考え、信じた道を進めばいいじゃないか。いつもそうして来ただろ」

 「そうやって、あくまでもタントに対する自分の考えは言わないんですね。アドバイスぐらいしてくれても…面白いかどうかぐらい」

 「面白くない!!」

 「うっ」

 「個人的にだが、面白くない。そして、初めて(亜城木夢叶の)原稿を見た5年前から、キミたちなら新妻エイジをぬけると信じている」

要するに服部さんは「亜城木夢叶には新妻エイジを超えるだけの才能があるのにどうしてその才能を活かしたマンガを描かないのか」といっているのです。担当編集者ではない服部さんには「タントなんかやめちまえ」とは言えません。越権行為になります。服部さんに言えるのはここまでです。
 
 
 
新妻エイジはアニメ化もされている人気マンガ「CROW」の作家として、柄にもなくテレビのインタビュー番組に出演しました。新妻エイジは、その番組の中で、週刊誌に連載2本という超過密スケジュールの中で自分との闘いをしているといったような発言を引き出そうとした司会者の誘導をキッパリと拒否しました。事前の打ち合わせがなかったのか、打ち合わせを無視したのか、新妻エイジは司会者を困惑させる発言を始めました。

 「(自分との闘いなんてありません)ライバルは亜城木夢叶先生です」

 「えっ?亜城木夢叶って?」

 「だからボクが一番好きでライバルであるマンガ家です。知らないです?亜城木先生」

新妻エイジはもうタントは読んでいないと言っていました。その新妻エイジがテレビの画面を通じて「ライバルは亜城木夢叶である」と宣言したのです。これは挑発であると同時に激励でもあります。亜城木夢叶のファンであると公言して憚らない新妻エイジは「面白くもないタントなどとっととやめて新妻エイジの人気を脅かすような(亜城木夢叶らしい)マンガを描いてくれ」と言っているのです。
 

服部さんにつまらないと言われ、新妻エイジにはもう読んでないといわれ、サイコーとシュージンはタントの連載はもうやめたほうがいいと考えるようになりました。しかし連載をやめるということはその分の収入がなくなるということでもあります。新婚で生活のかかっているシュージンにとっては厳しい選択です。それでもライバルはすでに人気絶頂となっている新妻エイジです。細く長くただ連載が打ち切りにならなければいいと考えている港浦さんの方針に同調しているわけにはいきません。新妻エイジの背中がどんどん小さくなっていきます。

サイコーとシュージンは担当の港浦さんにタントの連載をやめたいと申し出ました。本来なら港浦さんが「馬鹿なこと言ってんじゃない!」と説得しなくてはいけないのですが、サイコーとシュージンの気迫に圧倒されてどうしていいのかわからなくなってしまいました。港浦さんは自分の手には負えないと思ったのか、話を上に持っていってしまいました。

瓶子副編集長は、

 「タントのおかげで打ち切りになったマンガもあるんだ。もっと自分たちの作品を大切にしろ」

とサイコーたちを諭しました。しかしサイコーたちは納得しません。こうなったら怒られるのを覚悟で佐々木編集長に直談判です。

 「タントの連載をやめたいと思います」

 「やめたければやめろ。連載を途中で投げ出すような作家はいらん。ジャックには描かない、その覚悟があるならやめてよし。どうした?そこまでの覚悟があって言ったんじゃないのか?」

(発行部数日本一の)ジャックにこだわってタントを続けるか、タントをやめてジャックを去るか、その二者択一を佐々木編集長は迫りました。この佐々木編集長の挑発がシュージンの闘争心に火をつけました。

 「新妻エイジに勝ってみせます。だからタントは終わりにさせてください。契約は今年一杯ですよね。(タントを)やめさせてもらえれば、(3回ある今年中の)連載会議に、新妻エイジと競える作品を真城と作って見せます。それができなければ契約を切ってください。ジャックには描きません!!」

シュージンは思わず啖呵を切ってしまいました。何だか佐々木編集長の掌の上で踊らされている感じです。佐々木編集長は内心してやったりとニンマリしていたと思います。

 「編集長は以前言いました。自分が描きたいものが描かせてもらえないというのは、自分に才能がないと自ら認めていることだって。だったら、編集部全員に認めてもらえる作品を、その3回の連載会議の中で回してみせます」

作家の身の振り方については編集長ではなく担当の編集者に最終決定権があるようです。佐々木編集長はどうするつもりか港浦さんの意向を質しました。港浦さんもシュージンたちの覚悟を聞いてタントの打ち切りを快く(?)了解くれました(ここで反対したら港浦さんは編集長以下編集部全員を敵に回すことになる)。

これで亜城木夢叶の連載は2本連続で短期終了が決定しました。もう後がありません。半年後には契約打ち切りが迫っています。3本目の連載ができるかどうか、崖っぷちでの挑戦です。目標は「打倒!新妻エイジ」です。

 
続きは → http://mugigicat.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-dac8.html

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2012年2月18日 (土)

テレビドラマ「最後から二番目の恋」・飯島直子の怪演?

