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2012年6月24日 (日)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・キャラが安定していない?

ネットではいつまでたっても、奇作(?)「梅ちゃん先生」に対するブーイングの嵐が収まりそうもありません。収まらないどころかますます激しくなっている印象を受けます。ドラマを見ていなくても、Yahoo!テレビの「みんなの感想」を読むだけでドラマのバカバカしさが伝わってきて大笑いできると思います。でも視聴率は依然として好調です。「梅ちゃん先生」は、文句を言いつつも見ている人が絶えない不思議なドラマです。

ネット上に氾濫しているこのドラマへの批判の中には、勝手な思い込みによる的外れな批判や「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」型の感情的批判も散見されます。その一方でなるほどもっともだと頷いてしまう批判もあります。
 

1.テーマがはっきりしない。

このドラマは、劣等生だった梅子が頑張ってお医者さんになって奮闘する梅ちゃん先生の成長物語(奮戦記)だったはずです(たぶん)。ところが、梅子はいつまでたってもポーッとしたままです。ドラマの中の梅子は堀北真希の実年齢と同じ23歳になっています。しかし成長の痕跡がまったく見られません。精神年齢は子どものままです。チャランポランのまま大人になってしまいました。

このドラマはテーマがはっきりしないという意見もあります。もともとテーマがないのかもしれません。「梅ちゃん先生」というよりも「梅ちゃんの気まぐれ日記」のほうがタイトルとしてはピッタリです。

それから、このドラマには名演技といえるような演技がほとんどありません。出演している役者さんにいわゆる「名演技」をあえて要求していないのかもしれません。それどころか、(芝居じみた)「名演技」はしてくれるなとクギを刺しているのではないかと思えるくらいです。少なくとも、ドラマチックなストーリー展開や入魂の名演技が売りの熱血(?)ドラマとは異質のドラマであることは確かです。
 
 
 2.登場人物のキャラクターが不安定でぶれる。

たとえば、かつての陽造(鶴見辰吾)は、戦後の混乱の中で、自分の才覚によって闇市を生き抜いていこうとするバイタリティのある男でした。それでいて甥である竹夫(小出恵介)を雇って面倒をみたり、梅子たちが作った売れるかどうかわからないようなコーラを買い取ってあげたりもしていました。闇物資を扱っていても情に厚いところがあって、根は真面目な人なんだという印象がありました。頑固一徹の兄・建造(高橋克実)とは大違いです。ところが、昭和27年になって再登場したときの陽造はチャラチャラしたダメ男になっていました。とても同一人物とは思えないくらいの変りようです。

普通のテレビドラマというのは、登場人物のキャラクターが決まっていて、その人物のセリフや行動は、そのキャラクターにふさわしい範囲内に収まっているものです。ところが「梅ちゃん先生」は、別に奇人・変人というわけでもない人が、「えっ!?何でこの人が??」と思ってしまう奇怪な言動や奇行がやたらと目立ちます。

それにしても、梅子がいきなり松岡(高橋光臣)に抱きついたのには思わずのけぞってしまいました。梅子はそういうことをするキャラじゃないと思っていたのですが……。
 
 
 
 3.大人の恋愛を描いているのに中学生のラブコメみたいだ。

梅子が松岡に抱きついた瞬間が最高視聴率……なんてことになったら、いい加減にサラセン帝国です。バカバカしいにもほどがあります。
 
梅子と松岡は、あの抱きつき事件(?)以後、まったく何の進展もありませんでした。いっぽう松子(ミムラ)と加藤(大沢健)は何度かデートをしてそれなりに関係を深めていったようです。松子と加藤が何度かデートをしているということは、梅子が松岡に抱きついてから数週間は経過しているはずです。その間、梅子と松岡の間には何もなかったというのが不思議です。それにしても、下村家にやってきた松岡から「梅子さんとお付き合いしている」といわれて、梅子がきょとんとしていたのには参りました。
 
 
「梅ちゃん先生」はツッコミどころ満載ですが、楽しいドラマであることは確かです。最後の一手で形勢が逆転してしまうオセロゲームのようなドラマです。

今週(6/18~23)で恋のバカ騒ぎも一段落です。来週からは第三部(?)ということになりそうです。

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2012年6月16日 (土)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・堀北真希vs長嶋茂雄

●「梅ちゃん先生」はよいところを褒める(ない?)よりも、悪いところにツッコミを入れるほうが楽しいという風変わりなドラマです。最終回になったら、普通に楽しんでいた視聴者よりも、ツッコミを入れてボロクソに言っていた視聴者のほうが寂しがるのではないでしょうか。楽しみがなくなって。
 
 
●今週(6/11~6/16)は昭和27年7月からのスタートです。昭和26年2月に28歳だった松子(ミムラ)が1年以上経過しているのにまだ28歳でした。この矛盾を合理的に説明するには、昭和26年2月の28歳は数え年で、昭和27年7月の28歳は満年齢だとでも言い張るしかありません。
 
