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2012年8月31日 (金)

「ファイアーエムブレム 覚醒」・ルナティック+ 「5章 聖王と暗愚王 (Map 国境の峠)」の攻略法

「5章 聖王と暗愚王 (Map 国境の峠)」の攻略法

以下は「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム覚醒」(小学館)の62ページのマップに従って説明します。
 
条件
 1.難易度・ルナティック+
 2.モード・クラシック

出撃ユニットと主な携行武器は以下の通りです。

 クロム Lv.5/封剣ファルシオン、レイピア、サンダーソード
 リフレ(マイユニット) Lv.8 /サンダー、セリカの疾風
 フレデリク Lv.10 /手槍、キラーランス、オーシンの投げ斧、ゲイボルグ
 リズ Lv.10/ライブ、リブロー、レスキュー ←これは武器ではない
 ミリエル Lv.2/ファイアー
 スミア Lv.1/鉄の槍 
 ロンクー Lv.5/キルソード 
 ヴィオール Lv.3/鉄の弓、下克上の弓
 ソワレ Lv.2/ビーストキラー、鉄の槍、青銅の剣
 

自軍増援
 リヒト Lv.3/エルウインド
 マリアベル Lv.3 /リライブ ←これは武器ではない

初期配置
 上段目 リフレ、ソワレ
 中段目 クロム、□、ロンクー、ミリエル
 下段目 ヴィオール、□、フレデリク、スミア、□、リズ
 

 
●1ターン目

回復役のリズを除く自軍ユニットをダブルにします。

 クロム(+ロンクー)
 リフレ(+ミリエル)
 フレデリク(+スミア)
 ソワレ(+ヴィオール)←どちらで攻撃するかは状況による
 リズ

攻略法その1・(1ターン目でリヒトとマリアベルを救出する場合)

左側の④の蛮族、⑤のダークマージ、⑱の蛮族、22の剣士はリフレ(+ミリエル)、クロム(+ロンクー)、ソワレ(+ヴィオール)の三組で何とかします。

まず、22の剣士をリフレ(+ミリエル)で攻撃します。デュアルアタックが発生すると倒せるのですが、倒せる確率は1/5ぐらいです。

次にクロム(+ロンクー)で④の蛮族と⑱の蛮族のどちらか(カウンターのスキルを装備している方)を遠隔攻撃します。22の剣士と④または⑱のどちらかの蛮族が倒せれば第一関門は突破です。

敵のフェーズで⑤のダークマージと④(または⑱)の蛮族の攻撃を受けますが、だいたい1/5ぐらいの確率で凌げます。欲をいえばソワレ(+ヴィオール)を戦闘に参加させないで安全地帯に待機させておければ理想的です。でもなかなかそうもいきません。
 
自軍増援のリヒトとマリアベルはリズがレスキューの杖で引き寄せます。もったいないですがレスキューの杖を使わないとリヒトとマリアベルの救出は難しいです。ポイントはリヒトに⑲の剣士を攻撃させてから引き寄せることです。

フレデリク(+スミア)は⑥の蛮族と⑲の剣士に向います。どちらを先に攻撃するかは敵ユニットが装備しているスキルをチェックして判断します。だいたいカウンターのスキルを装備しているほうのユニットを遠隔攻撃することになると思います。まあ、何度も挑戦していれば自然とどちらを攻撃したほうが合理的か判断できるようになります。欲をいえば先に⑲の剣士を倒しておきたいです。

敵のフェーズで自軍に犠牲者が出なければ第二関門突破です。この第二関門まで突破できる確率は1/25ぐらいです。
 

攻略法その2・(2ターン目でリヒトとマリアベルを救出する場合)

できれば避けたいケースですが、やむをえない場合もあります。リセットしてもいいのですが、「だめもと」で挑戦すると成功することもあります。ゲーマー自身のスキルを向上させるためにもみだりにリセットはしないほうがいいかもしれません。

1ターン目でリフレ(+ミリエル)とクロム(+ロンクー)の攻撃がうまくいかなかった場合、フレデリク(+スミア)で⑱の蛮族を倒すことになります。しかし、フレデリク(+スミア)が北上しないと⑥の蛮族と⑲の剣士と⑦のダークマージが南下してきてしまいます。これを防ぐために、窮余の策として、1マスだけある安全地帯にマリアベル(+リヒト)を待機させます。陽動作戦です。敵ユニットをマリアベル(+リヒト)に向わせてから、2ターン目に救出します。

フレデリク(+スミア)を1ターン遅れで北上させますが、多くの場合うまくいきません。たまに成功します。
 
 
●2ターン目以降

2ターン目以降は、中央の前線をフレデリク(+スミア)に任せて、残りの自軍ユニットは左下の砦付近に集結して左側を南下してくる敵ユニットを迎え撃つことになります。とにかく3ターン目までに左下の砦が制圧できないと敵の増援が現れて失敗します。

フレデリク(+スミア)には、中央を右に左に移動しながら孤軍奮闘してもらうことになります。気をつけたいのは、ドラゴンナイトの攻撃範囲と敵ユニットのカウンターのスキルです。何度か失敗していると徐々に対処法がわかってきます。ここも「挑戦百遍意自ずから通ず」です。
 
 
 
