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2013年12月28日 (土)

深夜ドラマ「彼岸島」最終回を観る・怪物になった村長さんはせっかく解放されたのにあまり活躍しませんでした。村長さんが大暴れするシーンが欲しかったです。

不死身の吸血鬼を殺してしまう方法は、
 
  1.首を切り落とす
 
  2.肺に穴を開けて窒息死させる
 
  3.脳天に銃弾を撃ち込む
 
この3つのほかにもうひとつ、神官一族に伝わっていたタブーがあります。
 
  絶対に一族の血を混ぜ合わせてはいけない(一族内での輸血の禁止)
 
吸血鬼に別の吸血鬼の血を輸血すると輸血された吸血鬼は血管が破裂して死んでしまいます。これに耐えられたのは雅(栗原類)だけです。この方法でも吸血鬼を死に至らせることができます。
 
ここで疑問がわいてくるのは燃やされて灰になっても吸血鬼は復活してくるのかということです。灰になってしまえば雅でもさすがに復活は無理のような気がするのですがどうなんでしょうか(マジメに考える問題じゃない?)。
  
 
 
●さて、最終回は吸血鬼のボス・雅がどうなったのかあいまいなまま終わってしまいました。雅に注入されたワクチン・501には、次の三つのうちのどれかの効力があります。
 
 1.不死の再生能力を一時的に無力化する
 
 2.血液を分離して暴走を加速させる
 
 3.血液そのものを破壊、蒸発させてしまう
 
吸血鬼になったケン(遠藤雄弥)の血液で試しても2も3も起こらなかったとすれば、ワクチン・501には1の「不死の再生能力を一時的に無力化する」効力があることになります。雅の再生能力を一時的に失わせて、再生能力が戻る前に雅を再び封印してしまうというのが考えられるシナリオです。
 
篤(鈴木亮平)は雅と戦うためには人間のままでは力不足だと考えました。そこで身体能力を高めるために自ら進んで吸血鬼になってしまいました。篤には雅を再び封印するという使命があります。
 
吸血鬼になって人間の世界には戻れなくなったケンと篤は彼岸島に残り、明(白石隼也)とユキ(山下リオ)と西山(阿部翔平)は漁船で彼岸島を脱出しました。何だか中途半端な終わり方でした。ハッピーエンドには程遠かったです。
 

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2013年12月25日 (水)

「ファイアーエムブレム 覚醒」・初心者のためのお得な掲示板

この冬休み、RPGの大作にどっぷりハマリたいと思っている人はいませんか?
 
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーのようなチャラチャラしたゲームはヘソが茶を沸かすという人には「ファイアーエムブレム 覚醒」がおススメです。異界マップ(追加料金がかかる)を封印して「ルナティック+」に挑戦するといいです。
 
まず「カジュアル」でウォーミングアップをして、「ハード」を途中までやって、ちょろいと感じたら「ルナティック」に挑戦してください。「ルナティック」をクリアしないと「ルナティック+」には挑戦できません。モードはクラシックを選びます。
 
「ファイアーエムブレム 覚醒」をプレイしていると、サクサク進むゲームなどバカらしくなってきます。それでも超易しい「ノーマル」や「カジュアルモード」が用意されているのは、セールスを考えると仕方がないのかもしれません。
 

それでは初心者のためのお得な掲示板です。
 
その1 アンナにサンダーソードを装備すると大活躍してくれるよ(守備力が弱いので命中率100%の敵には要注意)。
 
その2 ルフレをソーサラーにしてリザイアを装備するとほとんど無敵になるよ。
 
その3 リズとリベラは高価な杖をガンガン使うと簡単にレベルアップできるよ(ただしほどほどにしておかないと金欠になる)。

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2013年12月21日 (土)

深夜ドラマ「彼岸島」第9話を観る・ユキちゃん(山下リオ)が弓矢で武装しました!!西山(阿部翔平)より役に立ちます。

●いよいよ最終決戦です。明(白石隼也)たちの襲撃と脱走の作戦が実行されました。病院を襲撃して吸血鬼のボス・雅(栗原類)を倒した後、全員が船着場に終結して彼岸島を脱出しようというのです。
 
チャンスは本土から漁船がやってきた日です。漁船を確保するのは冷(佐藤めぐみ)の役目です。冷はピストルを渡されました。冷は漁船の船長を撃ち殺さなくてはなりません。漁船を確保してみんなが合流するまで待機です。
 
冷が漁船を確保したことを確認すると篤(鈴木亮平)は病院の正面玄関から乗り込んでいきました。正面玄関で篤と吸血鬼の乱闘が始まると明が半鐘を鳴らしました。
 
半鐘の音を合図にケン(遠藤雄弥)とユキ(山下リオ)が病院の裏手から冷の妹の救出に向いました。人質に取られていた冷の両親はすでに死亡していて生きているのは妹の紅葉(麻亜里)だけです。
 
