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2013年12月19日 (木)

小池真理子原作のテレビドラマ「恋」を観る・その3


 

 

 

 

 

 
●別荘の誘蛾灯が故障したので信濃電気という地元の電気屋に修理を依頼することになりました。信濃電気では大久保勝也(斎藤工)という青年がアルバイトで働いています。修理にやってきたのはその青年でした。
 
大久保勝也は無愛想で危険な香りのする男です。信太郎(井浦新)は大久保を見詰める雛子(田中麗奈)の目つきがおかしいことに気がつきました。信太郎は雛子が二度と大久保と接触しないように、月末に集金に来るという大久保に無理やり修理代を渡すと大久保を追い返してしまいました。しかし無駄でした。
 
雛子は大久保勝也という青年に身も心も奪われて肉欲に溺れていきます。布美子が永遠に続けばいいと思っていた片瀬夫妻との甘い関係はひと夏で終わってしまいました。
 
 「わたしは好きだった雛子さんを嫌いになりました。半田や副島とゲームのような恋愛を楽しむ彼女には微塵も汚らわしさを感じなかったのに、少女のように大久保勝也を恋焦がれる雛子さんには不潔さを覚えたのです」
 
 
 
●翌年の1972年2月27日。雛子が突然布美子のアパートを訪ねてきました。雛子の顔にはアザがあります。雛子は夫の信太郎に暴力を振るわれていました。信太郎は半狂乱になって雛子を殺すとわめいています。原因はすべて大久保勝也にあります。雛子は本気で大久保勝也を愛してしまいました。(雛子が)本当に愛しているのはボクだけだ」と言っていた信太郎の自信は吹っ飛んでしまいました。
 
 
 
●布美子は信太郎から究極の秘密を打ち明けられました。
 
 「雛子とボクは血が繋がっているんだ。腹違いの兄妹なんだよ」
 
信太郎は雛子が元子爵の二階堂忠志の令嬢であるとは知らずに、同棲して、駆け落ちして、結婚の契りを交わしてしまいました。信太郎は私生児です。父親はやはり二階堂忠志でした。信太郎が事実を知ったときはもう手遅れでした。雛子を心の底から愛してしまって離れられなくなっていました。
 
 「別れるなんて死んでもできなかった。どうすれば死ぬまで離れずにいることができるのか、夫婦になることが二人で悩み抜いて出した結論なんだよ。雛子はボクの妻で、妹で、かけがえのない分身なんだ」

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