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2013年2月27日 (水)

「最高の離婚」こぼれ話・25日のSMAP×SMAPに尾野真千子と真木よう子がゲストで出演していました。

「最高の離婚」の第7話で、結夏(尾野真千子)が灯里(真木よう子)に光生(瑛太)のことをあーだこーだと話をしているシーンがありました。光生のことをボロクソに言っている割には、結夏は何だか生き生きしていて楽しそうでした。そんな結夏を、灯里は、ニコニコしながらやさしい目で見守っていました。ふたりは仲の良い女友だちといった感じでした。

SMAP×SMAPにゲスト出演していた尾野真千子と真木よう子もちょうどそんな感じでした。このふたりはドラマだけでなく実生活でもいっしょにディズニーランドに出かけたりして仲が良いらしいです(ホントだろうか?)。

番組の中で、香取慎吾がコスプレ(女装)で登場して、「最高の離婚」のエンディングの踊りを披露してくれました。女装の香取慎吾がよほど可笑しかったのか尾野真千子が笑ったのなんのって情け容赦なく笑いコケていました。

SMAPの他のメンバーが香取慎吾をおちょくったりツッコミを入れたりするのはいいとして、ゲストは笑うにしても申し訳なさそうにするとか、少し遠慮があったほうがよかったかもしれません。あんまり笑うもんだから尾野真千子は香取慎吾から「キライ!!」といわれてしまいました(二度も)。

もっともここでの「キライ」は「スキ」という意味です。尾野真千子がお笑いタレントなら「まあ、あたしに惚れたのね」と返すころでした……。

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2013年2月23日 (土)

原作・湊かなえの「夜行観覧車」第6話を観る・このドラマには依然として笑いはありません。でも多少泣かせるシーンが織り込まれてきました(潔くない?)。

●先週、ひとつ勘違いをしていました。さと子(夏木マリ)が中傷ビラを貼ったのは遠藤家ではなく高橋家のクルマでした。さと子が最初に追い出そうとしたのは高橋家でした。
 
まだ犯人が特定されたわけではないのに、本来なら同情されてしかるべき被害者の家のクルマに中傷ビラを貼るというのは常軌を逸しています。そういう異常なことをやるのはさと子しかいません。口には出さなくても、住民はみんな中傷ビラを貼ったのはさと子だと思っています。ひばりヶ丘の自治会婦人部を牛耳っていたさと子の威光に翳りが出てきました。人心がさと子から離れてゆきます。
 
 
●遠藤啓介(宮迫博之)が殺された高橋弘幸(田中哲司)から借りた1000万円はその残高が700万円台にまで減っていました。小心者らしく5万円、10万円と少しずつ引き出しては遊興費などに使っていたようです。事件があった日、退社後パチンコをしていたというのもまんざらウソではなかったかもしれません。
 
啓介は犯行に使われたと思われる凶器を所持しています。おそらく、その処分を淳子(石田ゆり子)に頼まれたのだと思います。
 
 
●京都から良幸(安田章大)と比奈子(宮﨑香蓮)が横浜に戻ってきました。しかし、マスコミや周囲(特にさと子)の目がうるさく、ひばりヶ丘の自宅には住めません。必要なものだけを持ち出してホテル暮らしです。真弓(鈴木京香)はこのふたりをわが子のように守ろうとします。ひばりヶ丘で真弓たちとまともにつきあってくれたのは高橋家だけでした。真弓は高橋家のためなら自分にできることはなんでもしてあげようと思っています。
 
真弓は良幸から高橋家にもいろいろ問題があったことを知らされます。それはどんな家庭でも大なり小なり抱えている問題です。問題がまったくない家庭のほうがむしろ珍しいです。
 
 
●真弓と坂留警察署の刑事・結城哲也(高橋克典)は大学時代の同級生です。結城哲也は真弓の優しい性格をよく知っています。真弓は困った人が頼りたくなる女性です。

  真弓を見張っていれば必ず淳子が接触してくる
 
これが結城の読みです。
 
 
●淳子から真弓にメールが送られてきました。

  真弓さん。淳子です。
  今日の4時、湾岸のショッピングタウンの1階
  広場で待ってます。

約束の場所に向っていた淳子は巡回中の警官に発見されてしまいます。淳子は逃げました。ここで捕まるわけにはいきません。淳子は追っ手を振り切ってショッピングタウンへ急ぎました。淳子がショッピングタウンに辿り着いたとき、すでに約束の時間は過ぎていました。それでも真弓は淳子を待っていてくれました。

 「心配しないで。子どもたちのことはわたしに任せて」
 「真弓さん訊かないんだね。あの夜何があったか」
 「……信じてるから」

真弓には結城の指示で警察の尾行がついていました。淳子は真弓に接触できましたが、その場で捕まってしまいました。

真弓は、そこに淳子が現われることをメールで慎司(中川大志)に知らせていました。慎司は淳子が連行されていく様子を遠くで見詰めていました。警察は慎司には気がついていません。淳子は目と口の動きで慎司に何かを伝えようとしました。何と言いたかったのでしょうか?
  
 
●取り調べに対して淳子は「私がやりました」の一点張りです(つまり淳子は犯人ではないということです)。淳子の自白をまともに信じている人はいません(たぶん)。淳子は次男の慎司を庇っています。しかし慎司も犯人ではない可能性が高いです。それではいったい誰が犯人なのでしょうか?
 
今週も犯人はわかりませんでした。このドラマ、最終回まで犯人は秘密なのかもしれません。

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2013年2月22日 (金)

脚本・坂元裕二の「最高の離婚」第7話を観る・そんなバカな!?いくらコメディとはいえ光生(瑛太)がモテすぎです。

灯里(真木よう子)は10年前に光生と別れてから諒と出会うまで、どんな男とどうしていたのでしょうか?謎の10年間です。いくらなんでも何もなかったはずはありません。男の不用意な発言が灯里の逆鱗に触れて別れることになってしまったり、灯里とは性格が合わなくて男が逃げ出したり、いろいろあったのだろうと思います。
 
上原諒(綾野剛)は浮気性でいつもふらふらしています。女性を本気で好きになることができません。そんな諒がどうして灯里にだけは特別な感情を抱いて執着するのでしょうか。説明のつく理由はひとつしかありません(ビブリア調?)。
 
灯里が高校時代のあの塩見さんにそっくりだからです。諒は灯里の中に塩見さんの面影を見ています。諒が執着しているのは灯里ではなくいまだに塩見さんです。諒は灯里を抱きながら塩見さんのことを考えています(たぶん)。
 
 
 
さて、第7話です。修羅場の四者会談が終わりました。しかし解決されたことは何もありませんでした。二組の夫婦(?)は宙ぶらりんのまま不安定な日々が続いています。
 
 
●光生と結夏(尾野真千子)が離婚していることが光生の祖母の亜以子(八千草薫)にバレてしまいました。したがって、離婚状態のまま共同生活を続ける偽装工作(?)はもう必要なくなりました。

孫の光生と離婚してしまったことを泣いてお詫びをする結夏に、亜以子が言いました。

 「結夏さん、あたしに遠慮して言えなかったんでしょ。別れた人と、暮らすなんて、辛かったでしょ。ごめんね。もっと早く気づいてあげればよかった」
 

結夏は一時の感情に駆られて光生と離婚してしまったことを少し後悔しました。できれば光生とやり直したいと考えました。そのためには自分のガサツな性格を直さなければなりません。
 
結夏は灯里のような「できる女」になろうと努力してみました。しかしやっぱりダメでした。口下手で言いたいことが全然伝えられないし、光生のためにと思って料理に挑戦してみてもハンバーグさえまともに作れません。
 
結夏は荷物をまとめて家を出て行くことにしました。いっしょに暮らしていると離婚した光生への未練が募ってくるからです。結夏は出て行く前に心を込めて光生へのラブレターを書きました。書いてはみたものの破いて捨ててしまいました。ガツサな結夏に似合わず、真情がこもり過ぎていて照れくさくなったみたいです。結局、チラシの裏に簡単なメモだけ残して出て行くことにしました。

  冷蔵庫にハンバーグ
            ある
   チンして食べよ!!
 