正面玄関で篤が吸血鬼と戦っている間に明は地下室に侵入して監禁されていた村長を解放しました。村長といってもすでに巨大化して怪獣のようになっています。明は村長も味方にするつもりです。はたして村長に人間の言葉が通じるでしょうか。まあ、吸血鬼を恨んでいれば勝手に吸血鬼と戦ってくれるかもしれません。
 
最終決戦の日も西山(阿部翔平)は戦力外です。西山が無気力で情けないまま終わってしまってはかかわいそうです。ダメ男の西山にも最後に少し活躍の場を与えてあげて欲しいです。
 
 
●不死身の雅の息の根を止めるためにはワクチンの501が必要です。この501は3種類あってどのワクチンが効くかは使ってみなければわかりません。しかも明たちが神社で発見した501は経年劣化のためすでに効力が失われている可能性もあります。
 
もし明たちが手に入れた501が雅に通用しないとなると、そのときは作戦失敗です。明たちは彼岸島で全滅するか、雅を生かしたまま彼岸島を脱出するかのどちらかしかありません。
 
明たちの雅を倒そうとする作戦はほとんど一か八かの賭けです。現実問題としては、無理をしないでまず全員が彼岸島を脱出することだけを考えたほうがいいです。まあ、ドラマだからね。だいたい事情を知っている加藤(勝信)が本土に残っているのに本土から助けが来こないというのが不審です。何の音沙汰もありません。本土では集団失踪で大騒ぎになっているはずなんですけどね。
 
ところで民俗学者の柳島は501を二本持ち出しています。もう一本どこかにあるはずなんですがドラマには出てきません。どうなってんの?

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2013年12月19日 (木)

小池真理子原作のテレビドラマ「恋」を観る・その5


 

 

 

 

 

 
余命1ヶ月の矢野布美子(原田美枝子)はノンフィクション作家の鳥飼三津彦(渡部篤郎)を病室に呼んで、これまで誰にも話さずに伏せていた40年前の殺人事件の真相を話すことにしました。鳥飼の著作を読んで鳥飼が信頼できる作家であることを確信したからです。矢野布美子は墓場まで持っていくつもりでいた秘密を鳥飼に話し始めました。
 
鳥飼三津彦は誠意には誠意を持って応える男です。鳥飼は死期の迫っている布美子に鎌倉で仲睦まじく暮らしている片瀬夫妻の幸せそうな姿をひと目見せてあげようと考えました。年老いた信太郎と雛子が今でも幸せに暮らしている……布美子にとっては最高のプレゼントです。
 
布美子が殺人を犯してまで守ろうとしたのは信太郎と雛子という理想のカップルです。このドラマのタイトルの「恋」というのは、布美子の片瀬夫妻に対する思いのことです。
 
 
 
 
 
おまけ
 
「恋」を観ていたら最近観た三つのテレビドラマが浮かんできました。
 
●ひとつはドストエフスキー原作の「カラマーゾフの兄弟」です。「カラマーゾフの兄弟」は舞台を日本に移し変えたドラマでしたが、ドラマの内容よりも使われている楽曲のほうが気になってしまうという不思議なドラマでした。「恋」もBGMに1970年前後の名曲が数多く使われていました(ちょっとやりすぎです)。
 
それでもマルメロの苗木を抱えた矢野布美子(石原さとみ)が草原の丘を上っていくラストシーンで流れていたレッド・ツェッペリンの「天国への階段」はよかったです(この曲は「カラマーゾフの兄弟」でも使われていた)。名曲はみだりに使わないでここぞというところでビシッと決めるのがいいです。
 
「カラマーゾフの兄弟」で黒澤家の長男役を演じていた斎藤工がこのドラマでもダークな役で出てきました。よくよく考えてみると、斎藤工が演じていた大久保勝也という青年は特に何も悪いことをしていません。態度がちょっと横柄なだけです。それなのに布美子の理想とする世界観にとって邪魔だという理由で一方的に殺されてしまいました。何だか気の毒です。
 
 
 
●次に思い浮かんだドラマは大石静脚本の「蜜の味 ~A Taste Of Honey~」です。禁断の物語という以外「恋」と「蜜の味」に共通点はありません。それでも「恋」がテレビドラマの許容範囲を超えている(?)特異な設定のドラマだっただけにどうしても「蜜の味」を思い出してしまいました。禁断つながりです。
 
「蜜の味」で姪の直子(榮倉奈々)と禁断の恋に陥る雅人役を演じていた井浦新がこのドラマでも禁断の夫婦生活を続ける片瀬信太郎の役で出てきました。信太郎にあえて井浦新を起用したのは、このドラマの最大の謎にたいするささやかなヒントだったのかもしれません。
 
 
●三番目に思い浮かんだのは坂元裕二脚本の「Mother」です。「Mother」では雑誌記者の藤吉駿輔(山本耕史)が真実を突き止めながらも発表をためらって自分の書いた原稿を没にしていました。
 