これまで豪快なバカ笑いなら島崎和歌子の右に出るものはいないと思っていました。しかし飯島直子のバカ笑いもなかなかのものです。甲乙つけがたいです。島崎和歌子と飯島直子とどちらのバカ笑いのほうが(釣られて笑わす威力が)強力か、一度バカ笑いの王座決定戦(?)をやってもらいたいです。

さて、第6話です。典子(飯島直子)と万理子(内田有紀)はお隣りの吉野千明(小泉今日子)の家(古民家)に勝手に出入りするようになりました。二人にとって千明の家はよほど居心地がいいらしく、まるで我が家であるかのようにくつろいでいます。

千明が帰宅すると、「遠慮しないで上がって」とまでは言わなかったものの、典子も万理子も自分たちがここに居るのは当然であるかのように振舞っています。鍵をかけるでもなくそれを許している千明もひとりでは寂しいのかもしれません。典子は千明の服を勝手に着てデートに出かけたりしています。寛容な千明のおかげで万理子の自閉症も少しよくなったみたいです。
 
 
典子は昔のことを思い出しては豪快なバカ笑いをしていました。

 「いやね、思い出して笑ってたのよ。うちのお兄ちゃんのことなんだけどね。あたしの結婚式のときの話なんだけど、一応バージンロードを歩いたわけよ。あたしもうバージンじゃなかったけど、アハハハハハ。でね。ほら親いなかったからさあ、お兄ちゃんと歩いたわけ。そしたらさあ、お兄ちゃんさあ、もう泣いて泣いて、もう泣いてなんてもんじゃないね、号泣、アハハハハハ」

 「それさあ、普通にいい話じゃん」

 「いや、そうなんだけどさあ、その泣き方があまりにすごくてさあ、最初はね、あたしもみんなもなんかちょっとしんみりしてたんだけどさあ、あんまりにもすごい泣き方で、なんかだんだん笑いになってきちゃて、会場中大爆笑、アハハハハハ。そしたらね、今度はお兄ちゃんが怒って、何が可笑しいんですか、アハハハハハ」

 「それさあ、想像できるね、なんかね(和平さんらしいね)」

万理子はビデオカメラで撮影していた典子の結婚式のときの様子をわざわざケータイに取り込んで持ち歩いています。典子と万理子は人生がしんどいときに、典子の結婚式のときの映像を見て大笑いしては気分をリフレッシュしているみたいです。

このドラマの公式サイトによると、典子は「高校を卒業してすぐ、自分を受け持っていた体育教師と結婚」したことになっています。つまり典子が結婚したのは18歳のときです(今から約27年前)。典子と和平の年の差は5歳です。典子が結婚したとき和平は23歳でした。親代わりとはいえ、23歳だったら普通は18歳の妹の結婚式で号泣したりはしないと思います。でも和平は普通の人とは違っていました。めったにいない真面目一筋の人です。感極まって号泣してしまったのかもしれません。アハハハハハ。
 
 
典子のバカ笑いが隣りの長倉家にも聞こえてきました。何を話しているのか楽しそうな雰囲気が伝わってきます。典子たちのガールズトーク(?)に参加したくなってお隣りに行こうとした小学生のえりな(白本彩奈)を呼び止めて和平(中井貴一)が注意しました。

 「おい、えりな、やめなさいって。ろくな人間になれないから」

しかし和平が止めてもムダでした。えりなはコンビニに行くふりをしてお隣に行ってしまいました。千明、典子、万理子、えりな……この4人の中では子どものえりなが一番クールで落ち着いています。
 
 
 
相手に嫌われたくないとか、好印象を与えたいとか、相手にどう思われるかを意識してしまうと緊張して思っていることが素直に言えなくなったりします。会話がギクシャクしたり、気の利いた言葉が見つからなくて気まずい沈黙が続いたりするのもそんなときです。でも和平が相手ならそういう心配は要りません。嫌われようが悪い印象を与えようがなにしろ相手は和平です。気にすることはありません。思っていることを気軽にポンポン言うことができます。

千明は和平に会うと必ず口喧嘩になります。最初は穏やかに話していてもいつのまにか悪口の言い合いになります。このふたりは罵り合いの口喧嘩をしながらもどこか楽しそうです。そんな千明と和平の様子に、真平は軽い嫉妬を感じるようになりました。これまで真平はセックスボランティアに励んでいて、特定の女性を愛するような普通の恋愛とは縁がありませんでした。しかし、どういうわけか、千明にだけは恋愛感情(≒嫉妬)を抱くようになってしまいました。

真平は自分の千明にたいする気持を和平に打ち明けました。真平はこれまでのボランティア活動を清算して千明と真剣に付き合うつもりでいます。もう「天使」は廃業です。千明のことを愛おしく想うようになって、初めて恋愛っていいもんだと思うようになりました。今までどうしてそういう女性が真平の前に現れなかったのか不思議です。真平35歳、千明45歳です。
 
 
「天使」としての最後のご奉公ということで真平は旅に出ることになりました。しばらく「カフェ・ながくら」はお休みです。和平は真平の留守中に千明に真平の病気のことをうっかり話してしまいました。和平は真平が千明にすべてを話しているものだと勘違いしていました。しかし千明は真平の病気についてはまだ何も知りませんでした。
 