       元妻より

 
たしかにこのほうが結夏らしいです。


●家を追い出されてネットカフェで寝泊りしていた諒を光生が灯里のところに連れて行きました。諒が体調を悪くしていると言われれば、さすがの灯里も無下に追い返すわけにもいきません。諒はなんとか家にいれてもらえました。

諒を連れてきた光生に灯里が憎々しげに言いました。

 「濱崎さんいつからそんなにお節介になったんですか?」

光生のお節介は、おそらく、結夏に「あなたはあたしのことなんか好きじゃないの。あなたが好きなのは自分だけなの!」と責められてから始まったのだと思います。光生は、日ごろの行いを反省して、周囲の人のために自分に出来ることはないかと一生懸命考えるようになりました。
 
光生は幼稚なだけで素直なところがありす。やがて光生の私心のない誠意が灯里にも伝わるときがきました。

 「すごく嫌いな言葉があります。で、人生で一回だけ人を殴ったことがあります」

光生は10年前に灯里と別れてから、動物園の運営法人に就職していたことがありました。同じ職場で働いていた玉木さんという女性の従業員が息子さんを事故で亡くしたそうです。「親に先立つほどの親不孝はない」と言いますが、わが子を亡くした母親の胸中は想像を絶するものがあります。慰めの言葉も見つかりません。
 
ところが、傷心のまま出社してきた玉木さんに、職場の部長さんが言ったそうです。

 「負けるな、絶対負けるな。頑張れ、頑張るんだ!!」
 
この様子を見ていた光生は、その部長さんを殴ってしまったそうです。そして動物園の仕事を辞めました(クビか?)。
 
不幸のどん底にいるときに、「負けるな」とか「頑張れ」とかという言葉は、言っている人は励ましているつもりでも、言われた人は傷口に塩をすり込まれている気分になると思います。それを理解できるだけのデリカシーがかつての光生にあったとは思えませんが、まあ、そういうことだったみたいです。
 
で、光生が灯里に言いました。
 
 「頑張ってください。元気になってください」

言ってはいけない大嫌いな言葉をあえて言わざるをえなかった光生の優しい気持が初めて灯里に伝わりました。ふたりの間にあった厚い壁が壊れた瞬間です。
 
灯里は第2話で光生にこんなことを言っていました。

 「あたし、濱崎さんとの間にいい思い出なんかひとつもありませんよ。あなたと別れるとき、思っていました。死ねばいいのにって。こんな男、死ねばいいのにって思っていました」
 
灯里が光生に心から「ありがとう」と言いました。そして光生の前で心の底から楽しそうに笑いました。こんなことは(10年前も含めて)初めてのことだったかもしれません。 

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2013年2月18日 (月)

テレビドラマ「サキ」/嫌われるオトコの食事マナーとは?・女子の7割が不快に思う断トツは…

ライフ・マネーW×Rウェブレビューでこんな記事を見つけました。

どんなに仕事ができても、見た目がかっこ良くても、マナーが悪ければ男としても社会人としてもNGです。とりわけ女性が重視するのが食事のマナー。デートでおしゃれなレストランに行っても、食べ方が下品だとそれだけで台無しになってしまう危険が…。

R25世代の女性は、男性の食事マナーついてどんなところが気になるのでしょうか? 25~34歳の未婚女性300人にアンケート調査を行ってみました。(2012年7月実施)

まず「男性の食事作法について気になったことがあるのか?」との問いに対して「ある」と答えた人は71.7%。どうやら世の中の女性はかなり厳しく男性の食事マナーをチェックしている模様です。

さらに、“不快に感じる食事作法”について掘り下げて聞いてみると、「クチャクチャと音をたてて噛む」が72.1%と断トツ。2位が「店員への態度の悪さ」で26.5%、3位が「咀嚼しながら口をあけて喋る」で24.2%という結果に。

しかし、なぜこれほどまでに「クチャクチャと音をたてて噛む」のが嫌がられるのでしょうか。女性たちにその理由を取材してみると、寄せられた声のなかには、「そもそも生理的に無理」(28歳)、「育ちが悪いのかと不安になってしまう」(26歳)、「クチャクチャという音が、粘着性のある気持ち悪いものを連想する」(31歳)といった声が。なかには「その瞬間、憧れだった人への恋する気持ちが冷めた」(28歳)なんて怖すぎるエピソードも。悪気なくやってしまっていることだとしても、女性は厳しく目を光らせているので注意が必要です。

今回の調査では、食べ方が理由で、その相手と二度と会いたくなくなった経験がある、といった女性も少なくありませんでした。せっかくの意中の女性とデートにこぎつけたのに、「食べ方がイマイチ」なんて理由で、フラれるのはかないません。男性の皆さん、とにかく食事中の“クチャクチャ”には気をつけなければいけませんね。
(佐藤大介/メディアム)

「クチャクチャと音をたてて噛む」のが不快に感じるのは、なにも女性だけではないと思います。女性ほどではないにしても男性の多くも不快に感じているはずです。

仲間由紀恵がヒロインの「サキ」というテレビドラマがあります。1月スタートの連続ドラマの中で真っ先に挫折したのはこのドラマでした。ドラマが内容的につまらなかったわけではありません。何が耐えられなかったかというと、仲間由紀恵の口元をドアップにしてズルズル、グチャグチャと音をたててものを食べるシーンが気持悪かったからです。

「カラマーゾフの兄弟」にも似たようなシーンがありました。でも、男から見ると、男性よりも女性のズルズル、クチャクチャのほうがよりいっそう気持悪いのではないかと思います。
 

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原作・湊かなえの「夜行観覧車」第5話を観る・いったい犯人は誰なんですか?知っている人、教えてくれないでね。

これまで刑事ドラマに代表されるミステリードラマというのはあまり好きではありませんでした。ところがこの「夜行観覧車」は面白いです。すっかりハマってしまいました。次の放送まで、犯人は誰なのか、あーだこーだと推理するのが楽しいです。原作を読みたくなる誘惑もありましたがやめておきました。
 