このドラマでもノンフィクション作家の鳥飼三津彦(渡部篤郎)が末期癌の矢野布美子(原田美枝子)から事件の真相を聞かされながらその事実を作品として発表することを断念していました。
 
  世の中には真実を暴くことよりももっと大切なことがある
 
「Mother」と「恋」には共通したメッセージが根底に流れていました。

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小池真理子原作のテレビドラマ「恋」を観る・その4 


 

 

 

 

 

  
●翌日の1972年2月28日。布美子(石原さとみ)は雛子(田中麗奈)を訪ねて軽井沢の別荘にやってきました。布美子は雛子を東京に連れ戻すつもりでした。雛子は大久保勝也(斎藤工)といっしょでした。
 
大久保勝也は雛子と信太郎(井浦新)が血の繋がった兄妹であることをすでに知っていました。
 
 「別におぞましいと思いませんよ。むしろ素敵な関係だとさえ思いました。でもねえ。しょせん兄妹は兄妹だ。二人が共有していたのは、愛なんかじゃなく、いびつな自己満足だ」
 
大久保の言葉は辛辣で冷酷です。大久保は自分が信太郎だったら自殺しているとさえ言いました。おめおめと生きている信太郎が信じられないといった口ぶりです。
 
 「あたし、もう信ちゃんのところには戻らないから。戻れないの、もう」
 
信太郎を軽蔑する大久保勝也は許せない、あたしから雛子さんを奪った大久保勝也も許せない、片瀬夫妻と過ごしたあの楽しかった夏の思い出は何だったのか……布美子に殺意が芽生えたのはこの瞬間です。
 
 
●布美子はライフル銃を持って、雛子と大久保のいる寝室にやってきました。大久保を殺すつもりです。布美子の思い詰めた目に殺意が宿っています。至近距離で発射された一発目の銃弾は大久保の腹部を貫通しました。二発目の銃弾は遅れて別荘にやってきて止めに入った信太郎に当たってしまいました。大久保は死亡、信太郎は命は取りとめたものの半身不随になってしまいました。
 
 
布美子は殺人と障害の罪で逮捕され裁判が始まりました。裁判では片瀬夫妻の秘密には触れずにあくまでも痴情のもつれということで押し通したようです。
 
服役を終えてからの布美子は、殺人犯という自分の前科を隠して世間の片隅でひっそりと生きていました。そんな布美子の体を子宮癌が蝕んでいました。

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小池真理子原作のテレビドラマ「恋」を観る・その3


 

 

 

 

 

 
●別荘の誘蛾灯が故障したので信濃電気という地元の電気屋に修理を依頼することになりました。信濃電気では大久保勝也(斎藤工)という青年がアルバイトで働いています。修理にやってきたのはその青年でした。
 
大久保勝也は無愛想で危険な香りのする男です。信太郎(井浦新)は大久保を見詰める雛子(田中麗奈)の目つきがおかしいことに気がつきました。信太郎は雛子が二度と大久保と接触しないように、月末に集金に来るという大久保に無理やり修理代を渡すと大久保を追い返してしまいました。しかし無駄でした。
 
雛子は大久保勝也という青年に身も心も奪われて肉欲に溺れていきます。布美子が永遠に続けばいいと思っていた片瀬夫妻との甘い関係はひと夏で終わってしまいました。
 
 「わたしは好きだった雛子さんを嫌いになりました。半田や副島とゲームのような恋愛を楽しむ彼女には微塵も汚らわしさを感じなかったのに、少女のように大久保勝也を恋焦がれる雛子さんには不潔さを覚えたのです」
 
 
 
●翌年の1972年2月27日。雛子が突然布美子のアパートを訪ねてきました。雛子の顔にはアザがあります。雛子は夫の信太郎に暴力を振るわれていました。信太郎は半狂乱になって雛子を殺すとわめいています。原因はすべて大久保勝也にあります。雛子は本気で大久保勝也を愛してしまいました。(雛子が)本当に愛しているのはボクだけだ」と言っていた信太郎の自信は吹っ飛んでしまいました。
 
 
 
●布美子は信太郎から究極の秘密を打ち明けられました。
 
 「雛子とボクは血が繋がっているんだ。腹違いの兄妹なんだよ」
 
信太郎は雛子が元子爵の二階堂忠志の令嬢であるとは知らずに、同棲して、駆け落ちして、結婚の契りを交わしてしまいました。信太郎は私生児です。父親はやはり二階堂忠志でした。信太郎が事実を知ったときはもう手遅れでした。雛子を心の底から愛してしまって離れられなくなっていました。
 
 「別れるなんて死んでもできなかった。どうすれば死ぬまで離れずにいることができるのか、夫婦になることが二人で悩み抜いて出した結論なんだよ。雛子はボクの妻で、妹で、かけがえのない分身なんだ」

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小池真理子原作のテレビドラマ「恋」を観る・その2


 