終盤

敵の増援がとまると、いよいよ終盤戦です。残りの敵は次の8体です。

20ドラゴンナイト、②ドラゴンナイト、①ドラゴンナイト(敵将アーリオ)、⑬ダークマージ、⑭蛮族、⑮剣士、21ドラゴンナイト、③ドラゴンナイト

終盤の敵ユニットはこちらが近づかなければ動き出さないので万全の準備を整えて臨みます。フレデリク(+スミア)以外の自軍ユニットは左下の砦付近で待機します。フレデリク(+スミア)をドラゴンナイトの攻撃範囲内に入れるとドラゴンナイトが一斉に動き出します。敵将・アーリオを中心に5体のドラゴンナイトが襲いかかってくるので対処が難しいです。どうするかはまさにケースバイケースです。

敵将・アーリオは、セリカの疾風を装備したリフレ(+ミリエル)に向うように仕向けるといいです。敵将・アーリオはカウンターのスキルを装備していますが、遠隔攻撃してくるので怖くありません。残りのドラゴンナイトはフレデリク(+スミア)を中心に総力戦で倒します。

敵将を含むドラゴンナイトを一掃すると敵ユニットは、⑬ダークマージ、⑭蛮族、⑮剣士の3体が残ります。甘く見て最後の詰めを誤るとこれまでの苦労がパーになります。あせらずにじっくり攻めたいです。特に、⑮剣士が装備している月光+のスキルは要注意です。

 

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2012年8月26日 (日)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・依然として視聴率が好調の理由

今週(8/20~8/25)は昭和32年2月からのスタートです。

●「梅ちゃん先生」は依然として20%を超える好視聴率が続いています。いったいどうしてなんでしょうか。

このドラマに出てくる人を見ていると、「いくらなんでもあたしの方がマシだわ」と思って優越感を感じることができます。「こんなあたしでもまだまだ捨てたもんじゃないわ」と思うと生きる勇気がわいてきます。そこで「さあ、今日も一日頑張ろう!」という気持になるのです(ならないか?)。
 
 
 
●芳子(南果歩)が、仏頂面の頑固オヤジ・建造(高橋克実)の仕打ちに耐えかねて家出をしてしまいました。「誰のおかげでご飯が食べられると思っているんだ」という意見もありますが、一家の大黒柱とはいえ、建造の尊大な態度も度が過ぎるとやはり問題です。たまには奥さんに優しい言葉のひとつもかけてあげないと……。

芳子の家出に関して、松子(ミムラ)、竹夫(小出恵介)、梅子(堀北真希)の意見は次の通りでした。

竹夫 「たしかに、あのお父さんと30年もいっしょにいると、いいかげん頭にくるかもしれないなぁ」

松子 「あたしだったら3年と持たないわ。梅子は何年持つ?」

梅子 「そもそも結婚しないと思う」
 
子どもたちはみんな芳子に同情的でした。コミュニケーション能力に問題のある建造はまたしても四面楚歌です。孤独なものです。
 
 
 
●加藤家では、姑の昌子(根岸季衣)がやって来ては松子の家事や育児になにかとちょっかいを出しています。孫がかわいいというより、ほかにやることがないんですね。そんな昌子と芳子がわが身の不幸を嘆きながら四方山話を始めました。

昌子 「旦那でも生きていてくれたら少しは違うのかもしれないけど」

芳子 「いればいるで大変です」

昌子 「そうね。おたくの旦那はね」

世の中には言っていいことと悪いことがあります。芳子が「あんたに言われる筋合いはない」と激怒するのかと思ったら、芳子も力なく同意(?)していました。建造は、迷惑が衣を着ているようなあの昌子にも煙たがられていました。
 
 
   
●芳子は家出したまま帰ってきません。祖母の正枝(倍賞美津子)はぎっくり腰で寝込んでしまいました。したがって下村家の食事の支度は梅子がひとりでやらなければならなくなりました。何ごとにもスローな梅子です。診療の仕事が終わって、買い物に行って、それから夕飯の準備にとりかかっていたのでは、夕飯が夜食になってしまいます。

初日で懲りた信郎(松坂桃李)と建造は、空腹に耐えかねて食堂みかみに出前を頼んでしまいました。腹を空かして待っていても、出てくるのが梅子の作ったまずい料理では、待っている甲斐がありません。出前を頼んでしまったのは自然の流れというものです。しかし、忙しい中、食事の用意をしようと頑張っていた梅子はおカンムリです。

これみよがしに大きな音を立てたり、不貞寝をしたり、梅子がこんなふうに刺々しく怒るのを見たのは初めてです。おっとりしているのが梅子の唯一の取り得だったのに、梅子も気に入らないことがあるとブンむくれて口を聞いてくれなくなってしまうタイプの女でした。あな、恐ろし。
 
 
  
●最近、白と黒の格子縞(弁慶縞というらしい)のデザインの服がやたらと流行っています。街でうんざりするほど見かけます。(色はブルーですが)松嶋菜々子がサッポロビールの「北海道PREMIUM」のコマーシャルで着ているあのシャツの柄です。流行というのは不思議なもので、流行りすぎるとそのデザインの服を着ている人が何だか野暮ったく見えてきます。

驚いたのは、こうすけ(松子の産んだ赤ちゃん)が着せられていたねんねこの柄がまさにこの最新流行(?)の弁慶縞でした。流行は繰り返すといいますが、昭和30年代にも弁慶縞が流行っていたのでしょうか。
 
 
 
●看護婦の八重子(銀粉蝶)は、半人前の梅子を陰でコントロールする敏腕マネジャーのようです。梅子の言動にこっそりゴーサインを出したりしています。でも、たまに八重子がキョトンとして梅子みたいになってしまうことがあります。
 