 
横浜の高級住宅街・ひばりヶ丘で起きた惨劇は一見単純な事件のように見えて謎だらけです。撲殺された高橋弘幸(田中哲司)はなぜ殺されたのでしょうか?いまだに犯人が特定できません。犯行の動機も不明です。

 
●弘幸の妻・淳子(石田ゆり子)は犯行の現場を目撃したわけではありません(たぶん)。殺されていた夫の弘幸を見て、てっきり次男の慎司(中川大志)がやったと思い込んでしまいました(たぶん)。ショックのあまり気を失って病院に搬送されましたが、搬送先の病院を抜け出して行方不明になってしまいました。次男の慎司がやったという思い込みが正しいのかどうかわかりませんが、夫の弘幸が殺されたというのに、その妻が家に帰らずに行方不明になってしまうというのは不可解です。葬式は誰がやるのでしょうか?まさか淳子が弘幸を殺したとは考えにくいです。

失踪後、淳子は真弓(鈴木京香)の夫の遠藤啓介(宮迫博之)と接触しています。ふたりが同じ喫茶店から出てきたのがまったくの偶然ということはありえないです。淳子は啓介に何かを相談したようです。いったい何を相談したのでしょうか。淳子と啓介のふたりがW不倫の関係にあったとは考えにくいです。なにしろ啓介はアメトークの宮迫だからね(そんなこと言っちゃいけない?)。淳子は自分が弘幸を殺したと偽って啓介に助けを求めたのかもしれません。
 
 
●慎司は成績不振のため、清修学院での内部進学が難しくなっていました。その事実を隠していましたが、母親の淳子に知られてしまいます。進学問題をめぐって激高した慎司が父親の弘幸を撲殺したという可能性も考えられなくはないです。しかし、進学問題が動機で慎司が発作的に犯行に及んだというのではあまりにも面白くありません。第5話で慎司は自殺しようとしますが、あくまでも成績不振を苦にしてだと考えておきたいです。

真弓(鈴木京香)がコンビニで慎司を見かけたとき、犯行後にしては慎司は落ち着いていました。なによりもコンビニを出た慎司は自宅に帰ろうとしていました。自宅に帰ろうとした慎司が逃げ出したのは、パトカーを見たからです。慎司も何かを勘違いしている可能性があります。
 
 
●工務店に勤めている遠藤啓介は事件後もいつも通りに出勤していつも通りに仕事をしていました。特段変わった様子はありません。ただし、この事件を追っている坂留警察署の刑事・結城哲也(高橋克典)は重要参考人として啓介の動向を探っています。啓介が直接の加害者ではなかったとしても、何かを知っていて隠していることは確かです(撲殺に使われた凶器は啓介が処分したようです)。

啓介は同僚に強引に飲みに誘われました。話題はひばりヶ丘の殺人事件です。絶対家庭内殺人だと考えている同僚に啓介が言いました。

 「オレ、思うんだけどさあ、事件が起こる家と事件が起こらない家は、たぶんそう違わない。紙一重なんだよ。裕福だとか、裕福じゃないとか、そんなことじゃない。どんな家だって、いつ新聞沙汰の事件が起こるかわかんないんだよ」
 「そういうもんですかね?」
 「わかんないぞ。明日には被害者になったり加害者になったりするかもしれないぞ」

啓介が同僚を相手にしゃべっているのをこっそり結城刑事が聞いていました。刑事の勘として、啓介が犯人だと思ったでしょうか?
 
 
●結城哲也は自治会婦人部の小島さと子(夏木マリ)のところにも聴き込みに訪れました。さと子は待ってましたとばかりに事件当時、高橋家から遠藤啓介が出てくるところを目撃したと証言しました。しかしそんな遅い時間(夜の10時半ごろ)になぜ外にいたのかと逆に疑われてしまいました。

 「あなたが見ていたことを証明できる人はいますか?」
 「どういうことかしら?あたしが作り話をしているって言いたいのかしら?」

結城は刑事の勘として、さと子のような女の言うことはほとんど信用できないとみなしているようでした。
 
 
●さと子が溺愛する一人息子のマー君(小泉孝太郎)がニューヨークから帰国しました。マー君は事件とは直接関係なさそうです。

帰国してもマー君は母親のさと子とはいっしょに暮らしたがりません。会社へは妻の実家からから通うつもりでいます。おそらくはさと子が鬱陶しいのだと思います。同居すれば確実に嫁姑問題が起きるしね。

さと子は殺人事件が起きて物騒になったためにマー君がひばりヶ丘を敬遠していると考えました(実際にそうは言っていたけど本心じゃないよね)。
 
ここからさと子の異常行動に拍車がかかっていきます。さと子は、マー君をひばりヶ丘に呼び戻すためには、ひばりヶ丘から犯罪者とその関係者を直ちに追い出さなければならないと考えるようになりました。標的は遠藤家です。さと子の行動は常軌を逸してきました。遠藤啓介を犯人だと決めつけ、何が何でも遠藤家をひばりヶ丘から追い出そうと、嫌がらせの貼り紙を始めました。それにしても貼り紙の数が多すぎます。さと子は一晩中貼り紙をしていたのでしょうか?

 
●京都で暮らしいてる良幸(安田章大)は妹の比奈子(宮﨑香蓮)からのメールで父親の弘幸が殺害されたことを知ります。深夜バスで良幸を訪ねてきた比奈子が横浜に帰ってきて欲しいと懇願しても、良幸は研究を理由にすぐに帰ることをためらっています。京都にいれば普通の大学生でいられるのに、横浜に帰れば殺人事件の関係者として好奇の目にさらされ、行方不明の淳子に代わってすべての面倒を自分が引き受けなくてはならなくなります。

比奈子の懇願に躊躇する良幸はなんだかエゴ丸出しです。しかし人間なんて所詮そんなものです。窮地に陥った時、エゴを克服して真っ当な行動ができるか、エゴに支配されて人の道を踏み外すかは、(啓介のセリフではありませんが)まさに紙一重です。どちらを選んだとしても心の中ではそれなりの葛藤があるのが普通です。
 
 
●慎司が良幸に電話しようとケータイに電源を入れたため、慎司の居場所が特定されました。慎司はビルの屋上から飛び降りて死ぬつもりでいます。現場に警察が急行しましたが間に合うでしょうか?普通のドラマなら間に合うのですが、このドラマの場合はわかりません。

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2013年2月15日 (金)

脚本・坂元裕二の「最高の離婚」第6話を観る・彼は幸せになるのが苦手なんです。幸せを望むのが怖いんです。

上原諒(綾野剛)は、高校2年生のとき、同級生の塩見さんという女の子のことを本気で好きになりました。塩見さんはクラス委員をしていました。おそらく美人で頭もよかったんだと思います。その塩見さんから、

 「上原くん、いっしょに逃げて!!」

と言われたそうです。駆け落ちです。

そのころの塩見さんは吉川という担任の先生とこっそり付き合っていました。先生と生徒の道ならぬ恋です。塩見さんは吉川先生から恥ずかしい写真を撮られたり、暴力を振るわれたりしていたようです。それでも塩見さんは吉川先生が好きでした。諒と駆け落ちしたのは魔が差しただけで一時的な気の迷いでした。駆け落ちして本気で結婚まで考えていた諒を待っていたのは、塩見さんの残酷な本音でした。