 

 

 

 
意 
  
●1971年夏。布美子(石原さとみ)は片瀬夫妻に誘われて夏休みを軽井沢で過ごすことになりました。軽井沢には片瀬夫妻の別荘があります。信太郎(井浦新)も雛子(田中麗奈)も布美子のことはとても気に入っていてまるで家族の一員であるかのように優しく接してくれます。
 
布美子の眼に映る片瀬夫妻は、雛子にボーイフレンドがいてそれを信太郎が咎め立てしないということを除けば、お互いに深く愛し合っている理想の夫婦でした。
 
 
 
●軽井沢には夏限定の雛子のボーイフレンドがいます。レストランのオーナー副島(風間トオル)です。副島は雛子の初めての男でした。毎年夏になると軽井沢で一度だけ雛子は副島に抱かれることになっているらしいです。
 
雛子が副島と一夜を共にするその日、布美子は別荘で信太郎と二人きりになります。布美子は雛子から意味ありげに信太郎をよろしくと言われました。気がつけば布美子は雛子公認の信太郎のガールフレンド(愛人?)です。
 
雛子のいないその日、布美子は酔って前後不覚のまま信太郎と関係を持ってしまいます。信太郎の妻である雛子はそのことを知っても別に咎め立てはしません。平気でいます。雛子は信太郎を愛しています。その信太郎が布美子という女子学生と一夜を共にしたというのにどうして怒らないのでしょうか……このドラマの最大の謎です。
 
信太郎と雛子はあくまでも優しく布美子に接してくれます。布美子は、信太郎と雛子と自分の三人だけの満ち足りた心地よい世界に溺れていきます。
 
布美子が本気で信太郎を愛するようになれば、信太郎の妻である雛子が邪魔になってくるはずです。布美子が嫉妬に狂って雛子に殺意を抱いたりしてもおかしくはありません。でもこのドラマはそういう方向には進展しませんでした。ドロドロした三角関係は他のところで起こります。

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小池真理子原作のテレビドラマ「恋」を観る・その1


 

 

 

 

 

 
●1971年春。英文科の学生だった矢野布美子(石原さとみ)は、助教授(現在の准教授)の片瀬信太郎(井浦新)に翻訳の口述筆記を頼まれました。「報酬は月三万円プラス交通費、口述筆記の時間は土曜日の午後1時から6時まで」というのが条件です。
 
特別に好待遇というわけではありませんが、家賃1万5千円の安アパートで暮らしている貧乏学生の布美子にとって月三万円の報酬は大きいです。信太郎は半ば強引に布美子を説得して翻訳の仕事を手伝ってもらうことにしました。
 
37歳の片瀬信太郎はすでに結婚していて自由奔放に生きている雛子(田中麗奈)という妻がいます。雛子の父親は元子爵で海運会社を経営している大資産家です。信太郎は薄給の助教授ながら雛子の父親の援助で優雅な暮しをしています。
 
布美子は初めて接する上流階級の贅沢な暮らしに戸惑いながらも、信太郎と雛子のシュールな夫婦関係に興味を抱いていきます。
 
信太郎の妻の雛子にはボーイフレンドがいて平気で外泊します。信太郎は怒るでもなく雛子の外泊をにこやかに容認しています。大学院生の半田(柿澤勇人)は信太郎公認の雛子のボーイフレンドです。嫌じゃないのかという布美子の疑問に信太郎は次のように答えていました。
 
 「雛子を傷つけたり束縛する奴は許せないよ。でも、雛子を楽しませる奴は、大歓迎だ。あいつが本当に愛しているのはボクだけだってわかっているから」

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2013年12月14日 (土)

深夜ドラマ「彼岸島」第8話を観る・なんでひとを好きになるんだろう?いっそのこと、だれも好きになんてならなきゃいいのに。

●明(白石隼也)たちは、民俗学者の柳島(諏訪太朗)の手記を学校の図書室に寄贈した松本コウゾウなる人物の家を訪ねてみることにしました。松本コウゾウはすでに亡くなっているかもしれませんが、遺族から501(ワクチン)の手がかりが得られるかもしれません。
 
松本コウゾウの家を訪ねると現われたのは明たちを騙して彼岸島に連れてきた冷(佐藤めぐみ)という女でした。松本コウゾウは4年前にすでに亡くなっていました。冷は松本コウゾウの孫でした。
 
冷は夏休みに彼岸島に帰省して彼岸島に吸血病が蔓延していることを知りました。まだ吸血病に感染していなかった冷は、吸血鬼に両親と妹を人質に取られ、吸血鬼のエサとして本土の人間を彼岸島に連れてくる役目を負わされていました。
 
冷はタブーを犯して彼岸島を吸血鬼の島にしてしまった篤(鈴木亮平)のことは憎んでいましたが、そんなに悪い人ではありませんでした。篤が彼岸島を吸血鬼の島にしてしまったことを誠意をもって謝罪すると許してくれました。
  