それにしても今週の確定申告のエピソードはどう考えても去年(開業1年目)の話でないとおかしいです。梅子は、実家が開業医をしている弥生(徳永えり)に担当の税理士を紹介してもらっていましたが、確定申告に困るとしたら1年目から困っていたはずです。編集で順番を間違えたのかもしれません。まあ、パッチワークのようなドラマですから話の順番がどうなっていてもほとんど大勢に影響はありません。

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2012年8月23日 (木)

「ファイアーエムブレム 覚醒」・ルナティック+ 「外伝1 弱き者、それは (Map 辺境の砦)」の攻略法

ルナティックは「通信」を封印したままクリアできましたが、ルナティック+はあまりにも難しいです。もう限界です。つまらない意地は張らないで使えるものはなんでも使うことにしました。
 
 

「外伝1 弱き者、それは (Map 辺境の砦)」の攻略法

以下は「任天堂公式ガイドブック ファイアーエムブレム覚醒」(小学館)の56ページのマップに従って説明します。
 
条件
 1.難易度・ルナティック+
 2.モード・クラシック

事前の準備として、アカネイアの王女ニーナと交渉して手槍を買っておきます。あと「国境の長城」のショップで「力の薬」と「守備の薬」を買って自軍ユニットを強化しておきます。
 
 
外伝1は、敵将・ロムゴーを撃破すればクリアですが、
 
 1.宝箱の「キラーランス」と「レスキューの杖」を手に入れる。
 2.村人・ドニをレベルアップ(Lv.1→Lv.2)する。

というおまけ(?)がついています。この二つのうちどちらか一つでも失敗したらリセットして再挑戦です。
 

出撃ユニットと主な携行武器は以下の通りです。

 クロム /封剣ファルシオン、レイピア
 リフレ(マイユニット) /サンダー
 フレデリク /手槍、鉄の槍、月光
 リズ /ライブ、リブロー ←これは武器ではない
 ミリエル /ファイアー
 スミア /鉄の槍 
 ロンクー /キルソード、サンダーソード 
 ヴィオール /鉄の弓、下克上の弓(⑰の盗賊がカウンターのスキルを装備しているときは手槍を装備したカラムを出撃させる)。

自軍増援
 ドニ/青銅の槍
 
 
●1ターン目

回復役のリズ以外はすべてダブルにします。

 フレデリク(+スミアまたはクロム)
 ロンクー(+クロムまたはスミア)
 リフレ(+ミリエル)
 ヴィオール(+ドニ)
 リズ

遠隔攻撃ができるように、フレデリクには「手槍」、ロンクーには「サンダーソード」、ヴィオールには「下克上の弓」を持たせます。でも使うのはどうしても必要なときだけです(もったいないから)。

まず、フレデリク(+スミア)で④のアーチャーを倒します。これは必ず倒さなくてはいけません。鉄の槍で倒せると理想的なんですが、アーチャーがカウンターや大盾のスキルを装備しているとそうもいきません。とにかくどんな手段を使ってでも④は必ず倒しておきます。

次に③の蛮族と⑰の盗賊をどうするかです。ここから先は③と⑰と21の敵ユニットがどんなスキルを装備しているかで臨機応変に対応することになります。まあ、こちらが最善手を選んでノーミスであっても、この1ターン目がうまくいく確率は1/5ぐらいです。
 
敵のフェーズで21(蛮族)、22(蛮族)、⑤(蛮族)、⑥(蛮族)、⑦(アーチャー)の敵ユニットが動き出して自軍に向かってきます。
 
 
 
●2ターン目
 
カウンターのスキルを装備した敵ユニットが多いとお手上げになることもあります。ここもやはり敵のスキルを入念にチェックして臨機応変に対応するしかありません。自軍を左上に退避させ、手槍を装備したフレデリク(+スミア)が敵軍の猛攻に耐えてくれるかどうかがカギになります。でも、なかなか思うようにはいきません。ここもうまくいく確率は1/5ぐらいだと思います。つまり2ターン目までを無事に乗り切れる確率は数%(1/25ぐらい)です。したがって20回から30回は挑戦することになります。
 
 
 
●悪戦苦闘の末、序盤を無事クリアしたら、次の攻撃目標は⑪と⑫の蛮族です。⑪の蛮族はカウンターのスキルがあるし(たぶん必ず)、⑫の蛮族はハンマーを携行しています(初期装備は鉄の斧)。フレデリク(+スミア)で不用意に攻め込むと痛い目に会います。

そこで⑪と⑫を安全に倒す方法を伝授します。

⑤の初期位置の1マス上にフレデリク(+スミア)を待機させます。そしてその隣りにリフレ(+ミリエル)を待機させます。すると⑪の蛮族が動き出してショートアスクでリフレを攻撃してきます。リフレはダメージを受けますがよほどの不幸が重ならない限り倒されることはありません(リフレの反撃にカウンターのスキルは発動しない)。ありがたいことに、鉄の斧を装備した⑫も後についてきてくれます。⑪と⑫をおびき出して総力戦に持ち込めばほぼ確実にこの二人を倒すことができます。

⑪と⑫の敵ユニットはその攻撃範囲内に入らなければ動き出さないので後回しにすることもできますが、危険な作業は早めに終わらせておいた方がいいです。後半になってから失敗すると精神的ショックが大きいです。
 
 
 
●⑪と⑫を倒したら、敵ユニットのスキルと攻撃範囲に注意しながら、おまけの処理に注力します。

 1.南下してくる②の盗賊を倒してキラーランスを手に入れる。
 2.村人・ドニをレベルアップする。

②の盗賊は(邪魔が入らなければ)簡単に倒せます。しかし、村人・ドニをレベルアップするのはけっこう大変です。ドニが敵を二人倒さなくてはなりません。原則として弓兵をおびき出して弱らせてからドニにとどめを刺させるのですが、ドニがとどめを刺せる程度に弓兵を弱らせるのが難しいです。自軍に予期せぬ必殺やデュアルアタックが出てしまうと失敗です。

ここは一度ダブルを解消して臨むのも一つの方法です。でも、ダブルを解消して単独の自軍ユニットが増えると、うっかりミスでしくじる恐れも出てきます。ダブルの解消は必要最小限にとどめたほうがいいです。
 
 
  
●すべてがうまくいったら、いよいよ敵将・ロムゴーの撃破です。敵将はあまり強くないので、フレデリク(+スミア)で簡単に倒せます。ただし、敵将はカウンターのスキルを持っています。不用意に近づかないように!!