 「あたし、上原くんじゃ足りないの。足りないのよ。今は辛くて離れることにしたけど、好きなのは先生だけ。結婚したいのは先生だけ」
 
 
 
この駆け落ち騒動は警察に捜索願が出されて3日であっさり結末を迎えてしまいました。駆け落ちに至った経緯が明らかになって、吉川先生は懲戒免職、塩見さんは退学処分になりました。諒はその義侠心が評価されたのかお咎めなしです(停学ぐらいはくらったかもしれません)。

このときの騒動は諒にとってその後の人生を左右するほどの衝撃でした。諒は、好きだった塩見さんと駆け落ちして天にも昇る気持だったのに、一転して奈落の底に叩き落されました。こんな体験をすればその後の人生観が変わってしまったとしても不思議はありません。諒のように、本気で人を好きになって、そして失恋したら、もう二度と恋なんかしたくないと思うようになるのかもしれません。

諒が寝台特急の夢をよく見るのは、このときの失恋がトラウマになっていたからです。以来、諒は幸せに背を向けて生きてゆくようになりました。壊れたときのことを想像して幸せになることを恐れるようになってしまったのです。
 
 
人生には、一度や二度は死にたくなるような失恋がつきものです。そのとき実際に死んでしまう人もいれば、なんとか頑張って生きてゆく人もいます。普通は時が心の傷を癒してくれるものです。しかし諒のように一生消えない心の傷を負ったまま生きている人もいます。大失恋のあとの人生がどうなるかは、人それぞれの資質の違いによるとしか言いようがありません。
 
 

  
第4話で結夏(尾野真千子)が光生(瑛太)にこんなことを言っていました。

 「あなたはあたしのことなんか好きじゃないの。あなたが好きなのは自分だけなの!」

そのときはまったくその通りだと思いました。しかしその後の光生は自分だけでなく周囲の人たちのことも気にかけてけっこう健気に頑張っています。特に(自分だけでなく)結夏のことは間違いなく好きです。この第6話では、光生よりも傍若無人に振舞っている結夏のほうに問題があるのではないかという気がしてきて光生が少し気の毒になってきました。

結夏は明らかに嫌がっている光生を無視して無神経にも淳之介(窪田正孝)を食事に誘いました。クリーニング店の二階で光生と淳之介を同席させて食事をしようというのです。嫌がらせにもほどがあります。それどころか翌日には淳之介を同居させようとさえしました(なんて女だ)。もし淳之介がずうずうしい男で亭主気取りで居座ってしまったらどうするつもりだったのでしょうか。
 
淳之介にたいして光生が敵意と不快感をむき出しにしてしまうのも無理はありません。結夏が好きだからです。その光生にたいして結夏は何と言ったでしょうか。

 「(淳之介のように)素直でまっすぐに生きている方が周りを幸せにするんだから。(光生のように)頭がいいとか、知識があるとかより、人を元気にできることのほうがよっぽど価値がある」

結夏は光生の弱点を情け容赦なく抉りにきます。嫌味タラタラです。とはいうものの、その人に価値があるかないかと好きか嫌いかは別です。結夏は、価値がないはずの光生のことが好きになってしまった自分にイラ立っています。結夏の罵詈雑言の裏には「でもそんなあなたが好き」という自虐の響があります。結夏が光生を罵れば罵るほど、光生のことが好きだ好きだと言っているように聞こえてきます。困ったもんだ。
 
 
 
光生はすっかり忘れていましたが、歯科衛生士の海野菜那(芹那)とデートの約束をしていました(結夏のことで頭が一杯でそれどころではなかったんですね)。菜那は光生の理屈っぽくてめんどくさい性格をよく知っています。知っていながら、自分で自分がめんどくさくなってしまいそうな光生を愛おしく思っています。

 「そのままでいいんじゃないですか。あたし、濱崎さんのめんどくさいところ好きですよ。好きですよ!!

菜那は光生に精一杯の告白をしたつもりでした。でも光生は上の空です。いっしょにいてもいつも別の人(つまり結夏)のことを考えています。
 
 
 
婚姻届を破り捨てて以来、灯里(真木よう子)と諒は別居したままです。灯里はなぜかジョギングを始めました。光生に言わせると、灯里は諒の浮気がショックでジョギングを始めたことになるらしいです。なんという素晴らしい発想でしょうか(ショックでジョギングを始める人も珍しい?)。
 
 
濱崎家で四者会談(?)が開かれました。灯里は根に持つタイプみたいです。一歩間違えれば阿部定になってしまうところでした。
  
灯里 「別に悲しくなんかない」
結夏 「えっ?」
灯里 「悲しいとかじゃないの。苦しいとかじゃないの。だって負けてるんだもん。浮気はやめてとか、ウソはやめてとか、負けてるほうは正しいことばっかり言って責めちゃうんだよ。正しいことしか言えなくなるんだよ。正しいことしか言えなくなると、自分がバカみたいに思えるんだよ」
結夏 「……わかる(その気持)」
光生 「何言ってんの?」
結夏 「バカみたいで恥ずかしくて、当たり前なこと言っている自分がバカバカしくなるんだよ」
灯里 「うん」
結夏 「男が、あんたたちが子どもだからだよ」
灯里 「うん」
結夏 「男が子どもだから、女はこうなるの。妻って結局鬼嫁になるか泣く嫁になるかの二択しかないんだよ」
灯里 「うん」
結夏 「バカバカしい。夫婦なんて茶番だよ」
灯里 「うん。結婚なんかするからこんなことになるのよ。ひとりで生きて、ひとりで暮らせばいいの」
結夏 「みんなひとりなんだよ」

押し黙ってしまってしばらく沈黙が続きました。その気まずい沈黙を破ったのは、なんと、光生でした。

光生 「だめだよ、だめでしょ。そういうこと言ってたらだめでしょ」
結夏 「何言ってんの?自分だって前から…」
光生 「そういうこと言ったら、そういうこと言ってたら、たいがいここにいる全員だれも幸せになれないでしょ。そんなんじゃ、そんなんじゃ……ファンキーでモンキーなファミリーズになれないよ!!