 
真平の病気が何であるのか、その具体的病名は今週もまだ不明です。いくらなんでも来週には明らかになると思います。これだけもったいぶっておいて癌などのありきたりの病気だったら怒りますよ。

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2012年2月12日 (日)

「バクマン。2」・第19話<縁と星>を観る

高木秋人(シュージン)は見吉香耶に連れられて見吉の両親に挨拶に行きました。見吉の父親はいかつい顔をした格闘家の角田信朗のような人です。シュージンは恐ろしくて「お嬢さんをください」とは言い出せません。ただひたすら「すみません、すみません」と謝るばかりです。何がすまないんでしょうかね。

運命のいたずらというか、意外なことに、この見吉の父親はサイコーの叔父さんでマンガ家だった川口たろう(本名真城信弘)とは子供のころからの親友でした。シュージンが川口たろうの甥である真城最高(サイコー)といっしょにマンガを描いていることを知ると、サイコーも呼ぶようにと要求してきました。空手の組み手でサイコーとシュージンの根性を試すんだそうです。

見吉の父親はシュージンとサイコーを道場へ連れて行くふりをしてファミレスに連れ込みました。「空手の組み手で根性を試す」というのは口実でした。本当は奥さんや娘(香耶)のいないところで男だけのないしょ話がしたかったみたいです。

見吉の父親と川口たろうは親友であると同時に一人の女性をめぐる恋敵でもありました。その女性というのが亜豆美保の母親の美雪(旧姓春野美雪)です。

見吉の父親は振られたみたいですが、川口たろうはマンガ家として大成したら美雪にプロポーズをするつもりでいました。しかしそのプロポーズを待たずに美雪は別の男性と結婚してしまいました(その後川口たろうは過労で死んでしまった)。マンガ家として大成することにこだわっていたばっかりにお互いに愛し合っていたのに結婚できなかった川口たろうと美雪の悲劇を見吉の父親は思い出していました。

今、川口たろうの甥であるサイコーが目の前にいます。サイコーは、夢(マンガがアニメ化されてそのヒロインの声優を亜豆美保が担当する)が叶ったら結婚しようと美保と約束してお互いに励まし合っています。川口たろうと美雪の関係が甥のサイコーと娘の美保に受け継がれている感じです。サイコーと美保の話を聞いて見吉の父親は何か運命的なものを感じたと思います。ほろ苦い青春時代を思い出していたかもしれません。

 「のぶ(川口たろう)を見ていただけに、好きな人がいたら早くいっしょになったほうがいい。人間、真面目にやっていれば何とかなる。秋人くんは真面目そうだ(香耶をよろしく頼む)」

見吉の父親は顔はいかつくても話のわかるさばさばした人でした。娘はやれぬと駄々を捏ねたりしません。シュージンと香耶の結婚をあっさり許してくれました(マンガでうまくいかなかったら不動産屋のあとを継がせればいい)。

 「最高くんも夢を叶えてのぶの仇をとってくれよ」

 
 
 
2013年1月。某ホテル(たぶん帝国ホテル)で恒例の新年会が開かれました。サイコーが服部さんを見かけて声をかけましたが、服部さんは亜城木夢叶など眼中にないといった感じで何だか素っ気なかったです。

服部さんは秋名愛子を囲んで「+NATURAL」の話で盛り上がっていました。話の輪に加わった新妻エイジもサイコーたちのことは完全無視です。

新年会が終わると、仕事大好き人間の新妻エイジは二次会にも行かずに服部さんと仕事場に戻っていました。どんなに仕事(マンガを描くこと)が好きでも新年会の日ぐらいは休むのが普通です。エイジは服部さんと二人だけになりたかったみたいです。

 「あきら(服部)さん。露骨過ぎです」

 「何のことだ?」

 「亜城木先生をあんなに刺激して何でそこまで肩入れするんですか?」

エイジは服部さんが亜城木夢叶の前で故意に「+NATURAL」の秋名愛子を持ち上げて見せ付けていたのを見抜いていました。

 「新妻くん、担当じゃない作家に肩入れするのは、あまりいいことじゃない。もしそう見えてもボク以外にこういう話はしないでほしい」

 「わかってます。だから(二人だけの)今話してるんです」

 「亜城木くんは、将来ジャックを背負う作家になってくれる。ボクはそう信じている。新妻くんのようにだ」

 「ボクもそうなると思っていますし、早くなって欲しいです。だからどんな肩入れでも協力します。けど、絶対に負けません!」

新年会の会場で亜城木夢叶を刺激して肩入れしていたのは、服部さんよりもむしろ新妻エイジのほうが露骨だったかもしれません。新妻エイジと服部さんの間に亜城木夢叶をこっそり支援していこうという秘密の共同戦線ができました。この二人は亜城木夢叶の潜在的な才能を信じて疑っていません。
 

 
 
2013年も2月。原作・秋名愛子、作画・新妻エイジの「+NATURAL」は前評判が凄まじく、ネットでも話題になっていました。巻頭カラーで連載が始まったジャック11号はその日のうちに完売のコンビニが続出です。アンケートもぶっちぎりの1位でした。

いっぽう12号から連載が始まった亜城木夢叶の「ひらめき!タントくん」はあまりパッとしません。1話目が5位、2話目が9位、3話目が12位で、それから6話目まではずっと11位です。

この「ひらめき!タントくん」にたいする新妻エイジのコメントが辛辣です。新妻エイジは雄二郎さんに感想を訊かれて吐き捨てるように言いました。

 「そのマンガ、もう読んでません!」
 
 

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2012年2月10日 (金)

国会議員を簡単に2割でも3割でも減らす方法・AKB48方式?