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2012年8月19日 (日)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・これほど共感できる人物が出てこないドラマも珍しい?

●食堂みかみの康子(岩崎ひろみ)と和也(滝藤賢一)が夫婦喧嘩を始めました。和也は「髪結いの亭主」みたいなところがあって、もともと怠け者です。額に汗して働くよりも楽してお金を儲けたいと考えるタイプの人です。

そんな和也が康子に無断でテレビを買ってしまいました。サルの浅智恵で、食堂みかみにもテレビを置けば客が増えるだろうと考えたのです。すったもんだの挙句結局テレビを置くことになりました。テレビが入ったというので近所の人たちが食堂みかみに集まってきて大騒ぎになりました(まるで生まれて初めてテレビを見るみたい)。

「秋葉原の歴史」というサイトに次のような記述があります。

家電業界/秋葉原の昭和30年代】

電化ブーム(三種の神器)到来(昭和35年)

 昭和30年代は、ある意味で「家電」の10年と言っても過言ではない。人々は、「家電製品」を買い、そして「家電生活」を楽しむために、毎日働いたといってもいい時代であった。
30年代に「三種の神器」と言われた、白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫の普及率は、昭和32年当時、それぞれ、7.8%、20.2%、2.8%であったが、昭和40年には、それぞれ、95.0%、78.1%、68.7%と急速に普及していった.

詳しくは → http://www.akiba.or.jp/history/3.html

昭和32年の白黒テレビの普及率7.8%というのは、おそらく全国平均(都市部限定かもしれない)です。東京に限ればもっと普及率は高かったはずです。昭和31年当時、テレビがまだ珍しかったとしても、ドラマで大騒ぎするほどは珍しくはなかったと思います。なにしろ貧乏食堂(?)のみかみでも買えたんですから(月賦だけど)。
 
 
 
●光男(野村周平)が下村家に下宿することになって、建造(高橋克実)に気に入られてしまいました。読書好きで礼儀正しいところが評価されたみたいです。建造が光男に見せた蔵書には古色蒼然とした次のような本が並んでいました。

 小林多喜二全集
 宮澤賢治全集
 蟹工船(小林多喜二)
 風の又三郎(宮澤賢治)
 或る女(有島武郎)
 智恵子抄(高村光太郎)
 山本有三集
 寺田寅彦集
 カインの末裔(有島武郎)
 道草(夏目漱石)
 夏目漱石集 
 志賀直哉集

これらが医学書とは別の建造の愛読書です。建造は、孤高のへそ曲がりや妥協を知らない偏屈人間の書いた本を好むようです。今ならブックオフで1冊105円ですね。

読書好きの光男は堅物だった松岡(高橋光臣)にどこか似ています。それなのにドラマでは松岡のことはもう一切出てきません。話題にも上りません。梅子は最後に松岡といっしょに写した記念の写真をどうしたのでしょうか。もう破り捨てたでしょうか。それともまだこっそり持っているのでしょうか。
 
 
●一時は下村家に下宿していた光男でしたが、信郎(松坂桃李)の部屋を光男のために明け渡すことになりました。幸吉(片岡鶴太郎)の許しが出て梅子と信郎が下村家で暮らすことになったのです。下村家は梅子の実家です。姓は安岡でも信郎はほとんど婿養子状態になってしまいました。建造のご機嫌を伺いながら卑屈な日々を送っています。この苦難(?)の日々も愛する梅子のためなのでしょうか。
 
 
●それにしても光男も因果なところに就職してしまったものです。光男に関しては梅子に限らず周りのみんなお節介です。特に梅子のお節介は度が過ぎています。光男が休日にどこで何をしようが余計なお世話というものです。普通の若者ならあまりの鬱陶しさに梅子が嫌いになると思います。梅子の優しさや親切は上から目線の押し売りです。

その点、キノヤン(竹財輝之助)は恵まれています。まったく期待されていないため、キノヤンにお節介を焼く人はだれもいません。何をやってもお咎めなしです。影は薄いですが気楽な人生を送っています。将来は働き者のかみさんを見つけて遊んで暮らそうと考えているのではないでしょうか。食堂みかみのダメ亭主みたいに。

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2012年8月16日 (木)

「ファイアーエムブレム 覚醒」・ルナティック+ 「3章 戦士の王国 (Map 国境の長城)」の攻略法

ルナティク+を始めたころは敵ユニットの「すり抜け」のスキルに面食らったものです。しかし、慣れてくるにしたがって敵ユニットは「すり抜け」してくるものとして作戦を考えるようになります。人間というのは不思議なもので、そのうち敵ユニットに「すり抜け」のスキルがなかったりすると、「ラッキー!!」と大喜びするようになります。実際、すり抜けのできない弓兵を壁際に雪隠詰めにしたときなど嬉しいのなんのって。 