いつもはダメ男の光生の発言だけに説得力があります。「ファンキーでモンキーなファミリーズ」っていうのは、「明るく楽しい家族」ぐらいの意味だと思います。さすがの光生もストレートに「明るく楽しい家族」というのは照れくさかったみたいです。
 
 

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2013年2月12日 (火)

原作・湊かなえの「夜行観覧車」を観る・このドラマには笑いも涙もありません。潔くサスペンスとミステリーで勝負しています。

このドラマ、どこまで原作に忠実なのかわかりませんがとにかく面白いです。ホッとできないという意見もありますが、逆にホッとさせないところが素晴らしいです。


遠藤真弓(鈴木京香)の夫・啓介(宮迫博之)は工務店に勤務する平凡なサラリーマンです。遠藤家が無理に無理を重ねて憧れの高級住宅街・ひばりヶ丘にマイホームを建ててしまったことから悲劇が始まります。
 
遠藤家のマイホームは高級住宅街には不似合いな小さな家です。周囲からは奇異の目で見られています。真弓はひとり娘の彩花(杉咲花)をひばりヶ丘の住人にふさわしい名門中学・清修学院に進学させようとしましたが不合格になってしまいました。以来、彩花は情緒が不安定になり、家庭内では真弓に当り散らしてやたらとヒステリーを起こすようになります。

 「癇癪を起こして暴れる娘は、別人というかまるで獣のようです」

真弓は何とかひばりヶ丘の慣習に馴染もうとしますがうまくいきません。品格がどうのこうのと嫌みったらしいルールがいろいろあります。もともとひばりヶ丘は主婦がパートで働いて家計を支えているような一般庶民が住むところじゃないんですね。お近づきになりたくないようなザーマスババアがウジャウジャしています。ザーマスババアの総元締めは自治会婦人部の小島さと子(夏木マリ)です。ひばりヶ丘に引っ越してきたら、まずさと子に挨拶してご機嫌を伺っておかなくてはいけません。さと子はステロタイプ型のクソババアです。物腰は柔らかですが、言葉の端々にトゲがあります。

ひばりヶ丘では遠藤家は丘の下の貧乏人(?)と同じ人種と見られていて、真弓はいつも周囲の冷たい視線にさらされています。唯一の救いは向いの高橋家が家族ぐるみで真弓の家とも親しくしてくれることです。

高橋家の主人・弘幸(田中哲司)は病院長をしていますが気さくな人です。平凡なサラリーマンの啓介とも打ち解けて話をしてくれます。わざわざ啓介の勤めている工務店にリホームの仕事を発注してくれたり、独立したければ啓介に独立資金を融資してあげるとさえ言ってくれます(実際1000万円の独立資金を融資してくれたみたいです)。

弘幸の妻・淳子(石田ゆり子)は、ひばりヶ丘の生活で何かと戸惑うことの多い真弓にいろいろアドバイスをしてくれます。淳子は弘幸の後妻で、もともとは一般庶民の出身です。常々ひばりヶ丘での暮らしには苦痛に感じていました。それだけに同じ苦痛を味わっている真弓とは気が合います。
 
高橋家には三人の子どもがいます。長男の良幸(安田章大)は京都大学医学部の学生で京都で暮らしています(良幸は前妻の子で淳子とは血のつながりがありません)。長女の比奈子(宮﨑香蓮)は高校生、次男の慎司(中川大志)は中学生です。ふたりとも名門の清修学院に通っています。
 
 
 
2013年1月22日 ひばりヶ丘で殺人事件が起きます。高橋家の主人・弘幸が何者かによって撲殺されたのです。深夜の惨劇です。

2013年1月22日 PM 10:15 高橋家から淳子と慎司の叫び声が聞こえてきました。その声を遠藤家の真弓と彩花が聞いています(ここで事件が起きたとは限らない)。

2013年1月22日 PM 10:40 真弓がコンビニに買物に行きます。そこで偶然慎司に出くわします。財布を忘れてきた慎司に真弓はお金を貸してあげます。真弓がコンビニで買物を終えて帰路に着くと、パトカーのサイレンが聞こえてきます。ここで殺人事件の事実が明らかになります。

ショックを受けた弘幸の妻・淳子は病院に搬送されますが、搬送先の病院から逃げ出して行方不明です。弘幸の次男・慎司は事件直後に真弓がコンビニで見かけたのを最後に行方不明です。

最初は淳子と慎司のふたりのどちらか(または共犯)という線が濃厚でした。しかし、捜査が進むに連れて、新たに有力な容疑者が浮上して来ました。真弓の夫・遠藤啓介です。

啓介は弘幸から1000万円の借金をしていました(借用証書が出てきた)。事件当時のアリバイもあいまいです。刑事(高橋克典)の尋問に対して啓介は明らかに嘘をついています。小島さと子によれば事件当時高橋家から出てくる啓介を見かけたと言います。

妻の真弓に問い詰められた啓介は、借金は手をつけずに預金したままだと言い、事件当時高橋家から出てきたのは小島さと子のほうだと言います(啓介は娘の彩花が荒れているときは騒動が収まるまで家に入らずにクルマの中で過ごしている)。
     
 
推理ドラマというのは、最初に疑わしかった人物は犯人ではないらしいです。だとすると啓介は犯人ではないということになります。それではいったいだれが犯人なのでしょうか。このドラマにはまだ明らかにされていない秘密や裏の人間関係がありそうです。
 
そんなわけで、続きがとても気になります。

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2013年2月 8日 (金)

脚本・坂元裕二の「最高の離婚」番外編・真木よう子に東北弁は似合わない? 

灯里(真木よう子)は夫婦仲の悪い家庭で育ちました。原因は父親の浮気です。灯里は嫉妬に狂って夫をなじる母親よりもむしろ浮気性の父親のほうが好きでした。夫の浮気ぐらいで取り乱している母親にはむしろ反感さえ感じていました。
 
母親のようにはなりたくない…そう思って灯里は生きてきました。ところが因果は巡る糸車です。灯里は浮気性の男・上原諒(綾野剛)を好きになってしまいました。

諒が浮気をしていることに気がついても、灯里は自分の心の中に芽生えてくる嫉妬の感情を必死に否定しようとしました。母親と同じにはなりたくないと考えたのです。第2話で「どんなに不安でも、退屈な男といっしょにいるよりは全然いい」と言ったり、「最終的には旦那の葬式の喪主になれればいい」などと言っていたのは、決して本心からではありませんでした。できればそうありたいという願望のようなものです。でも無理でした。
 
灯里は諒との婚姻届にサインをしようというその直前になって、自分が母親と同じ道を歩んでいるのではないかという不安にかられます。好きな諒とこのまま結婚してしまっていいのか、心の中の迷いがどんどん大きくなっていきました。灯里の精神状態はいまにも壊れそうなほど不安定でした。
 
そんなとき、灯里は諒の胸元に火傷の痕があるのを見つけました。紅茶ぐらいで火傷はできないと思いますが、まあ赤く腫れていました。どうしたのかと問い詰める灯里に、諒は、浮気相手の女(遊井亮子)に別れ話を切り出して紅茶をかけられたことを正直に話しました。

諒からあからさまに浮気相手の話をされるのは灯里にとってこれが初めてでした。どんな正直であっても、諒は言ってはならないことを言ってしまったようです。灯里の怒りが爆発しました。

 「諒さん、あたしがなんも気にしねえど思ってた?なんも知らねえで寝てるど思ってた?(今までは)訊いたこともない。男が外で、ほかの女ば抱いてる間、女はちゃんと起きてるの。ゴミ箱のレシートば確かめたり、メールば見たり、洗たくもんの匂いば嗅いだりしてる。(それでも)女はなんも訊かねえ。(すっとぼけて)香水の匂いばつけた男に近所の奥さんの話しばする、靴下の裏さ髪の毛ばつけた男に、子どもの学校の話ばする。(浮気をなじれば)男はいやがんの分かってる。でも(普通の)女ばやめらんね。そんたら女やだ。だからわだしは、ずっと我慢してた。見ないようにしてた」

