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2012年5月13日 (日)

「家族のうた」は「家政婦のミタ」である?

オダギリジョー主演「家族のうた」は、視聴率回復の兆しがみられないままとうとう打ち切りが決定してしまいました。残念ながら6月3日放送分が最終回です。

オダギリジョー主演「家族のうた」 8話で打ち切り決定

スポニチアネックス 5月12日(土)18時1分配信

 オダギリジョー(36)主演のフジテレビ系連続ドラマ「家族のうた」(日曜後9・00)が第8話で打ち切りになることが分かった。6月3日放送分が“最終回”となる。

 平均視聴率は初回が6・1%、第2回は3・6%、第3話は3・4%、第4話では最低の3・1%を記録。この3・1%という数字は、00年以降にプライム帯(午後7~11時)で放送された民放の連続ドラマでは、03年1月期の日本テレビ「メッセージ」(真中瞳主演)第6話、同10月期の「ライオン先生」(竹中直人主演)最終回と並ぶ低視聴率となった。

 4話までの平均は4・2%で、「メッセージ」の全話平均4・4%という最低記録を下回っていた。

 かつて爆発的な人気を誇ったものの、今や落ちぶれたロックミュージシャン・早川正義(オダギリ)が突然現れた子どもたちとの同居をきっかけに、人として父親として成長していく姿を描く熱血ファミリードラマ。撮影前には「パパはニュースキャスター」(TBS、87年放送)の脚本家から類似点を指摘され、フジが一部内容を変更する事態になっていた。

早川正義が「人として父親として成長していく姿を描く熱血ファミリードラマ」だったらしいですが、第4話までを観た限りでは早川正義に成長の兆しはまったくありませんでした。だいたい人として成長するということは、ロッカーとしては堕落するということです。すでに36歳の立派な大人である主人公が、今さら(精神的な)成長はムリです。

このドラマは、ロックンローラーとしての主人公を強調するあまり、主人公の内面的な弱さや淋しさや苦しさをあえて描こうとはしませんでした。その結果として、主人公がヘラヘラした単なる大バカ野郎にしか見えなくなっていました。オダギリジョーに親近感を持っていない一般の視聴者には、とても見られたドラマではなかったと思います。
 
 
思うに、「家政婦のミタ」の亜須田恵一(長谷川博己)も、浮気が原因で妻を死に追いやり、それが子どもたちにバレて家を追い出され、勤めていた会社もクビになってしまったダメ男でした(それでも本気で自分の子どもを愛せない自分に苦しんでいた)。

ダメな父親と子どもたち、主人公に思いを寄せる美女(?)、変な老人、斉藤和義の主題歌、カゾークノウタとカセーフノミタ……こうして並べてみると「家族のうた」は「家政婦のミタ」と実によく似ています。ただし、「家族のうた」にはミタさんが出てきません。「家族のうた」はミタさんの出てこない「家政婦のミタ」です。

もうヤケクソです。この際だから松嶋菜々子にお願いして最終回は「家族のうた」にもミタさんが家政婦としてやってくることにしたらどうでしょうか。業務命令なら何でもやってしまうミタさんと業務命令を無視する早川正義のトークバトルは絶対受けると思います。話題沸騰です。

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