脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・下村梅子の誕生日は?
4月21日放送の第18回に下村梅子の卒業証書が出てきました。その卒業証書には梅子の誕生日が記されていました。梅子の誕生日は昭和4年3月5日です。この誕生日をもとに梅子の履歴書を作ってみました(NHK広報の制作発表資料によると、昭和20年、終戦直後の東京で暮らしていた梅子は17歳ということになっていました。昭和4年3月5日が誕生日なら、終戦直後の満年齢は16歳ですが、数え年なら17歳です)。
下村梅子の履歴書(転校はなかったものとします)
学 歴
昭和10年4月 △△尋常小学校入学
昭和16年3月 △△尋常小学校卒業
昭和16年4月 ○○高等女学校入学
昭和21年3月 ○○高等女学校卒業 ←この卒業証書に生年月日が記されていた
昭和21年4月 城南女子医学専門学校入学
昭和22年4月 城南女子医学専門学校2学年に進級
職 歴
アルバイト若干(体温計売り・コーラ作り・ダンスパーティ入場券販売)
賞 罰
な し
特 技
な し
特 徴
字が汚い。絵がヘタ。よく勘違いをする。いつもボーッとしている。
5年だった高等女学校の修業年限は昭和18年の「高等女学校規定」で4年を上限とすると改められました。梅子は昭和16年に入学しているので微妙です。ドラマでは(計算上)5年通ったことになっています。
もうひとつ疑問だったのは尋常小学校の入学年齢です。満年齢が基準になっていたのでしょうか、それとも数え年が基準になっていたのでしょうか。昔は一般的には満年齢よりも数え年が主に使われていました。あまりにも数え年が横行するので、満年齢を普及させるために「年齢のとなえ方に関する法律」が作られたくらいです(1950年1月1日施行)。
昔のことだからいい加減で(「おらの息子は来年からにすっぺ」とか)だったのかもしれないと思いつつ、尋常小学校の入学年齢について調べてみると、辞書には、はっきり、「満6歳以上」と明記されていました(昔の政府をなめてはいけない?)。
さて、昭和22年になって梅子は満18歳(数え年では19歳)になりました。「梅ちゃん先生」で年齢が判明しているのは今のところ梅子だけです(たぶん)。そこで登場人物の年齢をいろいろ推定してみました。だいたい俳優・女優の実年齢(あくまでもプロフィール上の)よりマイナス5歳が基準です。
昭和22年4月現在の登場人物の推定年齢(満年齢)
堀北真希(23) 下村梅子(18)
高橋克実(51) 建造(46)
南果歩(48) 芳子(43)
倍賞美津子(65) 正枝(65)←若くできなくてごめん。
ミムラ (27) 松子(23)
小出恵介(28) 竹夫(22)
片岡鶴太郎(57) 安岡幸吉(52)
大島蓉子 (57) 和子(52)
松坂桃李(23) 信郎(18)
徳永えり(24) 澤田弥生(18)
黒川智花(22) 須藤雪子(18)
西原亜希(24) 瀬川典子(?)←4歳の子どもがいる
白鳥久美子(30) 園田江美(19)←4月生まれということにしておきます
大和田伸也(64) 扇田先生(59)
田中要次 (48) 柴田先生(43)
鶴見辰吾(47) 立花陽造(42)
宇野実彩子(25) 矢吹あかね(23)←キャバレーの歌手。若すぎてはいけない。
満島真之介(22) 山倉真一(22)
岩崎ひろみ(35) 三上康子(30)
高橋光臣(30) 松岡敏夫(24)←病気で三年間休学している。
平岳大(37) 真田伸吉(29)←松子とあまり年が離れていてはいけない。
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