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2013年12月14日 (土)

深夜ドラマ「彼岸島」第8話を観る・なんでひとを好きになるんだろう?いっそのこと、だれも好きになんてならなきゃいいのに。

●明(白石隼也)たちは、民俗学者の柳島(諏訪太朗)の手記を学校の図書室に寄贈した松本コウゾウなる人物の家を訪ねてみることにしました。松本コウゾウはすでに亡くなっているかもしれませんが、遺族から501(ワクチン)の手がかりが得られるかもしれません。
 
松本コウゾウの家を訪ねると現われたのは明たちを騙して彼岸島に連れてきた冷(佐藤めぐみ)という女でした。松本コウゾウは4年前にすでに亡くなっていました。冷は松本コウゾウの孫でした。
 
冷は夏休みに彼岸島に帰省して彼岸島に吸血病が蔓延していることを知りました。まだ吸血病に感染していなかった冷は、吸血鬼に両親と妹を人質に取られ、吸血鬼のエサとして本土の人間を彼岸島に連れてくる役目を負わされていました。
 
冷はタブーを犯して彼岸島を吸血鬼の島にしてしまった篤(鈴木亮平)のことは憎んでいましたが、そんなに悪い人ではありませんでした。篤が彼岸島を吸血鬼の島にしてしまったことを誠意をもって謝罪すると許してくれました。
  
 
 
●神官一族が皆殺しにされた後、民俗学者の柳島はしばらく神官一族の代理として神社で神主をやっていました。この情報を得た明たちは、柳島が神主をやっていたという神社のどこかに501が隠されているのではないかと考えました。
 
万が一廃坑の封印が解かれてしまったとき、次の防衛線は彼岸島になります。彼岸島で吸血病の蔓延を食い止めなくてはなりません。柳島が501を彼岸島の外に持ち出したとは考えにくいです。
 
案の定、501は神社の建物(本殿?)に隠されていました。501があれば、雅(栗原類)の息の根を止めることができるかもしれません。それにしても501は半世紀以上も昔の薬剤です。成分が変質していることはないのでしょうか(そんなこと考えちゃいけない?)。
 
 
●吸血病に感染してしまったケン(遠藤雄弥)は、ユキ(山下リオ)の血を吸うことによって、亡者とはならずに吸血鬼になる道を選びました。
 
ケンは吸血鬼でありながら吸血鬼のボスの雅に反抗する人間の味方の吸血鬼になるのかもしれません。禁断症状(?)が起きなければ吸血鬼も普通の人間とたいして変わりません。人間の血が吸いたくなればいつでもユキが人間の血を提供してくれます。
 
 
 
●ユキは幼馴染みだった明のこともケンのことも好きでした。それでもどちらか一人を選べといわれたら明を選んでいたと思います。ところがユキは自分から明に告白することをしませんでした。自分からは告白しないで、二人のうちどちらか先に告白してくれた人と付き合おうと決めていました。内心では明のほうが先に告白してくれることを願っていたと思います。しかし、先に告白してきたのはケンのほうでした。ユキはケンと付き合うことになりました。
 
 
ケンはユキの本命は自分ではなく明なのではないかと薄々感づいていました。明も自分に遠慮しているだけでユキのことが好きなのは間違いありません。ケンは衝動的にユキに告白してしまったことを後悔しました。三人の間にあった幼馴染みの心地よい関係は失われてしまいました。
 
東京の大学に進学した明とユキに対してケンは地元に残りました。もう屈託がなかった昔の三人の関係に戻ることはできません。ケンは自分が身を引いて東京で明とユキが仲良くなってくれることを願っていました。
 
 
そういうことならケンはもっとはっきりと言葉でそういうべきでした。たとえば、

 「おい、明。ユキが本当に好きなのはお前のほうだ。東京でユキに告白してユキと付き合え。オレは地元で暮らしていく。ユキのことは諦めるから気にするな」
 
とかなんとか……。
 
まあ、大半の男というのはいざとなると優柔不断になってしまいます。ケンのような男気のある性格でもいざとなると未練が邪魔をします。明とユキをくっつけようとしながらも、心のどこかでそうならないことを期待していたりします。

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