灯里はこれまで装っていた「東京のいい女」をかなぐり捨てて、無意識のうちに東北弁で話していました。まるで灯里の母親が灯里に憑依したようです。

 「でも違うの。ホントはずっと、ホントはずっと、あんたが外で、ほかの女抱いてる間、あんたがほかの女の脚ば開いてんの思い浮かべて、あんたの腰さ女の手が回んの思い浮かべて、悔しくて恨んでた。罵ってた。お願いだから、お願いだからもう許してって、泣いていた。お母さんみたく」
 
灯里が自分の気持を吐露したのもはこれが初めてでした(たぶん)。諒は言葉もなく呆然としていました。

 「あたし、小学校3年生んとき、お母さんあたしば連れて、嫌がるあたしの手引いて、お父さんと会いに行ったの。お父さん、知らねえ女の人の膝の上で寝てた。お母さんば、あたし抱きしめて、涙ば流して、裏切られたとか、騙されたとか言って泣いた。あの男はこのごろあたしに触りもしねえべか。あたしの結婚は失敗だとか、不遇だとか、そう言って泣いた。あたし、それば聞きながら気持悪いって思ってた。なんかお母さんのことば惨めな人だと思った。いやだった。お父さんのこと少しも嫌いにならなかった。泣くお母さんのことば嫌いになった。だからあたしもあんたのこと嫌いになる代わりに自分のこと嫌いになるんだと思(いたかった)……(でも)ホントはあたしはお母さんと同じ人間だから……嫉妬深くて、感情的で、(このまま結婚したら)夫ば憎みながら、言いなじりながら、醜くなるんだべな。この男はほかの女ば抱いた、あんたの顔見るたんびにそう思って、あんたを許さねえ。そばにいながら恨んで、同じ家さ住んで、憎んで、生きてく。あたしあの女と同じ女になるべ……」

灯里は諒から今夜提出するはずだった婚姻届を奪い取ると破り捨ててしまいました。自分が母親のような女にならないためには、このまま結婚するわけにはいかないと考えたのです。

諒は何を思ったのか無言のまま部屋を出て行きました。外から灯里のいる部屋をながめていた諒の携帯が鳴りました。別れたばかりの浮気相手(遊井亮子)からの電話でした。まるで諒と灯里がうまくいかなくなることを予知していたかのような誘いの電話です。紅茶をぶっかけておけばそれが原因でケンカになると読んでいたのかもしれません。諒は灯里のために買ったはずの結婚指輪を投げ捨てて、自分を受け入れてくれる女のところへ向うのでした……。

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脚本・坂元裕二の「最高の離婚」第5話を観る・このドラマで、真木よう子よりも尾野真千子のほうが色っぽいと感じてしまう私は悪趣味でしょうか?

 大丈夫です。悪趣味なんかではありません。角度(?)によってはそう感じることもあります。(一般論として)女性の色っぽさというのは、見てくれの美人か不美人かだけでは決まりません。いろいろな要素が関係してきます。

 1.本人のことが好きか嫌いか
 2.内面的な何か(才気が眉目をさえ美しくするという類)
 3.ちょっとした目つきやさりげない仕草
 
女性の色っぽさはこうした要素が複雑に絡み合って構成されています。「バクマン。」の亜豆美保と高木香耶を比べて高木香耶のほうが色っぽいと感じてしまったとしても不思議はないのと同じです(ちなみに、このドラマのタイトル「最高の離婚」は、「バクマン。」の真城最高が亜豆美保と離婚したという後日談ではありません)。
 
 
 
さて、いよいよこのドラマも第5話です。

光生(瑛太)は、大学生にナンパされていた結夏(尾野真千子)を助けようとして、滑って転んで肋骨を三本骨折してしまいました。入院です。

光生の入院中、最初にお見舞いに訪れてくれたのは歯科衛生士の海野菜那(芹那)でした。FaceBookで光生の入院を知ったようです。光生と菜那の会話シーンには奇妙な安らぎがあります。

 「ナンパされてたのって離婚した奥さんなんですよね?」
 「まあ、まあそうですよ。まあ別にねボク的には、向こうがどうしようとかまいませんよ、恋愛的にはね」
 「自由ですもんね」
 「もちろん。でもね。違いますよ。おとといのあれは違いました。ナンパされてましたから」
 「ナンパだめですか?」
 「ナンパは不幸の始まりです。ああいう人たちはね、つながってますからね」
 「何につながってるんですか?」
 「人妻AVとかにですよ。とめなかったら後戻りできないところまで行ってました」

どうやら光生がレンタルビデオ店で借りていた「人妻催眠不倫3 いいの…私をもっと好きにして」は、ナンパされた人妻の話だったみたいです。

 「でもまたなんで奥さんとケンカしたんですか?」
 「まあ、あなたはわたしのこと好きじゃないんだ風のこと…」
 「それって、元奥さん、まだ濱崎さんのこと好きってことじゃないですか?」

菜那は声に似合わず洞察力のあること言います。この人、バカっぽいのに実はそうでもないのかもしれません。
 
 
 
肋骨を三本も骨折してそんなにすぐに退院できるのかどうか疑問ですが、光生はすぐに退院できることになりました。大袈裟なだけでたいした怪我ではなかったのかもしれません。
 
光生が退院してからの話です。何がどうしてそうなったのか、元夫婦の光生と結夏と未婚の夫婦の諒(綾野剛)と灯里(真木よう子)がいっしょに熱海へ温泉旅行に行くことになりました。光生と結夏にとっては離婚旅行です。

熱海へは光生の姉の智世(市川実和子)にクルマを借してもらって行くことになりました。運転は結夏です。結夏はガサツで荒っぽい運転をします。性格が男っぽいんですね。クリス松村の説によると、ゲイはクルマの運転はしないそうです。並みの女性よりも女っぽいということかもしれません。
  
  
 
熱海で、温泉に浸かりながら光生が諒に言いました。

 「離婚したら自由になると思ったら大間違いですよ。結婚生活の泥沼はだいたい見える範囲ですけど、離婚生活の泥沼は底が見えません。どこまで深いかわかりません」

どういう意味なんでしょうね。
 
 
     
上原諒はもともと浮世離れした人です。諒が灯里との婚姻届を出さなかったのはなりゆきでそうなっただけです。別に深い意味はありませんでした。婚姻届などどうでもいいと思っていたのかもしれません。灯里は諒のことが好きだからこのままでも幸せだと結夏に言っていました。もちろん本心ではありません。本当は正式に結婚したいと思っています。その話を結夏から聞かされた諒は、さすがに内心穏やかではありませんでした。

諒は灯里に謝りました。そして今度こそいっしょに婚姻届を出しに行くことを誓いました。光生と結夏が証人です。灯里にとっては一瞬目の前の霧が晴れた瞬間でし(長くは続かなかったけど)。

諒は婚姻届を出しに行く前にこれまての浮気相手(複数)と別れ話をすることにしました。心を入れ替えて灯里一筋の人生を送るつもりらしいです。一時的にそういうしおらしい気持になったとしても、諒の浮気グセは治りそうにありません。病気のようなものですね。
 

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2013年2月 6日 (水)

深夜ドラマ「カラマーゾフの兄弟」・第4話・ドラマの内容よりも使われている楽曲のほうが気になってしまうドラマも珍しい?