ルナティック+は簡単にクリアできる章というのがありません。それでも頑張って何とか「3章 戦士の王国」まで辿り着きました。辿り着いたはいいけれど、3章は鬼のように厳しかったです。参考までにどのように攻略したかをメモしておきます。
 
 
「3章 戦士の王国 (Map 国境の長城)」の攻略法

条件
 1.難易度・ルナティック+
 2.モード・クラシック

ポイントは次の4つです。

 ●左側の敵(4人)を倒す。
 ●右側の敵(5人)を倒す。
 ●左右の扉を開け、敵ユニットからハンマーを手に入れる。
 ●敵将・ライミを倒す。

 
 
●左側の敵(4人)を倒す。

敵軍のユニットは左側が4人、右側が5人です。まず、左側の4人を倒してから右側の5人を迎え撃ちます。扉を開けるのは左右の敵を一掃してからです。

1ターン目

1.クロムでカラムに話しかける。カラムが仲間になる。 
2.ダブルでクロムをカラムに乗せる。カラム(+クロム)
3.カラム(+クロム)をフレデリクの隣に移動し、「交代」で前衛と後衛を入れ替える。                     カラム(+クロム)→ クロム(+カラム) 
4.「人交換」でカラムをフレデリクに引き渡す。フレデリク(+カラム) 
5.フレデリク(+カラム)を敵の攻撃範囲内に送り込む。原則として下から2段目の安全 地帯の境界線から左へ3歩進んだところ(最初にカラムがいた場所)がいいです。ただし、敵ユニットのアーマーナイトがカウンターのスキルを装備している場合はアーマーナイトの攻撃が届かないところ(1マス上)にします。
6.「物交換」でフレデリクはカラムから手槍と傷薬を受け取り、手槍を装備して待機する。
7.残りの自軍ユニットは安全地帯の境界線ギリギリのところまで移動して待機する。

これで準備完了です。不運が重ならなければフレデリク(+カラム)が敵ユニットにダメージを与えつつ敵ユニットの攻撃に耐えてくれます。運がいいとカラムがデュアルアタックやデュアルガードをしてくれます。

2ターン目

2ターン目は総力戦です。敵ユニットのスキル(カウンター、大盾+、聖盾+、月光+、待ち伏せ+など)をチェックして無駄な攻撃をしないようにします。

「読書百遍意自ずから通ず」という言葉がありますが、このルナティック+は「挑戦百遍意自ずから通ず」です。

単純なダブルによる攻撃の他に、

 移動→人交換→交代→攻撃

 移動→ダブル→移動→交代→攻撃

といったテクニックを駆使するとクリアできる確率がグンとアップすると思います。
  
     
 
●右側の敵(5人)を倒す。

2ターン目で左側の敵を一掃すると、3ターン目からは後方から迫ってくる右側の敵を迎え撃つことになります。「カウンター」と「月光」のスキルに悩まされますが、2ターン目までで徹底的に苦労していれば何とかなると思います(無責任?)。

3ターン目からは総力戦というよりもフレデリク(+カラム)にほとんど運命を託すことになります。注意点としては、無駄に手槍を使わないように気をつけることです(最後に敵将・ライミと闘うときに手槍が必要になる)。ただし、カウンターのスキルを装備している敵ユニットは、一撃で倒せるように事前に手槍でHPを削っておく必要があります。
 
  
 
●左右の扉を開け、敵ユニットからハンマーを手に入れる。

下の敵軍を一掃したらいよいよ扉を開けることになります。扉の向こう側には「ハンマー」を装備した敵ユニット(戦士)が一人います。この敵ユニットが「カウンター」、「月光」、「大盾」などのスキルを装備しているとやっかいです。

「空振り」、「デュアルアタック」、「デュアルガード」などが発生することを期待して急襲するのも一つの方法ですが、ここは超安全策でいきます。

1.まず、フレデリク(+カラム)が右の扉を開けて扉付近にいるアーマーナイトを倒します。

2.次に、フレデリク(+カラム)を左へ移動させて左の扉を開け、扉付近のアーマーナイトを倒します。

3.左右のアーマーナイトを倒したら、フレデリク(+カラム)で左側から敵の攻撃範囲内に入ります。すると敵軍が一斉に動き出します。そこで自軍ユニットを全員左回りに大移動させます。敵ユニットはすべて移動が5なので追いつかれる心配はありません。

4.最後尾のフレデリク(+カラム)は、ハンマーを装備した敵ユニットの攻撃範囲に注意しながら敵ユニットを一人ずつ倒していきます(弓兵を倒すとき以外は手槍を使わないように)。

5.敵ユニットを3人倒すと、ハンマーを装備した敵ユニットが先頭になります。そこで、逃げるように左回りに大移動を続けます。しばらくすると、自軍が後方から敵軍を追いかけるかたちになります。すると、最後尾の敵ユニットがUターンをして自軍に向かってきます。

6.前の3人を倒し、後の2人を倒して、ハンマーを装備した敵ユニット(戦士)を孤立させます。ここまでくればしめたものです。最後は総力戦に持ち込みます。
  
 
  
●敵将・ライミを倒す。

手槍である程度HPを削ってからハンマーで倒します。敵将・ライミはカウンターのスキルを装備しているので細心の注意が必要です。自軍ユニットの成長バランスにもよりますが、手槍が残っていないと厳しいかもしれません。

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2012年8月11日 (土)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・梅子と信郎が結婚して何だか他人行儀になってしまいました。夫婦喧嘩でもすればいいのにね。