 
 
●神官一族が皆殺しにされた後、民俗学者の柳島はしばらく神官一族の代理として神社で神主をやっていました。この情報を得た明たちは、柳島が神主をやっていたという神社のどこかに501が隠されているのではないかと考えました。
 
万が一廃坑の封印が解かれてしまったとき、次の防衛線は彼岸島になります。彼岸島で吸血病の蔓延を食い止めなくてはなりません。柳島が501を彼岸島の外に持ち出したとは考えにくいです。
 
案の定、501は神社の建物(本殿?)に隠されていました。501があれば、雅(栗原類)の息の根を止めることができるかもしれません。それにしても501は半世紀以上も昔の薬剤です。成分が変質していることはないのでしょうか(そんなこと考えちゃいけない?)。
 
 
●吸血病に感染してしまったケン(遠藤雄弥)は、ユキ(山下リオ)の血を吸うことによって、亡者とはならずに吸血鬼になる道を選びました。
 
ケンは吸血鬼でありながら吸血鬼のボスの雅に反抗する人間の味方の吸血鬼になるのかもしれません。禁断症状(?)が起きなければ吸血鬼も普通の人間とたいして変わりません。人間の血が吸いたくなればいつでもユキが人間の血を提供してくれます。
 
 
 
●ユキは幼馴染みだった明のこともケンのことも好きでした。それでもどちらか一人を選べといわれたら明を選んでいたと思います。ところがユキは自分から明に告白することをしませんでした。自分からは告白しないで、二人のうちどちらか先に告白してくれた人と付き合おうと決めていました。内心では明のほうが先に告白してくれることを願っていたと思います。しかし、先に告白してきたのはケンのほうでした。ユキはケンと付き合うことになりました。
 
 
ケンはユキの本命は自分ではなく明なのではないかと薄々感づいていました。明も自分に遠慮しているだけでユキのことが好きなのは間違いありません。ケンは衝動的にユキに告白してしまったことを後悔しました。三人の間にあった幼馴染みの心地よい関係は失われてしまいました。
 
東京の大学に進学した明とユキに対してケンは地元に残りました。もう屈託がなかった昔の三人の関係に戻ることはできません。ケンは自分が身を引いて東京で明とユキが仲良くなってくれることを願っていました。
 
 
そういうことならケンはもっとはっきりと言葉でそういうべきでした。たとえば、

 「おい、明。ユキが本当に好きなのはお前のほうだ。東京でユキに告白してユキと付き合え。オレは地元で暮らしていく。ユキのことは諦めるから気にするな」
 
とかなんとか……。
 
まあ、大半の男というのはいざとなると優柔不断になってしまいます。ケンのような男気のある性格でもいざとなると未練が邪魔をします。明とユキをくっつけようとしながらも、心のどこかでそうならないことを期待していたりします。

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2013年12月13日 (金)

奥田英朗の「圧巻!ポール・マッカートニー 東京公演」を読む・その2

東京公演最終日。オープニング曲は「エイト・デイズ・ア・ウィーク」。ビートルズファンならだれでも知っていて口ずさむことのできる曲です。この曲はビートルズへの郷愁を喚起するための曲です。
 
2曲目は新曲の「SAVE US」。「SAVE US」で会場に漂い始めたノスタルジックな雰囲気を一掃します。この曲は「オレは現役だ!!」というポール・マッカートニーの自己主張の曲です。
 
そして3曲目。ビートルズ・ファンが本当に聴きたかった曲が登場します。「オール・マイ・ラヴィング」です。
 
オープニングのこの絶妙な選曲の流れを奥田英朗は次のように表現しています。

三曲目、ポールが名曲「オール・マイ・ラヴィング」を歌いだした瞬間、わたしは虚を突かれて、放心状態になってしまいました。このとき、初めて気が付いたのです。ポールのコンサートに来るということは、彼が歌う「オール・マイ・ラヴィング」を聴くことなんだ、と。
(中略)
わたしと同じ場所に、あの、ビートルズのポール・マッカートニーがいて、歌ってくれる。そのことに改めて感動した。完全にノックアウト状態です。会場の空気もそこで一気に変わりました。ポール・マッカートニーに五万人が包み込まれた瞬間でした。

 
 
時空はかなり歪んでいますが三曲のライヴ演奏を並べてみました。

 

 

 

 
おまけ 
 
山崎まさよしがポール・マッカートニーに会いに行って「オール・マイ・ラヴィング」の弾き語りを聴いてもらっている古い動画がありました。緊張のあまりコードを間違えて注意されていました。 

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2013年12月12日 (木)

