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2016年6月12日 (日)

「ゴルゴ13」第562話「Gの遺伝子 中編-2」を読む

ゴルゴ13はゴベール夫妻と面識がありました。10年前左腕を撃たれて負傷した4歳のファネットを救出してジャン・ミッシェル・ゴベールのところに連れてきたのはゴルゴ13でした。
 
その後、ゴベール夫妻は、傷ついたファネットを迎え入れて養女として育てることにしました。ファネットを危険な世界から守るためです。

ゴルゴ13がゴベール邸を訪れたのはファネットに届け物があったからです。その届け物が何であるかは不明です。
 
 
 
PART 1 貴重な情報
ゴルゴ13は、情報屋を使ってファネットのゆくえを捜しました。ファネットに関する情報はすぐ手に入りました。情報屋によれば、その日の朝、ファネットはバー"ハンガリー狂詩曲"のあったモンマルトル西南部にいたというのです。情報源はファネットと接触したあのお婆さんです。
 
お婆さんが情報屋の知らなかった"皆殺し事件"の話をするので、情報屋はつい失礼なことを言ってしまいました。

 「そんな話は聞いた事ないぜ。もうろくしてんじやないだろうな。婆さん?」

 「女性に対して何て事を言うんだいっ!!」

情報屋はお婆さんに怒られてひっぱたかれてしまいました。"もうろく"といわれたのが気に障ったのか、"婆さん"といわれたのが気に入らなかったのか、とにかくお婆さんはすごい剣幕です。

"皆殺し事件"は不法移民の事件として闇に葬られていました。情報屋が知らなかったのも無理ありません。

 「不思議な事に、あの娘は……銃撃で皆殺しにされたって事を、知っていたんだよ……考えてみればあの顔、あの泣きぼくろ、あそこで殺されたバイオリン弾きの女によく似ていた……まさか、ゆ、幽霊じゃないだろうね……」

お婆さんはファネットが車で連れ去られていく現場も目撃していました。情報屋には情報屋仲間のネットワークがあります。ファネットを連れ去った車の行き先も10分もすればわかるみたいです。
 

 

PART 2 忌まわしい過去
パリ郊外の廃ワイナリー(ワイン工場)に監禁されていたファネットは、記憶の底に眠っていた忌まわしい過去の細部を鮮明に思い出していました。すべては鮮明なのに、ひとつだけファネットの記憶の中で奇妙な現象が起きていました。バイオリン弾きだった母親を殺害した人物(おそらくはゴルゴ13)が、記憶の中では死神(骸骨人間)になっているのです。
 
 「ママンは死ぬ間際……私に手を伸ばした後、あの死神に、何かを訴えていたような……あの時のママンの顔には、殺されることに対する恐怖感はなかった気がする……それは……何故なんだろう……私も恐怖を覚えなかった……それどころか、私は、あの死神の行為(ママンを射殺した行為)にホッとした記憶がある。それはどういう事なんだろう……更に私は、あの死神に懐かしささえ感じている……」
 
ファネットの記憶の断片から推測できることは、次の3点です。

1. 死神はファネットの母・スザナの殺害を何者かに依頼された。

2. スザナは死神に殺されることを望んでいた。

3. 死神はスザナを射殺した。

 

その後の出来事については、ファネットは気を失っていて記憶がありません。いや、恐ろしい惨劇の記憶も失われていました。気がついたときは、ゴベール夫妻がファネットの目の前にいました。

 
 
 
PART 3 親子鑑定
ファネットが監禁されている廃ワイナリーには監視カメラが設置されていました。ファネットはPRISM管制局の職員によって常に監視されていました。ファネットが目覚めた様子も監視カメラに映っていました。

職員はファネットのDNA解析データをシリコンバレーのカーク局長のところに送っていました。まずはゴルゴ13との親子鑑定をしてからファネットの聞き取り調査を開始するつもりです。
 
 
 

PART 4  2人は親子
話が横道に逸れますが、かつては疑問視されていたネアンデルタール人(旧人類)と現生人類の混血が、実は行われていたという研究結果が最近になって発表されました。

Wikipedia の「ネアンデルタール人」の項に次のような記述があります。

現代人に受け継がれたネアンデルタール遺伝子(最新の研究による)

2010年5月7日のサイエンス誌に、アフリカのネグロイドを除く現生人類の核遺伝子には絶滅したネアンデルタール人類特有の遺伝子が1-4%混入しているとの研究結果が発表された。これは、現生人類直系祖先であるホモ・サピエンスが出アフリカした直後すなわち10-5万年前の中東地域で、そこに既に居住していたネアンデルタール人類と接触し、混血したこと、一方でアフリカ大陸を離れなかった現生人類はネアンデルタール人類と接触しなかったことによる。 すなわち、出アフリカ後の中東で混血しその後にヨーロッパやアジアなど世界中に拡がった現生人類は、約3万年前に絶滅してしまったネアンデルタール人の血を数パーセント受け継いでいることが明らかになった。

さらに2014年の研究では、ホモ・サピエンスがネアンデルタール人と混血したのは今から6万年くらい前のこととしている。 ネアンデルタール人からの混入遺伝子は、現生人類の皮膚、爪、髪形成などの繁殖に重要でない遺伝子部分に細分化されて多く残っており、白っぽい皮膚、金髪や赤毛、青い目などいくつかのコーカソイド的な特徴はネアンデルタール人から受け継いだ可能性が高いとしている。

またこれとは別に、シベリアのアルタイ山脈の遺跡で発見されたデニソワ人はネアンデルタール人の兄弟種にあたり、現生のアジア民族特にポリネシア人やメラネシア人にはデニソワ人遺伝子も混入しているとの研究が、2010年12月に発表されている。

 

こんな話もあります。子どもの才能の有無が遺伝子検査で分かるため、中国のセレブは「DNA鑑定」で子どもの将来を決めているらしいです。無駄な努力を避けるためにはいいのかもしれませんが……なんだかなあ(詳しくは → http://matome.naver.jp/odai/2139745357303821001) 。
 

 

さて、DNA鑑定の結果です。ゴルゴ13とファネットは親子であるという結果が出ました。おそらく確率は99.9%です。
 
PRISM管制局のカーク局長が何をしようとしているのか難しくてよくわかりませんが、ゴルゴ13のルーツというのはゴルゴ13の遺伝子のことで、ゴルゴ13がどんな遺伝子を持っているかがわかれば、ゴルゴ13の体質や持病、今後どんな病気にかかるリスクが高いかまで、すべてわかってしまうらしいです。
 
 
 
PART 5 脱走
NSA(アメリカ国家安全保障局。アメリカ国防総省の諜報機関)の4人の職員がファネットを迎えに来ました。ゴルゴ13との親子関係が明らかになったことで、ファネットをアメリカに移送するつもりです。アメリカに移送されればファネットは一生飼い殺しにされます。

ファットは抵抗しました。ファネットのことを小娘だと思って油断していると痛い目にあいます。ファネットの身体能力はオリンピックの体操選手並み、柔道も有段者です。ファネットは拳銃を奪って応戦しながら隣の建物に逃げ込みました。

しかし隣の建物には少し腕の立つ殺し屋風の男が待ち構えていました。大ピンチです。でも殺される心配はありません。ファネットは大切な切り札です。それに、そろそろゴルゴ13が現れるころです……。

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