これはやる気があるかないかだけです。やる気があれば簡単にできます。無能な政治家にウンザリしている官僚に指示すれば、必要な法律や機構はすぐに作ってくれると思います。

 1.選挙の定員は減らすことなく今まで通りに選挙を行う。

 2.選挙の当選者には試験を受けてもらう。

 3.試験の成績の悪かった下位2割(または3割)には国会議員の資格を与えない。したがって歳費も支給しない。

これでOKです。選挙を絶対視しているから某何とかチルドレンや無能な世襲議員に無駄な歳費を払わなければいけなくなるのです。選挙に受かってしまえば次の選挙までは何もしなくても歳費が貰えるという甘い制度を温存している限り、単純に定員を減らすのは得策ではありません。定員を減らすと、選挙だけには強い悪貨(無能な候補者)が選挙に弱い良貨(有能な候補者)を駆逐してしまいます。定員減が有能な国会議員の減少に繋がってしまう可能性が大です。

 4.政党別試験の合格率を発表して合格率の低い政党には猛省を促す。

 5.1年に1回、選挙とは別に定期的に国会議員の入れ替え戦(試験)を行う。

選挙には当選したものの国会議員になれなかった当選者は次期国会議員候補として研鑽に励んで貰います。これによって一度試験に受かった国会議員も安穏とはしていられなくなります。

この試験制度は高学歴のほうが有利のように思われますが必ずしもそうとは限りません。合格して当然の東大卒なのに試験に落ちたりすればとんだ赤っ恥です。二十代のころは優秀(?)だったのに、その後年々バカになり続けていたのがバレてしまいます。高学歴という過去の栄光(?)に安住している国会議員にとってはむしろ恐ろしい制度です。

試験制度は頭の固くなった高齢者に不利だという反論があるかもしれません。しかし別に難しい資格試験ではありません。不合格になるのは成績下位の2割か3割です。多少頭が固くなったくらいで試験に落ちるようなら早く引退してもらったほうがお国のためです。老害を撲滅するという意味でも試験制度は有効です。
 
 

民主党には期待を裏切られ、だからといって自民党に戻る気にもなれない……次の選挙でどういう投票行動をとればいいのか困っている有権者は多いと思います。

   「国会議員になるための試験を当選者に課す」

これをマニフェストに明記してくれる政党があれば、そういう政党に是非清き一票を投じたいと思います。

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テレビドラマ「最後から二番目の恋」はギャグのセンスがいい?

長倉家の朝食のとき、家出中の典子(飯島直子)に兄の和平(中井貴一)が説教しました。和平は真面目なだけが取り柄の人です。石部金吉のようなことしか言いません。そんな和平にうんざりしている典子が苦言を呈しました。

 「お兄ちゃん、正しいことしか言わないからつまんない」

この典子の意見に、自閉症気味の万理子(内田有紀)と小学生のえりな(白本彩奈)も賛成しました。「つまんない」と言われてしまっては和平の立場がありません。長倉家の朝食に同席していた吉野千明(小泉今日子)は、気まずいムードが漂い始めたその場の雰囲気をなんとかしようと和平に味方しました。

 「真っ当で、必要なことって……つまらないんですよ、きっと」

なかなか含蓄のあるセリフです。われながらこのセリフが気に入ってしまったのか、よせばいいのに千明は自画自賛をはじめました。

 「なんか、あたし、今、すっごくいいこと言っちゃいましたよね。使えるなあ、これ、ドラマに」

名セリフというのはそれとなく軽く流しておくほうが粋です。あまり詳しく説明してしまうのは野暮です。しかしその野暮をあえてやってしまうのがこのドラマのギャグセンスです。自分としては大笑いしているんですけど一般受けはするのでしょうか?
 