奥田英朗の「圧巻!ポール・マッカートニー 東京公演」を読む

このエッセイ(?)は、言葉にできないような圧倒的感動体験をきっちり言葉で表現してくれています。行間からその衝撃的な感動の大きさが伝わってきます。

わたしが観たのは十一月二十一日。まさに最終日でした。一歩東京ドームに足を踏み入れたとき、まず驚いたのは、文字通り満員の観客。あれだけの人で埋まっているドームコンサートを見たのは初めてでした。ステージ裏の外野スタンドまで満席。あの場所では、たぶんポールは見えないでしょう。それでもファンは、ポールと同じ空気を吸いたいと思い、来ているのです。

最終日のコンサートの観客は5万人ではなく、5万5千人はいたと思います。急遽参加シートと称する当日券が5千人分ぐらいは売られていました。わたしはやっとの思いで当日券を買ってステージ横の外野スタンドにいました。まさに超満員でした。

印象的だったのは、東京ドームの隅々にまで、ポールの音楽を愛する空気が満ちていたことです。私自身経験がありますが、ドームのような大会場で、しかも二階席の上のほうにいると、どうしても演奏者との距離があり過ぎて、傍観者になってしまいがちなのですが、今回は、二階席まで一体となって、一緒に歌ったり踊っている人もたくさんいました。ステージ上のアーティストと会場が、これまで観たコンサートでは体験したことがないほど、相思相愛の関係になっていたのです。

これにはステージ横にセツトされた大画面のモニターが果たした役割が大きかったと思います。七十一歳とは思えないポール・マッカートニーのかっこよさはモニターの大画面からも十分に伝わってきました。会場がヒートアップしてもわれ関せずで、「こんな歌でも聴いてみる?」といわんばかりに、次から次へと名曲を畳みかけてくるんだから参ります。放心状態になってしまったとしても無理ないです。アッという間の2時間40分でした。

実際に現役で活躍するポールを見たら、もう完全にひれ伏すほかありませんでした。わたしも年を取ってもう面倒なことを言ったり斜めに構えている必要がなくなったのかもしれません。

完全にひれ伏したくなるのは年のせいではないと思います。あのコンサートを見せられたら、年を取っていなくても面倒なことを言ったり斜めに構えたりは畏れ多くてできなくなると思います。問答無用でひれ伏すしかありません。

欲をいうなら、「オー! ダーリン」を聴いてみたかったかな。あのシャウトは七十一歳のポールには難しいかもしれませんが。いや、あの元気さなら、楽々歌えるような気もします。

わたしは「プリーズ・プリーズ・ミー」が聴きたかったです。
 
 
この「圧巻!ポール・マッカートニー 東京公演」は「文藝春秋」の新年特別号に掲載されています。

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2013年12月11日 (水)

「芸術新潮」つげ義春特集

●12月25日発売の「芸術新潮」1月号はつげ義春特集だそうです。
 
詳しくは → http://www.shinchosha.co.jp/geishin/nextnumber/
 
つげ義春というと「ねじ式」や「無能の人」が有名ですが、個人的には「リアリズムの宿」が好きです(「リアリズムの宿」が映画化されたとき、その映画に若き日の尾野真千子が出演していたとはよもや知るまい)。
 
「芸術新潮」がこれまでに特集を組んだマンガ家は、手塚治虫(2008年1月号)、水木しげる(2010年8月号)、大友克洋(2012年4月号)の3人のみです。いずれ劣らぬビッグネームです。こうしたマンガの神様や巨匠と並んで怠け者(?)のつげ義春が特集されるというのが嬉しいです。
 
 
 
●描かざる大家といわれて久しいつげ義春とはいったいどんなマンガ家なのでしょうか。凡人の脳天を一撃する次のようなエピソードがあります。
 
おそらく「無能の人」が脚光を浴びていたころの話です。「蟻地獄・枯野の宿」(つげ義春著・新潮文庫)の解説でつげ義春の研究家(?)である高野慎三が次のようなエピソードを紹介しています。
 
ある広告代理店から某メーカーのTVコマーシャルに出演しないかという話がつげ義春にあったそうです。「出演料として、都心から遠く離れた地区なら家一軒建てられそうな金額(おそらく当時の金額で数百万円)が提示」されたそうです。ところが中古の団地暮らしをしていたつげ義春は考慮することなくこの話を断ってしまいました(凡人ならお金に目がくらんで飛びつくんですけどね)。断った理由は単純明快です。つげ義春は次のように述べたそうです。

 「とくに貧乏というわけでもないし、それより、撮影のためにスタッフと何日間もすごすというのが耐えられないしね。それと自分がコマーシャルに出るという意味がわからないし、だいたいはずかしいよね」
 
まさか断られるとは夢にも思っていなかった広告代理店の人も唖然としたのではないでしょうか。
 
 
「つげ義春自分史」の中に、わずらわしい人間関係がつげ義春にとっていかに苦痛であるかを端的に物語っている一文があります。
 
 二〇〇三(平15)年 66歳
 近所の老乞食と親しくなる。一切の関係から切れた単独の乞食こそ最高の生き方だと思う。

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2013年12月 7日 (土)