 
●下村家の住所がわかりました。陽造(鶴見辰吾)が梅子(堀北真希)に出した葉書の宛先は東京都大田区本蒲田6丁目3番地4になっていました。現在は存在しませんが、昔は本蒲田という町名があったらしいです。今でも本蒲田児童館とか本蒲田公園とか本蒲田を冠した名称が残っているのは、昔の町名の名残りかもしれません。
 
 
●梅子の医師国家試験合格を祝って下村家に近所の人たちが集まって宴会が催されました。下村家の大黒柱の建造(高橋克実)は急患のために不在でした。おめでたい宴会の席に仏頂面した建造がいたのでは座が白けてしまいます。主催者(?)の幸吉(片岡鶴太郎)はわざわざ建造のいない隙を狙ったのかもしれません。ちゃっかり上座(?)に座っていました。
 
 
●驚いたのは、信郎(松坂桃李)が1日で作った梅子のバラックの勉強部屋がまだ残っていたことです。それどころかバラックの家もそのまま残っていました。

下村家の新築した家というのは、バラックの家を取り壊して建てたのではなくて、バラックの家は残したまま、その隣りに別棟の家を建てたんですね。何だか井戸が移動したように思っていましたが、新築した家の位置を勘違いしていました。しかしあんなに大きな家が建てられるほどの広い庭があったとは……。
 
 
●梅子は帝都大学病院の第1内科に配属されました。第1内科には重岡(池田成志)という助教授(2007年4月までは准教授のことを助教授と言っていた)がいます。この重岡もそうですが、「梅ちゃん先生」にはやたらと「岡」の字が付く苗字の人が出てきます(吉岡、安岡、松岡、岡部、片岡、重岡)。何だか「安岡」を目立たないようにしているのではないかと勘ぐりたくなってきます。「岡」という字がつく苗字はまだまだ沢山あります。「岡」が下に付くポピュラーな苗字だけでも、

西岡、村岡、広岡、鶴岡、石岡、平岡、寺岡、山岡、福岡、清岡、中岡、田岡、大岡、丸岡、奈良岡、佐々岡、藤岡、谷岡、富岡、長岡、正岡、二岡……。

この際だからこれから新しく登場する人の苗字はみんな「何とか岡」にしてしまってはどうでしょうか。

「岡」の付く姓名・苗字・名前一覧
   ↓
 http://kanji.reader.bz/more/%E5%B2%A1
 
  
●先週のラストで、坂田医院の坂田俊一郎(世良公則)と野島静子(木村文乃)がチラッと出てきました。続きがあると思って期待していたのにそれっきりです。それっきりだと思っていたら木曜日からまた出てきました。梅子がフロンティア貿易に来るときまで待っていたんですね。竹夫(小出恵介)が払っていなかった風邪薬の代金を梅子が払いに行くことになりました。財布を忘れたからって、上の階にいるんだったらその日のうちに払いに行くのが常識というものです。竹夫は静子が苦手(好き?)みたいです。
 
  
●梅子が恋をして切ない思いをするのはいいのですが、相手が変人・松岡敏夫(高橋光臣)では興ざめです。梅子は男を見る目がないです。もっとちゃんとした人に恋をしなくっちゃ。

松岡が梅子の論文の指導をしたのは建造の要請だったことを梅子は知らないままです。その松岡はこれまた建造の要請で突然青森に転勤になってしまいました。この転勤は、お前に娘はやれない、という意味なんでしょうか?
 
 
●このドラマに出てくるもう一人の変な人は工務店の営業マン・加藤正和(大沢健)です。加藤は、松子がお見合いの相手を断ったという話を聞いて俄然ファイトが沸いてきました。いきなり松子にプロポーズしてしまいました。松子の返事はまだですが何だかOKしてしまいそうな雰囲気です(建造は反対するに違いない)。
 
 
●ネット上でこんな感想を述べている人がいました。

   可愛さで全てを有りにしてしまう。 恐ろしいね堀北。

なるほど梅子(堀北真希)はかわいいから何でもアリになってしまいます。気のせいか今週は特に梅子が可愛かったです。ボーッとしていてもお節介でも何を言っても何をやっても許されてしまう……まるで往年の長嶋茂雄みたいな人です。でも、梅子を見ていてイラッとする人の感覚のほうが本当は正常なのかもしれません。普通の人が梅子にイラッとするようになる前に無事「梅ちゃん先生」は終了するでしょうか。あと3ヶ月あります。


●オープニングで使われている模型は、ジオラマ作家・山本高樹という人の作品だそうです。山本高樹には「模型日和下駄」という作品もあります。それで気がついたのですが、「梅ちゃん先生」のオープニングで、天秤棒を担いだおじさんが橋を渡っているとき、正面からロイド眼鏡をかけてカバンを持った人が歩いてきます。あのロイド眼鏡の人は永井荷風(のつもり?)です(たぶん)。

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2012年6月11日 (月)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・世良公則が出てきた!!