 
 
視聴者に次の展開を予想させておいて、その予想通りの展開になってしまうというのもこのドラマの特徴です。「やっぱりね」と思いつつジワ~ッと可笑しさがこみあげてきます。
 
鎌倉市役所の観光推進課は、今度の日曜日に「みんなの鎌倉遠足」というイベントを企画していました。参加者を募って観光推進課の職員が鎌倉を案内するのです。まあ、どこでもだれでも思いつく平凡なアイディアです。しかし、驚いたことに、このイベントに参加の申し込みが9人もありました。60代の女性3組と、あとは40代だったか50代だったか3人組の女性です。この3人組というのがいかにも怪しいです。

「みんなの鎌倉遠足」の案内係は田所勉(松尾諭)と大橋知美(佐津川愛美)が務めることになっていました。でもこれでは面白くありません。ドラマ的には田所勉は長倉和平と交代しなくてはいけません。で、やっぱり交代することになりました。田所は当日は見合いで都合が悪くなり、課長である和平に代役をお願いしてきました。

 「で、お前写真見せたの?」
 「はい」
 「で、(相手は)乗り気なの?」
 「はい」
 「変わった人もいるねえ」
 「そんなことないですよ」

女運(?)の乏しい田所がお見合いするとなれば、めったにないチャンスです。上司の和平としても案内係の代役を引き受けざるを得ません。大橋知美は(田所ではなく)憧れの和平といっしょに「遠足」ができることになって大喜びです。知美はまだ若い(23歳?)のに奇特な人です。
 
 
さて、「みんなの鎌倉遠足」の日がやって来ました。参加の申し込みがあった「40代だったか50代だったか3人組の女性」というのは、案の定、荒木啓子(森口博子)と水野祥子(渡辺真起子)とそれに吉野千明の3人でした。テレビドラマではこういう偶然は日常茶飯事です。

「みんなの鎌倉遠足」のコースは次の通りです(せっかく鎌倉ロケなのにドラマではほんの5分くらいで終わってしまいました)。

集合場所 鶴岡八幡宮二の鳥居
       ↓
       朝夷奈切通
       ↓
       銭洗弁財天宇賀福神社
       ↓
       報国寺(竹の寺)
       ↓
休憩    長谷寺
       ↓
昼食    カフェ・ながくら

市役所が企画したイベントの参加者を自宅のカフェに連れていくというのは反則(汚職?)です。しかし担当の田所が昼食場所の予約を忘れていたために緊急事態となりました。困り果てた和平はやむを得ず弟の真平(坂口憲二)がやっている「カフェ・ながくら」に団体客を連れて行くことになりました(最初から計画的だったら職権濫用です)。
 
「カフェ・ながくら」で食事の用意ができるまで、荒木啓子と水野祥子は案内役の和平の品定めをしていました。もう言いたい放題です。和平が聴いていると知っているのか知らないのか、特に祥子の言い草はひどいです。

 「わたしは、けっこういいと思うな、課長さん。人生最後の恋にはさあ、ああいう人がいいのよ。まあドキドキとかキラキラとかトキメキとか、そういうのはないわけだけど、なんか落ち着くっていうか、楽な感じあるでしょ。恋愛の駆け引きに疲れた後にはさあ、いいのよぉ。なんていうのかなあ、こう、使い古された家具、みたいなさあ。それこそあれよ、古民家みたいなもんよ」

和平は自分に対する論評(?)に聞き耳を立てていました。渋い顔です。とうとう古民家にされてしまいました。
 
 
この第5話でも真平の病気が何であるのかは明らかにされませんでした(ちょっともったいぶり過ぎです)。今後、真平の病名が明らかになると、ギャグ全開だったこのドラマがなんだか深刻なドラマになってしまいそうです。できればこのまま大笑いのできるファンキー路線を突っ走ってほしいのですが……。

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2012年2月 8日 (水)

投資信託の分配金・不思議の国ニッポン

毎月分配型の投資信託は高配当で人気が高かった(?)そうです。しかし高配当を維持している原資がなんであるかに注意しないとひどい目に遭います。

1月27日の日経新聞朝刊に金融庁が投資信託法の改正を検討しているという記事がありました。その記事の中に「投信分配金に回せる原資の国際比較」という表がありました。この表を見て思わず愕然としました。あまりにもびっくりしたのでここに雑文を記しておきます。
 
投資信託の分配金(配当)に回せる原資については、厳しく規制している国と規制が緩い国があります。英国やフランスは規制が厳しく、分配金は「株や債権などの配当・金利収入」のみに限られています。いっぽうで米国では規制が緩く「株や債権などの値上がり益」も分配金の原資に回せます。

英国やフランスが値上り益を分配金の原資として認めていないのは、将来の値下りリスクを考慮しているからです。投資家保護の観点から元本の毀損を極力防止しようと考えれば、一時的な値上り益は配当に回すべきではありません。英国やフランスの法律は投資家を保護するという意味で筋が通っています。いっぽう規制が緩い米国についてはさすが市場原理主義の国です。契約の自由と自己責任を尊重しています。

さて、ここで問題となるのは日本です。日本の投信が分配金に回すことができる原資は、英国やフランスと同じでしょうか、それとも米国と同じでしょうか。

 1.英国やフランスよりも規制が厳しい
 2.英国やフランスと同じ
 3.米国と同じ
 4.米国よりも規制が緩い

   

答えは4の「米国よりも規制が緩い」です。

日本では「株や債権などの値上がり益」どころか元本そのものを配当してしまうというデタラメがまかり通っています。元本を分配金(配当)の原資にするなどというのはあの市場原理主義の米国でさえ認めていない暴挙(?)です。

