「鍵のかかった部屋」、「ATARU」、「三毛猫ホームズの推理」・どうして似てるの?
各局の春ドラマがスタートしました。今クールの特徴はやたらと推理ドラマが多いことです。各局ともメインの推理ドラマが高視聴率で好スタートというのも共通しています。まさに推理ドラマ大流行といった感じです。
それにしても、「ATARU」(TBS)と「鍵のかかった部屋」(フジテレビ)は両方とも主人公がサヴァン症候群だし、「ATARU」の主力キャスト(中居正広、栗山千明、北村一輝)と「鍵のかかった部屋」の主力キャスト(大野智、戸田恵梨香、佐藤浩市)の役割があまりにも似すぎています。ここまで設定が似ているとつい「またフジテレビかよ」と思ってしまいます。もっとも、同時期の放送なのでパクリということにはならないのかもしれません。これで、もし放送時期がずれていたら、後から放送するドラマは必ずパクリだと批難されると思います。
同時期に放送されるドラマがどうして酷似していまうのでしょうか。各局にはスパイ(?)がいて新作ドラマの情報が企画の段階でライバル局に漏れているのでしょうか。あるいは、(最大限好意的に解釈すると)、テレビ局が視聴者の意見を取り入れたり、集めた情報やデータを分析して視聴者に受けそうなドラマを作ろうとすると、似たような状況で似たようなことをやっているために、まったく接触のないテレビ局が期せずして酷似したドラマを作ってしまうということがあるのかもしれません(推理ドラマの観すぎ?)。
それから「三毛猫ホームズの推理」はタイトルがちょっと変です。三毛猫ホームズは推理をしているのではなくて最初から答えを知っています。このドラマのタイトルは「三毛猫ホームズの千里眼」とか「三毛猫ホームズの超能力」のほうが合っています。原作の小説も三毛猫ホームズは千里眼なのでしょうか?
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コメント
鍵のかかった部屋の主人公がサヴァン症候群?
初耳です。どこ情報ですか?
投稿: | 2012年4月27日 (金) 02時40分
コメントありがとうございます。
第1話でのことです。「鍵のかかった部屋」の主人公は、鍵にしか興味のない偏屈な人物として登場してきました。そして、スケッチするわけでもなく、写真をとるわけでもなく、その場を離れてから鍵のかかった部屋の完璧なミニチュア模型を作っていました。だいたいこんな感じというのではなくて寸分の狂いのない完璧なミニチュア模型です。まさしくサヴァン症候群特有の恐るべき記憶能力です。
もっともシナリオを書いた人が、主人公は記憶能力が優れているだけでサヴァン症候群ではないと明言しているなら私の勘違いです。
ちなみに、2009年に放送された菅野美穂主演のテレビドラマ「キイナ〜不可能犯罪捜査官〜」も、あの瞬間記憶能力は明らかにサヴァン症候群です。
投稿: むぎ | 2012年4月29日 (日) 09時57分
三毛猫は、マツコデラックスです
投稿: ニャァ〜ゴ | 2012年5月 2日 (水) 18時26分
三毛猫マツコデラックスの家政婦は見た!
投稿: むぎ | 2012年5月 2日 (水) 20時21分
瞬間記憶能力にだけ着眼点を置けば確かにサヴァン症候群でしょうね。
単に天才的な変人を描いてるだけにしか見えませんが。
キイナにしても榎本径にしても。
あるいはSPECの当麻紗綾にしても、瞬間記憶能力を持っているかは知りませんがガリレオの湯川学にしても
瞬間記憶能力をもったキャラクターとして挙げれば
探偵学園Qという漫画原作ドラマの美南恵もそうですね。
しかし彼らにはサヴァン症患者のもう一つの特徴とでも言うべき
知的障害、コミュニケーション障害、自閉性障害のいずれかあるいは複数該当する人物が誰一人一切描かれていません。
所詮フィクションなのですから、如何様にも自分が思いついた天才的なキャラクターを創り出せます。
それこそATARUで描かれているようなサヴァン症患者の驚異的な能力にインスピレーションを受けて。
無論もう一つの特徴については目を瞑って。描きたい方向性や、「天才が活躍する」という、わかりやすい娯楽作品として洗練するために。
サヴァン症候群について調べてみることをお勧めします。
キム・ピークという実在したサヴァン症患者をモデルにした(他のサヴァン症患者の能力も盛り込まれたらしいですが)主人公を描いたレインマンという映画と、僕の歩く道というドラマをお勧めします。このドラマは特にその能力の凄さを前面に押し出している訳ではないですが面白いと思います^^
投稿: 質問した者です | 2012年5月 7日 (月) 23時01分
そうですね。「鍵のかかった部屋」の榎本径はサヴァン症候群そのものというより、サヴァン症候群的特殊能力を持った天才的人物というべきでした。訂正します。
サヴァン症候群はある限定された分野に脳の機能を集中してしまうため、残された脳の機能が希薄になってその結果として知的障害が起きてしまうという説があります。この説が正しいとすると、榎本径のように知的障害を起こさずに驚異的な特殊能力だけを持つというのは現実問題として不可能かもしれません。実際にそういう症例がないのも納得です。
>サヴァン症候群について調べてみることをお勧めします。
はい。
投稿: むぎ | 2012年5月 8日 (火) 07時57分