このドラマは、ドラマの中で使われている挿入歌(曲)についての問い合わせが殺到していると思います。一々対応するのがめんどくさくなったのか、公式ホームページで使われた楽曲のリストを紹介してくれるようになりました。ありがたいことです。

オープニングやエンディングで流れている印象的な曲は新たに書き下ろされたオリジナル作品みたいです(こういうのを劇伴というらしい)。
 

★One of These Things First(Nick Drake)
黒澤家の三男・涼(林遣都)がむりやり参加させられた合コンのシーン。確かにかすかに流れていました。
 
 
 
 
★子守歌(ショパン)
「心のコミュニケーション広場」で不登校の子どもたちが紙飛行機を飛ばしているシーン。
 
 
 

★Blackbird(The Beatles)
涼が小学生(樋口海斗)と仲直りして砂浜でサッカーをしていたたシーン。 
 
 
 
 
★弦楽のためのアダージョ(バーバー)
亡くなった母親の寝室の掃除を涼が手伝うシーン。
 
 
 
★序曲「1812年」作品49(チャイコフスキー)
入院中の園田教授(小野寺昭)を涼がお見舞いに訪れたシーン。
 
 
 
 
Radiohead - Idioteque
園田教授の病状が突然悪化したシーン。
 

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2013年2月 2日 (土)

脚本・坂元裕二の「最高の離婚」・番外編・尾野真千子の魅力

第3話でのことです。合コンの席で結夏(尾野真千子)の隣りに座っていた初島淳之介(窪田正孝)が言いました。

 「星野さん(結夏のこと)もねえ、美人時計に出られるくらい綺麗ですよ」
 「美人時計?」
 「大丈夫な角度もあるっていう意味です」

この意見はあまりにも失礼です。全国に何人いるのかわかりませんが、美人時計のモデルほどハードルの低いモデルはいません。中には首をかしげたくなるような酷い人もモデルとして採用されています。「美人時計に出られるくらい綺麗」というのは「綺麗じゃない」と言っているのと同じでことです。

もっとも角度によっては結夏も(よりいっそう)美人に見えるという意見なら大いに賛成です。言われてみると、なるほどそうかと尾野真千子の日ごろの顔をイメージしながら深く納得してしまいました。

さて、あの「カーネーション」ではドスの利いた関西弁で視聴者を魅了していた尾野真千子ですが、このドラマでは標準語で立て板に水の長ゼリフを披露してくれました。あの長ゼリフは身勝手でわがままな夫に苦労させられている世の気の毒な妻たちの思いを代弁してくれていたのかもしれません。このドラマを夫といっしょに見ていたら、いつもは無愛想な夫が、食事のあとで「おいしかったよ」と言ってくれたとか(ホントかね?)。
 
 
 

第4話の例のハイライトシーンは、テレビで流し見するだけではもったいないです。ここに結夏の長ゼリフを再現してみることにしました。 
 
  
光生(瑛太)は、アロエのお礼にと結夏のために結夏の好きなロールキャベツを作っていました。ところが結夏も淳之介の妹のために淳之介の家でロールキャベツを作っていました。結夏はそのロールキャベツを光生にも食べさせてあげようと持った帰ってきました。

結夏は淳之介の家で久しぶりに一家団欒の楽しさを味わいました。そこで、その楽しい気分を光生にも分けてあげたいと考えたのです。結夏はいつになく上機嫌でした。しかし、帰ってきた結夏を待っていたのは光生の不機嫌な態度でした。

 「ウチじゃ作らないのに、ヨソでは作るんだ」
 「えっ!?」
 「どこの誰のところでメシ食っていようと別にボクには関係ないけど」
 「どこの誰とどこで食べたのか気になるの?」
 「違います。気にならないって話をしたんです」
 「気にならないって話をあえてするってことは気になるってことでしょ」

結夏はいつになく理屈っぽいです。

 「なんでそう難しくするかな、話を」
 「あたしが誰かとご飯食べちゃダメなの?」
 「ダメだなんて言ってませんけど」
 「自由に恋愛していいってふたりで決めたよねえ」
 「決めましたよ」
 「じゃあいいじゃない」
 「いいよ」
 「食べようよ」
 「食べたくありません」

結夏が持って帰ってきたロールキャベツを食べるの食べないのでケンカが始まってしまいました。お互いに売り言葉に買い言葉で険悪なムードになってきました。

 「食べたくないんだったら、食欲がないんだと言えばすむことなのに、しょうもない男だとか、食べ合わせが悪いだとか、いちいちそちらの主観的な、否定的な、意見をちょいちょい挟んでくる意味わかんないんだけど」
 「はいはい意味わかりませんか。オレはさっきからそっちがどこで何してようと関係ないといっているのに、それなのにそっちの都合でいいように拡大解釈して、拾い上げの、掘り下げの、するってことは、逆にある意味逆にそっちがこっちを意識しているとしかねえ」
 「うるさい!!何よ、せっかく持って帰ってきたのに。汁とかこぼれないように1個1個ラップで巻いてきたのに」
 「たまにやるとそういう恩着せがましいこと言うんだよな」
 「言わないと当り前みたいな顔するからね。どんなに頑張って料理作っても、へーこんなもんかって顔して食べるし、全然褒めないし」
 「いちいち褒めなきゃしないっておかしいでしょ」
 「外で食べたらレジでお金払うでしょ。家で食べたらおいしかったっていうのがお金なの。言わなかったら食い逃げなの。あたしは家政婦じゃないんだから。仕事じゃないんだから。旦那さんが喜ぶと思うからやるんだから。やってたんだから」

ここで結夏の気持が少しでも光生に理解できていたら、素直に謝って、「悪かった。せっかく持って来てくれたんだから食べさせてもらうよ」と言えたかもしれません。しかし光生の悪い癖で相手の気持を思いやることができません。言ってはならない最悪のセリフを口にしてしまいました。

 「食べればいいわけ」

面従腹背で人を小バカにしたような光生の言い草に半ギレだった結夏はとうとう本格的にブチ切れてしまいました。

 「何その言い方!!何でそんなこと言われなきゃならないの。何なの。せっかく機嫌よく帰ってきたのに。超楽しい気分で帰ってきたのに」
 「それはそっちの勝手だろ!!」
 「勝手です!!でもこういう楽しい感じ久しぶりだなあ。こういうの暖かいなあ。こういうのあの人もわかったらいいのになあ。こういうのあの人にも分けてあげたかったなあって思ったの。勝手に思っちゃったの!