今週(8/6~8/11)は昭和31年2月末からのスタートです。梅子(堀北真希)ももうすぐ27歳です。

●安岡製作所に青森からの集団就職の少年・佐藤光男(野村周平)がやってきました。寝る部屋がないので信郎(松坂桃李)と梅子の新婚夫婦の部屋の押入れで寝ています(ありえん)。光男くんは暇があると本を読んでいます。向上心のあるとても真面目な少年です。定時制高校に通わせてあげたいです。世間ずれしていない感じで将来変人になりそうな風格(?)があります。何となく松岡(高橋光臣)に似ています。梅子の好みのタイプではなかろうか。
 
 
●梅子と信郎は気心が知れた幼馴染みで結婚するまではお互いに思っていることを遠慮なく言い合っていました。ところが結婚してからはどうも様子が変です。信郎も梅子も遠慮がちになってかつてのようなトークバトルを展開することがなくなってしまいました。お互いに「いい人」を演じようと背伸びをしているみたいで何だか人が変わったみたいです。こんなことをいつまでも続けているとストレスが溜まってやがて爆発するのではないでしょうか。結婚してもしなくても今まで通りでいいのにね。
 
 
●梅子の結婚披露宴に岡部技師(品川徹)が出席していました。岡部技師と下村医院の看護婦・相沢八重子(銀粉蝶)は昔からの知り合いでした。若いころ岡部技師は八重子に片想いをしていました。ところがそうとは知らなかった八重子は別の人と結婚してしまいました。告白するきっかけを失った岡部技師はこの世を儚んで(?)一生独身のまま白髪のお爺さんになってしまいました。岡部技師は八重子への想いは死ぬまで変わらないとそれとなく伝えようとしました(たぶん)。でも、八重子には何のことだか意味不明でした。
 
 
●野島静子(木村文乃)も梅子の結婚披露宴に出席していました。竹夫(小出恵介)と静子は建造(高橋克実)も公認の仲になっていました。このふたりは結婚はまだですが婚約はしているのかもしれません。だって、婚約しているわけでもない単なる彼女(静子)を妹(梅子)の結婚式に連れてくるって、普通はありえないですよね(警察に捕まった静子の元彼はまだ刑務所に入っているのだろうか)。
 
それにしても、下村家の子どもたちはどういうタイプの人が好きなのか、揃いも揃ってメチャクチャです。

長女・松子(ミムラ)が働き始めて最初に好きになった人は体育会系のやさぐれた真田(平岳大)でした。でも、結婚した相手は善良で真面目な加藤(大沢健)でした。このふたりは全然タイプが違います。

長男・竹夫が最初に好きになった人はおとなしくて控え目なあかね(宇野実彩子)でした。次に好きになったのはふてぶてしくてクールな静子です。このふたりも全然タイプが違います。強いて似ているところを探せば美人(?)だということぐらいです。

一番極端なのが梅子です。梅子が最初に好きになった人は、何でも理屈で説明しなないと気がすまない変人・松岡(高橋光臣)でした。松岡は建造がお気に入りの秀才でした。ところが、梅子は松岡と別れてしまいました。そしてすぐに幼馴染みの信郎と結婚することになりました。信郎は直情型の人間で理屈は苦手です。学問や研究とは縁のない無学の一般庶民です。

松岡のような男が好きな人は信郎のような男は好きにならなし、信郎のような男が好きな人は松岡のような男は好きにならないと思うのですが……。
 
 
●こういう歌を見つけました。梅子に聴かせてやりたいです(嫌味かな?)。

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2012年8月 7日 (火)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・邪魔者は消せ!!

溜まっていた2週間分(7/23~28、7/30~8/4)の録画を一気に観てしまいました。面白かったです。邪魔者が次々と消えていきました。
 
 
●松岡(高橋光臣)は梅子(堀北真希)に別れを告げると、石もて追われるようにアメリカに飛び立っていきました(当時はまだ海路だったかもしれない)。坂田先生(世良公則)は交通事故で死んでしまいました。咲江(佐津川愛美)は信郎(松坂桃李)に別れを告げて去っていきました。

これで邪魔者がいなくなりました。もし梅子が松岡と信郎に二又かけていて、松岡をふって信郎に乗り換えたとなると梅子も相当の悪女だということになってしまいます。そんな折、都合よく松岡のほうから梅子に別れ話をしてくれました。松岡は梅子に「(アメリカに)付いてきて欲しい」と頼んで、梅子に「嫌だ」と言わせてから(自分がふられたことにして)アメリカに行けばよかったのにね。まあ、そうしなかったのが松岡の優しさだったのかもしれません。

  振るが辛いか、振られるが辛いか

といったところです。
 
 
●梅子も信郎も一応自分たちがふられたことになっています。したがって梅子と信郎がその後どうしようが勝手です。咲江は信郎の気持が自分にではなく梅子に向っていることに気が付いていました(たぶん)。

陽造(鶴見辰吾)も詐欺容疑で警察のご厄介になる前に梅子と信郎の関係を見抜いていました。

 「自分にウソつくなよ」

これが陽造から梅子へのアドバイスでした。でも、梅子のように鈍感だと自分の本当の気持が自分でもわからなかったりします。教えてあげないと。
 
 
●当事者よりも傍らで見ている第三者のほうが脈のありなしがわかってしまうことが色恋沙汰にはよくあります。いわゆる岡目八目というやつです。しかし第三者であっても鈍感な人もいます。梅子に見合いを勧めた看護婦の相沢八重子(銀粉蝶)です。いや、相沢八重子も梅子の気持がわかっていたのかもしれません。梅子に見合いを勧めたのは、そうすれば鈍い梅子も自分の本当の気持に気がつくと深慮遠謀をめぐらせていた節もあります。亀の甲より年の功です。
 
