深夜ドラマ「彼岸島」第4話を観る・白髪の吸血鬼のボス・雅(みやび)はパーオ大帝の栗原類でした。メイクがどぎつくて気がつきませんでした。
●吸血病に感染しても人の血を飲むことを拒否する人がいます。そういう人は亡者と呼ばれる怪物になってしまいます。亡者は死ぬこともできないわが身を嘆いて奇声を発しながら夜な夜な彼岸島の森を徘徊しています。
彼岸島を支配している吸血鬼のボス・雅(栗原類)はいろいろ実験をしていました。
吸血病に感染して人の血を飲みたがっている感染者に人の血を与えないとどうなるか……凶暴な亡者になります(普通の亡者は温厚らしい)。
人の血を飲むことを拒否している吸血病患者にむりやり人の血を飲ませるとどうなるか……これはただ単に瘴気を失しただけに終わります(亡者にならずに吸血鬼になる?)。
それでは凶暴な亡者に亡者の血を飲ませたらどうなるか……雅は亡者となった村長と亡者となった院長を同じ空間にとじこめて観察していました。すると、村長が院長を喰い尽くしてしまいました。亡者に亡者を喰わせると亡者はどんどん巨大化していきます。その巨大化した亡者が檻の中に閉じ込められていました。おそらく村長の成れの果てです。
●戦争中のことです。日本軍の秘密部隊に先行して彼岸島に派遣された民俗学者がいました。篤(鈴木亮平)はその民俗学者が書き残していた手記を発見しました。1942年秋から1945年春にかけて書かれた手記です。
その手記によると、中世ヨーロッパを騒がせていた吸血鬼は、シルクロードを通ってはるばる日本にやってきていました(民俗学者の仮説)。彼岸島の神官一族はそのヨーロッパからやってきた吸血鬼の一族である可能性が濃厚です。
神官一族は吸血鬼ではあっても凶暴性はありませんでした。吸血鬼であることをひた隠しにしてひっそりと暮らしていました。
ところが戦争中に神官一族が吸血鬼であることが発覚してしまいました。村人によって(または日本軍の秘密部隊によって)神官一族は皆殺しにされてしまいました。
坑道に封印されていた白髪の吸血鬼・雅(栗原類)は神官一族の末裔です。雅が生きたまま封印されていたのは、雅だけはどうやっても殺すことができずに封印する以外にどうすることもできなかったからです。その封印を篤が解いてしまいました。
●篤と明(白石隼也)は家畜部屋に閉じ込められているケン(遠藤雄弥)の救出に向いました。
吸血鬼はガードが甘く、ケンは簡単に救出できました。はぐれていた西山(阿部翔平)も運よく明たちに合流できました。
しかし、逃走の途中で西山と喧嘩別れをしたポン(西井幸人)はいまだにひとりで森の中をさまよっています。ポンは傷口から吸血鬼の血が体内に入ってしまい、すでに吸血病に感染しています。
●明と篤がケンの救出に向う際、西山とユキ(山下リオ)は隠れ家で二人だけになりました。西山がユキに恋愛感情を抱いていることを明は知っています。西山はチャンスがあればユキを何とかしたいと思っています。何か起きるのではないか……明は胸騒ぎがしました。心配でたまりません。
西山とユキは二人だけでどうしていたのかわかりませんが、何ごともなかったみたいです。
明も幼馴染みのユキに恋愛感情を抱いています。そのことをユキは知りません(たぶん)。明が自分の気持をユキに伝えていれば、ユキは明と付き合うようになっていたかもしれません。
しかし、いまのところ、ユキはケンの彼女です。ユキ救出されたケンと抱き合ってお互いの無事を喜んでいました。そんな二人を見て、明は切ない気分になっていました。いっしょに喜びたいのに明の胸中は複雑です。
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