家族とは何か?このドラマは、それを結夏の言葉を通じて伝えようとしています。

 「あたしはもっと、もっとっていうか、あなたはバカにするけど、あたしはただ、あたしはただ、別に普通の家族になりたかっただけで…」
 「普通の家族って何だよ」
 「一番最初に思い出す人だよ。一番最初に思い出す人たちが集まっているのが家族だよ。一応さあ、わかんないけど、わかんないけどさあ。この人のこと好きだなあって思って結婚したんだし」

人が自分は恋をしていると実感するのはどんなときでしょうか。寝ても覚めてもふと気がつくと相手のことを考えている、今あの人は何をしているのだろうか、今あの人がここにいてくれたら、今あの人が、今あの人が……とにかくあの人のことだけで頭の中がいっぱいになってしまったら、恋に堕ちていると考えて間違いありません。これは一種の病です。ヤバイと思ってもどうすることもできません。酷くなると寝込んでしまったりします。
 
恋愛とは無縁だった結夏が、初めて好きになった人が光生でした。つまり恋に堕ちたわけです。結夏は必死に光生への恋愛感情を否定しようとしました。しかし無駄でした。恋をすればアバタもエクボです。結夏には、光生の欠点がことごとく長所に見えていました。で、結局結婚してしまいました。

 「性格全然合わないの分かっていたし、いちいち腹の立つことあったし、ないないないないわって、思ってたけど、あれ、この人面白い人だなあ、ただ真面目なんだなあ、ウソがない人だなあって、だんだんなんか人生とセットで考えるようになっちゃって。いつかそのうち夫婦っぽくなれるもんだと思ってた。まあ、なれなかったじゃん」
 「それはまだ……」
 「子どもが出来たら変わるのかなって思って、で、あなたに言ったら、子どもなんかいらないって!!

激高した結夏は突然光生が大切にしていた私物をかたっぱしから床に叩きつけ始めました。これまで鬱積していた恨み辛みが一気に爆発した感じです。もう手がつけられません。

 「分かってた。分かってたよ。ああこの人はひとりが好きなんだ。自分の自由を邪魔されたくないんだ。あ、そう、だったらいつだろう。いつになったらこの人家族作る気になるんだろう。いつになったらこの人家族思いやれる人になるんだろう。結婚して2年足らず、やっぱりずっと思い浮かべてた。山手線で事故があるって聞いたら、うちの人大丈夫かなって。店のお客さんが病気で入院したら、人間ドック連れて行かなきゃって。コタツがあったらいっしょに入るとこ想像したり、小さな子ども見たらうちにも子どもいたらどんなだったかなって想像したり、それは今でも変わんないんだよね。なんか、なんか楽しいことあるとハマサキミツオさんのこと思い浮かべちゃうんだよね。だから、だから最近よそんちいったときは…」
 「わかったよ」
 「何が!?」
 「子どもつくろう。どうしてもイヤだったわけじゃないんだよ。タイミング的なこととかあったし、ついそういうこと言ったけど今からでも遅くはないし」
 「あたしたち離婚したんだよ」
 「もう一回結婚すればいいよ。おばあちゃんも喜ぶし、もう一回結婚し直して、何だったら結婚式もしてさあ、子どもつくって家族になろうよ。暖かい家族を……」

光生はほとんど無条件降伏状態になってきました。しかし結夏は許してくれません。

 「バカじゃないの!何それ?どういうつもりで言ってんの?あ、あれか、営業んときの感じ?暖かいコーヒー入れましょうか的な、家族つくりしょうって?」
 「何言ってんだよ。オレは……」
 「オレは何よ。オレは何を考えてそういうこと言ってんの?自分の都合でしょ」
 「違うよ。結夏が言うから…」
 「結夏が言うからっていうのも自分の都合なの!いい加減認めたら?あたしはずっと前から気づいてるよ。あなたはあたしのことなんか好きじゃないの。あなたが好きなのは自分だけなの!

興奮が収まれば結夏の気持も少しは変わるのでしょうか。「雨降って地固まる」ということわざがありますが、どういう固まり方をすることやら……。

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2013年2月 1日 (金)

脚本・坂元裕二の「最高の離婚」・第4話を観る・あなたはわたしのことなんか好きじゃないの。あなたが好きなのは自分だけなの。それでも、あなたを愛してしまったの。だから、つらいの(惚れたが悪いか?)。

心労が重なって光生(瑛太)は円形脱毛症になってしまいました。10円ハゲならぬもう少し大きい500円ハゲです(ちなみに「Mother」の鈴原奈緒も円形脱毛症だったです)。

結夏(尾野真千子)は光生の円形脱毛症を心配してアロエを買ってきてくれました。円形脱毛症にはアロエをすりつぶして塗るといいらしいです(ホントかね?)。光生はアロエのお礼に結夏の好きなロールキャベツを作ってあげることにしました(いいとこあるじゃないか)。でも、ひとこと「ありがとう」と言えばいいのに、変にかしこまって「何かお礼を」と考えてしまうのが光生の悪い癖です。他人行儀です(他人行儀でも光生なりの誠意が結夏に伝わればよかったのですが、タイミングが悪かったです。ちょっとした行き違いから結夏がヒステリーを起こして大喧嘩になってしまいました)。
  
 
 
光生は金魚カフェでたまたま遊びに来ていた諒(綾野剛)に出会いました。諒は、光生に、なぜ灯里(真木よう子)との婚姻届を出さなかったのかについて、長々と説明を始めました。ウソかホントか、どうやら成り行きで出しそびれてしまったようです。灯里があまりにも嬉しそうにしていたので、ついホントのことが言い出せなくなって結局そのままになってしまったとか。

諒は持ち歩いていた署名捺印済の婚姻届を光生に見せました。日付が平成24年11月11日になっています。このドラマがリアルタイムのドラマであると考えると、もう2ヵ月以上も経っています。

世の中には忙しかったり、ズボラだったりして、お金がないわけではないのに電気やガスを止められてしまう人が珍しくありません(珍しい?)。銀行口座からの自動振替にしておけばいいのにそういう人に限って自動振替の手続きをしないんですね。

しかし、電気料金やガス料金ならともかく、ズボラで婚姻届を出しそこなったというのはまずいです。しかもそれを妻(?)に黙っているなんて……諒の浮世離れもたいしたものです(褒めてどうする?)。
 
 
未提出の婚姻届はドサクサにまぎれて光生が預かることになってしまいました。諒は必要ならまた書くから捨ててもらってかまわないと言いますが、光生としてはそういうわけにもいきません。どうしたものかと悩んでいると円形脱毛症がまた大きくなってしまいました。
 
 
その後、この婚姻届がどうなったかというと、光生が上着のポケットに入れて、その上着を結夏が着て夜の街に出かけて、その結夏がバッタリ灯里に出くわしてしまいました。

結夏が灯里に出くわしたとき、灯里は目黒川沿いのベンチでしょんぼりしていました。灯里は諒の浮気を許しているつもりでいてもその浮気相手が目の前に現われたとなると内心穏やかではありません。自分の気持を誤魔化し切れなくなって諒にブチ切れて家を飛び出してしまいました(「旦那の葬式の喪主になれればいい」もあてになりませんね)。
 
結夏も灯里も、ダメな夫(?)に苦しめられていてその境遇が似ています。「同病相憐れむ」です。以心伝心で相手の顔を見ればその苦しい胸の内が理解できてしまいます。いっしょにラーメンを食べて、カラオケに行っちゃおうかと盛り上がったまではよかったのですが、結夏が着ていた上着のポケットから紙切れがこぼれ落ちてしまったからさあ大変です。ふたりは、なんだろうと、その紙切れを広げてしげしげと覗き込むのでした……。

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