「梅ちゃん先生」に続く朝ドラは、今年度下半期が脚本・遊川和彦の「純と愛」、来年度上半期が脚本・宮藤官九郎の「あまちゃん」が予定されています。「純と愛」は「愛と誠」のもじりみたいだし、「あまちゃん」は「梅ちゃん先生」を当てこすっているみたいです(タイトルで遊ぶな、つーの)。

マルチタレントの宮藤官九郎は映画「ゲゲゲの女房」で水木しげる役を演じています。挨拶がてらだったのでしょうか、映画が公開される前に宮藤官九郎は怪人・水木しげると対談しました。対談中、水木先生から気の毒そうに(?)「映画は儲からんでしょう?」と何度も何度も訊かれて、返答に窮したらしいです。紙芝居、貸本マンガと斜陽メディア(?)で苦労してきた経験のある水木先生の言葉だけに、

 「映画は儲からんでしょう?」

には説得力があります。たしかに、テレビドラマの「ゲゲゲの女房」は大ヒットだったのに、映画の「ゲゲゲの女房」は映画化されたことさえ知らない人も多かったのではないでしょうか。宮藤官九郎としては、「映画は儲からんので、テレビドラマ(の脚本)をやることにしまた」と報告に行ったらどうでしょうか。

今や、天皇陛下の次ぐらいに偉くなってしまった水木先生から、

 「よかったですね」

と言って貰えるかもしれません。

数年前のあるテレビ番組でのことです(何という番組だったかは失念)。華道家の假屋崎省吾が、ねずみ男の衣装で水木先生に会いに行くというのがありました。しかし、ねずみ男だからねずみ色(灰色)だと思ったのが間違いのもとでした。水木先生に色が違うとダメ出しされてしまいました。同席していた布枝さんがあわてて「(この人は)お花の偉い先生なんですよ」と教えていましたが、水木先生はどこ吹く風で「そんなことオレの知ったことか」といわんばかりの態度でした。
 
 
 
さて、今週(6/4~9)の「梅ちゃん先生」です。

●梅子は、心中未遂で入院していた片岡弓子(馬渕英俚可)が変人医師・松岡敏夫(高橋光臣)のことが好きだということに気がつきました。いつも鈍感でボーッとしている梅子にしては珍しいことです。これまでは、行間を読んだり、相手の気持を忖度したりするのが苦手な梅子でしたが、誤解や勘違いはもう卒業したのでしょうか。
 

●梅子が松岡といっしょにいると、なぜか楽しそうなのは納得いきません。松岡のような人といっしょにいると普通はイラつくはずです。松岡みたいなタイプの男(オタクっぽい変人)は普通はモテないはずなのに、このドラマではなぜかモテることになっています。

 
 
●変人・松岡が弓子に紹介してあげたカントの元気の出る言葉というのが出てきました。さっぱりわからないため、「わかるまでは死んでたまるか」という気になるそうです。

「空間は単に外観の一切の現象の形式に他ならない。即ち感性の主観的制約である。そして外的直観は我々にとってはこの制約のもとにのみ可能的なのである」

なるほど何が何だかちんぷんかんぷんですね。こうしたカントの呪文(?)をわかりやすく解説してくれている本があります。「反哲学入門」(木田元著・新潮文庫)です。

カントの考えでは、われわれが認識するのは、「物自体の世界」ではなく「現象界」であり、これは人間の認識能力に特有の制限を通りぬけて現われ出てきた世界なのです。それをカントはこんなふうに考えました。つまり、物自体に由来する材料(物自体がわれわれの感覚器官を刺戟して、そこに生じさせる感覚)を、われわれはある形式(「直観の形式」)を通して受け容れ、そうして受け容れた材料を次に一定の形式(「思考の枠組」)に従ってたがいに結びつけ整理する、そうすることによってはじめて人間の間尺に合った世界(「現象界」)が現われ出てくる、というわけです。
 カントの考えでは人間の認識能力には、受け容れ(直観)の能力と、規定と結合(思考)の能力とがあり、その二つが協力し合って、与えられた材料を現象界に形成するのです。してみれば、現象界にどんな材料(感覚)が現われてくるのかは一々経験してみなければ知ることはできませんが、どんな材料であれ、それが一定の直観の形式のもとに現われ、一定の枠組に従って規定され結合されているということについては、一々経験してみなくても、つまり先天的に、理性的に知ることができます。現象界の内容に関しては、経験的に認識するしかないけれども、その形式的構造に関しては先天的認識、理性的認識が可能だということです。
(中略)
 つまりカントの考えでは、空間と時間は物それ自体が位置している場所のようなものではなく、われわれが外から与えられる材料(感覚)を受け容れるときにどうしても使わざるをえない主観的形式なのであり、したがって受け容れられた材料は必ず空間の一点、時間の一点にあるものとして感じられるわけです。