小田急沿線自然ふれあい歩道・「本厚木駅コース」を歩く

●本厚木駅の北口周辺の繁華街を歩いていると最初はよく道に迷ったものです。
 
たとえば、本厚木駅の北口からスクランブル交差点を渡って有隣堂に向って歩いたとします。有隣堂の手前の道を右折すると厚木一番街に出られます。同じように有隣堂の先の「中町3丁目」の信号を右折しても厚木一番街に出られるような気がします。ところが、この信号を右折した道路は厚木一番街と並行に走っていてどこまでいっても厚木一番街には辿り着けません。「おかしいなあ」と首をかしげながらよく迷ったものです。
 
有隣堂の先にある「中町3丁目」の交差点が斜めに交差していることに気がついたのは何年も経ってからでした。この交差点が直角に交差していると思い込んでいたため、頭の中の地図がおかしくなって道に迷っていたのです。本厚木の繁華街はどうも道に迷うと不思議に思っている人はそういうことですので気をつけてください。
 
 
 
●さて、小田急沿線自然ふれあい歩道の「本厚木駅コース」ですが、以前「中央公園西側」の信号のところにあった歩道橋がなくなってしまいました。ここはただでさえ迷い易いところなのに貴重な目印がなくなってしまいました。ぼんやりしていると交差点を左折して大通りを本厚木駅に向って歩いてしまうので要注意です。
 
大都会(?)の本厚木も少し駅を離れるとのどかな田園風景が広がっています。このコースのメインは「ぼうさいの丘公園」です。「ぼうさいの丘公園」は見晴らしのよい丘の上に造られた約9haの総合公園です。隣りには東京農業大学の広大なキャンパス(農場?)が広がっています。東農大の敷地に沿って歩いていると鉄塔の手前の畑で学生と思しき若者がのどかに畑仕事をしているのがみられます。
 
この「本厚木駅コース」はルート合計が約5.5kmとなっていますが、5.5kmにしてはどうも疲れるし時間がかかります。最初は坂道が多いせいかと思っていましたが、そうではありませんでした。ルート合計が実際は7km以上あったのです。このコースのルート合計には、公園や緑道などの入口から出口までの長さがすっぽり抜けていたりします。最近ようやくそのことに気がつきました。
 
「本厚木駅コース」の長さを実際に歩数計で測ってみると、スタートからゴールまで10723歩ありました(三島神社や地頭山古墳への寄り道は省略)。1歩を70cmとすると、
 
 70×10723=750610
 
約7.5kmになります。
 
 
  歩数計 
 2085 本厚木駅         
 5733 亀の子橋の信号      
 6978 ぼうさいの丘公園(入口)  
 8025 ぼうさいの丘公園を出て右折する分岐点
 9873 地頭山古墳        
11713 小田急線高架下     
12808 本厚木駅 

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深夜ドラマ「彼岸島」第7話を観る・少しアクションドラマらしくなってきました。

●篤(鈴木亮平)の婚約者だった涼子(水崎綾女)は吸血病に感染した挙句、むりやり人間の血を飲まされて吸血鬼にされていました。涼子に襲われた篤は涼子が亡者とはならずに吸血鬼になっていたことを初めて知りました。
 
吸血鬼は自分で死ぬことができません。だれかに首を切り落としてもらうか、肺に穴を開けてもらって窒息死するか、吸血鬼が死ぬ方法はこの二つしかありません(本当は神官一族の間でタブーとされていた方法がもう一つあるのですがここではないことにしておきます)。
 
涼子は何度も自分で死のうとしました。しかし吸血鬼の特異な肉体修復能力が涼子から死を遠ざけていました。
 
篤は不憫な涼子を殺してあげるべきでした。しかし篤にはどうしても涼子を殺すことができませんでした。吸血鬼は亡者と違って姿かたちが元の人間のままです。殺害という残虐な行為は愛情が深ければ深いほど困難です。
 
 
  
●吸血鬼に血を吸われた西山(阿部翔平)は吸血病に感染したのではないかという恐怖に怯えていました。恐怖は性欲を昂進させます。あまりの恐怖に頭がおかしくなった西山は、ケン(遠藤雄弥)の隣りで寝ていたユキ(山下リオ)を外に連れ出してむりやりみだらな行為に及ぼうとしました。
 
西山は、嫌がるユキともみ合っているところを明(白石隼也)に見つかってしまいました。明にぶん殴られて我に返った西山は激しい自己嫌悪に襲われました。
 
月光の夜です。卑しい下心が露見してしまった西山は自分の居場所を失いました。西山は絶望のあまり首を吊って死のうとしました。しかしこれも明に見つかってしまいました。西山の首吊り自殺は未遂に終わりました(たぶん)。
 
 
 
●吸血鬼に血を吸われてもそれだけで吸血病に感染することはありません。吸血病に感染するのは吸血鬼の血が傷口などから体内に入ったときです。怪我などで出血した傷口に吸血鬼の血を浴びたりするとヤバイです。
 
