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2012年2月19日 (日)

「バクマン。2」・第20話<大好きと否定>を観る

結婚してからシュージンは見吉のことを「香耶ちゃん」と呼ぶようになりました。結婚前は「見吉、見吉」と呼び捨てにしてたのにね。見吉香耶(今は高木香耶)もシュージンのことを「秋人さん」と呼んでいます。

 「これからはあたしのことを香耶ちゃんと呼びなさい」
 「香耶ちゃん?」
 「そうよ。文句ある?」
 「……ありません」
 「あたしも高木のこと、秋人さんて呼ぶわね」
 「よせやい。なんだか夫婦みたいじゃないか」
 「だって夫婦でしょうが」
 「う~照れくさいよ~」
 
 
冗談はさておき、担当の港浦さんを通じて服部さんから次のような伝言がありました。

 1.秋名愛子原作、新妻エイジ作画の「+NATURAL」は連載を開始したばかりだというのにもうテレビ局が奪い合っている。アニメもドラマも実写映画のオファーも来ている。

 2.新妻エイジはもう亜城木夢叶の「ひらめき!タントくん」は読んでいない。

 
わざわざこんな伝言をするなんて、服部さんの亜城木夢叶への肩入れはますます露骨になってきました。

2013年6月9日(日曜)。この日はシュージンと香耶の結婚式です。結婚式のスピーチで、服部さんはこれまでの亜城木夢叶の作品を紹介してくれました。しかし現在連載中のタントには一切触れようとしません。タントは無視です。

どうしてタントを無視するのか、サイコーは服部さんに問い詰めようとして、あわやおめでたい席で喧嘩腰の大激論が始まりそうになりました。服部さんは頭に血がのぼっているサイコーを結婚式場の外に連れ出しました。タントについて服部さんの率直な意見を聞きたがっているサイコーに服部さんが言いました。

 「キミはボクに何か言われたらそうするのか?キミと高木くん、二人で考え、信じた道を進めばいいじゃないか。いつもそうして来ただろ」

 「そうやって、あくまでもタントに対する自分の考えは言わないんですね。アドバイスぐらいしてくれても…面白いかどうかぐらい」

 「面白くない!!」

 「うっ」

 「個人的にだが、面白くない。そして、初めて(亜城木夢叶の)原稿を見た5年前から、キミたちなら新妻エイジをぬけると信じている」

要するに服部さんは「亜城木夢叶には新妻エイジを超えるだけの才能があるのにどうしてその才能を活かしたマンガを描かないのか」といっているのです。担当編集者ではない服部さんには「タントなんかやめちまえ」とは言えません。越権行為になります。服部さんに言えるのはここまでです。
 
 
 
新妻エイジはアニメ化もされている人気マンガ「CROW」の作家として、柄にもなくテレビのインタビュー番組に出演しました。新妻エイジは、その番組の中で、週刊誌に連載2本という超過密スケジュールの中で自分との闘いをしているといったような発言を引き出そうとした司会者の誘導をキッパリと拒否しました。事前の打ち合わせがなかったのか、打ち合わせを無視したのか、新妻エイジは司会者を困惑させる発言を始めました。

 「(自分との闘いなんてありません)ライバルは亜城木夢叶先生です」

 「えっ?亜城木夢叶って?」

 「だからボクが一番好きでライバルであるマンガ家です。知らないです?亜城木先生」

新妻エイジはもうタントは読んでいないと言っていました。その新妻エイジがテレビの画面を通じて「ライバルは亜城木夢叶である」と宣言したのです。これは挑発であると同時に激励でもあります。亜城木夢叶のファンであると公言して憚らない新妻エイジは「面白くもないタントなどとっととやめて新妻エイジの人気を脅かすような(亜城木夢叶らしい)マンガを描いてくれ」と言っているのです。
 

服部さんにつまらないと言われ、新妻エイジにはもう読んでないといわれ、サイコーとシュージンはタントの連載はもうやめたほうがいいと考えるようになりました。しかし連載をやめるということはその分の収入がなくなるということでもあります。新婚で生活のかかっているシュージンにとっては厳しい選択です。それでもライバルはすでに人気絶頂となっている新妻エイジです。細く長くただ連載が打ち切りにならなければいいと考えている港浦さんの方針に同調しているわけにはいきません。新妻エイジの背中がどんどん小さくなっていきます。

サイコーとシュージンは担当の港浦さんにタントの連載をやめたいと申し出ました。本来なら港浦さんが「馬鹿なこと言ってんじゃない!」と説得しなくてはいけないのですが、サイコーとシュージンの気迫に圧倒されてどうしていいのかわからなくなってしまいました。港浦さんは自分の手には負えないと思ったのか、話を上に持っていってしまいました。

瓶子副編集長は、

 「タントのおかげで打ち切りになったマンガもあるんだ。もっと自分たちの作品を大切にしろ」

とサイコーたちを諭しました。しかしサイコーたちは納得しません。こうなったら怒られるのを覚悟で佐々木編集長に直談判です。

 「タントの連載をやめたいと思います」

 「やめたければやめろ。連載を途中で投げ出すような作家はいらん。ジャックには描かない、その覚悟があるならやめてよし。どうした?そこまでの覚悟があって言ったんじゃないのか?」

(発行部数日本一の)ジャックにこだわってタントを続けるか、タントをやめてジャックを去るか、その二者択一を佐々木編集長は迫りました。この佐々木編集長の挑発がシュージンの闘争心に火をつけました。

 「新妻エイジに勝ってみせます。だからタントは終わりにさせてください。契約は今年一杯ですよね。(タントを)やめさせてもらえれば、(3回ある今年中の)連載会議に、新妻エイジと競える作品を真城と作って見せます。それができなければ契約を切ってください。ジャックには描きません!!」

シュージンは思わず啖呵を切ってしまいました。何だか佐々木編集長の掌の上で踊らされている感じです。佐々木編集長は内心してやったりとニンマリしていたと思います。

 「編集長は以前言いました。自分が描きたいものが描かせてもらえないというのは、自分に才能がないと自ら認めていることだって。だったら、編集部全員に認めてもらえる作品を、その3回の連載会議の中で回してみせます」

作家の身の振り方については編集長ではなく担当の編集者に最終決定権があるようです。佐々木編集長はどうするつもりか港浦さんの意向を質しました。港浦さんもシュージンたちの覚悟を聞いてタントの打ち切りを快く(?)了解くれました(ここで反対したら港浦さんは編集長以下編集部全員を敵に回すことになる)。

これで亜城木夢叶の連載は2本連続で短期終了が決定しました。もう後がありません。半年後には契約打ち切りが迫っています。3本目の連載ができるかどうか、崖っぷちでの挑戦です。目標は「打倒!新妻エイジ」です。

 
続きは → http://mugigicat.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-dac8.html

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