わかりやすいといってもやはり難しいですね。熟読してから「カントの元気の出る言葉」をもう一度読んでみると、カントのいわんとしていることがなんとなく理解できるかもしれません。

  

●なにはともあれ、梅子も医師国家試験に合格していよいよお医者さんです。

昔はどうだったのかわかりませんが、現在の医師国家試験は平均合格率90%という高さです。医者になりたいという意欲があって、普通に勉強している医学生であれば、まず不合格になることはありません。いや、よほど自堕落でまったく勉強しない怠け者でない限り受かってしまうのではないでしょうか。

第105回医師国家試験 学校別ランキング
  ↓
http://venacava.seesaa.net/article/191665627.html
 
 
●松子(ミムラ)は新潟に転勤になって本社に戻ることなく会社を辞めてしまった真田伸吉(平岳大)のゆくえを捜してくれるように弟の竹夫(小出恵介)に頼みました。新潟支社に自分で問い合せればいいのにね。まあ、自分に好きな人がいたことをそれとなく竹夫に伝えたかったのかもしれません。
真田は東京に戻っていました。再び松子の前に現れた真田はすでに結婚していて子どももいることになっていました。しかし何だか怪しいです。真田は松子を安心させるためにウソをついているのではないでしょうか(このドラマを見ていると、つい疑り深くなってしまいます)。
 
●今週から、竹夫のフロンティア貿易と同じビルで開業している坂田俊一郎(世良公則)という開業医が登場してきました。世良公則は「マルモのおきて」でマルモが下宿していた居酒屋の大将だった人です。渋い役が実によく似合います。今のところはまだ酔っ払いの医者ですが、そのうちドラマの中で存在感を発揮してくるのではないでしょうか。

●坂田医院には野島静子(木村文乃)という美人の看護師(昔は看護婦)がいます。野島静子役の木村文乃は「蜜の味~A Taste Of Honey~」(脚本・大石静)で既婚の男と不倫をするライライを演じていた人です。このドラマでは竹夫と仲良くなりそうです。
それにしても「野島静子」というのはなんとなく曰くありげな名前です。意識的に野島伸司(脚本家)と大石静(脚本家)をくっつけたのではないでしょうか。あるいは静子という名前は、太田静子(太宰治の愛人)または夏樹静子(推理作家)から拝借したのかもしれません。

●今週のオープニングアニメは月曜日と火曜日が同じでした。編集の人が間違えたのかもしれません。

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2012年6月 8日 (金)

脚本・大石静の「クレオパトラな女たち」の最終回は普通のホームドラマっぽくなってしまいました。

たとえば、岸峯太郎(佐藤隆太)と市井睦(稲森いずみ)が駆け落ちして心中するとか、もっとドロドロした展開になることを期待していたのですが……。

市井家のあの姑と夫なら、睦は、言いたいことはバンバン言って、気に入らないことがあったら「出て行く」と脅せば鬼嫁として君臨することができるのではないでしょうか。睦は今までどうして遠慮していたのでしょうか。ストレスを溜め込んで突然爆発させるよりも、そのつどヒステリーを起こして発散したほうが大事に至らなくていいです。

黒崎裕(綾野剛)の場合、好きになった峯太郎がたまたま男だったというだけで、男なら誰でもいいというのとはちょっと違うような気がします。黒崎は峯太郎に振られたらゲイが治って岸谷葵(北乃きい)を好きになったりはできないのでしょうか。「女でも君だけは別だ。好きだよ」なんていいじゃないですか。葵としても浮気される心配はないし。

第7話までは、コメディ色が希薄で「このドラマどこがコメディなんだろう?」と思っていましたが、最終回は思い出したようにコメディ路線に復帰してきました。

最終回になってBSCのスタッフはことごとく不幸に見舞われることになりました。

院長の湯川マリ(余貴美子)は、パリ(まさかパリミキじゃないだろうね)で買った高そうなメガネのフレームを座った瞬間にへし折ってしまいました。

岸谷葵は、東大法学部卒(たぶん)の黒崎の親身の指導もむなしく医学部受験に失敗してしまいました。

看護師の中尾志野(奥田恵梨華)は、娘が塾の試験に落ちてしまいました(塾も成績が良くないと入れない?)。

麻酔科医の村松春(宮地雅子)は、上の階から水がもれて自宅の部屋が水浸しになっているらしい。

不幸はまだまだ続きます。

受付の田淵もえ(小篠恵奈)は、女性誌の読者モデルをクビになってしまいました。

受付の佐藤綾香(杉本有美)は、最近太りだして二重アゴになってきました。お腹も出てきているに違いない。

栄養士の土井珠子(いせゆみこ)は、BSCのスタッフが太らないようにきちんとカロリー計算をしたランチを提供していたはずなのに、綾香のおかげで面目丸つぶれです。おまけに夫は浮気中とか。