それにしても、八重子役の銀粉蝶の演技はなかなかのものです。このドラマは饒舌にしゃべるよりも無言の演技のほうが向いているのかもしれません。第103回(7/30)のオープニングがよかったです。今週のMVPです。
 
信郎との結婚に関しては、どちらかというと梅子がみんなからおせっかいを焼かれる立場になってしまいました。おせっかい梅子の面目丸つぶれです。
 
 
●建造(高橋克実)は幸吉(片岡鶴太郎)とは犬猿の仲です。でも、建造も幸吉の息子の信郎には一目置いているようです。梅子との結婚をあっさりと許してくれました。「よろしく頼む」とまで言うなんて、建造にしては珍しいことです。

それにしても、松岡と別れてから梅子が信郎と婚約(?)するまでの期間がちょっと短すぎるような気がします。1ヵ月も経っていませんよ。松岡だって、別れの言葉とは裏腹に、3年後とか5年後に帰国したときに梅子が結婚しないで待っていてくれることを内心では期待していたかもしません。そういうことを梅子は考えなかったのでしょうか。「別れよう」と言われれば、「ああ、そうですか」と額面通りに受け取ってしまうのが梅子流なのかもしれません。
 
 
●最近、幸吉がますますフーテンの寅さんに似てきました。しゃべるときの間の取り方といい、単純な思考回路といい、フーテンの寅さんにそっくりです。片岡鶴太郎は意識的にフーテンの寅さんのモノマネをしているのかもしれません。
 
 
●坂田医院が閉鎖になって、故郷に帰ろうと思っていた看護婦の野島静子(木村文乃)を竹夫が強引に引き止めました。静子をフロンティア貿易の事務員として雇うことにしたのです。

 仕事なんか出来なくてもいい。そばにいて欲しい。

これが竹夫の静子に対する気持です。このドラマが面白いのは、竹夫がほとんど愛の告白をしていて、それを静子が受け入れているはずなのに、ふたりが同棲したとか婚約したとかという話にはなりません。あの日一夜を共にしたのかどうかも不明です。その後は、まるで何ごともなかったかのように、静子がふてぶてしい態度でちゃっかり事務員をやっています(ゆくゆくは社長秘書か?)。
 

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2012年8月 4日 (土)

脚本・尾崎将也の「梅ちゃん先生」・「お富さん」の研究

「梅ちゃん先生」に昭和30年ごろに流行っていた「お富さん」という流行歌が出てきました。ブギウギのリズムをベースにした軽快な曲です。食堂のBGMで流れていたり、幸吉(片岡鶴太郎)が鼻歌まじりに口ずさんでいたりしました。

この「お富さん」ですが、

 黒兵衛さんという粋な若い衆がお祭りでお御輿を担いだ歌

だと思っていた人はいませんか?いませんね。そんなバカな勘違いをする人はわたしぐらいなものです。

 ♪ 粋な黒兵衛 御輿の祭り
 
 
ここから先は調べてわかったことです。

「お富さん」は春日八郎のオリジナルのほかに、1977年にエボニー・ウェッブというグループが「ディスコお富さん」というディスコ調にアレンジした「お富さん」をリリースしています。この「ディスコお富さん」は発売2週間で20万枚を売り上げたといいますから、色物(?)としては大変な大ヒットだったと思います。さすが「お富さん」です。
 
また、ブギウギ・バンドというくらいだから、宇崎竜童のダウンタウン・ブギウギ・バンドも「お富さん」を演奏しているのではないかと調べてみました。しかし、残念ながらこれは見つかりませんでした。
 
 
この「お富さん」ですが、歌舞伎の演目である「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」をモチーフにして歌詞が書かれています。歌舞伎のあらすじは以下の通りです(実際に歌舞伎を観たわけではないので想像力で補った部分に勘違いがあるかもしれません)。

「与話情浮名横櫛」のあらすじ

1.江戸の小間物屋の若旦那だった放蕩息子(養子だったらしい?)の与三郎は、預けられていた木更津の海岸で、お富さんに出会いました。お富さんはよほど美人だったらしく、与三郎はお富さんに一目惚れしてしまいます。

2.「お富さん」の歌詞から推測すると、お富さんが与三郎を誘惑したようにも受け取れますが、まあ、色恋沙汰はお互いさまです。

3.ところがこのお富さん、実は木更津のヤクザの大親分・赤間源左衛門のお妾さんでした。与三郎も危ない女に手を出したものです。

4.与三郎とお富さんの情事が源左衛門の子分に見抜かれ、源左衛門にバレてしまったからさあ大変です。与三郎は源左衛門の手下にメッタ斬りにされ、簀巻きにされて木更津の海に放り込まれてしまいました。

5.これを見たお富さんは、源左衛門の手下の手を逃れ、与三郎の後を追って海に身を投げました。世間の人はお富さんはもう死んだと思っていました。

6.一方与三郎は34箇所もの刀傷を負いながらも奇跡的に助かりました。しかも、このときに受けた顔面の刀傷が凄みになって、「切られの与三」の異名でいっぱしのヤクザ者としてのし上がっていきました。

7.3年が経過しました。当時、黒い塀に見越しの松が植えてある家というのはお妾さんが住んでいる妾宅と相場が決まっていました(たぶん)。与三郎が強請(ゆす)ってやろうと目をつけた家も「粋な黒塀に見越しの松」の家でした。しかしまさかそこにお富さんがいたとは……。

