« 脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・戦後の物価上昇率は? | トップページ | 「家族のうた」は「家政婦のミタ」である? »

2012年5月 5日 (土)

「ATARU」の視聴率が急落した理由

「ATARU」視聴率急落6%減 「家族のうた」は続落3・4%

デイリースポーツ 5月1日(火)13時9分配信

 4月29日に放送された、TBSの中居正広主演ドラマ「ATARU」(日曜・午後9・00)の第3回放送分の視聴率が、関東地区で前週比6・0%減の10・9%だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 また同時間帯で視聴率が低迷していた、フジテレビのオダギリジョー主演ドラマ「家族のうた」は前週比0・2%減の3・4%と、さらに続落する結果となった。

 同時間帯は視聴率の激戦区となっている。

 一方で、テレビ朝日は「日曜洋画劇場」で放送した「相棒‐劇場版‐絶体絶命!42・195キロ」が15・3%をマーク。日本テレビが午後7時から3時間スペシャルで放送した「世界の果てまでイッテQ!SP」が15・0%と、高い数字だった。

視聴率的には好調にスタートした中居正広主演ドラマ「ATARU」が早くも失速してしまいました。

このドラマの視聴率が急落した理由ははっきりしています。ストーリーとはほとんど関係なくうんざりするくらいチョコザイ(主人公)の奇行を強調したからです。多くの視聴者は中居正広のわざとらしい演技に辟易していると思います(たぶん)。決してそういう意図はなかったとしても、北村一輝と栗山千明が展開するコメディタッチのドラマの中で、軽々しく知的障害者を誇張して演じてしまうと、知的障害者をおちょくっているのではないかという印象を視聴者に与えてしまいます。気分を害して見るのを止めてしまった視聴者が多かったのではないでしょうか。
 
チョコザイの奇行が視聴率稼ぎのつもりだったとしたら逆効果でした。もっと真面目にドラマの面白さで勝負しないと……。

|

« 脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・戦後の物価上昇率は? | トップページ | 「家族のうた」は「家政婦のミタ」である? »

コメント

はじめまして。サヴァンを扱ったドラマや映画はコメディタッチに描かれることが多いです。彼らは悲観ではなく周りを優しくしてくれる可愛さがあります。なので私は中居さんの演技はわざとらしくも軽々しくもなく、とてもよく研究されたなぁと思いました。それにこのドラマは個性的な登場人物ばかりで、その中にチョコザイという個性がある。その皆同じ個性をコメディタッチで描くことが軽々しいとは思いたくないですね。
ただ、私のまわりでは好評ですよ。チョコザイが可愛いと。

投稿: あん | 2012年5月 5日 (土) 21時40分

あんさん、コメントありがとうございます。

ドラマから受ける印象というのは本当に人それぞれですね。わたしは特に中居正広のファンではありませんが、特に嫌いというわけでもありません。どちらかといえば好感をもっているほうです。歌が下手なのを悪びれることなくギャグにして申し訳なさそうにしている態度などは、けっこう好きです。

でも、「ATARU」はちょっと残念でした。別に本人が悪いわけではありません。演出家(?)が悪いのです。

Yahoo!テレビの「みんなの感想」に「ATARU」に関する次のような意見がありました。
     

投稿: むぎ | 2012年5月 5日 (土) 23時03分

そうですね、感じ方は人それぞれです。
私はそういう方の関係者のその真逆の感想もたくさん見ました。
こういう演出の仕方で良かったという肯定的な意見も見ました。
見た人全員が同じ意見なんて無いでしょうね。

ですが、そうやって他の人のコメントをそのまま貼るのはどうでし
ょう?その人に許可をもらったんでしょうか?その人はそう感じてコメントをしたでしょうがここに無断で載せて欲しくてコメントしたんではないでしょう。

投稿: あん | 2012年5月 5日 (土) 23時56分

そうですね。他人の発言を許可もなく勝手にコピペするとは実にけしからんことです。以後気をつけます。

コピペは削除しました。

投稿: むぎ | 2012年5月 6日 (日) 07時21分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ATARU」の視聴率が急落した理由:

« 脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・戦後の物価上昇率は? | トップページ | 「家族のうた」は「家政婦のミタ」である? »