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2013年9月25日 (水)

「連続講義・デフレと経済政策」(池尾和人著・日経PB社)を読む・第1回

この本を、「素人にもわかりやすい」と言っていた人がいたので素人向けの入門書だと思って購入してしまいました。しかしとんでもない話です。最初の2ページ(20ページと21ページ)を理解するのに一週間かかりました。経済学者は易しいことをわざわざ難しくして言うから困ります。

以下は、悪戦苦闘の記録です。

第1講 なぜ日本はデフレに陥ったのか

その1 インフレ予想と実績としてのインフレ
 
価格を費用面から考えるとどうなるでしょうか?

具体例として、

 価格           3000円
 単位労働コスト   2000円
 労働以外のコスト  700円
 利潤            300円

とします。

価格=単位労働コスト+(労働以外のコスト+利潤)にあてはめると、
 
  3000=2000+(700+300) ……① 

この場合のマークアップ率m(「労働以外のコスト+利潤」の労働コストに対する比率)は、

 (700+300)÷2000=0.5 ……②
 
②の両辺に2000をかけると、

  700+300=0.5×2000 ……③  

③を①に代入すると、
 
 3000=2000+0.5×2000
 
右辺を2000でくくると、

 3000=(1+0.5)×2000
 
つまり、

 価格=単位労働コスト+(労働以外のコスト+利潤)

   =単位労働コスト+m×単位労働コスト

   =(1+m)×単位労働コスト ……④
 
具体的数字でウォーミングアップしてから文字だけの式をながめると、なるほどそういうことかと納得できます。
 

 
次に、突然、

 「実は、この単位労働コストは、時間あたりの賃金を労働生産性(労働投入1単位あたりの生産量)で除したもの」

という呪文のような文言が出てきます。何だか意味不明です。なぜそういうことがいえるのでしょうか?
 
ここで労働生産性を労働者一人一時間あたりの生産量と考えます。
 
 労働生産性=総生産量÷(人数×労働時間)……⑤
 
単位労働コストというのは、

 単位労働コスト=総賃金÷総生産量 ……⑥

たとえば、総賃金が60000円で総生産量が30個なら、単位労働コストは

60000÷30=2000(円)です。
 
ここで
 
 総賃金=時間あたりの賃金×(人数×労働時間) ……⑦
 
と考えて⑦を⑥に代入すると

 単位労働コスト=時間あたりの賃金×(人数×労働時間)÷総生産量 ……⑧
 
 
テキスト中の呪文ような文言を式で表すと、

 単位労働コスト=時間あたりの賃金÷労働生産性 ……⑨

⑨に⑤を代入すると

 単位労働コスト=時間あたりの賃金÷[ 総生産量÷(人数×労働時間)]……⑩
 
小学校の算数で習った「分数の割り算は逆数の掛け算」ということを知っていれば、⑧と⑩が同じ式であることがわかります。

したがって、「実は、この単位労働コストは、時間あたりの賃金を労働生産性(労働投入1単位あたりの生産量)で除したもの」という結論になります。

④に⑨を代入すると、
 
 価格=(1+m)×時間あたりの賃金÷労働生産性 ……⑪
 
この式から、「マークアップ率mと労働生産性に変化がなければ、時間あたりの賃金の変化率と価格の変化率は同じになる」ことがわかります。

ここまででやっと2ページです。

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