社長の息子の富坂昇治(三浦翔平)と結婚する予定だった星田美羽(芦名星)は、冨坂が社長になるはずだった関連会社が破綻してしまったため、結婚は無期(?)延期になってしまいました。

あまりの不幸続きに、睦が達観したようにポツリと言いました。

 市井睦 「どんなに一生懸命頑張ってもダメなときはダメなのよ」

 岸谷葵 「市井先生ふかあい」

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2012年6月 4日 (月)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・オープニングのアニメを楽しもう

朝ドラを録画してまとめて観るときは、オープニングの1~2分はスキップしてしまうのが普通です。ところが「梅ちゃん先生」はこのスキップしがちなオープニングが工夫されていてなかなか面白いです。まるで「スキップしないでね」と訴えているみたいです。今にして思えば、梅子がインターンの面接試験で日替わり定食にこだわったのは、それとなく、このドラマのオープニングの日替わりアニメの面白さを訴えていたのかも知れません。

そこで「梅ちゃん先生」の月曜日から土曜日までのオープニングをチェックしてみることにしました。クレイアニメーションが日替わりで違っているところがミソです。★印は週に一度しか見ることのできないレアなシーンです。同じシーンだと思っていても間違い探しみたいなところがあります。見落としがあるかもしれません。

月曜日
 1.電車が鉄橋を渡る。鉄橋の下を屋形船が通る。
 2.梅子の前をミゼットが走り抜ける。
 3.天秤棒を担いだおじさんが橋を渡って右に曲がる。
 4.井戸端で洗濯をしているおばさんの後ろを梅子が通る←ここまでは土曜日まで共通です。
★ 5.大衆酒場の隣りの古本屋の前に、両手を後ろに組んだハゲでチョビ髭のおじさんがいる。そこへ梅子が通りかかる(木曜日のよりもちょっと長い)。
★6.土管のある空き地で子どもたちが遊んでいる。ドラム缶に縁台を立てかけておかっぱの女の子がすべり台をしている。あっ、オナラした!! (水曜日のと微妙に違う)
 7.北村電気商会のおばさんが二階の手すりに布団を干している。屋根の上に猫がいる。
 8.歩いていた梅子が橋の途中で立ち止まる(正面)。
 9.梅子が橋の上から夕陽を見ている(後姿)。梅子の後をミゼットが通る。橋の下を屋形船が通る。
10.夕方、北村電気商会の街頭テレビを子どもたちが見ている。猫もいっしょに見ている。
11.夜。大衆酒場の提灯に灯がともる。街頭テレビの前に子どもたちはもういない。大人二人と猫がテレビを見ている。
12.夜。電車が鉄橋を渡っていく。電車のバックの夜空に花火が打ち上げられる。。
★13.きれいな満月の夜。梅子が夜道を歩いている。足元に猫がいる。雪が降ってくる。
14.夜。自転車と郵便ポスト。雪が降り続いている。
15.夜明け。自転車と郵便ポスト。雪が積もっている。
16.雪が積もった川沿いの道に虚無僧が現れる。子どもが雪だるまを作っている。後を電車が通り抜ける。
17.梅が咲いている道を梅子が行く。

火曜日
 1.電車が鉄橋を渡る。鉄橋の下を屋形船が通る。
 2.梅子の前をミゼットが走り抜ける。
 3.天秤棒を担いだおじさんが橋を渡って右に曲がる。
 4.井戸端で洗濯をしているおばさんの後ろを梅子が通る。
 5.川で子どもたちが魚を獲っている。それを梅子が橋の上から見ている。
 6.ひまわり。日よけのよしず。「氷」の吊り下げ旗。ゆかたのおねえさんが出てこない。
 7.チャンバラごっこをしている学生服の子ども。割烹着のおばさんが竹垣に布団を干している。
★ 8.郵便ポストの前に猫がいる。
★ 9.夜。猫が大衆酒場を覗いている。向こうからお土産を持った酔っ払いが歩いてくる。
10.夜。電車が鉄橋を渡っていく。電車のバックの夜空に花火が打ち上げられる。
11.夜。自転車と郵便ポスト。雪が降り続いている。
12.夜明け。自転車と郵便ポスト。雪が積もっている。
13.梅が咲いている道を梅子が行く。