投資信託法の改正によって金融庁が投資家保護に動くのは「リスクの高い投信を投資知識の乏しい高齢者に販売するといった事例が後を絶たないから」だそうです。こういうことは民主党政権になったら直ちに着手しなければいけなかったはずなのに何を今さらといった感じです。

昨年は「株価下落や円高で元本が目減りしたにもかかわらず、年率10%を超えるような配当を出し、元本をさらに減らす投信が相次いだ」そうです。

今にして思えば、何が「ハゲタカファンド、キャー怖い」だったのでしょうか。米国の投信がハゲタカファンドなら、日本の毎月分配型の投信は蛸足ファンドです。蛸足ファンドで悪ければ死神ファンドでも貧乏神ファンドでもいいです。市場原理主義の米国も真っ青です。

元本を配当に回してよければ、元本がなくなるまで年率5%だろうと10%だろうといくらでも配当ができます。元本が削られているとも知らずに儲かったつもりになって喜んでいた高齢者も多かったのではないでしょうか。

自分としては、日本のような詐欺商法まがいの悪どい投信が一般大衆向けに売られていて幅を利かせているのは資本主義の国ならどこでも同じだと思っていました。でも認識不足でした。日本は世界に例を見ない特殊な国です(たぶん)。

 1.金融機関が族議員に献金をする
 2.族議員が金融機関の意向を汲んでムチャな法律を強引に成立させる
 3.無知な投資家が金融機関の餌食になる
 
 
日本の政官業の癒着の構図というのは、金融業界に限らずどこも似たり寄ったりかもしれません。去年福島で原発事故が起きて、電力業界における政官業の癒着の構図があぶり出されても、国民の多くは怒ったり驚いたりはしていません。きわめて冷静です。しょせん世の中こんなものだと達観しているかのようです。日本の国民はまるで悟りをひらいたお坊さんか哲学者のようです。でも、何かを深く考えているようで実は何も考えていなかったりします。いつか暴動やデモが起きるのではないかと危惧しているのですが、今のところその兆しはまったくありません。

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2012年2月 5日 (日)

「バクマン。2」・第18話<文句と一喝>を観る

2012年12月25日火曜日。連載会議の日がやってきました。亜城木夢叶の「ひらめきタントくん」は再挑戦です。原作・秋名愛子(岩瀬愛子)、作画・マニーズ(新妻エイジ)の「+NATURAL」も連載会議に回されました。

マニーズは謎の新人です。しかしいくらなんでもマニーズはないでしょう。名前で新妻エイジだとバレてしまいます(早口で10回「マニーズ」と言ってごらん)。もっとも編集者も一応プロです。多少画風を変えたぐらいでは誤魔化しきれるものではありません。吉田さんにコマ割のクセから「このネームは新妻エイジだ」と見抜かれてしまいました。服部さんと雄二郎さんは見抜かれることを期待していた節もあります。

連載会議に呼び出された服部さんは、原作と新妻エイジが描いたネームを読み比べてもらうことによって、作画担当は新妻エイジ以外にありえないことを強く訴えました。

最初は同じ作家の連載が同時に2本になることに反対の意見もありましたが、服部さんと雄二郎さんの作戦が功を奏して「+NATURAL」は作画・新妻エイジで連載されることが決定しました。亜城木夢叶の「ひらめきタントくん」も連載決定です(これで約束通りシュージンは見吉と結婚することになります)。

サイコーとシュージンは「ひらめきタントくん」の連載決定に喜んだものの、同時に秋名愛子原作の「+NATURAL」も連載が決まってその作画が新妻エイジというのは心中穏やかではありません。しかも担当は服部さんです。まごまごしていると秋名愛子に蹴落とされます。
 
 
連載会議の翌日、福田組のメンバーが新妻エイジの仕事場に集まることになりました。中井さんはすでに帰郷しているので来ませんでしたが、「+NATURAL」の原作者・秋名愛子(岩瀬愛子)も新たな福田組のメンバーとして呼ぼうということになりました。

秋名愛子は一応来ることは来ましたがもともと群れることを好まない性格の人です。なんだか嫌な予感がします。とりあえずサイコーがこの集いの趣旨をしどろもどろに説明しました。

 「マンガに対する考え方やお互いの作品に意見を出し合って向上させていこうと……」

秋名愛子はそういうことならわたしを呼んでくれるなと言わんばかりです。蒼樹紅が福田真太にいろいろアドバイスしてもらっていることを知ると「あなたにはプライドはないのか」とまで言い出しました。

 「わたしはわたしの作品に自信を持っています。ほかの作家さんに意見もらうなんて考えられません。失礼します」

秋名愛子は、作画を担当する新妻エイジに挨拶だけするとさっさと帰ってしまいました。サイコーとシュージンが恐れていた通りの展開になりました。

それにしても、秋名愛子の態度を見て新妻エイジが笑ったのなんのって、必死に背伸びをしている姿がよぽどおかしかったみたいです。

エイジ曰く、

 「2年前の蒼樹先生そっくりです」

 
 