8.お富さんは、今度は和泉屋の大番頭・多左衛門のお妾さんになっていました。よくわからないのは、この多左衛門という人は実はお富さんのお兄さんだったらしいです。多左衛門はお富さんが自分の妹だということを知っているのに、お富さんは多左衛門が自分の兄であるとは知らなかったみたいです。ちょっと不自然です。お富さんとしては多左衛門に囲われてお妾さんになったつもりでいたのに、多左衛門が淫らな行為をしてこないので変だと思っていたかもしれません。

9.さて、いよいよお富さんと与三郎の再会の場面です。このシーンにはどこかで聞いたことのある名セリフが出てきます。

与三郎:え、御新造(ごしんぞ)さんぇ、おかみさんぇ、お富さんぇ、
    いやさ、これ、お富、久しぶりだなぁ。
お 富:そういうお前は。
与三郎:与三郎だ。
お 富:えぇっ。
与三郎:おぬしぁ、おれを見忘れたか。
お 富:えええ。
与三郎:しがねぇ恋の情けが仇(あだ)
    命の綱の切れたのを
    どう取り留めてか 木更津から
    めぐる月日も三年(みとせ)越し
    江戸の親にやぁ勘当うけ
    拠所(よんどころ)なく鎌倉の
    谷七郷(やつしちごう)は喰い詰めても
    面(つら)に受けたる看板の
    疵(きず)が勿怪(もっけ)の幸いに 
    切られ与三と異名を取り
    押借(おしが)り強請(ゆす)りも習おうより
    慣れた時代(じでえ)の源氏店(げんじだな)
    その白化(しらば)けか黒塀(くろべえ)に
    格子造りの囲いもの
    死んだと思ったお富たぁ
    お釈迦さまでも気がつくめぇ
    よくまぁおぬしぁ 達者でいたなぁ
    安やいこれじゃぁ一分(いちぶ)じゃぁ
    帰(けぇ)られめぇじゃねぇか。

詳しくは → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8E%E8%A9%B1%E6%83%85%E6%B5%AE%E5%90%8D%E6%A8%AA%E6%AB%9B

ここで歌舞伎の名セリフを参照しながら「お富さん」の歌詞を検討してみたいと思います。

「お富さん」(作詩・山崎正 作曲・渡久地政信)

1 粋な黒塀 見越しの松に
  仇な姿の 洗い髪
  死んだ筈だよ お富さん
  生きていたとは お釈迦さまでも
  知らぬ仏の お富さん
  エーサオー 玄治店(げんやだな)

「玄治店」というのは日本橋界隈に実在する地名です。歌舞伎の「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」では「源氏店(げんじだな)」になっています。これは、もともと実話をもとにした物語だったため、場所が特定されてしまう実在の地名は具合が悪かったみたいです(一説によると、江戸時代は江戸の実在する地名を芝居に登場させてはならないという決まりがあったとか)。

歌舞伎についてはこの人が詳しいです。
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/872a2222bdaf7531c0257e3806d41eed

2 過ぎた昔を 恨むじゃないが
  風も沁みるよ 傷の跡
  久しぶりだな お富さん
  今じゃ呼び名も 切られの与三(よさ)よ
  これで一分じゃ お富さん
  エーサオー すまされめえ

ここでいう「過ぎた昔」というのは三年前のことです。かつて「強請(ゆす)りたかりは110番」という標語がありましたが、江戸時代に電話はありませんでした。ヤクザ者に強請られた時は、逆らうと後が怖いので適当にお金を払ってお引取り願っていたのだと思います。歌詞に「一分」とありますが、一分というのは一両の4分の1です。現在の貨幣価値でいうと2~3万円程度だと思います。

3 かけちゃいけない 他人の花に
  情かけたが 身のさだめ
  愚痴はよそうぜ お富さん
  せめて今夜は さしつさされつ
  飲んで明かそよ お富さん
  エーサオー 茶わん酒

「他人の花」っていうのがいいですね。なんとなく色っぽくて切ないです。ここでいう「情」というは、「男女の情愛。恋情。また、情事 。いろごと。」を意味しています。ようするに、他人のお妾さんであったお富さんと情を通じてしまったということです。「身のさだめ」というのは「わが身の運命」ということで、「わかっちゃいるけどやめられなかった」というような意味に意訳できると思います。

4 逢えばなつかし 語るも夢さ
  誰が弾くやら 明烏(あけがらす)
  ついてくる気か お富さん
  命みじかく 渡る浮世は
  雨もつらいぜ お富さん
  エーサオー 地獄雨

「明烏(あけがらす) 」というのは、新内節の「明烏夢淡雪」のことです。デジタル大辞泉の解説によると、

あけがらすゆめのあわゆき 【明烏夢泡雪】

新内節。2巻。初世鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)作詞・作曲。安永元年(1772)成立。江戸三河島であった情死事件を、吉原の遊女浦里と春日屋時次郎の情話として脚色したもの。新内節の好評によって、清元・常磐津(ときわず)・義太夫節でも作曲された。

ここは与三郎とお富さんの境遇に「明烏夢泡雪」の物語をオーバーラップさせています。事情がわかっている人には感動的だったかもしれません。コミカルなタッチだった「お富さん」がこの4番では一転して悲恋物語の情緒を醸し出しています。
 
 
最後に春日八郎の「お富さん」とエボニー・ウェッブの「ディスコお富さん」を聴いてみましょう。「ディスコお富さん」のたどたどしい日本語が難解な(?)この歌の歌詞に妙に似合っています。

  

春日八郎の「お富さん」

 

     

エボニー・ウェッブの「ディスコお富さん」

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