水曜日
 1.電車が鉄橋を渡る。鉄橋の下を屋形船が通る。
 2.梅子の前をミゼットが走り抜ける。
 3.天秤棒を担いだおじさんが橋を渡って右に曲がる。
 4.井戸端で洗濯をしているおばさんの後ろを梅子が通る。
★ 5.出前の蕎麦屋が自転車に乗ってやって来る。その前をチャンバラごっこの子どもが走り抜けた。危うく衝突しそうになる。
 6.土管のある空き地で子どもたちが遊んでいる。ドラム缶に縁台を立てかけておかっぱの女の子がすべり台をしている。オナラはしなかった。
★ 7.ひまわり。日よけのよしず。「氷」の吊り下げ旗。浴衣のおねえさんが出てくる。
 8.夕方、北村電気商会の街頭テレビを子どもたちが見ている。猫もいっしょに見ている。
 9.夜。大衆酒場の提灯に灯がともる。街頭テレビの前に子どもたちはもういない。大人二人と猫がテレビを見ている。
★10.夜。猫がひとりぽっちでテレビを見ている。向こうから自転車に乗った蕎麦屋の出前がやってくる。
11.夜。猫が街頭テレビに背を向けて大衆酒場を覗いている。
★12.花火がきれいな夜。梅子が夜道を歩いている。足元に猫がいる。雪が降ってくる。
13.夜。自転車と郵便ポスト。雪が降り続いている。
14.夜明け。自転車と郵便ポスト。雪が積もっている。
15.梅が咲いている道を梅子が行く。

木曜日
 1.電車が鉄橋を渡る。鉄橋の下を屋形船が通る。
 2.梅子の前をミゼットが走り抜ける。
 3.天秤棒を担いだおじさんが橋を渡って右に曲がる。
 4.井戸端で洗濯をしているおばさんの後ろを梅子が通る。
 5.大衆酒場の隣りの古本屋の前に、ハゲでチョビ髭のおじさんがいる。そこへ梅子が通りかかる(月曜日のよりもちょっと短い)。
 6.國民食堂前。子どもが竹竿で柿を取っている。
 7.紙芝居。
 8.梅子が橋の上から夕陽を見ている(後姿)。梅子の後をミゼットが通る。橋の下を屋形船が通る。
 9.梅子が橋の途中で立ち止まっている(正面)。
★10.夜。電車が鉄橋を渡っていく。電車のバックの夜空に流れ星
11.夜。猫が街頭テレビに背を向けて大衆酒場を覗いている。
★12.雪が降ってくる。大衆酒場も閉店。
13.夜。自転車と郵便ポスト。雪が降り続いている。
14.夜明け。自転車と郵便ポスト。雪が積もっている。
15.梅が咲いている道を梅子が行く。

金曜日
 1.電車が鉄橋を渡る。鉄橋の下を屋形船が通る。
 2.梅子の前をミゼットが走り抜ける。
 3.天秤棒を担いだおじさんが橋を渡って右に曲がる。
 4.井戸端で洗濯をしているおばさんの後ろを梅子が通る。
★ 5.物干し台で布団を干しているお母さんと子どもが梅子に手を振っている。
 6.チャンバラごっこをしている学生服の子ども。割烹着のおばさんが竹垣に布団を干している。
 7.北村電気商会のおばさんが二階の手すりに布団を干している。屋根の上に猫がいる。
 8.梅子が橋の途中で立ち止まる(正面)。
 9.梅子が橋の上から夕陽を見ている(後姿)。梅子の後をミゼットが通る。橋の下を屋形船が通る。
10.夕方、北村電気商会の街頭テレビを子どもたちが見ている。猫もいっしょに見ている。
11.夜。大衆酒場の提灯に灯がともる。街頭テレビの前に子どもたちはもういない。大人二人と猫がテレビを見ている。
★12.夜。屋台のおでん屋(ラーメン屋か?)に客が一人。雪が降ってくる。
13.夜。自転車と郵便ポスト。雪が降り続いている。
14.夜明け。自転車と郵便ポスト。雪が積もっている。
15.梅が咲いている道を梅子が行く。

土曜日
 1.電車が鉄橋を渡る。鉄橋の下を屋形船が通る。
 2.梅子の前をミゼットが走り抜ける。
 3.天秤棒を担いだおじさんが橋を渡って右に曲がる。
 4.井戸端で洗濯をしているおばさんの後ろを梅子が通る。
 5.川で子どもたちが魚を獲っている。それを梅子が橋の上から見ている。
 6.國民食堂前。子どもが竹竿で柿を取っている。
 7.紙芝居。
 8.梅子が橋の途中で立ち止まる(正面)。
 9.梅子が橋の上から夕陽を見ている(後姿)。梅子の後をミゼットが通る。橋の下を屋形船が通る。
10.夜。大衆酒場の提灯に灯がともる。街頭テレビの前に子どもたちはもういない。大人二人と猫がテレビを見ている。
11.夜。猫が街頭テレビに背を向けて大衆酒場を覗いている。雪が降ってくる。
12.夜。自転車と郵便ポスト。雪が降り続いている。
13.夜明け。自転車と郵便ポスト。雪が積もっている。
14.雪が積もった川沿い道に虚無僧が現れる。子どもが雪だるまを作っている。後を電車が通り抜ける。
15.梅が咲いている道を梅子が行く。
★16.路地から出てきた梅子がミゼットに轢かれそうになる。あっ、梅子がコケた!!