 
福田組のメンバーは秋名愛子がいなくなってから新妻エイジの2本同時連載についてそれぞれ意見を述べました。

福田真太 「新妻師匠、なんで2本やるんだ。2本てことは1本ダメになっても保険があるってことじゃねえか。CROWに専念すべきだ。みんなもそう思ってるんじゃないか」

シュージン 「たしかにひとりの作家が2本描いても人気が分散するだけじゃないかと。それと、個人的に秋名愛子には負けたくないので新妻さんの作画はちょっと……」

蒼樹紅  「私も+NATURALには負けたくないと思っています。新妻さんが作画するのも編集側の作為が感じられるので反対です」

平丸一也 「(よせ。2本なんてムリだ。死に急ぐな)」

サイコー 「2本連載には反対しないけど、2本目には絶対負けたくないです」

福田真太 「なんで2本て話になった?編集に乗せられたんだろ」

このとき、新妻エイジは「これをやれば亜城木夢叶は必ず燃える」と言っていた服部さんの言葉を思い出していました。新妻エイジが2本同時連載に挑戦するのは亜城木夢叶のためでもあります。

 「みんなうるさいです。ぼくは描きたいから描くんです。文句があるならぼくより面白いマンガを描いてから言ってください。2本ともここのだれにも負けません」

新妻エイジの一喝です。エイジは編集側に乗せられたのではなく編集側の考えに乗ったのです。今後福田組のメンバー(平丸さんは除く)は「打倒新妻エイジ、打倒秋名愛子」で必死に面白いマンガを描かなくてはいけません。
 
 
続きは → http://mugigicat.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-7da5.html

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2012年2月 4日 (土)

テレビドラマ「最後から二番目の恋」は面白い?

このドラマは、くたびれかけている中年男女が繰り広げる悲しいような笑っちゃうような恋の物語です。大の大人が純情可憐な中学生みたいでかなり無理があります。まあ、恋する気持にジジイだろうとババアだろうと年齢は関係ないのかもしれません。自分がジジイやババアになってみればわかります。何だか痛々しくもありますが、このドラマは、今流行の(?)枯れ専、ババ専がテーマなのかもしれません。
 
 
老後が気になる45歳でいまだ独身の吉野千明(小泉今日子)は、テレビ局でドラマプロデューサーをしています。一生独身のつもりらしく、古都鎌倉の古民家で老後を送りたいなどと、たわけたことを考えています。

千明は手ごろな物件はないかと休日に鎌倉に古民家の下見にでかけました。そして極楽寺に気に入った物件を見つけて衝動買いしてしまいました。千明はテレビ局勤務なのでけっこうお金はあるみたいです。ババアの女子会(?)でいつもいっしょの荒木啓子(森口博子)と水野祥子(渡辺真紀子)がルームシェアでいっしょに住むはずだったのですが、ふたりは千明ほど本気ではありませんでした。「えっ?本気だったの?」と言われてしまい、いっしょに住む話は断られてしまいました。そんなわけで、オバケの出そうな極楽寺の古民家には千明ひとりで住むことになりました。

極楽寺から勤務先のテレビ局まで、通勤するルートはいろいろあります。通勤時間は若干長くなりますが乗換えが2回ですむ一番楽なルートは次の通りです。

 極楽寺
  ↓ 8分江ノ電
 鎌倉 
  ↓ 50分JR横須賀線
 新橋
  ↓ 15分ゆりかもめ
 台場
  ↓
 フジテレビ

乗車時間は合計で73分です。それ以外に乗り換えなどに要する時間が約30分かかります。運賃は片道1,300円です。定期だと1か月39,540円、3か月112,690円、6か月207,200円です。
 
 
吉野千明が住むことになった極楽寺の古民家の隣りには長倉という奇怪な一家が住んでいます。

長倉家の大黒柱である長倉和平(中井貴一)は鎌倉市役所の観光推進課の課長をしています。50歳ですが妻とは死別していて小学生の一人娘・えりな(白本彩奈)と暮らしています。和平は娘のえりなからはスケベおやじだと思われていて嫌われています。本当は真面目な人なんですが誤解されやすいんですね。

中井貴一は大河ドラマ「平清盛」では清盛の義父(?)平忠盛を演じています。なかなか渋い役です。しかしこの「最後から二番目の恋」では母娘ふたりから同時に求愛されて舞い上がってしまうバカおやじの役です。このドラマの中井貴一は誰と絡んでも笑わせてくれます。特に第3話の小泉今日子とのコンビネーションが最高でした。ヘタな漫才より面白かったです。

長倉和平には娘のえりなのほかにいっしょに暮らしている妹と弟がいます。万里子(内田有紀)と真平(坂口憲二)です。このふたりは双子の姉弟です。35歳ですがふたりともまだ独身です。万里子は自閉症気味で人とのコミュニケーションがうまくできません。何かあるとすぐ自分の部屋に閉じこもってしまいます。いまだにその日暮らしのフリーターです。生活の面倒は和平がみているみたいです。

