2012年の秋ドラマ・ヒロインに注目して楽しもう
「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」
深田恭子はコメディ専門の女優さんかと思っていましたが、シリアスな役も出来るんですね。真剣な顔つきがなかなかいいです。見直してしまいました。
深田恭子 ← 8
新人の航空管制官がいきなり羽田空港の管制部に配属されるというのはテレビドラマならではの設定だと思います。ありえないなどと文句を言ってはいけません。こうした専門的な職業ドラマというのはその職業を知っている人には違和感があるかもしれません。しかし、ありえない刑事が登場する刑事ドラマやありえない天才脳外科医が登場する医療ドラマもあります。現実にはありえないことでもドラマの世界ではありえるのです。あくまでもドラマとして楽しみたいです。
この「TOKYOエアポート」によって、低迷が続いていたドラマチックサンデーにようやく明るい兆しが見え始めたような気がします。ただし、来週から同じ時間帯でTBSの日曜劇場「MONSTERS」が始まります。どうなるでしょうか?
「高視聴率が当り前の第1話、勝負の第2話」
です。
「高校入試」
タイトルがあまりにもベタです。「ハイスクール何とか」とかもう少しタイトルを工夫したほうがよかったのではないでしょうか。
このドラマは名門高校の入学試験をめぐるお話です。教師役で登場する長澤まさみと南沢奈央のコンビがユニークです。南沢奈央をドラマで見るのは久しぶりです。
長澤まさみ ← 7
南沢奈央 ← 8
「結婚しない」
このドラマのタイトルの意味は「結婚しない?」ではなくて「結婚しない!」です。タイトルにビックリマークをつけておけばよかったのにね。44歳の結婚しない女・桐島春子(天海祐希)と34(→35)歳の結婚できない女・田中千春(菅野美穂)の辛く寂しげな物語です。人生における、そして結婚における、淡い希望の光がひとつ、またひとつと消えてゆきます。このドラマも菅野美穂と天海祐希のコンビがユニークです。
菅野美穂 ← 9
天海祐希 ← 7
「ゴーイング マイ ホーム」
CMチーフプロデューサーを生業とするダメ男(阿部寛)の日常を描いたドラマです。何を訴えたいのか、第1話を観た限りではどうもテーマがはっきりしません。初回はなんだか退屈なドラマでした。2時間スペシャルということで長すぎたのかもしれません。公式ホームページによれば「クスっと笑えてちょっと不思議な、あったか面白イイ話」なんだそうです。
山口智子 ← ?
「東京全力少女」
幼いころに生き別れた父(渡部篤郎)を捜すために香川県から上京してきた家出娘のお話です。武井咲は「Wの悲劇」や「息もできない夏」のような重くるしい役よりもこのドラマのようなコメディタッチのチャラチャラした役のほうが似合います。
しかしこのドラマもタイトルがイマイチです。タイトルの良し悪しで視聴率が2~3%ぐらいは違ってくると思うのですが、どうしてこういう安易なタイトルを付けるのでしょうか?
武井咲 ← 7
比嘉愛未 ← 8
「パーフェクト・ブルー」
原作は宮部みゆきのミステリーです。探偵事務所の調査員・蓮見加代子(滝本美織)が主人公の1話完結型のドラマです。貧相なタイトルが目立つ秋ドラマの中で、このドラマのタイトルはなかなかセンスがいいと思います。ただし、まったく関係のない同名のアニメ映画があって紛らわしいです。
滝本美織 ← 8
滝本美織は「てっぱん」のころが一番可愛かったです。
「大奥〜誕生〜[有功・家光篇]」
原作はボーイズラブ(男性の同性愛)を描くのが得意なよしながふみのマンガです。荒唐無稽な設定や簡単に人が殺されてしまうシーンなどはいかにもマンガっぽいです。ドラマではその荒唐無稽な世界をかなり忠実に再現しているらしいです。
多部未華子 ← 8
南沢奈央 ← 8
家光役の多部未華子は童顔のため着物を着ると15歳ぐらいにしか見えません。堺雅人に向って「おまん、おまん」と「おまん」を連発していました。原作を忠実に再現しているのかもしれませんが、ちょっと危なくないですか?
「悪夢ちゃん」
このドラマは武戸井彩未(北川景子)という名前の小学校教師が主人公です。武戸井彩未は表面的な明るさとは裏腹に底意地の悪い女です。計算高く、優しい人を装っていますが子どもに対する愛情などカケラも持ち合わせていません。
この性悪女・武戸井彩未という名前は、武井咲と剛力彩芽と上戸彩と志田未来の名前がごちゃまぜになっています。このドラマのスタッフは、今を時めく若きトップ女優(?)になにか恨みでもあるのでしょうか。ひそかに名前で恨みを晴らしているような感じがします。まあ、面白半分で他意はないのかもしれません。
北川景子 ← 7
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