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2012年6月 3日 (日)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・クレイアニメーションが面白い

●今週(5/28~6/2)は昭和26年2月からスタートです。下村家は家を新築しました(家を建てている間、下村一家はどこに住んでいたのだろう)。このころになると水道が使えるようになったのか梅子は家の中で歯を磨いていました。玄関脇に井戸が残っていましたが何だか井戸の位置が移動したような……。

●建造と幸吉は相変わらず仲が悪いです。それにしても、「誰のおかげで病気が治ったと思ってる」なんて、医者が患者に言う言葉じゃないです。幸吉が入院しのたは半年以上も前なのにまるで昨日のことのようにいつまでも恩着せがましくこんなこと言われていたら幸吉でなくても頭にきます。

●ある日突然、建造と幸吉が入れ替わっていたら面白いです。片岡鶴太郎が建造で、高橋克実が幸吉です。下村家のあるじが片岡鶴太郎で、下村家の楽しそうな一家団欒を塀の向こう側から高橋克実がうらやましそうに覗いているのがいいです。梅子がそういう夢を見たことにして一度やってみて欲しいです。

●第49回(5/28)で松子の年齢が28歳であることが判明しました(昭和26年2月現在)。問題はこの「28歳」が満年齢か数え年かです。「松子ももう28ね」と言っていた母親の芳子は戦前の人です。数え年の呪縛からまだ脱却できていなかった可能性もあります。でも、ややこしくなるのでとりあえず満年齢ということにしておきます。梅子よりも7歳年上です。

●梅子は帝都大学病院のインターン試験を受けることになりました。本来なら受かるはずないのですが、それが受かってしまうところがこのドラマのいいところ(悪いところ?)です。インターン試験の面接では、梅子がドジをしてそれを面接官の建造が必死にフォローするという展開(厳格ぶっている建造もいざとなればわれを忘れて親バカ丸出し)を期待していたのですが、そうはなりませんでした(縁故採用をリアルに描いてしまうと、NHKの縁故採用を当てこすっていると受け取られかねない?)。

●もう出てこないのかと思っていたら、変人・松岡敏夫(高橋光臣)がまた出てきました。さらに、あのチャラ男の山倉真一(満島真之介)も出てきました。広いようで狭いのが医者の世界、奇跡のような偶然が平気で起きてしまうのがドラマの世界です。松岡も山倉も帝都大学病院の内科の医者になっていました。

●下村家にやってきた工務店の営業マン・加藤正和(大沢健)はいかにも怪しげな人でした。このドラマのいつものパターンなら間違いなく詐欺師なのですが、詐欺師みたいな顔をしている真面目な営業マンでした。それにしてもこのドラマは視聴者を誤解に導くフェイントが実に多いです。疑いだすと何を信じていいのかわからなくなります。

●帝都大学病院の検査室には、岡部検査技師(品川徹)という妖怪のようなお爺さんがいます。浮世離れしたいかにも研究者といった感じの人です。梅子が質問しても答えようとしません。タイミングよくわざと席をはずしたので怪しかったですが、なかなか憎めないお爺さんです。イタズラ好きの岡部検査技師を見ていると、脚本家の尾崎将也ってこういうタイプの人なんじゃないかという気がしてきます。

●このドラマのオープニングにクレイアニメーションが出てきます。あのアニメーションは何回見ても飽きません。実に楽しいです。注意して見ていると毎回微妙にパターンが違っています。何通りのパターンがあるのか、今度調べてみたいと思います(曜日で決まっているのかもしれない)。

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2012年6月 1日 (金)

脚本・大石静の「クレオパトラな女たち」は前代未聞の反道徳ドラマか?

岸谷葵(北乃きい)は、結婚を前提に交際していた研修医・谷原広樹(石井智也)の母親に整形していることがバレてしまいました。広樹の母親から何か汚らわしいものでも見るような目で見られた挙句、息子の広樹との結婚を断固反対されてしまいました。その場にいた広樹は沈黙したままです。マザコン気味の広樹は母親の意向には逆らえません。

玉の輿(?)の結婚話がダメになってしまった岸谷は、絶望して自殺を試みました。リストカットです。しかし、岸峯太郎(佐藤隆太)に発見され、助けられてしまいました。まあ、本当に死ぬ気なら首を吊らないとダメです。リストカットで死んだ人はいません(たぶん)。リストカットがなぜダメかというと、死に至るまでに時間がかかりすぎるのです。死ぬ前に発見されてしまいます。

