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2014年8月 9日 (土)

松雪泰子主演「家族狩り」第6話を観る・生きれば生きるだけ、人生つらくなるんだ。あんたも覚悟しときな。

●次々と起きる連続一家心中は、一家心中に見せかけた殺人(=家族狩り)なのでしょうか。そうだとすると犯人は誰なのでしょうか。ドラマではいかにも氷崎游子(松雪泰子)が家族狩りをしているかのような思わせぶりなシーンが多いです。でも、一番怪しいのは警視庁捜査一課の馬見原光毅(遠藤憲一)です。馬見原は家族狩りの容疑者として氷崎游子を疑っています。しかし家族狩りは馬見原の妄想による自作自演の可能性も濃厚です。

 
馬見原光毅の人生は暗澹たるものてす。息子の勲男(岡山智樹)の自殺が原因で妻の佐和子(秋山菜津子)は精神を病んでしまいました。娘の真弓(篠田麻里子)からは死神呼ばわりされて忌み嫌われています。息子の勲男の自殺以来、かつては有能な刑事だった馬見原の勘も狂いっぱなしです。今ではダメ刑事の烙印が押されてしまい、警察署内でも相手にされなくなっています。人生にくたびれた馬見原が浮気の一つもしたくなっても不思議はありません。

 
馬見原の妻の佐和子は精神病院を退院しましたが、妙にハイテンションだったかと思うと急に落ち込んだり、いまだに精神状態は不安定です。佐和子は夫・光毅の浮気を疑って、浮気相手と思い込んだ冬島綾女(水野美紀)を殺そうとしました。浮気と疑われても仕方がないほど光毅は元夫の暴力から綾女とその息子の研司(須田瑛斗)を親身になって守ろうとしていました。でも、肉体関係があったわけではありません(たぶん)。


 

●第6話では実森家で新たな一家心中事件が起きました。実森勇治(岡山天音)は桐明学院高校の生徒ですが、学校には行かずに引きこもっています。家では母親の智代(占部房子)に暴力を振るいます。勇治が激高して暴れだすと手がつけられません。

 
父親の貞男(佐伯新)は家には寄り付かず、会社の近くにウイークリーマンションを借りて暮らしています。不登校の息子は智代に任せっきりです。身勝手で無責任に思われる貞男てすが、貞男も精神的に追い詰められています。

 
 「わたしには、この家族を愛するモチベーションはもうゼロだ。ひどい奴でしょ。私自身、その自分の気持ちをずっと否定したかった。しかし今、あなた(氷崎游子)の言葉を聞いてはっきりとした。わたしには、この家族を続けていくためのエネルギーがない。すまん。死ぬまでこの気持ちは語るまいと思ってた。上っ面だけでもおまえたち(智代と勇治)に合わせて夫や父親を演じようと思ってた。しかし……もう無理だ」

 
この貞男の言葉は、離婚の経験のある人には、離婚を決意したときのオレの気持ちとまったく同じだと思ったのではないでしょうか。

 
 
夫の貞男の本音を知ってしまった智代は絶望して死のうとしましたが、氷崎游子に止められました。惨劇が起きたのはその日の夜です。


 
引きこもりの勇治も唯一美術教師の巣藤浚介(伊藤淳史)には心を開いていました。その浚介に勇治から不在着信がありました。留守電に入っていたのは、涙声で「さよなら」の一言です。

 
不吉な予感がした浚介はあわてて実森家に駆けつけました。しかし時すでに遅しです。勇治の両親が一階の居間で椅子に縛りつけられたまま惨殺さていました。浚介が二階に駆け上がって勇治の部屋に入ると、勇治も自分の部屋で死んでいました。

 
茫然自失のまま浚介が一階に下りてくると、椅子に縛りつけられていた勇治の両親の遺体がありません。キッチンで水道の音がします。なぜか游子が来ていました。游子は勇治の両親の遺体をキッチンに運んで顔についていた血を拭いていました……。

 

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