廃校での乱闘騒ぎで吸血病に感染してしまったのはどうやらケンのようです。乱闘の疲れで熟睡していたケンが目覚めたとき、ケンの体に異変が起きていました(たぶん)。

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2013年12月 5日 (木)

2013秋・深夜ドラマ ベスト3 「49」、「東京トイボックス」、「ノーコンキッド ~ぼくらのゲーム史~」

面白い深夜ドラマを紹介します。

1.「49」
交通事故で死んだ加賀美幹が成仏しきれなくてその魂が息子の暖(佐藤勝利)の体に入り込むことになりました。頭脳明晰でスポーツ万能の幹の魂が引きこもりで運動神経ゼロの暖と、暖の体を共有することになった49日間のお話です。
 
幹と暖とどちらの魂が暖の体に宿ることになるかには一定のルールがあります。
 
父親の幹の場合は女子高生にみだらな妄想を抱いてしまうとNGです。息子の暖の場合は自分の母親・愛子(紺野まひる)を性欲の対象として見てしまうとNGです。その都度暖の体に宿る魂が入れ代わります。
 
「49」は設定がユニークで面白いです。しかし演技力にうるさい人にはとても見られたドラマではないかもしれません。主演の佐藤勝利にはこれから頑張って名演技(?)ができるようになってほしいです。
 
 
 
2.「東京トイボックス」
天川太陽(要潤)は弱小ゲームソフトメーカー・スタジオG3の社長です。天才的なゲームクリエーターなんですが経営感覚はゼロです。面白いアイディアがひらめくと納期を無視してゲーム開発にのめりこんでいきます。
 
スタジオG3の社員たちは太陽のゲームに対する熱い心を理解しています。「また徹夜だ」、「寝れない」、「帰れない」とぶつぶつ文句をいいながらも、太陽の暴走に付き合うのがそれほど嫌いではないみたいです。
 
そんなスタジオG3に大手IT企業から出向を命ぜられて、スタジオG3のマネジメントを担当することになった月山星乃(宇野実彩子)がやってきました。月山はゲームについてはまったくの門外漢です。最初は経営的な視点からしかスタジオG3を見ていませんでしたが、実際にゲームに触れていくうちに太陽の熱い心に感化されていきます。
 
太陽と月山はお互いに感化されて、太陽が日ごろの暴走グゼを反省して妥協しようとすると、今度は月山のほうが「そんなことでどうする」と太陽みたいなことを言い出します。
 
この「東京トイボックス」は恋愛ドラマだと思ってみていると切なくてけっこう楽しめます。
 
 
3.「ノーコンキッド ~ぼくらのゲーム史~」
1983年、高校生(!!)だった渡辺礼治(田中圭)は父親(佐藤二朗)が経営しているゲームセンターワタナベの店番を嫌々やらされていました。いつもグデ~ッとしています。ゲームはあまり好きではありませんでした。
 
礼治には高野文美(波瑠)という憧れの女子高生がいました。高野がゲーム好きと知った礼治は不純な動機から毛嫌いしていたゲームを始めてその面白さにのめり込んでいきます。やがて父親からゲームセンターワタナベを受け継ぐことになります。
 
高校生(!!)の木戸明信(浜野謙太)はゲームセンターワタナベの常連客でした。その風貌からして典型的なゲームおたくです。大学生のときにゲームプログラミング会社「M.A.R.S.社」を立ち上げて有名なゲームプログラマーとして活躍するようになります。
 
 
「ノーコンキッド ~ぼくらのゲーム史~」は、高校時代にゲームを通じて仲良くなった礼治、高野、木戸のその後の人生を描きながら、1983から2013年までの30年間のゲーム史を辿るという趣向のドラマです。
 
このドラマには昔のゲームが実名でいろいろ出てきます。ゲームセンターに入り浸っていた往年のゲーマーには見ているだけで懐かしくて楽しいドラマだと思います(たぶん)。
 
第4話のドラゴンクエスト編(?)では謎のアドバイザーとして堀井雄二氏本人が出てきました。ゲーセンのオヤジ(佐藤二朗)に「あんた誰?」と訊かれて、「さあ?」とすっとぼけてメタルスライムのごとく即行で逃げていきました。
 
最初は29歳の田中圭が高校一年生の役で出てきたのでのけぞってしまいましたが、15歳から45歳までの30年間の人生をひとりで演じなくてはならないので仕方ないですね。それにしても田中圭はコメディアンの素質があります。礼治を見ているとそこはかとなくおかしくて笑ってしまいます。
 
2013年現在、礼治が経営していたゲームセンターワタナベは廃業、礼治は多額の借金を抱えています。「M.A.R.S.社」の共同代表だった木戸は背任容疑をかけられて逃亡生活を送っています。高野は世渡りが上手なのか人生に躓くことなく今ではファッション雑誌の編集長をしています。

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