自殺願望が強く、ヤケ気味になっている岸谷をひとりにしておくのは危険です。峯太郎は岸谷を黒崎裕(綾野剛)のマンションに連れて行って軟禁状態にしました。たまたま仕事が休みだった黒崎が監視役です。

岸谷は黒崎がゲイであることを知らされますが、黒崎とは妙に仲良くなってしまいます。岸谷は黒崎が漂わせているマイノリティの悲哀のようなものに自分と共通した何かを感じたのかもしれません。黒崎に勇気をもらって岸谷は再び生きる意欲を取り戻しました。すごい回復力です。すっかり立ち直ってしまいました。

週明けの月曜日(たぶん)、岸谷はお世話になったお礼と自殺騒動のお詫びということで、ワインを持って黒崎のマンションを訪れました。ドアの前で待っていると、黒崎が帰ってきました。峯太郎は残業でまだクリニックです。

岸谷は持参したワインを飲みながら黒崎に峯太郎のことで質問を始めました。このふたりには不思議な親近感が漂っています。岸谷は黒崎の前ではいつになく素直だし、黒崎も岸谷にはなぜか優しいです。ふたりはまるで長年連れ添ってきた仲のいい老夫婦のようです。男女の仲を超越しているんですね。
 
 「あのぅ、黒崎さんて、峯先生のどこが好きになったんですか?」

 「……いや、中学ンときね、オレがひとり教室で牛乳飲んでいたら、峯太が忘れ物か何か取りに来たんだよ。そのあと、なかなか帰らないから、"何で帰らないんだ"って訊いたら、あいつ、"ひとりで牛乳飲むの寂しいだろ"って言ったんだ。あのときオレはあいつのこと好きになったんだ」

 「ふうん」

 「ふうんって、わかんないでしょ。まあ、わかんなくてもいいんだけど」

 「いいえ、胸キュンしちゃいました」

 「ホント!?ほかにも好きなところあるよ。一生懸命なとこでしょ。真面目なとこでしょ。あと逃げないとこ」

 「でも、黒崎さんの気持からは逃げてますよね」

 「まあ、そこだけはね。でも仕事からは逃げないでしょ。君のことだって徹底的に面倒みたし。そういうとこ立派だと思わない?」

 「はい。感謝してます」

 「まあ、峯太のことよろしく頼むよ。あいつさ、ホント不器用だからさ」

岸谷は黒崎の熱弁(?)をニヤニヤしながら聞いていました。この人本当に峯先生のことが好きなんだなあ、ということで深く納得している様子です。
 
 
美容外科医院BSC(ビューティー・サージャリー・クリニック)の院長・湯川マリ(余貴美子)は、何の因果か乳癌に罹ってしまいました。院長が乳癌の手術で入院するため、BSCは半月ほど院長不在のまま運営されることになりました。

院長が不在の間に、ナンバー2の市井睦(稲森いずみ)と峯太郎が急速に親しくなっていきました。黒崎は峯太郎に関しては本人よりも詳しいです。愛する(?)峯太郎の気持は知りたくなくても勝手に分かってしまいます。黒崎には峯太郎が市井睦を愛し始めていることに気がついていました。峯太郎の気持は一線を超える瀬戸際まで来ています。しかし、峯太郎本人はまだそのことに気がついていません。

黒崎が峯太郎にたいしてイライラしているのは、いわゆる嫉妬の感情だけではありません。建前を鎧のように身にまとって自分の本当の気持に気づこうとしない峯太郎にイラついているのです。

そこで予想外な人が登場しました。典型的なダメ男である峯太郎の父・慎太郎(山崎一)です。慎太郎は最近の峯太郎の様子を黒崎がら聞いて知っていました。慎太郎はわが息子の峯太郎を公園に呼び出すと柄にもなく説教を始めました。盗人にも三分の理、ダメ男にも三分の理です。

 「一度しかない人生なんだ。思いのままに生きてみなさいよ」

そうしたくてもバカ親・慎太郎の借金のせいで孝行息子・峯太郎は困っているのであります。

 「もう何々でなければならないなんていう束縛から逃れなさいよ。殻を破ってみなさいよ。真実は、道徳とか、常識なんかはるかに超えたところにあるんだから」

要するに年上だろうと人妻だろうと子持ちだろうと市井先生が好きなら……ということなんですが、「道徳とか、常識なんかはるかに超えたところにある」のは節操のない欲望です。それを真実だの何だのというからややこしくなります。少なくとも峯太郎としては父親の慎太郎にはそんなこと言われたくないという気分だと思います。

普通のテレビドラマは最終回になると突然悪人が善人になったり、頑固オヤジが急に物分りがよくなったりします。このドラマはそういうホームドラマ的な常識路線とはちょっと違うかもしれません。どうせ打ち切りで来週が最終回なんだから、変に妥協しないで目一杯言いたいことを言い切ってしまって欲しいです。

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