真平は自宅を改装して商売っ気のないカフェをやっています。めったにお客は来ません。おそらく赤字です。真平も遊び人風で実質的には和平に食べさせてもらっているのではないかと推測されます。真平の特技(?)はセックスボランティアです。どんなおばさんでも希望すれば一夜を共にしてくれます。ボランティアなのでお金は取りません。吉野千明も真平のボランティアのお世話になっているみたいです。第4話で明らかになりましたが、真平は何か不治の病(?)を抱えているようです。

長倉家には和平と真平の間にもうひとり45歳になる長女の典子(飯島直子)がいます。典子は高校を卒業してすぐに体育教師の水谷広行(浅野和之)と結婚しました。生徒と先生の「道ならぬ恋」も結婚してしまえばお咎めなしです。典子は長倉家を出て嫁ぎ先で暮らしていますが、よく実家に戻ってきては夫の広行の悪口を言っています。典子は軽い冗談のつもりで広行のことをジジイと呼んでいます。広行がジジイという言葉に不愉快な想いをしていることに気がついていません。典子と広行の夫婦仲は醒め切っていて最悪です。

典子は広行からもう愛していないと言われてしまい、ショックのあまり何度目かの家出をしました。これまでは家出をすると広行が迎えに来てくれましたが、今度ばかりは迎えに来てくれそうもありません。しかも、実家の長倉家からは帰れと追い出されてしまいました。困り果てた典子は、隣りの千明のところでお世話になろうと考えました。千明とは仲が悪かったはずなのですが、ほかに行くところがありません。

千明は転がり込んできた典子に出て行ってくれというわけにもいかずに置いてあげることにしました。千明と典子はともに45歳です。お酒を飲みながら、結婚していてもしていなくても女が年を取るというのは大変なことだなどと、そろそろ更年期障害が始まりそうなわが身を嘆いて慰めあっていました。典子はかなり酒癖が悪いです。

典子役の飯島直子は43歳です(役の上では45歳)が、非常に若く見えます。アップで映さなければ30歳だとサバ読んでも通用しそうです。いっぽう、小泉今日子はそれなりの年齢に見えます。ちなみに、本日(2月4日)は小泉今日子の46歳の誕生日です。ごめんね(何が?)。

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2012年2月 2日 (木)

ドトールコーヒー・優良店の見分け方

最近の小田急線沿線のドトールコーヒーショップは、経堂北口店が閉鎖、小田急登戸店が新規オープンになりました。経堂北口店の閉鎖は前々から知っていましたが、小田急登戸店のオープンはつい最近知りました。なかなかよいお店です。

新規オープンは代々木上原もチャンスだと思ったのですが見送られたようです。あと常々疑問に思っているのは、どうして下北沢には出店しないのでしょうか。エクセルシオールなどの別業態のお店もありません。優先順位は相当高いはずなんですが……謎です。ドトールコーヒーは小田急線沿線にあまり詳しくないのかもしれません。

ところで、ドトールコーヒーはお店によって接客態度にけっこうばらつきがあります。セルフサービスだからそんなに違いはないと思ったら大間違いです。そこで接客優良店の見分け方を紹介します。ポイントはレシートです。レシートをどう取り扱っているかでその店の接客態度のレベルが判断できます。

1.ダメな店
黙っているとレシートをくれないお店はダメな店です。お釣りがない場合によくあります。ひどいところではお釣りがあっても釣り銭だけでレシートをよこさない店もあります。こういうお店にかぎって店員が大声で私語を交わしていたりします。あえてどことは言いませんがお客からレシートを要求されてあわてて渡しているようでは接客態度として失格です。覆面チェックマンが巡回しているとはよもや知るまい(うそ)。

2.普通のお店
「レシートいりますか?」と訊いてくるお店があります。レシートがいるかいらないかは客が判断することです。お店は代金を受け取ったらお釣りがあろうがなかろうが黙ってレシートを渡すのが筋です。
「レシートいりますか?」というのは、「レシート欲しいですか?欲しければあげますけどどうしますか?」と上から目線でお客に訊いているのと同じです。訊くだけマシともいえますが客商売の態度としては褒められたものではありません。お客がはっきりいらないと意思表示しているのに無理に渡す必要はありませんが、そうでないかぎりは必ず渡すべきです。
レシートには必ずそのお店の電話番号が記されています。レシートというのは経費で落とすために必要なだけでなく、何かあったときの問い合わせ先のメモでもあります。さらにレシートには入店時間が記されています。1日の行動記録をチェックするのに必要な場合もあります。万が一ということもあります。何かの犯罪に巻き込まれた時にレシートがアリバイを証明する物的証拠となるかもしれません(1億分の1ぐらいは可能性があります)。

3.優良店
お釣りがあってもなくても黙ってレシートを渡してくれるお店はかなり接客意識のレベルが高いといえます。小田急新宿西口店は空席を見つけるのに苦労するほどいつも混んでいますが、それでも必ずレシートを渡してくれます。100人中99人がレシートを必要としなかったとしても、倦まず弛まず常にお客にレシートを渡し続けているお店は間違いなく優良店です。

たかがレシート、されどレシートです。レシートをどう扱っているかを見れば、その店の接客意識のレベルが判断できるというものです。

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