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2012年4月 8日 (日)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・池上本門寺は出てこないの?

「梅ちゃん先生」は東京の下町・蒲田を舞台にしたドラマです。第3回に梅子(堀北真希)が魚を獲ろうとして川に入るシーンがありました。多摩川の下流にしては川幅が狭いし、あんな川が本当に蒲田付近に流れているのでしょうか。実は流れています。呑川です。地元の人ならよく知っている川です。ただ昭和20年ころの呑川にドラマのようなきれいな水が流れていたかどうかは怪しいです。
  

この呑川の川沿いを上流に向って歩いていくと池上本門寺というお寺があります。なんでも日蓮上人入滅の霊場だそうで、このお寺のお会式は全国的に有名です。

 池上本門寺のお会式 → http://honmonji.jp/05topic/05event/oeshiki/2011/oeshiki.html

 
歴史の好きな人なら、幕末に西郷隆盛の東征軍が江戸城総攻撃の本陣を構えた場所として池上本門寺を知っているかもしれません。幕末の動乱を描いた、かわぐちかいじの「兵馬の旗」(『ビッグコミック』に連載中)にも池上本門寺がチラッと出てきました(マンガでは大堂の屋根が描かれていた)。

また、プロレスファンの間でも池上本門寺は有名です。なにしろ力道山のお墓があるし、本殿に祀られている仁王像はなんとアントニオ猪木がモデルだそうです(知らなかった人は一度お参りに行きましょう)。

さらに池上本門寺はドラマのロケ地としても有名です。去年の「南極大陸」や「専業主婦探偵~私はシャドウ」も池上本門寺のお世話になっています。お寺としては珍しくドラマのロケに理解のある住職(?)がいるのかもしれません。どこへ行っても迷惑がられてロケ地の選定に困っているドラマのプロデューサーは池上本門寺に行くといいです。ロケがしたいとお願いすれば、迷惑がられるどころか歓待してくれるかもしれません(ウソ)。

少し前のドラマですごかったのは「ありふれた奇跡」(2009年・山田太一脚本)です。「ありふれた奇跡」には本門寺の石段だけでなく、参道の商店街や東急池上線の最寄り駅など、とにかく本門寺界隈のシーンがてんこ盛りでした。地元では大いに盛り上がっていたのではないかと推測されます。
 
 
戦時中、古い神社仏閣の多かった奈良や京都は連合軍の配慮で空襲の対象から外されたといわれています。しかし東京の空襲は神社仏閣といえども情け容赦がありませんでした。池上本門寺も多くの建物が空襲で焼失してしまいました。現在の建物はそのほとんどが戦後になって再建されたものです。

池上本門寺は蒲田付近に住んでいる人ならだれでも知っているお寺です(たぶん)。ドラマに出てきてもよさそうなんですが、ヘタなシーンを映すと、「○○はまだ再建されていない!!」などと時代考証にうるさい人から文句をいわれてしまうかもしれません。

参考)
 大堂    1945年4月空襲により焼失。1964年再建。
 鐘楼    空襲で焼失。1958年再建。
 仁王門  1945年空襲で焼失。1977年に再建。
 本殿    戦災で焼失。1969年に再建。 
 五重塔  戦災による焼失を免れた ← 神(仏?)のご加護か?

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